ブータン・パロ(西岡記念館&西岡チョルテン)

2015/04/02 (13日目) 続き

15:25 タクツァン僧院下の駐車場を出発し、バス車内では心地よい疲れに身を任せるように体を休めます。達成感が高まっているので、もう今日は終わりという気分ですが、まだ観光が残っています。20分ほど走るとパロの中心を通ります。お祭りの期間中だからか華やかなムードです。

パロのメインストリートの商店街


町の広場には大勢の人が集まっています。お祭りの屋台街と言った感じのようです。
ちょっと覗いてみたいですが、残念ながらそんな暇はありません。

パロ・ツェチュ祭の屋台街


パロの町は想像していた以上に田舎で、町の中心の賑やかな通り、商店街は1㎞程度しかなく、店の数も数えられそうなほどしかありません。通り抜けたらあっという間に田園風景です。奥に見える大きな白い建物はパロ・ゾンです。

パロ・ゾンと田畑


そして町の中心のすぐ隣には空港があります。ブータン唯一の空港で、パロの町の半分を占めていると言うのが実情です。空港の建物ももちろんブータン風、奥の山裾にはまだパロ・ゾンも識別でき、その左が小さな町の中心になります。

パロ空港


16:15 西岡記念館に到着です。2014年7月にオープンしたばかりの施設です。西岡京治氏は日本人にはあまり知られていませんが、ブータンでは偉人みたいな人です。農業の指導、近代化に努め、ダショーという最高爵位を授けられた唯一の外国人でしたが、ブータンで亡くなられています。記念館にはパネルなどの他に、農機具などが展示されています。

西岡記念館


この西岡記念館で、西岡さんに関する古いフィルムを鑑賞しました。昨年できた施設なのに、この映像は私が見たこともない戦前の技術のようです。極度にぼやけた映像に、戦前ぽいナレーションがついていますが、戦前戦中生まれの方達にはナレーターが誰かわかるようで、懐かしいものを見ているかのようでした。

西岡記念館で見た擦り切れそうなフィルム


正直、早く終わらないかなこの試写会、という感じでしたが、女性は顔と手を洗わないのが良いとされるとか、焼き石で沸かした風呂に月に1回入るとか、昔のブータンの風習を聞いてちょっとびっくりもしました。17:05 西岡記念館を出発します。

バスはパロの町から遠ざかるように山の上へと登っていきます。
あっという間に山に囲まれたド田舎の景色が広がります。ブータンは農業の国で、西岡氏が日本などから持ち込んだ作物も多くあり、この地にしっかり根付いていそうです。

パロ南部の農村風景


車窓から奥の山肌をじっと見ると、先ほど行ってきたタクツァン僧院に似た景観が見えます。後で調べたら、同じように岸壁に作られたゾンダカ・ゴンパという寺院だそうで、いくつものお寺が連なっています。やはり人を寄せ付けない絶壁の途中です。

ゾンダカ・ゴンパ


17:20 種苗センターでバスを降り、門をくぐります。西岡チョルテンという仏塔を見に行くためです。

DSC


こちらが西岡チョルテン。山の上にあり、西岡氏が精を出していた実験農場などを見下ろす高台にあります。西岡氏の思い出として建てられたもので、お墓ではありません。ブータンでは火葬にし、川に流すのが習慣なのでお墓は存在しないのです。

西岡チョルテン


小さな国で、多くの人の助けとなる農業開発をして亡くなられた西岡氏のお陰で、今の日本とブータンは友好関係があるのかも知れません。西岡チョルテンを後にし、今日のホテルへとバスは移動します。車窓に見えたダルシン、この近さでやっとお経が印字されているのがわかります。ブータンにいるといろんな祈りが聞こえてくるようです。

ダルシン


18:00 パロのホテル、サムデンチョリング(SANDEN CHOLING)に到着です。第一印象はホテルというか、ユースホステルみたいな、というものでした。パロではホテルは町中にはほとんどなく、少し離れたひっそりした場所にあり立地がいいとは言えません。

サムデンチョリング(SANDEN CHOLING)


部屋は衝撃の狭さでした。スーツケースは広げる場所がありません。設備も悪いし、今までにツアーで泊まったことがあるホテルの中では最低です。ここに2連泊で、この旅最後の宿泊となりますが、ここまでの皆の不満と疲れを倍増させるようなホテルです。

サムデンチョリング(SANDEN CHOLING)の部屋


ドアの鍵がしまらない、お湯が出ないどころか水道の蛇口をひねる部分がない、毛布がないとか、部屋によっていろいろ問題があるようです。私たちの部屋はコンセントが壊れていましたが小さなことなので、クレームをつける気にもなりませんでした。
(もっとも後で次々と大問題が噴出します!)

