ブータン・パロゾン~国立博物館

2015/04/03 (14日目) 続き

12:00 ツェチュ祭会場のすぐ前にあるパロ・ゾンの観光へ向かいます。ここはティンプーのタシチョ・ゾンと違って日中も入る事ができます。度々の説明になりますが、ゾンは地方行政と寺院の一体化した建造物で、県庁と国分寺を同居させたような存在です。

パロ・ゾン


ちょうどお昼どきなので、祭り会場の周囲では、たくさんの人たちがお弁当を広げてピクニック気分です。普段、ぽつぽつと建つ各家で暮らし、あまり遠くへ行かない人たちにとって、これだけの人が集まるのはこのツェチュ祭の間だけなのでしょう。特別なムードが漂っています。

ゾン周辺でお弁当を広げる祭りを楽しむ人々


肩にラチュ(正装用の布)をかけ、ゾンに入ります。中庭へと続く通路には、ゾンの入口にお決まりの図柄の壁画が色鮮やかに描かれています。こちらは六道輪廻図。天上界、阿修羅、飢餓、地獄、畜生、そして人間界と6つの道が分かりやすく描かれています。

六道輪廻図


中庭に出ると、調和の取れた美しい世界が広がっています。中央にやはり塔がたち、そこより奥側が寺院のセクションとなっているようです。タシチョ・ゾンよりは圧迫感のある気がするのは、気持ち中庭が狭いからかも知れません。

パロゾン中庭


このゾンも、中庭と寺院の一部にしか入場はできませんが、ブータン様式の美しい建築を見るだけで十分に価値があると言えます。やはり木のぬくもりと彫刻が非常に美しいです。

パロ・ゾンのブータン伝統建築


奥の寺院の方へ向かいます。ここは外壁に添うように建物が全部連なっていて、どこからどこまでが何の建物かよくわからない造りです。15世紀からの歴史ある建造物ですが、実際には20世紀にも火事があり建て替えられているので、歴史を感じるものながら、新しさも見られます。

パロ・ゾンの寺院


一番奥まで行って寺院へ入りますが、内部は撮影禁止です。靴を脱ぎますが、床は板張り、壁にはカーテンのように布がかけられています。壁絵を守るためにかけられているものなので、見たい人がめくって鑑賞することになります。

パロ・ゾン内の寺院入口


その寺院の入口の近く、ゾンの端から、パロの町がきれいに見渡せます。こうしてみると、やっぱり村レベルの集落です。中心部は中央やや右、商店街がそこにあり、その周囲は田畑で、山際にポツポツ家が見られる程度です。これがブータンの玄関口の町なのです。

パロ・ゾンから見たパロの町


商店街の手前にぽつんぽつんと邸宅が見えます。右の赤い屋根は3代国王の王殿で、左の素朴に見える建物が5代国王の王殿だそうです。

ゾンと町の間にある王殿


ゾンの見学が終わったら、ゾンからの長い道を歩いて下ります。川にはニャメ・ザムというブータン伝統様式の屋根付き橋がかかっています。当然車が通れないので、町とゾンを行き来するにはこの橋を渡るのが一番の近道です。車だと30分も遠回りしなくてはならないのは朝経験済みです。

パロの中心にある伝統様式の橋


橋の下を流れるのはパロ・チュ、とても澄んでいてきれいな川です。
12:45 橋を渡った所でバスに乗ります。



さぁ次はランチです。と、思いきやなかなかレストランに着きません。町をぐるーっと飛行場の向こう側を回り、一度止まった場所が間違った場所と分かって、結局辿り着いたのが、先ほどのバスに乗った橋の目の前にあるレストランでした。

バスに乗る必要はなく、橋も渡る必要すらなく、ゾンから下りた所にあったレストランについた時には、さすがの私も頭の血管が切れたかのように憤りました。
レストランの名前や場所も知らなかったのか、アイテナリに書いてないのか、と添乗員に問いただした所、ローカルレストランとしかなくて、こういうお国柄だと言います。

いくらガイド任せのお国柄とはいえ、旅程管理のために仕事として同行していて、散々トラブルがあり、皆相当疲れているのに、事前にガイドに何らの確認もしていないとはどういうことかと、ついに怒ってしまいました。謝るばかりでもはやドリンク1杯出そうともしません。

13:30 ビュッフェのランチです。なすのテンプラみたいのがおいしかったです。パスタに味がほとんどなかったので、持参のお吸い物の素をかけてみましたが、よく合います。

ブータンのランチビュッフェ


14:05 橋の所にバスが待っているからと言われ、レストランを出ます。伝統様式の橋の横にかけられた小さな橋を渡ってさきほどバスに乗った同じ場所へと向かいます。ランチを食べたせいで、余計に民族衣装がきつく感じられ、着替えたいという人が多いので、いったんホテルへ帰ることになりました。

パロ・チュを渡る


バスが待っているからとレストランを出たのに、またしても裏切られ、散々バスを待たされました。先ほど不要な45分の窮屈ドライブをしただけに、皆のイライラも頂点に近付いています。バスが小さく、窮屈な民族衣装を着てそのバスに乗るだけでも大変なのに、あちこちで待たされうんざりです。しかも先日飛ばした予定などをこなすために行程が忙しいので、気も焦るばかりです。

14:30 いったんホテルに戻り、民族衣装を着替えたい人はどうぞ、と20分だけ時間を取ってくれました。確かにキラはかなりきつく締めるので苦しいのですが、この後寺院に行くので、襟付きを着なくてはなりません。狭い部屋でスーツケースの奥から探すのも大変だし、着替えるならシャワーも浴びたいけどそんな時間はないので、私は着替えないことにしました。

15:00 再びバスに乗ってホテルを出発します。
15:15 やってきたのはゾンの上の方にある国立博物館です。3日前に来るはずだったのを後回しにしたために今日来ることになりました。入口にロッカーがあり、荷物は全て預けます。内部は写真撮影禁止です。

国立博物館


博物館には順路があり、まず仮面の部屋があります。ツェチュ際で使われる仮面が紹介されています。そして、16世紀からの仏画/曼荼羅、7世紀からの武器類、道具類などが展示され、さらにブータンで見られる動物類のはく製や展示パネルと続きます。

元々の博物館の建物は初代国王が幽閉されたというタ・ゾンという建物なのですが、地震で崩れてからまだ修復が終わっていないようで、痛々しい姿です。

地震で崩れたタ・ゾン(国立博物館)


この国立博物館はちょっとした高台にあるので、パロの町を眺めることができますが、町の半分を占める空港に離着陸する飛行機を見ることもできます。山に囲まれた谷の滑走路に降りていく飛行機を見るのはヒヤヒヤします。実際、パイロットに嫌われる、世界でも着陸の難しい空港として有名なんだそうです。

パロ空港に着陸する飛行機


次回はキチュ・ラカン~民家訪問をレポートの予定です♪

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No title

こんにちは aya1103さん
博物館が大好きなので
撮影禁止は残念でした。見たかったーー
展示物を守るためですものね。
それにしても・・・頭の血管が切れたら大変っ(^_^;)

Re: No title

こんにちは!

博物館、と言っても、歴史資料館的な感じでした!
もしかしたら本館が地震で修復中だから仮展示なのかも知れませんが・・・。
曼荼羅とか除けば、撮影禁止にする理由もあまりないように思ったのですけど。
それにしても、私は結構寛大なタイプだと思っていたんですが、同じ失敗を何度も
繰り返されるとさすがに頭にきちゃいましたね。

No title

ゾン

中から見ると
素晴らしいですよね^

怒りの旅でしたか(苦笑)
ストレス発散用 携帯式袋叩き人形がほしそうですね~

Re: No title

小さい国ながら特色ある建築物があるというのはいいですよね♪

日に日に怒りの種が増えていくこの旅、まだまだ最後まで気が抜けませんよ(笑)
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