ペルー・ナスカの地上絵遊覧飛行

2014/11/10 (8日目)

3:15 モーニングコール、南米ツアーでは主にフライトの都合で早朝出発は仕方ありません。4:00からコンチネンタルの食事を用意してくれているのは助かります。

5:00 ホテルを出発し、イカへ向かいます。リマを離れると、次第に土地は荒れていき、こんな所で生活できるのかと思えるような何もない所に粗末な家が並ぶ景色が続きます。

リマからイカへ向かう道沿いの車窓風景


6:25 ワイキ(仲間、兄弟という意味)という名のお土産屋さんにトイレ休憩に寄ります。日系人の経営で、何もない所に高い塀で囲まれたお店です。お土産は少し高めですが、日本のツアーは必ず立ち寄っていると思われます。帰りにも寄るのでお土産の品定めをするといいでしょう。

日系人経営のお土産屋さん


休憩の後は再びひたすらイカに向けてバスは進みます。右手には海岸線が見えます。
海岸沿いには時にびっくりするくらいきれいな集落があることがありますが、これはお金持ちの夏の別荘です。

リマ-イカ間の海沿いの道の風景


反対側の景色はもう砂漠と言ってもいいでしょう。曇った天気が気になりますが、この先のナスカは基本的に雨は降らないので心配は要りません。この茶色一色の景色の中に見える左の白くて細長い建造物は養鶏場です。

リマーイカ間の内陸沿いの風景


リマから2時間離れた所で日系人始まりの地を通ります。ペルーには1%日系人が住んでいます。8割が沖縄から来た人たちです。

車窓には時折とても粗末な小屋の集落が見られます。不法占拠の町です。
不法占拠は5年たつと自分の土地として書類をもらえます。最初の1年は藁で家を作ります。2年目は木になります。写真は2年目くらいの集落です。3年目はレンガで家を作ります。このような家には本当に住むのではなく、1ヶ月に1度くらい見に来るだけです。5年建つと自分の土地になり、電気水道を通してもらえやっと町になります。近年はマフィアが絡んできていて問題になっているそうです。

不法占拠の集落


9:25 イカの空港に到着です。時間が早いからか、チャーターが基本なのか、空港には他に客がいません。また小さなお土産屋が空港内に1軒あるだけのこじんまりとした空港です。
空港に着いてみたら、空港税が値上がりしていて5ドルの予定が9ドルになっていました。
(9ドル払いましたが、旅行会社が5ドルで案内していたので、値上分は後で返金されました)

イカ空港とナスカの地上絵遊覧飛行の中型セスナ


今回はmovilairという会社の10人乗りの中型セスナを2機貸し切ってのナスカの地上絵遊覧飛行になります。体重測定してボーディングパスもらったら一応セキュリティ。今回のツアーは18PAXなので、10名と8名の2機に別れ、10分差くらいで飛び立ちます。(添乗員やガイドは留守番です)

1機目を見送ってすぐに搭乗します。ナスカからの遊覧飛行のときはカバンの持ち込みNGでしたが今回は小さなカバンは持ち込みOKです。中型のセスナは機内にそこそこ空間があるしナスカの地上絵遊覧で、日本のツアーが使う機材は新しいものなので空調もしっかりしていて快適です。

ナサウカの地上絵遊覧飛行の中型セスナの機内


10:20 イカの空港を出発です。ナスカ上空の混雑によって待たされることもありますが今日は待ち時間なく出発できました。驚いたのはコックピット、今まで乗ったどのセスナよりもハイテクです。大型のスクリーンは高解像度で、各種計器の値やら航路地図様々な情報を切り替えて表示することができるようです。飛ばすだけなら私でも飛ばせそうな機材でした。

ナスカの地上絵の中型セスナのコックピット


イカの町の周辺はまだ緑があります。でも畑を除けば周囲は全くの砂漠といった光景です。

イカ上空


20分も飛ぶともう荒れ果てた大地です。見える模様は滅多に降らない雨が流れた跡でしょう。そろそろ地上絵に近づいてきたことがわかります。イカからナスカまではセスナで片道25分くらい、多少の上下動があるものの、小型に比べると格段に安定したフライトです。

ナスカの大地


10:50 いよいよ最初の地上絵「クジラ」です。最初の地上絵を見るのは大変です。なぜならどの辺りにどのくらいの大きさでどんな感じに見えるのか初めてな訳で、大抵の人が何処?と声を掛け合う始末です。やっと形が認識できると写真を撮りたくなる訳ですが、ズームの加減を見ているうちに見失ったりしてうまく撮れません。右向きのくじらは、上半身だけ左上にひっかかった程度です。地上絵の中でクジラは線も細く少なく小さめです。

うまく写せなかったナスかの地上絵クジラの写真


その日の天気にもよりますが、地上絵が薄いものもあるので、見つけにくいものもあります。その中で、絵の描き方が違うし、斜面にあるので分かりやすいのが宇宙飛行士と言われる地上絵です。あえて分かりにくい写真を選びましたが、中央右よりに立っている人影わかりますか?実際、セスナから見るとこんな感じで、早く見つけないと見過ごしちゃいます。

山肌に書かれたナスカの地上絵宇宙飛行士


こちらはサルです。え?見えない?左半分くらいに尻尾クルクルの見えないですか?
うーん、今回の遊覧は前回に比べてちょっと高度が高いのか、または空気があまり澄んでいないのか、見つけにくいです。左右両方見えるように旋回して見せてくれるので、分からなかったということはないのですが、写真を撮るのは難しいです。