バスルームはトイレにシャワーがついているのみで、それもかなり狭く、バングラデシュのクルーズ船なみです。

サムデンチョリング(SANDEN CHOLING)の部屋のトイレ兼シャワールーム


普通は安いツアーでも最後はいいホテルを利用したりして、終わりよければ全て良し、とするのが定石です。今回はホテルとは名ばかりのバックパッカー向け民宿みたいな所が最後です。他にホテルがない地域ならわかりますが、そうではありません。旅行会社がケチったか、手配が遅かったか、事前調査を誤ったかのどれかでしょう。

添乗員がいろんなお詫びがてら話しかけてきました。客は旅のベテランさんばかりの中、次々起こる問題に対処しきれず反省しているようだったので、まだ若い添乗員の成長を願って説教じみた話をする羽目になりました。自身は一度も添乗員付きツアーに参加したことがないというので、勉強がてら客になってみるのも大事ではと言ってみたが、そんなお金ありません的な事を言うので、お金払えばこそ何が足りないかよくわかるはず、さらに指導がましい事を口にしてしまいました。

19:00 DNR@HTL
パクシャパを含むビュッフェです。パクシャパとはブータンの代表的な肉料理だそうですが、大根と豚肉の煮込みです。煮込みという割に肉も大根も硬いです。西岡氏は野菜の育て方と一緒に料理ももっと教えるべきだったと皮肉な事を考えてしました。

ブータン肉料理パクシャパ


夕飯の時に、ビールの注文を取っておきながらなかなか来ないと思ったら、探しに行ったけど、なかった、今から買いに行く、というハプニングもありました。食事が終わる頃に戻ってきましたが、あきれるしかありません。普段客を取っていないホテルなのか、ホテル側の準備も悪いですが、何本あるかなど確認せずに注文取った添乗員もやっぱりダメダメです。

このホテルはWi-Fi無料ということでしが、技術的な問題があるようで、全然繋がりませんでした。連泊だし、直すようにリクエストしましたが、最後まで繋がりませんでした(そんな事最早期待しないという事が次々起こるのであまりクレーム言うのはよしましたが)。

レストラン棟の脇から、きれいにライトアップされたパロ・ゾンが見えました。
明日はこの旅のハイライトのひとつ、パロのお祭り、ツェチュ祭を見学するので、楽しみです。

パロ・ゾンの夜景


次回はパロ・ツェチュ祭をレポートします♪

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No title

西岡氏φ(・ェ・o)~メモメモ

>女性は顔と手を洗わないのが良いとされるとか
いろんな意味合い有ると思いますが
ほんとそうかもですよ(笑)

Re: No title

顔はともかく手を洗わないのはどうよ?
洗ってないかどうか、判断できるって、やっぱり汚れているかどうかじゃないのって
思うと、いい意味より悪い意味の方がどうしても頭から離れないね~(笑)

No title

こんにちは aya1103さん
えぇぇーーっ!ホテルの鍵が閉まらない?
わぁぁーー怖いですね。
後々発生した大問題・・・興味しんしんです。

Re: No title

こんにちは!
このホテル、もとい山小屋みたいな所ですが、鍵もすごかったですよ。
かつて普通の鍵があったぽいですが、使えないのか、別に器具をとりつけて
南京錠がかかっていました。

ほとんど家族経営という感じで、スタッフも全部で数人しかいないので
あちこちのクレームを回るだけでも大変だったみたいです。
私の部屋にこの後起きた問題は大問題とは言えないかも知れませんが
知ってたら誰も泊まらないと思いますね・・・。
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