バングラデシュ・モハスタン遺跡

2015/03/26 (6日目) 続き

大きなジョムナ川を渡った後もそう景色は変わりません。バングラデシュで共通して見られる風景は、緑の台地にレンガ工場のある風景です。私が自分の目でバングラデシュを見たいと思ったのも、レンガ工場で働く子ども達を取材したテレビを見たからでした。どの工場でも子供が働いている姿ははっきりとは見られませんでした。

バングラデシュの緑とレンガ工場のある風景


13:10 ARISTOCRATというレストランでランチです。予定変更で寄ったにしては立派なレストランで、日本のドライブインなどにもありそうなレベルです。ここの広めの個室でゆったりと食事をしながら長距離ドライブの疲れを癒します。なんと無料Wi-Fiもありました。

幹線道路沿いの近代的なレストランでランチ


バングラデシュでもよく出てくるダルカレーが特においしくてお代わりをしてしまいました。従業員は皆気配りがよくできていて、積極的にお代わりのサーブにも回ってくれます。あまりバラエティに富んではいませんが、バングラデシュの食事は思っていたよりも食べられます。

ベンガル料理


15:50 モハスタンに到着です。紀元前4世紀から2500年に及ぶ歴史のある都市遺跡が残る町です。最初にモハスタン博物館を見学します。前庭にも出土品と思われる大きな石造りの遺物が転がっています。

モハスタン博物館前


博物館内部は撮影禁止です。細長いホールの周囲に展示ケースがあり、10世紀前後のヒンドゥー教の神々などの彫刻などが置かれていて、量はさほどありませんが、そこそこ見ごたえがあります。自由見学でしたが、係員がどこから来たか話しかけて来て、近くの像の説明などしてくれました。

それなりの観光地なのか、国内旅行者と思われる人達がそこそこいます。皆どこから来たかと聞いてきます。遠巻きに写真を撮られることにはもう慣れましたが、一緒に写真撮って下さいというお願いも多くて、やっぱり何だか照れくさいです。自分がアイドルになった気分です。この国では外国人旅行者は現地の人の写真を撮るよりも、自分が撮られる機会の方が多い気がします。

モハスタン博物館


博物館の目の前にあるゴビンダ・ビータに移動します。かつての寺院の遺跡ですが、土台くらいしか残っていません。後期グプタ朝(6世紀)から4段階に渡って建築されたと見られ、時代の違うレンガが積み重なっている様子がかろうじてわかります。仏教寺院が後にヒンドゥー寺院として使われました。

ゴビンダ・ビータ寺院遺跡


20世紀の考古学発掘調査で、テラコッタやコイン、ビーズの装飾品などが見つかっているそうですが、残っている遺構からは当時の姿を想像するのは難しいです。バングラデシュでは今でもレンガの建物が多いですから、見ただけでは年代すら分からないのが実状です。

ゴビンダ・ビータ寺院の跡


遺跡の一番高い所へ上ってみます。上からの眺めはなかなかです。側を流れるカラトヤ川と田園風景。川では下半身どっぷり浸かった釣りをする人の姿も見えます。しかし、長閑な風景を堪能する暇もないのは、地元の子どもにつきまとわれているからです。子どもたちは観光客から何かをもらえると期待して、あれこれサービスしようとします。安易に金や物を与えないよう気を付けます。観光客にたからないのがこの国のいい所なので、こういう子どもを増やしたくないからです。

ゴビンダ・ビータ寺院の上から見た風景


遺跡を出て、近くの城壁へと歩きます。途中に、編んだ籠などを売る小さな土産物屋がありました。観光地のお土産屋をバングラデシュで初めて目にした気がします。久々に鍋敷きコレクションに追加しようかなと、これいくらと聞くと20TK(約30円)というので購入しました。すると、お土産に飢えていた他の人たちがこぞって籠バックとかコースターとかをお買い求め、大繁盛でした。

モハスタンのお土産屋で買った鍋敷き


都市遺跡の城壁跡に来ました。古代pundra Vhardhan bhankと呼ばれていた地域の首都プンドラナガル(pundranagar)を取り囲む城壁の一角です。やはりレンガ造りです。

モハスタン城壁跡


南北に1525m、東西1370mの広さの町を囲む城壁は全長で4.5㎞ほど、高さは約5mあります。この城壁に上ってみます。

モハスタン城壁に上がる階段


城壁の上に出たらびっくり、普通の広い平原が広がっていました。かつての首都の町の姿はどこにもなく、ただ広い台地が広がるばかりです。農地になっている部分が多く、発掘はあまり進んでいないようです。

モハスタン城壁内の風景


10分ほどの写真タイムで周囲を歩きます。一部で発掘作業が行われていました。紀元前のマウリヤ朝、その後のグプタ朝、パーラ朝、イスラムの時代と紀元前4世紀から15世紀までのいくつもの時代に渡って首都のような機能があったことが分かっているようです。

モハスタン城壁内で行われている発掘


時間の許す限り城壁の上を歩いてみます。城壁と言っても内側にはほとんど段差もないし、土手といった感じです。今残るレンガは8世紀頃のものと言われています。

モハスタンの城壁の上を歩く


今では地方都市から更に足を延ばした郊外の田舎、ですが、そうしたかつて栄えた都市遺跡の城壁を歩くというのは何とも言えない風情を感じます。

モハスタン城壁周辺


次回はボグラ~バハルプールをレポートの予定です♪

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No title

こんにちは!

、レンガ工場で働く子ども達っているんですかφ(・ェ・o)~メモメモ

はっきり見学できなくて残念ですね

Re: No title

こんにちは!

レンガを運ぶのに小さな子ども達が手で頭に載せて運ぶ姿をTVで見ました。
一日運んでも子供なんですごい安い給料しかでないけど、学校行かずに働く子どもがたくさんいると・・・。
ここ数年でかなり改善されたとは思うのですが、まだそういう子どももいるのが実情だと思います。
自分の目ではちゃんと確認できなくて残念でした。いないってことならそれに越したことはないんですけどね。
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