ナスカの地上絵サル


地上絵を見ている途中で、少し気分が悪くなってきました。慌ててエチケット袋を視認しますが、吐きそうという程ではありません。ですが、地上絵を見るための集中力は削がれた気がします。どうやら私だけでなく皆似たような状態だったようで途中から機内は静かになりました。

そんな中唯一くっきり見えて、写真映りも良かったのがハチドリです。ザ・ナスカの地上絵、というデザインで私は好きです。地上絵は大きさはマチマチですが、ズームはせいぜい2倍程度がちょうどいいようです。また連写機能を使うといい写真が撮れる可能性がUPするでしょう。

ナスカの地上絵ハチドリ


いろいろ見た最後は手と木です。パン・アメリカン・ハイウェイ沿いにあり、地上の観測塔ミラドールの左側にあります。ナスカまで行って遊覧飛行すれば、このミラドールにも立ち寄って間近で地上絵がどんな感じか見ることもできます。ナスカまで行くにはバスでリマから片道7時間かかるのが難点です(他に交通手段がありません)。

ナスカの地上絵手と木とミラドール


地上絵を見終わってイカへ戻るときは皆もう気分が悪くて口を利かない状態になりました。ナスカからの遊覧飛行とほぼ同じセスナの機材、操縦技術だったと私は思いますが、行き帰りの時間に多少は揺れがある分、酔い安いのだと思います。ナスカから飛んだ場合はすぐに地上絵が見えるし、同じように旋回しても全く酔いませんでした。

11:30 イカの空港に戻ってきました。吐かずに済んでほっとしました。
名前と日付入りのフライト証明書を発行してくれます。正直、この手の紙切れ、私はあまり嬉しくないのですが、捨てるのも何なので一応日本までは持ち帰ります。

イカ空港に着陸


遊覧飛行のセスナがアクロバット飛行で揺れて酔うんじゃないか、そう不安な人はナスカまで行って飛ぶのをオススメします。地上(ミラドール)からも見れるし、酔う可能性がほぼ0に近いです。リマから片道7時間以上かかるので、その分日数も余分にかかりますが、私はナスカの空港利用をオススメします。イカやパラカス、ピスコの空港利用であればリマからの距離は半分くらいになりますが、ナスカまでのフライト時間が長くなるので酔う可能性が高まります。

次回は南米旅行最後の旅レポート、砂漠のオアシス、ワカチナをレポートします♪

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

No title

こんにちは。

お土産物屋さん、クラブツーリズムも寄りました。
懐かしいです。

地上絵、なかなか写真撮るの難しかったです。
大体この片かなと思いシャッターを切っておりました。
ファインダーばかり覗いてたので、すごく気持ち悪くなり・・・
吐かずにすみましたが・・・
ただビデオでも撮っていましたが、見るとまた酔います(汗)

懐かしい写真と説明でまたあの地上絵を尾も出しました。
酔いも・・・・

ありがとうございました。

Re: No title

こんばんは!

地上絵、写真に撮るの難しいですよね。
あまり写真こだわると見過ごすし(笑)

私、素人ビデオが滅茶苦茶苦手です。
十数年前に張り切ってデジタルビデオ買ったものの、再生すると
吐きそうになります。3Dゲームなんかもダメですね。
もしまたペルーに行くことがあってもセスナには乗らないかもです(笑)

はじめまして!

臨場感あふれるレポートに、いつも凄いなあと拝見させていただいています!
(こちらにもご訪問ありがとうございます^^)
ナスカ(の地上絵)は昔から興味のあった場所で、でも自分は行くことは無いだろうなと思っています。
今回レポートを拝見して、フライト中のご気分の話など 自分も一緒に行ったかのように体験?させていただきました。
鮮明な写真なら検索すればいくらでも出て来ますが、ayaさんのレポートがあってこその味わいが良いですね♪

いつも貴重なお話 楽しみにしております(*^_^*)

Re: タイトルなし

はじめまして!コメントありがとうございます♪

時に失敗した写真は役にたちますね(笑)
中には絵を探すのを諦めて、とにかく適当に写真を撮って置く
という人もいるんですけど、やっぱり自分で探すっていうのが
地上絵観光の醍醐味だと思うんですけどね。
通常の視力で、天気もそこそこであれば、ほぼ見逃すことはない
程度には線が識別できるんです。思っていたより薄いって思う人も
多いようですけど。

きれいごとだけじゃなくて、実際にあったこと思ったことを
書いているだけなのですが、その方がいいという人がいて嬉しいです。

今後ともよろしくお願いしますね♪

No title

わぁぁ 教科書でしか見たことがない地上絵!
実際に見たらこういう感じなのですねー
浪漫ですねー
世界は不思議がいっぱいです。
ayaさんっ いつもありがとうございますー

Re: No title

薄い線もあるし、朝鮮とか図形みたいのはいっぱいあるんですよ~
クジラのしたにも手みたいのありますしね。
謎は謎なままの方が浪漫を感じますよね♪

No title

いつか観光したい「ナスカの地上絵」。

こんな感じで観光できるんですね〜。
勉強になりました。

絶対にいつか行きたいです!

Re: No title

雰囲気つかめましたか~?
結構あっという間ですよ。

ぜひ、ナスカまで行って、ミラドールから線がどのように書かれているか
間近で見てみてください♪
上空からと地上からと両方から見るのがオススメです。
こちらもご参考にどうぞ。
http://travelreport.blog118.fc2.com/blog-entry-370.html
プロフィール

aya1103

Author:aya1103
ようこそ!コメント大歓迎です♪
過去記事への質問もお気軽に

最新記事
カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ
最新トラックバック
FC2カウンター
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR