バングラデシュ・バゲルハット(カンジャハン廟~ナインドームモスク)
2015/03/24 (4日目) 続き
10:00 カン・ジャハン廟へとバスで移動して来ました。小さな町バゲルハットの大通りから1本道で廟へと続く道がありますが、簡素な店などが並び比較的賑やかな場所です。
こちらがカン・ジャハン廟。15世紀にこの町を開拓した武将で、聖者として崇められているそうで、立派な廟の中にお墓があります。
このカン・ジャハン廟は中は女性は入れないので、入口や廟の脇から覗き見る感じです。大きなお墓は鮮やかな布で覆われていて外からもよく見えますが、写真は添乗員にカメラを預けて撮ってきてもらいました。
この旅行に来なければ知ることもなかった昔の人のお墓にさほど興味はありませんし、派手な建物でもないのですが、バングラデシュの観光地というのはこんなものだと最初から期待していなかったので、当然視線は別のものに行くことになります。廟の入口で不思議なものを見たので何かとガイドに尋ねると、お守りのようなものと答えが返ってきました。手帳用ミニペンのキャップみたいなものです。
廟の入口側の目前には大きな池が広がっています。タクル池というのですが、事前にこの池はどこにあるのかわからなかった訪問先でした。この池にはワニにまつわる伝説があり、沐浴すれば病気が治るとか今でも信じている人がいるそうです。ちなみに伝説のワニ2匹が近年まで生きていたのですが、太り過ぎて死んでしまって、池にワニがいなくて寂しいと今では7匹くらい故意に放したそうです。残念ながらそのワニは見かけませんでした。
次の観光地ナインドーム・モスクまでは近いので歩いて移動します。廟のすぐ横には小学校があり、外を通る観光客に興味津々の子供たちはもはや大人しく席についていられず、授業は中断状態となります。この子供たちに限らず、観光客と地元の人たちの関係は通常と真逆の関係になります。地元の人が、観光客を取り囲んだり、遠巻きに眺めたり観察する訳です。
ど田舎の村としか言いようのない道を歩きます。生い茂った木々に囲まれ日蔭があるのでそれほど暑くはないものの、蒸し暑さはかなりのものです。
国のフルーツはジャックフルーツで、ちらほらと見かけます。
本当に素朴な暮らしが垣間見えます。家畜に餌をやっていた男性、外国人観光客に気を取られっぱなしです。
林の中では鳥の声も聞こえ、声のする方向にカメラを向けるときれいな鳥がいました。光の都合で写真にうまく色が出ていませんが、青緑系の鮮やかな鳥でした。
タクル池からゆっくり歩くこと10分、ナインドーム・モスク(ノイ・コンブッツ・モスク)に到着です。ドームが9個ということですが、3×3なので近くで見ると3つしか見えません。残念ながら、鍵が閉まっていて中には入れませんでした。
脇から中を覗こうとすると、近くをうろついていたヤギの親子がやってきました。かわいい・・・。
内部はこんな感じで、暗く、また修復等の手が入っていないのが見て明らかです。
ほぼ遺跡と言ってもいいような建造物です。
モスクの前にある木をよく見ると、ジグザグに大きな切り込みがあります。樹液を採るために交互に切り込みが入れられてた結果このような木になっているそうです。
さて、世界遺産と言ってもじっくり見る程のものでもないので、写真を撮ったら来た道を戻ります。歩いたこともあり、すごく蒸し暑いです。
世界遺産のモスクより、この周辺の生活を見るという方が興味深いです。こちらカン・ジャハン廟近くの家です。ダッカなどの都会を除き、バングラデシュの家は大方こんな感じで、簡易な建物が多く、日本で言えば田舎の山間部の納屋みたいなイメージでしょうか。最貧国と言われる国の実情です。
カン・ジャハン廟の入口まで戻ってきました。地元の人やバングラデシュの観光客(ハネムーン中とか)が皆立ち止まり、携帯とか持っている人は、私達の写真を撮っています。ここは世界遺産の観光地なのにそんなに外国人観光客が珍しいのかと不思議に思います。そう言えばまだ一度も外国人観光客に遭遇していません。そういう意味では今まで訪れた国々の中で一番の秘境かも知れません。
次回はモングラ港&シュンドルボンクルーズ船をレポートの予定です♪
(フランスのストラスブールからの更新でした)
10:00 カン・ジャハン廟へとバスで移動して来ました。小さな町バゲルハットの大通りから1本道で廟へと続く道がありますが、簡素な店などが並び比較的賑やかな場所です。
こちらがカン・ジャハン廟。15世紀にこの町を開拓した武将で、聖者として崇められているそうで、立派な廟の中にお墓があります。
このカン・ジャハン廟は中は女性は入れないので、入口や廟の脇から覗き見る感じです。大きなお墓は鮮やかな布で覆われていて外からもよく見えますが、写真は添乗員にカメラを預けて撮ってきてもらいました。
この旅行に来なければ知ることもなかった昔の人のお墓にさほど興味はありませんし、派手な建物でもないのですが、バングラデシュの観光地というのはこんなものだと最初から期待していなかったので、当然視線は別のものに行くことになります。廟の入口で不思議なものを見たので何かとガイドに尋ねると、お守りのようなものと答えが返ってきました。手帳用ミニペンのキャップみたいなものです。
廟の入口側の目前には大きな池が広がっています。タクル池というのですが、事前にこの池はどこにあるのかわからなかった訪問先でした。この池にはワニにまつわる伝説があり、沐浴すれば病気が治るとか今でも信じている人がいるそうです。ちなみに伝説のワニ2匹が近年まで生きていたのですが、太り過ぎて死んでしまって、池にワニがいなくて寂しいと今では7匹くらい故意に放したそうです。残念ながらそのワニは見かけませんでした。
次の観光地ナインドーム・モスクまでは近いので歩いて移動します。廟のすぐ横には小学校があり、外を通る観光客に興味津々の子供たちはもはや大人しく席についていられず、授業は中断状態となります。この子供たちに限らず、観光客と地元の人たちの関係は通常と真逆の関係になります。地元の人が、観光客を取り囲んだり、遠巻きに眺めたり観察する訳です。
ど田舎の村としか言いようのない道を歩きます。生い茂った木々に囲まれ日蔭があるのでそれほど暑くはないものの、蒸し暑さはかなりのものです。
国のフルーツはジャックフルーツで、ちらほらと見かけます。
本当に素朴な暮らしが垣間見えます。家畜に餌をやっていた男性、外国人観光客に気を取られっぱなしです。
林の中では鳥の声も聞こえ、声のする方向にカメラを向けるときれいな鳥がいました。光の都合で写真にうまく色が出ていませんが、青緑系の鮮やかな鳥でした。
タクル池からゆっくり歩くこと10分、ナインドーム・モスク(ノイ・コンブッツ・モスク)に到着です。ドームが9個ということですが、3×3なので近くで見ると3つしか見えません。残念ながら、鍵が閉まっていて中には入れませんでした。
脇から中を覗こうとすると、近くをうろついていたヤギの親子がやってきました。かわいい・・・。
内部はこんな感じで、暗く、また修復等の手が入っていないのが見て明らかです。
ほぼ遺跡と言ってもいいような建造物です。
モスクの前にある木をよく見ると、ジグザグに大きな切り込みがあります。樹液を採るために交互に切り込みが入れられてた結果このような木になっているそうです。
さて、世界遺産と言ってもじっくり見る程のものでもないので、写真を撮ったら来た道を戻ります。歩いたこともあり、すごく蒸し暑いです。
世界遺産のモスクより、この周辺の生活を見るという方が興味深いです。こちらカン・ジャハン廟近くの家です。ダッカなどの都会を除き、バングラデシュの家は大方こんな感じで、簡易な建物が多く、日本で言えば田舎の山間部の納屋みたいなイメージでしょうか。最貧国と言われる国の実情です。
カン・ジャハン廟の入口まで戻ってきました。地元の人やバングラデシュの観光客(ハネムーン中とか)が皆立ち止まり、携帯とか持っている人は、私達の写真を撮っています。ここは世界遺産の観光地なのにそんなに外国人観光客が珍しいのかと不思議に思います。そう言えばまだ一度も外国人観光客に遭遇していません。そういう意味では今まで訪れた国々の中で一番の秘境かも知れません。
次回はモングラ港&シュンドルボンクルーズ船をレポートの予定です♪
(フランスのストラスブールからの更新でした)