インド・ダージリンヒマラヤ鉄道トイトレイン
2015/03/29 (9日目) 続き
10:40ダージリン駅発のトイトレインに乗るまでの30分は駅周辺で写真タイムです。駅のホームにはまだ列車がきていないので、駅の隣にある車庫兼整備工場を見に行きます。
これがダージリン・ヒマラヤ鉄道のトイ・トレインの蒸気機関車です。かなりの年代もので整備も大変そうです。

ダージリン・ヒマラヤ鉄道は1881年開業、アジアで一番古い登山鉄道で、世界遺産に登録されています。New Jalpaiguri(ニュー・ジャルパーイーグリー)からここダージリン駅を結ぶ全長88㎞、高低差約2000mの鉄道です。ダージリンの駅舎は何回か建て替えられているようです。

線路の幅はトロッコサイズで61㎝しかありません。おもちゃの列車、トイ・トレインという愛称からも頷けるかわいいサイズです。

ダージリンの駅からは斜面の町の姿がよく見えます。天気は相変わらずですが、霧がよく出ることでも有名で、この霧がダージリンティーの茶葉を育てる上で欠かせないもののようです。駅舎にはいろんなダージリン・ヒマラヤ鉄道に関する説明プレートなどもあるので、そういったものを見ながら時間を潰します。

ホームに列車が入ってきました。駅の時刻表によると、今日ダージリンを出発するトイ・トレインは4本、8:00、10:40、13:20、16:05、8:00はディーゼルの牽引で、残りがスチームとありました。現在では足として期待する人はほぼおらず観光目的ですから、頑張って蒸気機関車を整備しているようです。出発前の火室、列車を引くのに必要な火力を感じます。

それでは列車に乗り込みます。今回は隣駅グームまで乗ります。客車はたったの2両、トイ・トレインは人気なので切符の確保は困難なようで、大抵旅行社を通して事前に予約している人たちばかりのようです。朝タイガー・ヒルで出会った日本人夫婦も一緒でした。
車内に入ってみると、あれ、おもちゃという感じはありません。レールの狭さの割に車両は普通、割としっかりしています。でも少しピッチは狭いかな?左右2列ずつです。座席は指定なので、ガイドから案内された番号の席に座ります。

どこがいい席かわからない人が、添乗員に進行方向はどっちと聞くと、向こうですと自信たっぷりに逆の方向を指していました。どうもこの添乗員さんは突然の質問に対して誤答が多いです。終点なんだから昨日から線路見ているんだし、どちらに向かうか初めての私でもわかります。写真撮りたい人へオススメなのは、谷側の窓際です。
10:40 トイ・トレインがゆっくりとダージリン駅を出発します。道路の端に作られた線路を行くので、山側では家々をスレスレに走るスリル感を味わうことができます。カーブが多いので、窓を開けて乗っている列車を撮ることも可能です。スピードは10km/h程度です。

窓が汚いので、車窓景色を楽しむという感じでもなく、実は乗るより外から見ている方がいい列車かもしれません。窓が開くので、喜んで写真を撮りまくっていたら、顔に何かあたって痛いなと思いました。気付いたら頭から服からススだらけでした。窓のさんがあっという間にこの通りです。蒸気機関車で窓を開けるとどうなるか経験のない世代ならではの失態です。

線路が道を横切るときなどは車掌が上半身を出して旗をかかげて自動車に知らせます。そして、走り出してそれほど経っていないのに、途中で停車して給水をしていました。
30分ほど走った所で、この鉄道のハイライト、バタシア・ループに到着です。ここで10分ほど停車するので、列車を降りて写真を撮りまくります。

さらに霧が濃くなってきました。このバタシア・ループは、天気が良ければヒマラヤが見える絶好の写真スポットなのですが、せっかくのトイ・トレインの背景は真っ白、山並みなんて影も形も見えません。ここでトイ・トレインとヒマラヤの写真を撮るためにわざわざ来る撮り鉄さんもいるそうです。

この牽引している蒸気機関車ですが、ダージリンから今向かっているGHOOM(グーム)という次の駅までは上りになるためか、顔が逆向きについています。普通の蒸気機関車に比べれば確かに小さいですが、あまり小さく感じません。

このバタシア・ループは、今回の私達と逆方向、麓から上がってきた場合は初めてダージリンの町が見える場所ということで、ヒマラヤ見えなくても展望スポットです。避暑地とはいえ、よくこんな山の上にびっしりと家を建てたものです。

10分ほどして車掌が笛を吹いたらまた列車に乗ります。グループ内では席替えをします。しかし、窓を開けないと写真は撮れないし、開ければススがバチバチと飛んできて、大変なことになるので、結局どこに座っても一緒かもしれません。ほとんどは町中の道の端を通る形になります。

11:30 グーム駅に到着、列車を降ります。写真やトイレのためにしばしフリータイムです。このグームという駅は標高2258m、この路線で一番標高の高い駅になります。観光で乗るには、ダージリン-グーム間の1区間だけで十分と思れ、ほとんどの観光客はここだけ乗ります。

髪や服、顔などについたススを丁寧に払いますが、耳の穴まで入り込んだようです。
乗ってきた列車はここでUターンするみたいで、機関車を付け替えていました。付け替えの様子や、顔が前にある写真を撮りたければ、この駅がオススメです。

