ブータン・パロのツェチュ祭トンドルのご開帳

2015/04/03 (14日目) 続き

詰め込まれた予定をなんとかこなし、後は町のレストランで夕食を取るだけです。レストランの予約が19:00で、少しだけ時間があるので希望者をショッピングに連れて行って
くれることになりました。町の商店街の裏道でバスを止めます。

夜のパロの町


18:25 ガイドがパロの町中にあるお土産屋へ連れて行ってくれました。一般的なお土産が揃っている他、織物は店内で作っています。私はずっと民族衣装を着ていたので、店員からブータンで暮らしていると勘違いされいろいろ話しかけられました。

パロのお土産屋さん


女性の民族衣装キラは手織りということもあり、ただの布に近いのに、かなりのお値段がします。高いもので、2000ドル。同じツアーの女性はベッドカバーにするのだと言って、値切った上で1000ドル近いものを購入していました。綺麗ですが私には手の出ない代物です。

高価なキラ


19:00 町のレストランで夕食です。ブータン伝統料理ケワダツィ(じゃがいものチーズ煮)を含むブッフェです。ブータンの料理はバラエティに富んでいるとは言い難いので、毎回ビュッフェで数種類が出ますが、量を調節できるだけだし正直飽きてきます。でも山菜がおいしいです。

最後のブータン料理


20:15 2連泊のホテル、サムデンチョリングに戻ってきました。と言っても1:30にはトンドルの開帳を見に行くので寝る暇はありません。部屋に戻ると、昨日は問題なかったのに、お湯が出なくなった事に気付きました。というより、あれ、水も出ない!

どの蛇口をひねっても何も出ないので、嫌な予感がしましたが、そう、トイレも流せないことが判明します。これは流石に困るので、フロントに水が全く出ません~と言いに行きます。しかも清掃にも入ってないことがわかり、タオルの交換やトイレットペーパー貰いに行ったりと忙しいです。

水道は治るのに時間がかかり、別棟のレストランまでトイレにいかなければなりません。外に出たら、バケツで何杯もお湯を運んでいるのを目撃しました。お湯の出ない部屋がたくさんある模様です。私たちの部屋は、ちょろちょろと水もお湯も出るようになったので、バケツにためてシャワーを使うことになりました。

2015/04/04 (15日目)

0:45 ノックでうとうとしていた目を覚まします。ところが、今度は、電気が点きません!ブレーカーが落ちたようで、隣の部屋もつかない模様です。それにしても、水も電気もろくに供給できないホテルなんて泊まったことがありません。このホテルはツアー客が泊まるようなホテルじゃないのは明白です。まして少々高めの旅行会社を利用したのにも関わらず、最後の宿泊ホテルの費用をケチられたのは明らかで、憤りを感じます。

1:30出発予定が2:15出発になったものの、真っ暗な中、懐中電灯で急いで身支度をします。気温は7度くらいと寒いので、薄手の上着を2枚重ね着します。
2:15に出発しますが、数名がもう疲れたからお祭りの見学はいいと観光をキャンセルしていました。最後のホテルの不備が体力だけでなく気力にも決定打を与えたようです。

2:30 バスは駐車場まで上がれないらしく、ゾンの下、伝統的な橋の所から歩いてツェチュ祭の会場まで上がります。結構上り坂が長くてきついです。地元の人が奇声を上げながら追い抜いていきます。周囲の人を起こして会場へ行こうぜ、と呼びかけているらしいです。

パロ・ゾンへの坂はきつい


息を切らしながらゾンの所まで上がりますが、お祭りのハイライトと言いながら、思ったほど人は来ていないようです。暗闇に浮かぶ白いパロ・ゾンが幻想的です。

真夜中のパロ・ゾン


昨日の昼と同じツェチュ祭の会場ですが、人はまばらで、簡単に階段席の下の方を確保できました。ここで、お祭りの最後の日の夜明け前、祭りの締めくくりにトンドルと呼ばれる軸装仏画が開帳されるのです。なんとこの仏画を拝むだけで解脱が得られるという代物です。

ツェチュ祭最終日の未明にはトンドルの御開帳


100円ショップで買った折り畳みクッションの敷物に座り、待つこと50分、3:30頃にやっと会場にトンドルが運び込まれました。それを吊るす準備をしているのを見ます。この一連の準備の前から寝ずに見る価値が果たしてあるのかとちょっと疑問に思います。

トンドルを取り付ける様子


トンドルの前では着々と祭壇も作っています。
正直結構暇ですが、トンドルが開帳されるまで時間があるからと言って、暗いので本を読みながら待つとかもできず、手持無沙汰です。

トンドル前に祭壇の準備


トンドルの取り付けが終わると、建物の上からひっぱり上げるようにして吊るしていきます。よく見ると、建物の上にもかなりのスタッフがいるようです。

トンドルを引き上げる人たち


ゆっくりトンドルが開いていきます。と言っても、思っていたほど時間がかかる訳でもなく、吊るし始めたら案外さっさと上がります。段々、絵が見えて来ました。

トンドル御開帳の途中


トンドルが上がりきると、最初にお坊さん十数人がトンドルの方へ列を作って行ったので、すぐにそれに続いて並びました。図々しくお坊さんの後ろにさくっと並んで係員に怒られるかなと思いきや、はい、列を乱さないでとか言われました。左端からトンドルの裾を触って祈願しながら、右まで抜けます。

