ブータン・プンツォリン
2015/03/30 (10日目) 続き
国境のプンツォリン・ゲートをバスに乗ったまま通過しブータンに入ります。2つの町の間にあるブータン様式の門を両国の人達は自由に行き来しています。ですが、門の向こうに広がる世界は別世界、雰囲気ががらっと変わり、町全体の色合いが落ち着き、きれいでほっとする世界が広がっています。

17:00 国境からほど近いホテル、ラキ(LHAKI HOTEL)に到着です。国境からは歩いて10分くらいです。インドとブータンの間には時差があるので、現地時刻は17:30になります。

部屋は簡素ですが、広めで清潔、バスタブあり(お湯はタンク式)、水ボトルあり、冷蔵庫なし。Wi-Fi無料です。

17:55 レストランでウェルカムドリンクとしてコーヒー紅茶を頂きます。テーブルにあったビスケットは懐かしい味がしました。ダージリンで飲んだ紅茶よりずっとおいしいと思うのは、庶民の舌だからでしょうか・・・。
18:00 ホテルでミートした日本語ガイドと一緒にプンツォリン・ゲート近くにあるイミグレーションへと手続きに向かいます。添乗員は歩いて行くと言っていましたがバスで行くことになりました。
門の横の小さな事務所で一人ずつ入国手続きをします。書類を提出し、両人差し指の指紋と写真撮影があります(入国スタンプあり)。せっかくなので、町を散策しながらホテルへ自分で歩いて帰ると言って、一緒に連れて行ってという方たちと6人で離団しました。手続きが終わる頃は、すっかり暗くなってプンツォリン・ゲートも幻想的な雰囲気です。

商店街を歩き、小さめのスーパーマーケットに立ち寄ります。現金のみのお店です。ブータンの通貨はニュルタムという独自通貨がありますが、インドルピーと等価なので、ブータン国内のお店でインドルピーも使用できます。プンツォリンの町には小さなお店がたくさんあります。ブータンでは英語が普通に通じます。国境の町だからか、思ったより民族衣装を着ている人が多くないのが意外でした。

雨が少し降ってきたし、もう暗いので早々にホテルへと帰る事にしました。町中の公園には5色のダルシンがたくさん立てられています。経文が書かれていて、信仰が風景に溶け込んでいるのがブータンらしさと言えるでしょう。

ホテルへ帰りつく頃は真っ暗で、危うく道を間違えそうになりました。雷が鳴り始めたので、急いで戻ります。
19:15 ホテルで夕食です。残念ながらバングラ、インドとあまり変わらない食事内容に見えます。ブータン料理は本当は独特なものですが、観光客向けです。一応ビュッフェなので、少しずつ。コーヒー紅茶付き。ビールはNu.120(240円)からと安めです。

隣のテーブルにはイギリスの団体客がいて、ダージリンのトイ・トレインに一緒に乗った方達でした。ダージリンからブータンへと旅するツアーは多いようです。
レストランを出ると、外はものすごい雷雨、まるで台風のように雨がたたきつけ、稲妻が凄いです。部屋の前に着いたその時、停電、しばらくしたら自家発電に切り替わりましたが、町全体は真っ暗です。その後も度々停電が起こり、お陰でインターネットは全く繋がらない状態でした。
2015/03/31 (11日目)
朝からかなりのしっかり雨でしたが、9:00の出発の頃にちょうど雨が止みました。
今日は山道を移動するというので、酔い止めを飲んでバスに乗り込みます。事前に旅行会社本社にメールしておいたのも虚しく、小さいバスに全員を押し込められました。荷物置き場が一切ないので、補助席を利用します。かなり圧迫感のある車内です。
プンツォリンの町は小さく、あっという間に町を出ることになりますが、ブータンらしいものが目に入りました。たぶん歩道橋だと思いますが、いかにもブータンという建築物です。

山道を登りながら、ガイドがブータンの基本情報を説明します。ブータンの人口は80-90万人くらい、病院や学校は無料で(教科書や制服は自腹)、大きな病気したら、インドやバンコクの病院に送るそうです(医療費は半分政府が負担)。
そんな話を聞いているうちに高台に上がります。下の町に住むのはネパール人が多いそうです。

途中、入管の事務所前で手続きのためちょっとストップ、その後どんどん山道を上がっていきます。家屋はほとんどなく、寺院などが時折見られます。

山道はきれいに舗装されているもののカーブが多く、確かに車酔いしやすいですが、運転がソフトなので、縦揺れは全くありません。それに景色がとてもきれいです。道沿いには時折牛も見かける、のんびりとした風景で、インドやバングラのごちゃごちゃ感からは真逆のほっとする空気が流れています。

10:15 見晴しの良い所でPhoto Stopです。こんなヘアピンカーブがあるような道ですが、交通量はきわめて少なく、適当な所でバスを停めていても全く問題ないような所です。

景色はかなり雄大です。写真では実感できないと思いますが、相当に視界が開けています。今まで上がってきた山道も糸のように見えるばかり。山の国なんだなと言うのを実感できる風景です。

涼しくて気持ちのいい空気を吸いながら景色を楽しみます。周囲には蕨がいっぱいです。ブータンでは8月になるとマツタケもたくさん採れますが、ブータン人は香りを楽しむこともなく、特に好んで食べる訳でもないそうです。いきなり唐辛子とチーズをどばっと大量に入れて料理してしまうんだそうです。

ブータンは山が多く、国内の道路網はかなり限られています。どこか別の町へ移動するのには、基本的に1通りのルートしかなく、山道なので時間もかなりかかります。道は整備されていますが、崖崩れも多いです。本格的な道路封鎖があったら、移動を断念するしかないような状況です。今日は一日かけて首都ティンプーへと移動します。

次回移動の続き、ゲドゥ~チュゾムをレポートの予定です♪
国境のプンツォリン・ゲートをバスに乗ったまま通過しブータンに入ります。2つの町の間にあるブータン様式の門を両国の人達は自由に行き来しています。ですが、門の向こうに広がる世界は別世界、雰囲気ががらっと変わり、町全体の色合いが落ち着き、きれいでほっとする世界が広がっています。

17:00 国境からほど近いホテル、ラキ(LHAKI HOTEL)に到着です。国境からは歩いて10分くらいです。インドとブータンの間には時差があるので、現地時刻は17:30になります。

部屋は簡素ですが、広めで清潔、バスタブあり(お湯はタンク式)、水ボトルあり、冷蔵庫なし。Wi-Fi無料です。

17:55 レストランでウェルカムドリンクとしてコーヒー紅茶を頂きます。テーブルにあったビスケットは懐かしい味がしました。ダージリンで飲んだ紅茶よりずっとおいしいと思うのは、庶民の舌だからでしょうか・・・。
18:00 ホテルでミートした日本語ガイドと一緒にプンツォリン・ゲート近くにあるイミグレーションへと手続きに向かいます。添乗員は歩いて行くと言っていましたがバスで行くことになりました。
門の横の小さな事務所で一人ずつ入国手続きをします。書類を提出し、両人差し指の指紋と写真撮影があります(入国スタンプあり)。せっかくなので、町を散策しながらホテルへ自分で歩いて帰ると言って、一緒に連れて行ってという方たちと6人で離団しました。手続きが終わる頃は、すっかり暗くなってプンツォリン・ゲートも幻想的な雰囲気です。

商店街を歩き、小さめのスーパーマーケットに立ち寄ります。現金のみのお店です。ブータンの通貨はニュルタムという独自通貨がありますが、インドルピーと等価なので、ブータン国内のお店でインドルピーも使用できます。プンツォリンの町には小さなお店がたくさんあります。ブータンでは英語が普通に通じます。国境の町だからか、思ったより民族衣装を着ている人が多くないのが意外でした。

