バングラデシュ・ラングプール~ブリマリ

2015/03/27 (7日目) 続き

18:20 ホテル近くで拾ったリキシャでラングプールの町中まで一人で出かけます。リキシャに乗ったことを、すぐに後悔しました。まず足の置き場が狭くて踏ん張りが効きません。振り落とされそうな恐怖、掴めそうな所を探し、しっかりしがみつきます。

運転手はまだ若いお兄ちゃんで、持て余した体力を使うようにオートリキシャや他のリキシャの間を凄いスピードで割り込んでぶっ飛ばします。さらに何かを説明しながら時々振り返るので、こちらは生きた心地がしません。周辺から一斉にアザーンが響き、急に暗くなってきました。

ラングプールの町


リキシャに乗っていても周囲の人たちから好奇心いっぱいの目で見られ、目の合った人からは声を掛けられ、見知らぬ人から手を振られ、そうしているうちに、2㎞ほど離れた町の中心にあるスーパーマーケットまで来ました。英語は通じずとも、行先はきちんと伝わったようです。

ラングプールの町の中心部


リキシャのお兄ちゃんにいくらと聞くけど、会話は成立しないので、持っていた100TKを出します。お兄ちゃんは私の顔色を伺いながら、少しずつお釣りを出し、35TKを返してくれました。大きな道を横切ったりして2㎞はあったと思うので、65TK(約110円)ならそれほどぼったくりではなかったと判断し、にっこり笑ってお別れします。

無事に町まで着けてほっとするものの、目の前のスーパーマーケットか何かわからない近代的な建物は閉まっているようでした。そうか、今日は金曜日、イスラムの国ではお休みの日でした。

もう町は暗くなって、外国人女性が一人でうろつくのはどうかと思いましたが、リスキーなリキシャでただ往復しただけではあまりに軟弱、町の中心を少し歩くことにしました。1ブロックほど行くと、こぎれいな店があってお菓子などを売っていたので、何か買ってみることにします。

ラングプールの町中にあったお菓子メインのお店


スーパーで探そうと思っていたシュンドルボンクルーズで好んで飲んでいた紅茶が売っていないか、ガイドブックに写真がちょうどあったので、それを見せながら、これあるかと聞きます。お菓子を出してきので、ティーと言いながらカップを持って飲むしぐさをして見せたら、写真を見直し、あーイスパハニと同じのを出してくれました。ティーバック50個のバングラ紅茶1箱70TK(約110円)。かなり質のいい紅茶です。

バングラデシュの紅茶イスパハニ


戻りながらいろいろお店を見ると何だか楽しくなってきました。次はサンダルのお店に入ってみましたが、残念ながらゆっくり買い物している時間はありません。また、どんどん暗くなるので買い物は止めてホテルへ帰ることにしました。

最初にリキシャを降りた辺りまで戻るとそこはリキシャが客待ちのためにたくさんいたので、乗りやすそうなリキシャを探します。足元広そうとか、あまりボロくなさそう、とかそういう視点です。すると、おじいさんと目が合いました。この人なら飛ばさないだろうとそのリキシャに乗ることにしました。

リキシャをこぐおじいさんの背中


案の定ゆっくり安全運転で、お兄ちゃんのリキシャとは安定感が全然違います。スピードはとても遅いので、どんどん他に抜かれますがこのスピードなら事故に遭っても軽傷で済みそうです。町の中心から1㎞も来ると辺りは真っ暗で、せっかく片手を放せて写真が撮れても何も写りません。大通りなのに街灯ないし、車もほとんど通らないので、本当に真っ暗です。

ジラ・ポリショッド・スーパーマーケットからRDRSゲストハウスまで暗い道


ゲストハウスを通り越しました。反対側なのでどこかでUターンするつもりだろうと思っていたのに、恰好の場所でその気配がないので、あっちあっちと声をかけて戻ってもらいました。あやうく他のホテルへ連れていかれるところでした。

18:50 ホテルに着くと、100TKを請求さました。明らかに外国人価格です。ポケットに残っていた手持ちの55TKを出すと、足りないと言います。そこで別のポケットにあった残りのタカ全財産の20TKを出しましたが、まだ不満そうです。たぶん老齢であまり客が取れずここが稼ぎ時と思ったのでしょう。

身なりは貧しく、高齢だし、素直に相場を請求すれば逆にチップをあげたくなるようなおじいさんでしたが、100TK請求したことで私にその気はなくなりました。そこへゲストハウスのセキュリティが出てきてくれて、いくら払ったかと聞かれたので75TKと話します。セキュリティはおじいさんに、どこから乗せたか聞いたらしく、私に中へ入れと促しました。相場は50TK前後なんだと思います。

部屋へ戻って、同室のOさんに町まで行って来たと報告します。クルナの町では一緒に迷子になってくれて心強かったですが、今日は一緒じゃなくて良かったと思いました。危険なリキシャに乗せるわけにはいかないと思ったからです。リキシャの国と言っていいほどなのに、なぜ体験乗車とかが観光に入っていないのか身をもって体験して分かりました。ツアーのメイン客層であるシニアの方達の筋力ではあの乗り物はラクダより遥かに危険だからです。

19:00 ホテルで夕食です。
まずは、ユーラシア旅行社の名物、そうめんが出ました。まぁいいタイミングだと思います。長めの旅では有難いと思うお客さんが多いようですが、私の意見はちょっと違います。これを出すなら、食事の代わりに出して欲しいのです。

ユーラシア旅行社の名物そうめん


そうめんの後に普通に夕食が出ます。そうめんか、ホテルの食事か、どちらかにして欲しい、もしくは、量を半々にして欲しいと思います。せっかくの好意を、かなり残すという形にしたくないので、無理して食べる人が多いからです。真ん中の野菜は豆でもなくウリでもないちょっと変わった野菜でした。

