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アイスランド・シンクヴェトリル国立公園(地球の割れ目ギャウ)①

2016/09/29 (2日目) 続き

レイキャビクから1号線を離れ、東へ、アイスランドの中央へとバスは走ります。どんどんと人の気配が減り、自然豊かな景色が広がっていきます。
どこかで見た事があるような、それでいてどことも違う、私がアイスランドに期待していたのはそんな風景だったので、期待通りです。

レイキャビクからシンクヴェトリル国立公園への道車窓風景


レイキャビクの中心部からまだ30分くらいしか走っていません。それでこの人を寄せ付けない大自然です。真っ青な空に、景色の美しさを程よく彩る雲、秋色の大地に流れる川。天気の良さも相まって既にアイスランドの虜になったようです。

レイキャビクからシンクヴェトリル国立公園への道車窓風景


10:53 シンクヴェトリル国立公園の駐車場に到着です。シンクヴェトリル国立公園は地球の裂け目ギャウの見られる所で、周辺にある間欠泉や滝などと合わせてアイスランドのゴールデンサークルとして観光のメッカです。バスを降りると、過ぎゆく秋を感じさせる冷たい風で体が縮こまります。

シンクヴェトリル国立公園駐車場


観光の前に駐車場でトイレタイムです。バスを降りて寒さは感じたけど、まだ必要ないので近くにあった地図など見ながら皆さんを待ちます。遮るものがない吹きっさらしの場所、上着のファスナーを首先まで上げ、手袋をして準備万端にしておきます。

シンクヴェトリル国立公園の有料トイレ


ここ、今回のアイスランド観光中唯一の有料トイレですが、空港でガイドさんが言っていた通り、クレジットカードでも支払いができます。無人で機械が置いてあり、ドイツのようなゲートがあります。200クローナ(約200円)。

シンクヴェトリル国立公園のトイレ使用料はクレジットカードでも支払える


全員揃ったらまず展望台のような所へと歩きます。公園内は遊歩道が整備されていて、靴はなんでも大丈夫そうです。

シンクヴェトリル国立公園展望台へ


展望台からの眺め、まずは右の方にアイスランドで一番大きい湖、シングヴァトラバトン湖のほんの隅っこにあたる部分が見えます。そして足元には地球の割れ目ギャウを見ることができます。

シンクヴェトリル国立公園展望台から見たシングヴァトラバトン湖


巨大な湖の全体像はここから見えるものではありません、入り江のようになっているほんの一部分だけ、割れ目を見に来たはずが、美しい湖の光景に思わずうっとりと見入ってしまいます。

シングヴァトラバトン湖


地球の割れ目という意味では左側を見るとよりはっきりと分かりやすいです。有名なアルマンナギャウ、世界遺産に指定されたユーラシアプレートと北アメリカプレートの境目が避けてできた割れ目です。

シンクヴェトリル国立公園地球の割れ目ギャウ


展望台からの景色を楽しんだ後は、そのギャウの割れ目の中を歩きます。なだらかなスロープの両側に崖が壁のようにそびえます。思っていたよりもこの裂け目は幅が狭いように感じます。

地球の割れ目ギャウへ下りる道


段々と下って行くと、どんどん壁が高くなり、そして裂け目の幅も広がってきたように思います。荒れ狂う濁流が削って作ったペトラ遺跡やアンテロープキャニオンの道は、まさに長い年月をかけて繊細に削られた感じでしたが、こちらは割ったという表現がぴったり、横にプレートがひっぱられて、ピキピキバリッと割れたような荒さを感じます。

地球の割れ目ギャウを歩く


やがて道はかなり広くなり、崖がかなりの高さになり、視界が開けます。パンフレットやガイドブックで見た事のある景色です。歩いたら足元の大地が割れそうな感じがしないかなと思ってましたが、大自然はどんと構えていてそんな不安はまるで感じません。

シンクヴェトリル国立公園地球の割れ目ギャウ


ギャウを歩いて、高い壁の後半で振り返ります。ここまで来ると規模の大きさがはっきりと分かり、裂け目の底を歩いている実感が沸いてきました。通常プレートがぶつかってできるこうした場所は深い海底にあることが多く、地表で見られるのはとても珍しいそうです。

シンクヴェトリル国立公園地球の割れ目ギャウの岩壁


さて、壁の先まで行くと国旗と観覧席のような所がありました。そこは930年、世界最初の民主議会アルシングが開かれた議会制民主政治確立の場所です。崖を背景に声が通りやすかったからその地が選ばれたと言われています。たくさんの人が座ってガイドの声などに耳を傾けていました。その議会ポイントからの眺め、平原に川が流れる美しい光景です。

世界発の民主議会の場所から見た雄大な景色


遊歩道が続いていて、あそこを歩いたら気持ちよさそうだなぁと眺めていましたが、私たちも歩くようです。駐車場まで来た道を戻ると思っていましたが、どうやら違うようです。
この先もちょっと楽しみです。

シンクヴェトリル国立公園遊歩道


次回シンクヴェトリル国立公園の後半をレポートします♪

アイスランド・シンクヴェトリル国立公園(地球の割れ目ギャウ)②

2016/09/29 (2日目) 続き

民主議会開催ポイントから水辺に遊歩道を下りて行き、川を渡ります。人の手が加わっていない自然のままの美しい川です。

シンクヴェトリル国立公園を流れる川


川の水はとても澄んでいて見るからに冷たそうです。よく見ると、魚がいます。
魚が池の鯉ほどに大きくてちょっぴりびっくりしました。こうしたきれいな川にはメダカサイズからせいぜい鮎くらいの魚がいると勝手に想像していたからです。

シンクヴェトリル国立公園を流れる川の中


水辺の遊歩道をさらに歩きます。シンクヴェトリル国立公園は世界遺産ですが、先ほどの世界初の民主会議が開かれた場所ということで文化遺産です。でも、自然も遺産的な価値があると思えるほどきれいで、それでいてほっとする風景なのです。

シンクヴェトリル国立公園の水辺


川を背に少し歩くと、川の景色とはちょっと違った、池のような所に出ました。私はギャウとは大きな一本の切れ目だと思っていましたが、そうではありませんでした。力のひずみは一極集中で現れるわけでもないので、周辺にはこうして小さな割れ目がいくつもあるのです。そこに地下からの水が溜まった空間です。

シンクヴェトリル国立公園のギャウのひとつ


こうした地球の割れ目はいくつかみられます。こちらの方が分かりやすいかな。人を寄せ付けない神秘的な、そして底知れない深さを感じさせるギャウです。こうしたギャウの中には、氷河から解け出た水が流れ込んだ深い洞窟状のギャウが湖の方にあり、ダイビングスポットとして知られています(シルフラの洞窟)。

シンクヴェトリル国立公園のギャウ


こちらのきれいな水が溜まったギャウは、ペニンガギャウといい、願いを込めてコインを投げるというトレビの泉的な場所になっています。キラキラ光るコインが水面からもよく見えます。私も記念にコインを投げてきました。こんな時は1円玉とか、補助通貨サイズのものがオススメ、軽いので落ちるのに時間かかりますから・・・。

ペニンガギャウ


ペニンガギャウからはまた水辺を歩きます。先ほど歩いた大きな割れ目であるアルマンナギャウの右手を見ると、滝が見えました。オクスアルアゥルフォスという滝です。北アメリカプレート側からユーラシアプレート側へと流れ落ちています。

ペニンガギャウの方から見たアルマンナギャウ


水辺を歩きながらアルマンナギャウを見ます。下から見ると、大地に立ちはだかる巨大な壁です。

シンクヴェトリル国立公園下から見た地球の割れ目アルマンナギャウ


今歩いているユーラシア側、水辺には教会がかわいらしく建っています。北アメリカプレート側の展望台で最初に見た景色で、大自然の中に唯一見えた建物です。
周辺の景色にマッチしたかわいらしい建物です。

シンクヴェトリル国立公園に建つ教会


後は川沿いをバスの待っている駐車場へと歩きます。最初の駐車場は崖の上でしたが、バスは下の駐車場まで移動して待っていてくれているようです。地球の割れ目は毎年2,3㎝の地面を生み出していると言います。今歩いている辺りもほんの少しずつ動いているのでしょうね。

アルマンナギャウと川


湖の端の所に出ました。この左手あたりにシルフラの洞窟もあるようです。そこは水面下63mと言うのですから、この辺りの亀裂にはかなり深いものがある訳ですね。そんなダイナミックな場所には見えない静かな風景です。

シングヴァトラバトン湖


こちらシンクヴェトリル国立公園の地図です。左上の駐車場から右下に向かって歩き、地図の真ん中より手前で下へ川を渡って川沿いを左上方面へと歩いた感じです。滝の方へはいかなかったので地図で見ると一部分しか見ていないようですが、ハイライト部分を周りだいたい1時間といった所でした。崖の下の駐車場まで歩き、バスに乗って11:50出発です。

シンクヴェトリル国立公園の地図


次はゴールデンサークルの見所のひとつグトルフォスという滝へとバスは走ります。車窓には時々馬などを見ますが、とても小柄です。なんでも昔連れてこられる際、船に乗せる都合上、小さくて強い馬を選んだことからアイスランドの馬はみな小型なのだそうです。