雨が少し降ってきたし、もう暗いので早々にホテルへと帰る事にしました。町中の公園には5色のダルシンがたくさん立てられています。経文が書かれていて、信仰が風景に溶け込んでいるのがブータンらしさと言えるでしょう。

ホテルへ帰りつく頃は真っ暗で、危うく道を間違えそうになりました。雷が鳴り始めたので、急いで戻ります。
19:15 ホテルで夕食です。残念ながらバングラ、インドとあまり変わらない食事内容に見えます。ブータン料理は本当は独特なものですが、観光客向けです。一応ビュッフェなので、少しずつ。コーヒー紅茶付き。ビールはNu.120(240円)からと安めです。

隣のテーブルにはイギリスの団体客がいて、ダージリンのトイ・トレインに一緒に乗った方達でした。ダージリンからブータンへと旅するツアーは多いようです。
レストランを出ると、外はものすごい雷雨、まるで台風のように雨がたたきつけ、稲妻が凄いです。部屋の前に着いたその時、停電、しばらくしたら自家発電に切り替わりましたが、町全体は真っ暗です。その後も度々停電が起こり、お陰でインターネットは全く繋がらない状態でした。
2015/03/31 (11日目)
朝からかなりのしっかり雨でしたが、9:00の出発の頃にちょうど雨が止みました。
今日は山道を移動するというので、酔い止めを飲んでバスに乗り込みます。事前に旅行会社本社にメールしておいたのも虚しく、小さいバスに全員を押し込められました。荷物置き場が一切ないので、補助席を利用します。かなり圧迫感のある車内です。
プンツォリンの町は小さく、あっという間に町を出ることになりますが、ブータンらしいものが目に入りました。たぶん歩道橋だと思いますが、いかにもブータンという建築物です。

山道を登りながら、ガイドがブータンの基本情報を説明します。ブータンの人口は80-90万人くらい、病院や学校は無料で(教科書や制服は自腹)、大きな病気したら、インドやバンコクの病院に送るそうです(医療費は半分政府が負担)。
そんな話を聞いているうちに高台に上がります。下の町に住むのはネパール人が多いそうです。

途中、入管の事務所前で手続きのためちょっとストップ、その後どんどん山道を上がっていきます。家屋はほとんどなく、寺院などが時折見られます。

山道はきれいに舗装されているもののカーブが多く、確かに車酔いしやすいですが、運転がソフトなので、縦揺れは全くありません。それに景色がとてもきれいです。道沿いには時折牛も見かける、のんびりとした風景で、インドやバングラのごちゃごちゃ感からは真逆のほっとする空気が流れています。

10:15 見晴しの良い所でPhoto Stopです。こんなヘアピンカーブがあるような道ですが、交通量はきわめて少なく、適当な所でバスを停めていても全く問題ないような所です。

景色はかなり雄大です。写真では実感できないと思いますが、相当に視界が開けています。今まで上がってきた山道も糸のように見えるばかり。山の国なんだなと言うのを実感できる風景です。

涼しくて気持ちのいい空気を吸いながら景色を楽しみます。周囲には蕨がいっぱいです。ブータンでは8月になるとマツタケもたくさん採れますが、ブータン人は香りを楽しむこともなく、特に好んで食べる訳でもないそうです。いきなり唐辛子とチーズをどばっと大量に入れて料理してしまうんだそうです。

ブータンは山が多く、国内の道路網はかなり限られています。どこか別の町へ移動するのには、基本的に1通りのルートしかなく、山道なので時間もかなりかかります。道は整備されていますが、崖崩れも多いです。本格的な道路封鎖があったら、移動を断念するしかないような状況です。今日は一日かけて首都ティンプーへと移動します。

次回移動の続き、ゲドゥ~チュゾムをレポートの予定です♪