次回はグーム僧院などをレポートの予定です♪
10:40ダージリン駅発のトイトレインに乗るまでの30分は駅周辺で写真タイムです。駅のホームにはまだ列車がきていないので、駅の隣にある車庫兼整備工場を見に行きます。
これがダージリン・ヒマラヤ鉄道のトイ・トレインの蒸気機関車です。かなりの年代もので整備も大変そうです。

ダージリン・ヒマラヤ鉄道は1881年開業、アジアで一番古い登山鉄道で、世界遺産に登録されています。New Jalpaiguri(ニュー・ジャルパーイーグリー)からここダージリン駅を結ぶ全長88㎞、高低差約2000mの鉄道です。ダージリンの駅舎は何回か建て替えられているようです。

線路の幅はトロッコサイズで61㎝しかありません。おもちゃの列車、トイ・トレインという愛称からも頷けるかわいいサイズです。

ダージリンの駅からは斜面の町の姿がよく見えます。天気は相変わらずですが、霧がよく出ることでも有名で、この霧がダージリンティーの茶葉を育てる上で欠かせないもののようです。駅舎にはいろんなダージリン・ヒマラヤ鉄道に関する説明プレートなどもあるので、そういったものを見ながら時間を潰します。

ホームに列車が入ってきました。駅の時刻表によると、今日ダージリンを出発するトイ・トレインは4本、8:00、10:40、13:20、16:05、8:00はディーゼルの牽引で、残りがスチームとありました。現在では足として期待する人はほぼおらず観光目的ですから、頑張って蒸気機関車を整備しているようです。出発前の火室、列車を引くのに必要な火力を感じます。

それでは列車に乗り込みます。今回は隣駅グームまで乗ります。客車はたったの2両、トイ・トレインは人気なので切符の確保は困難なようで、大抵旅行社を通して事前に予約している人たちばかりのようです。朝タイガー・ヒルで出会った日本人夫婦も一緒でした。
車内に入ってみると、あれ、おもちゃという感じはありません。レールの狭さの割に車両は普通、割としっかりしています。でも少しピッチは狭いかな?左右2列ずつです。座席は指定なので、ガイドから案内された番号の席に座ります。

どこがいい席かわからない人が、添乗員に進行方向はどっちと聞くと、向こうですと自信たっぷりに逆の方向を指していました。どうもこの添乗員さんは突然の質問に対して誤答が多いです。終点なんだから昨日から線路見ているんだし、どちらに向かうか初めての私でもわかります。写真撮りたい人へオススメなのは、谷側の窓際です。
10:40 トイ・トレインがゆっくりとダージリン駅を出発します。道路の端に作られた線路を行くので、山側では家々をスレスレに走るスリル感を味わうことができます。カーブが多いので、窓を開けて乗っている列車を撮ることも可能です。スピードは10km/h程度です。

窓が汚いので、車窓景色を楽しむという感じでもなく、実は乗るより外から見ている方がいい列車かもしれません。窓が開くので、喜んで写真を撮りまくっていたら、顔に何かあたって痛いなと思いました。気付いたら頭から服からススだらけでした。窓のさんがあっという間にこの通りです。蒸気機関車で窓を開けるとどうなるか経験のない世代ならではの失態です。

線路が道を横切るときなどは車掌が上半身を出して旗をかかげて自動車に知らせます。そして、走り出してそれほど経っていないのに、途中で停車して給水をしていました。
30分ほど走った所で、この鉄道のハイライト、バタシア・ループに到着です。ここで10分ほど停車するので、列車を降りて写真を撮りまくります。

さらに霧が濃くなってきました。このバタシア・ループは、天気が良ければヒマラヤが見える絶好の写真スポットなのですが、せっかくのトイ・トレインの背景は真っ白、山並みなんて影も形も見えません。ここでトイ・トレインとヒマラヤの写真を撮るためにわざわざ来る撮り鉄さんもいるそうです。

この牽引している蒸気機関車ですが、ダージリンから今向かっているGHOOM(グーム)という次の駅までは上りになるためか、顔が逆向きについています。普通の蒸気機関車に比べれば確かに小さいですが、あまり小さく感じません。

このバタシア・ループは、今回の私達と逆方向、麓から上がってきた場合は初めてダージリンの町が見える場所ということで、ヒマラヤ見えなくても展望スポットです。避暑地とはいえ、よくこんな山の上にびっしりと家を建てたものです。

10分ほどして車掌が笛を吹いたらまた列車に乗ります。グループ内では席替えをします。しかし、窓を開けないと写真は撮れないし、開ければススがバチバチと飛んできて、大変なことになるので、結局どこに座っても一緒かもしれません。ほとんどは町中の道の端を通る形になります。

11:30 グーム駅に到着、列車を降ります。写真やトイレのためにしばしフリータイムです。このグームという駅は標高2258m、この路線で一番標高の高い駅になります。観光で乗るには、ダージリン-グーム間の1区間だけで十分と思れ、ほとんどの観光客はここだけ乗ります。

髪や服、顔などについたススを丁寧に払いますが、耳の穴まで入り込んだようです。
乗ってきた列車はここでUターンするみたいで、機関車を付け替えていました。付け替えの様子や、顔が前にある写真を撮りたければ、この駅がオススメです。

次回はグーム僧院などをレポートの予定です♪