シンクヴェトリル国立公園の近くの車窓景色


車窓には大自然の中にときどき小さな家を見ることができます。サマーハウス、元は第二次世界大戦の時の避難小屋だったのが、今では人気の別荘となっているそうです。首都から車でちょこっとの距離なので、週末のリフレッシュにはぴったりかも知れません。

サマーハウスがぽつぽつ見られる


やがて右手の遠くに大きな山が見えてきました。ヘクラ火山、アイスランド南部にある標高1491mの火山です。この辺りからは普段あまりはっきり見える山ではないそうです。今日は天気がよく、景色がとてもキレイです。

遠くにヘクラ火山


次回はグトルフォスをレポートします♪

アイスランド・グトルフォスの滝①

2016/09/29 (2日目) 続き

11:50にシンクヴェトリル国立公園を出たバスは途中、間欠泉で有名なゲイシールの脇を通り、グトルフォスの滝へと向かいます。車窓景色は常に雄大な自然が広がります。雄大なのに、一切眠気に誘われないのはこの気持ちのいい天気のせいでしょうか。

アイスランドの風景


12:40 グトルフォスの滝上にあるレストランに到着です。観光の前に、先にランチです。
どこに滝があるの?と思うような平原にぽつんとあり、滝への入口を兼ねています。レストランというか、ビジターセンターみたいなものでしょうかね。

グトルフォスの滝の上にあるレストラン


周辺に他にお店もないので、たくさんのツアー客にも対応できるようになっています。直接滝は見えませんが、雄大な自然を眺めながらお食事ができます。

グトルフォスの滝上にあるレストランの眺め


とてもおいしいトマトのスープの後、メインはサーモンでした。コーヒー紅茶付です。外の気温は低めですが、照り付ける太陽が暑いくらいに感じます。おいしいランチの後は、終わり次第各自滝の見学です。

グトルフォスの滝上にあるレストランで食べたサーモン料理


13:30 食後、トイレを済ませ、しっかりと上着を着こんで建物を出ます。正面に見える山、その左側にまるで雲のように見える氷河(写真中央)がありますが、あれが滝の水の源、ラングヨークトル氷河かな?

グトルフォスの滝の上から見える氷河


その氷河がかすかに見える山を左手に、間違えようのない遊歩道を歩きます。吹きっさらしの風が結構冷たいです。ガイドブックなどで見る写真では滝はかなり大きいのですが、どこにあるの?そんな感じの風景です。

グトルフォスの滝への遊歩道


遊歩道を進むと分岐点に地図がありました。ここから遊歩道は二手に別れ、一方は滝の側を、もう一方は滝を上から見ることができるようです。時間はたっぷりあるので、両方行くことができます。

グトルフォスの滝の地図


まずは上から見ることにしました。まっすぐ進むと、ちらっと滝が見えてきました。
なるほど、渓谷の切れ目に落ちていく滝、川はここから地面の下の方を流れるので、全然存在が見えなかったのですね。

グトルフォスの滝、上の遊歩道


展望スポットまで来たら、滝の全体像がやっと見えました。下の歩道を歩く人が豆粒のように見え、滝のスケールの大きさを実感します。幅70m、2段構えの堂々たる滝ですが、ここからは下の段は上の方しか見えません。グトルフォスは黄金の滝という意味だそうで、黄金かどうか別として確かに輝いて見えます。

上の遊歩道から見たグトルフォスの滝


遊歩道はさらに奥へと伸びているのでもう少し行ってみます。やたらと風が冷たく感じます。
風を通さない上着と手袋必須です。

グトルフォスの滝の上の遊歩道


滝の始まる部分まで来ました。ラングヨークトル氷河から流れてくるヴィータウ川は、静かな流れをここで一変させます。

グトルフォスの滝に流れ込むヴィータウ川


一段目の滝は緩やか、すぐ近くの岩場にたくさんの人がいるのがわかります。あそこまで行けるのか、すごい迫力だろうなあとちょっとワクワクします。

上から見たグトルフォスの滝上段


そして右手を見ると、先ほどよく見えなかった2段目の滝がよく見えます。30mの落差があるそうですが、こうして引いて見ると逆にその大きさがよくわかるように思います。
すごい水しぶきです。

上から見たグトルフォスの滝


上の道はほぼ平坦、次は下の道に行くべく来た道を分岐点まで戻ります。
分岐点には案内図の他に説明パネルなどもあります。冬の滝の写真も圧巻です。見てみたいと思いますが、かなり寒そうですね・・・。

冬季のグトルフォスの滝の写真


これから階段を下りて、下の遊歩道へと向かいます。
この辺りから滝の全景がきれいに見えます。よく見る写真はちょうどこの辺りの角度ですね。
とても美しく、見ごたえのある滝です。

輝くグトルフォスの滝全景


次回は下の遊歩道をレポートします♪
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