トンドルの裾に触れてご利益を得る


よしトンドルも触ったし、ばっちりと思って、後ろを見ると、あっという間にものすごい行列ができています。皆、主尊グル・リンポチェの加護を求めて熱心に祈るために並んでいます。列は時間が発つにつれどんどんと長くなり会場の外まで続きます。

トンドルに触れるため並ぶ人々の列


離れてみるとトンドルの全体の図柄がよく見えます。グル・リンポチェと妃、八変化相などが描かれた巨大な布です。年一回見れる有難い仏画なので、信心深い現地の人は五体投地を繰り返し、体全体で祈りを捧げています。

パロ・ツェチュ祭のトンドル御開帳


トンドルを見終わった後集まっていると、見知らぬ人がお茶飲まないかと言ってきました。知らない人が売りに来たと勘違いし、冷たくあしらうと、実は私たちのグループのアシスタントで、荷物車の運転などをしていた人だと分かりました。ブータンに入った日からずっといたそうですが、一度も紹介されなかったので認識していなかったわけです。

しょうがの味がするミルクティーを頂いて、4:30前に祭りの会場を後にします。
またゾンの脇の道を下り、橋の下でバスに乗ります。

町と祭りを見守るパロ・ゾン


4:45 ホテルに帰ってきました。が、想像通り、まだ電気がつきません。もう厭きれて怒る気もおきません。というかそんな気力も残っていません。

6:00 ホテルを出発し、空港へと向かいます。もうすぐブータンともお別れです。
途中、車窓から、ゾンが見える所でトンドルがかかっているのがちらっと見えたので、見に行かなかった人に教えてあげました。ほんの5分、車を止めて遠くからでも見せてあげればいいのに、と思います。

というか、ほとんど寝ないで見に行くより、開いた頃、もしくは後にタイミングを見計らって見に行くというオプションも検討すればいいのに、と思いました。暗い中で、広げる様子を見ることはそんなに意味があるように思えませんでした。

次回はブータン国営航空ドゥルクエアーをレポートします♪

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No title

こんにちは!
今や電気もないと不安になる時代
水道は最低欲しい物の1つですからね~

いっそのこと
民族衣装で間違われるなら
ayaさん 観光大使になられては(笑)

Re: No title

こんにちは!

鍵かからない、ビール買い置きない、お湯どころか水も出ない、電気もつかない、すごいホテルですよね~。
Wi-Fiが繋がらないとか言う次元じゃなくなって、怒りより虚しい気分になりました。
なんというか、惨めだったというか。

民族衣装、すごく似合うんですよー、っていうか、日本人はブータン人とよく似ているかも。
日に焼けた顔ならばっちりと言う感じになりますね♪

お疲れ様でした。

16日は長いですね。私は最長12日なのでうらやましいです。
とても臨場感あふれるレポート、じっくり楽しませていただきました。更新されるのが待ちどうしい、手に汗握るような日々をありがとうございました。

お祭りのせいでまともなホテルは大手に抑えられたんでしょうか。一人部屋追加代金89,000円を払った方はどう思われたんでしょう。
秘境の場合、圏外(Faxも無い)・ペットボトルシャワー・ダニやヤモリがお待ちかね・星空トイレは当たり前ですが、注意書きがなかったとすると、少々地元手配会社になめられてるのかもしれません。カツを入れてやってくださいませ。

このレポートの間にayaさんは2度、私も2度出かけているので頻度は同じくらいですね。

いつかどこかでお会いできたらうれしいです!!

Re: お疲れ様でした。

こんにちは!

この旅行は後半特に怒り心頭なことが多かったので、ついついブログにもイライラが出ちゃったような
気がします。同室の方をはじめ、ご一緒した方達がいい方ばかりだったのが何よりの救いでした。

ブータンの場合は旅行の手配は国がやっているようなものですから、追加のお金を払えばホテルは何とでも
なるというのが実情のようですが、あのレベルのホテルに泊めても大丈夫と思った旅行会社が許せなかったですね。
秘境に慣れたお客さんたちだったので、対応さえきちんとしていればそれほど文句も出なかったのでしょうけど
添乗員の対応がまずかったですね・・・。
二度と利用しないという人も含め、私もアンケートにとても書き切れないため、別途文書を送った次第です。

それにしても、地球というのは案外狭いもので、偶然に出会うことは実際あり得ることですよね。
同じツアーに参加した人に、別のツアーでまた一緒になったことが4組もあります。
先日の旅行でもブログで交流のある方が一緒だったことが帰国後にわかりました。まだ先方は気付いていない
かも知れませんが、そういうこともあるんだなぁと思った次第です。
なので、うめ吉さんともどこかで既にお会いしているかもしれませんね??
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aya1103

Author:aya1103
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