最後のバングラ料理


肉じゃがみたいなのも運ばれてきました。こちらはヤギの肉が使われています。ヤギの肉は他の肉より高価な食材だそうです。

ヤギ肉の肉じゃが


こちらはデザート、粟みたいのをココナッツミルクとシナモンの味付けで甘く煮込んだ感じのもので、私の苦手なデザートでした。

ライスプディングに似たデザート


深夜、激しい雷が鳴り雨が降って来ました。雨季が近付いているようです。

2015/03/28 (8日目)

7:00 ホテルを出発します。今回の旅は朝が早いことが多く、そろそろ皆疲れが溜まっているようです。北上し国境へと向かいますが、途中の道路が閉鎖されているらしく、遠回りを余儀なくされました。そのため、道路舗装状況が悪く、ものすごく揺れ、腰が浮きっぱなしですごく疲れます。

9:20 途中の村のガソリンスタンドでトイレ休憩を取ります。あっという間に地元の村人が次々に現れ、とり囲まれました。観光地でもない地方では、外国人を見ることもほとんどないのか、皆が寄ってきます。世界中探しても、こういう場所はそうありません。外国人観光客は珍しくもないか、客として何かを売る対象としか見られないのが通常な中で、バングラは本当にその点は異質です。

大人気の外国人観光客に群がる村人


さて再びバス移動です。この辺りはインドに食い込むようにして存在するバングラの北部ですが、毎年洪水で被害が出る場所だそうです。インドとバングラデシュの間にはお互いに飛び地が結構たくさんあるという話を聞きました。地図を見るだけではわからない歴史があるわけです。

米とトウモロコシ、たばこの葉で有名な地域で、収穫されたたばこの葉が干されている様子がよく見られます。

たばこの葉を干している様子


こちらはトウモロコシを乾かしている様子です。粉にしてコーンスープにするそうです。

トウモロコシを乾かす様子


そういえばバングラの車窓ではいろんな動物を見ました。ヤギがたくさんいましたが、飼われていて、そのうち売られ肉屋が解体して食肉として売られます。ヤギは1㎏500TKする高級品で、牛肉なら350TK、国産鳥なら260TK、ブロイラーは140TKという相場です。そういえば全然猫を見かけませんでしたが、ペットとして家の中で飼われるのが普通なので、野良猫はいないようです。

学校の前を通りました。中高Mixです。子ども達がたくさんいて、若いエネルギッシュな国という印象です。

バングラの学校


市場もいくつか通過します。たばこ市場やジャガイモ市場です。ジャガイモはいろんな種類があり、すごく小さい種類や、赤いものなど様々です。町や村の規模がそう大きくない割に、市場の規模がすごく大きいことが驚きです。

バングラの地方の市場


10:30 やっと国境のブリマリに到着です。バスの揺れがひどく薬を飲んでいても若干気持ち悪かったので、やっと外に出られほっとします。出国の手続きは一人一人、何も聞かれませんが、写真を撮るなど時間がかかり、全員終わるのになんだかんだで1時間かかりました。

ブリマリ国境


本来なら何百メートルかインドの国境まで荷物を引いて行かなくてはいけない所、おそらくガイドが賄賂を渡したのか、バスごと移動できました。インド側国境の手前でバスを降り、ガイドのアクタルさんとアシスタント、ドライバーに別れを告げます。

結局、5泊6日のバングラデシュ滞在中、観光地やホテルでさえ、ただの一度も外国人旅行者と出会いませんでした。地球の歩き方の表紙に「旅人に出あわない旅」と書かれていましたが、本当に出会わなかった事に驚きを感じました。今時、貴重な体験だったと思います。

次回はチェンドラバンダ~ダージリンをレポートの予定です♪

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

旅人に会わない旅… これぞ究極の旅ですね~~
日本にいながらにして、体感させていただきました\(^_^)/
ありがとうございます♪

Re: タイトルなし

バックパッカーもあまり足を踏み入れないみたいですね。
観光地は独占状態で、どこへ行っても物珍しげに見られる、不思議な感覚でした。
観光的な見所はあまりありませんが、こういう旅もいいものですね♪

No title

バングラデシュ編、読ませていただきました。

めちゃくちゃおもしろかったです。他の国と同じように1つ1つの出来事が率直な感想付きで、(嫌なことも含めて)丁寧に書かれており、ぐっと引き寄せられて読み続けました。

最初の相部屋にしたというところもおもしろかったです。

バングラは2度行っていて、2度目はコルカタから印パ国境を越え、クルナに抜けました。僕が越えたのはバンガオン国境だったので、またayaさんの越えたところとは別のところかもしれません。クルナからはロケットスチーマーという外輪船でダッカまで30時間の船旅です。1等は清潔でしたよ(笑)

Re: No title

軟弱なツアー旅行者の話でも楽しめましたか~?
若い頃は怖いものもなく、ツアー旅行をバカにしていたのですが
段々臆病になり、近年はかなり保守的になってきました。
それでもこのバングラデシュの旅は結構今思うといろいろチャレンジしていたと思います。
この後、ラングプールでも日本人殺害とかありましたしね・・・。

ロケットスチーマーいいですねぇ。
ちょっと憧れますが、シュンドルボンクルーズを思うと私には無理かな?(笑)
プロフィール

aya1103

Author:aya1103
ようこそ!コメント大歓迎です♪
過去記事への質問もお気軽に

最新記事
カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ
最新トラックバック
FC2カウンター
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR