ブータン・タクツァン僧院(前半)
2015/04/02 (13日目) 続き
8:30 パロの町中からバスで10分、タクツァン僧院下のパーキングに到着です。
標高差約400m、上り2時間半の山登りになるため、まずは皆で準備体操します。
駐車場からも目指すタクツァン僧院が小さく見えます。山肌に見える白いのがそうです。

少しズームします。標高3000mの岩山に張り付くように僧院があります。ブータンで最も有名な仏教の聖地であり、一番の観光スポットです。30倍以上のズームにするとかなり建物の様子が見えるのですが、後の楽しみに取っておきましょう。

私はTシャツに山用の耐熱耐寒シャツ、ウィンドブレーカーという出で立ち、ポカリスエットを入れたボトルとポンチョを斜め掛け、日本で安く買った(1本500円) I字トレッキングポール2本をもって登ります。駐車場では木の杖が1本50Nu(約100円)で売っているというか借りられます。2本あるととても楽です。

8:40 それでは登山開始です。最初は駐車場からお土産屋の間を通ります。
標高が高いし、体力にも差があるので、各々自分のペースで歩きます。

私は普段山登りはおろか、運動もろくにしていないし、何より持久力がありません。それに高山病の恐れもあるので、正直かなり不安ですが、ツアーの参加者で一番若いので、あまりみっともない所は見せられません。駐車場を抜けると、視界が開け、目指すタクツァン僧院がよく見えます。辿り着けなくても、見た、という実績ができてひとまず安堵です。歩いてあそこまで行くのかと思うと気が遠くなる距離です。

想像はしていましたが、道はまったく整備されていません。足場の悪い所もあり雨じゃなくて良かったと思います。ちなみに写真で分かるようにロバで上がると言う選択肢もあります(80ドル)。聖地なので、自力で登るのが基本とされていて、利用しているのは欧米人ばかりです。

次第に山の中に入ると、もうほとんど僧院を見ることはできません。小川の脇に3つの小さな建物が見えてきました。水を利用して中に設置されたマニ車を回しているようです。自然の力を利用して絶えず経が読まれるよう工夫されているもののひとつです。

この後段々と坂がきつくなってきたと思ったら、早々に1名が脱落と最後尾を歩いていた添乗員がガイドに伝えに来ました。駐車場に戻ることになるので、ランチの手配などをする必要があります。相部屋のOさんかと心配になりましたが違いました。第一展望台までは頑張ると言っていたので無理せず頑張って欲しいです。
山登りに体が慣れるまでは少々しんどいと感じ、暑くなってきたのでウィンドブレーカーを脱ぎました。それでもトレッキングポールのお陰で、思ったほどはきつくありません。登り始めて1時間ちょっと、開けた尾根に出ました。目の前の大きなマニ車に比べ、遠くに見えるタクツァン僧院は相変わらず小さいままです。

小さなマニ車が並んでいます。なだらかな部分を歩くときはちょっとほっとします。天気が曇で、山登りにはちょうどいい気温です。

9:55思ったより早く第一展望台に到着です。ここにはカフェテリアがあり、下りてきてからここでランチの予定です。ここでちょっと休憩、コーヒーまたは紅茶とクラッカーが振る舞われます。ここまでの登山はちょうど高尾山に登る程度です。

日本からのツアーでは、この第一展望台までというコースも多いようです。ここからは肉眼でもタクツァン僧院がかなりよく見えます。ここでさらに3名がギブアップを宣言しました。Oさん含め、足に自信のない方、皆に迷惑をかけられないという思いから、ここで皆が下りてくるのを待つことを選択されました。

10:15 残った15名はガイドと添乗員と一緒に僧院を目指します。私も今のところ頭痛も悪化せず、いい感じです。と思いきや、かなりきつい登りが延々と続きます。ちょっと後ろを撮ったつもりがこんな感じなので、そこそこ斜度があります。

いったん休憩した後はしばらく息が上がりますが、慣れてくると道端の花に目を止める余裕がでてきます。私の好きな小さく可憐な花です。

標高2800mを超えるきつい山登り、だんだんツアーの人達はそれぞれのペースでまばらになり、時に誰も周囲にいないという状況にもなります。ゴールに近付くにつれ、5色の経文旗ルンタが多くなってきました。

11:00 第二展望台と呼ばれる今回の山登りの最高地点に到達です。展望台と言っても広いスペースがある訳ではありませんが、眺めがいいので、この辺りで多くの人が一休憩しているようです。

登ってきた方面を見下ろします。この高低差を自分の足だけで登ってきたのかと思うと気分爽快です。さぁ、目指すゴールはもう少しです。

次回タクツァン僧院の後半をレポートします♪
8:30 パロの町中からバスで10分、タクツァン僧院下のパーキングに到着です。
標高差約400m、上り2時間半の山登りになるため、まずは皆で準備体操します。
駐車場からも目指すタクツァン僧院が小さく見えます。山肌に見える白いのがそうです。

少しズームします。標高3000mの岩山に張り付くように僧院があります。ブータンで最も有名な仏教の聖地であり、一番の観光スポットです。30倍以上のズームにするとかなり建物の様子が見えるのですが、後の楽しみに取っておきましょう。

私はTシャツに山用の耐熱耐寒シャツ、ウィンドブレーカーという出で立ち、ポカリスエットを入れたボトルとポンチョを斜め掛け、日本で安く買った(1本500円) I字トレッキングポール2本をもって登ります。駐車場では木の杖が1本50Nu(約100円)で売っているというか借りられます。2本あるととても楽です。

8:40 それでは登山開始です。最初は駐車場からお土産屋の間を通ります。
標高が高いし、体力にも差があるので、各々自分のペースで歩きます。

私は普段山登りはおろか、運動もろくにしていないし、何より持久力がありません。それに高山病の恐れもあるので、正直かなり不安ですが、ツアーの参加者で一番若いので、あまりみっともない所は見せられません。駐車場を抜けると、視界が開け、目指すタクツァン僧院がよく見えます。辿り着けなくても、見た、という実績ができてひとまず安堵です。歩いてあそこまで行くのかと思うと気が遠くなる距離です。

想像はしていましたが、道はまったく整備されていません。足場の悪い所もあり雨じゃなくて良かったと思います。ちなみに写真で分かるようにロバで上がると言う選択肢もあります(80ドル)。聖地なので、自力で登るのが基本とされていて、利用しているのは欧米人ばかりです。

次第に山の中に入ると、もうほとんど僧院を見ることはできません。小川の脇に3つの小さな建物が見えてきました。水を利用して中に設置されたマニ車を回しているようです。自然の力を利用して絶えず経が読まれるよう工夫されているもののひとつです。

この後段々と坂がきつくなってきたと思ったら、早々に1名が脱落と最後尾を歩いていた添乗員がガイドに伝えに来ました。駐車場に戻ることになるので、ランチの手配などをする必要があります。相部屋のOさんかと心配になりましたが違いました。第一展望台までは頑張ると言っていたので無理せず頑張って欲しいです。
山登りに体が慣れるまでは少々しんどいと感じ、暑くなってきたのでウィンドブレーカーを脱ぎました。それでもトレッキングポールのお陰で、思ったほどはきつくありません。登り始めて1時間ちょっと、開けた尾根に出ました。目の前の大きなマニ車に比べ、遠くに見えるタクツァン僧院は相変わらず小さいままです。

小さなマニ車が並んでいます。なだらかな部分を歩くときはちょっとほっとします。天気が曇で、山登りにはちょうどいい気温です。

9:55思ったより早く第一展望台に到着です。ここにはカフェテリアがあり、下りてきてからここでランチの予定です。ここでちょっと休憩、コーヒーまたは紅茶とクラッカーが振る舞われます。ここまでの登山はちょうど高尾山に登る程度です。

日本からのツアーでは、この第一展望台までというコースも多いようです。ここからは肉眼でもタクツァン僧院がかなりよく見えます。ここでさらに3名がギブアップを宣言しました。Oさん含め、足に自信のない方、皆に迷惑をかけられないという思いから、ここで皆が下りてくるのを待つことを選択されました。

10:15 残った15名はガイドと添乗員と一緒に僧院を目指します。私も今のところ頭痛も悪化せず、いい感じです。と思いきや、かなりきつい登りが延々と続きます。ちょっと後ろを撮ったつもりがこんな感じなので、そこそこ斜度があります。

いったん休憩した後はしばらく息が上がりますが、慣れてくると道端の花に目を止める余裕がでてきます。私の好きな小さく可憐な花です。

標高2800mを超えるきつい山登り、だんだんツアーの人達はそれぞれのペースでまばらになり、時に誰も周囲にいないという状況にもなります。ゴールに近付くにつれ、5色の経文旗ルンタが多くなってきました。

11:00 第二展望台と呼ばれる今回の山登りの最高地点に到達です。展望台と言っても広いスペースがある訳ではありませんが、眺めがいいので、この辺りで多くの人が一休憩しているようです。

登ってきた方面を見下ろします。この高低差を自分の足だけで登ってきたのかと思うと気分爽快です。さぁ、目指すゴールはもう少しです。

次回タクツァン僧院の後半をレポートします♪