ペルー・マチュピチュ遺跡(市街地)

2014/11/06 (4日目) 続き

10:10 マチュピチュ遺跡の高台から遺跡全景の景色を楽しんだ後、グループを追って遺跡中心部の市街地へと降りていきます。アンデネス(段々畑)の間に作られた急な階段を気をつけて歩きます。斜面を利用して作られた畑、総面積はかなり広く、畑作業は大変そうです。

マチュピチュ遺跡アンデネス


長い階段とスロープを一気に降りて市街地入り口まで来ました。途中のスロープからの遺跡の眺めも感動もの、また市街地を取り囲むように作られた壁も見落としては行けません。
かつては扉がついていたこの市街地入り口の門では、こうしてワイナピチュを入れた写真を撮るため時に行列ができます。

マチュピチュ遺跡市街地入り口


市街地へ入ると、右側の斜面にはカリャンカ(来訪者の宿のようなもの)や作業小屋などが並びます。自然の大きな岩を利用した壁などが見られます。クスコで見る石組みに比べるとかなり粗さが目立ちます。

マチュピチュ遺跡の大きな岩を使った壁


この辺りでもうトラベルイヤホンに時々グループのガイドの声が入るようになりました。私がインカ橋に寄り道している間もっと先へ進んでいると思っていましたが、丁寧に見学しているようです。トラベルイヤホンは石壁に弱いので、ほとんど聞き取れませんが、太陽の神殿あたりにいるようです。最後に見学することもあるエリアですが先に行ったことがわかりました。

ということで、太陽の神殿をその場から見下ろします。最後に見学する場合も、上からの眺めは、市街地を入ってすぐのタイミングで見ておかないと見過ごすことになります。
上からなら太陽の神殿の重要な部分がよく見えます。2つの窓は冬至と夏至にぴったり太陽の日が入るよう設計されています。

太陽の神殿上部


下まで降りて太陽の神殿を下から眺めます。自然の石を利用した下部は陵墓と言われていますが、大地の神パチャママの神殿と思われます。内部にはニッチ(飾り棚)があります。
他のあまりメジャーじゃない遺跡では似た様な建造物で、今でもパチャママへ供物をささげた跡が見られることがあると何かの本で読んだことがあります。

太陽の神殿


太陽の神殿から1段上がったところには王女の宮殿があり、比較的きれいな建物ですが、そこから太陽の神殿裏に通じる道の片側の壁は、マチュピチュの中で最も美しい壁として有名です。複雑な形はなく、同じ高さには同じ大きさの石がきっちり積まれていて、紙一枚の隙間もありません。マチュピチュ遺跡の石組みは粗いものが多いので、ここだけ特別なエリアだとすぐに分かります。

マチュピチュ遺跡で最も美しい壁


その先には王の別荘と呼ばれる建物があります。この辺りでグループに追いつけると思ったのにいないので、見学をはしょったのかも知れません。名前から想像するのと逆に狭い建物ですが、入ると、最初に小さな中庭のような空間があり、天体観測用の石があります。

王の別荘にある天体観測の石


その奥には部屋があり、さらに狭い通路の先、ついたての奥には、水洗トイレがあります。写真手前の石はついたてで、左の方の奥の穴がトイレ排水溝ですね。ここ狭くてグループだと見学時間かかるから見学カットしたのかも知れません。

マチュピチュ遺跡王の別荘の水洗トイレ


王の別荘から階段を上がり、元来た方向に戻ると、石切り場の下です。そこでグループに追いついたので、何食わぬ顔で自然に合流しました。この石切り場は遺跡の真ん中あたりの高台にあります。ここの花崗岩を使って町は築かれたので、どうやってこんな山の上に町を作ったかという疑問はほぼクリアになってしまいます。

マチュピチュ遺跡石切り場


ミニ植物園を通り、神聖なエリアに入ります。神聖な広場と呼ばれる場所に、3つの窓の神殿と主神殿があります。写真は主神殿、かなり大きな石が使われています。一部は地震のせいでしょうか、崩れかかっています。

マチュピチュ遺跡主神殿


この主神殿の写真を撮っていて、ニッチ(飾り棚)に何かいるのが見えました。お、ビスカチャかな。ウサギの仲間ですが、大きなネズミにも見えます。この遺跡に住み着いていて、前回も見ましたが、岩の窪みなどにいるので見逃す人も多いようです。

マチュピチュ遺跡のビスカチャ


さて、この辺りから体調的にちょっとやばいな感が出て来ました。熱中症の症状に近い感じで、体に力がはいりません。元々体調不良の中もう2時間歩いているので、体力的に限界という所です。もう欲張ったことは一切忘れ、グループにゆっくり付いていく事に専念します。幸いグループは丁寧にゆっくり進んでいますし、立ち止まって説明があるときは近くの石などに座って体力の温存に努めました。

それでも、この先市街地の中で最も高い所にあるインティワタナがある高台へ上るのはかなりきつくて、途中休みながら追いかけました。インティワタナは日時計とされ、マチュピチュ以外の場所でも発見されています。現在ではパワースポットとして知られているので、触れないようロープが張られ常時監視員が見張っています。

インティワタナ


もうガイドの説明は何も私の耳には入らなくなりました。倒れたりしないように全神経を集中して自分をコントロールします。幸い前回かなり丁寧に見学したし、今回も見所はほとんど見たので、もう心残りもありません。遺跡一番奥に向かう途中、突然雨が降り出しました。

一番奥にある聖なる石の手前にワイラナと呼ばれる屋根が葺かれた建物があり、そこでちょっと休憩をしたらすぐに雨は止みました。もう雨季に入っているので、この程度で済んでラッキーです。聖なる石は大きなもので山の形に加工されていてインカでは山は神として崇められていたことがわかります。奥に見えるのは、ワイナピチュ登山の入り口チェックポイントです。

マチュピチュ遺跡聖なる石


後半は遺跡の東側を回ります。もうグループが何を説明されているのかすらさっぱりわかりません。ただ一番後ろの人を見失わないよう休憩しつつ追いかけるだけです。コンドルの神殿でやっとガイドの顔を見ることができました。

地面の石はコンドルの頭の部分で、儀式に使われたものです。後ろには太陽の神殿のような自然の岩と石組みを使った神殿があります。地下も複雑になっていてリャマの骨とか見つかっているそうで、生贄として捧げられたものでしょう。

コンドルの神殿のコンドルの頭の岩


最後は太陽の神殿の下にある水汲み場に出ます。16の水汲み場が段々になっていて、水路をたどって見るのはなかなか楽しいものです。この辺りは遺跡の中でも分岐点になっていて、
太陽の神殿エリアを最後に見るコースを取ることも多いようです。

マチュピチュ遺跡16の水汲み場


グループから遅れがちだったので、さすがに添乗員さんから具合大丈夫と声かけられました。何とか出口まで頑張れそうです・・・。そう、後は出口までほとんど平らな道を歩くだけです。シニアの方たちもさすがに疲れたようで、出口まだ?と言い出す人も出てきました。

はい、もうすぐ出口です。今回ご紹介するのを忘れていましたが、遺跡にはリャマさんが住んでいます。彼らは遺跡のあちこちを好きなように移動していますが、多くの場合に間近で見るチャンスがあります。私はこの日まであちこちでリャマとかアルパカを見ていたのですが、ツアーの皆さんは初めてだったので、すごい人気でした。

マチュピチュ遺跡とリャマ


12:00 遺跡を出ます。一応無事に観光が終わったと言っていいでしょう。12:10 シャトルバスに乗りマチュピチュ村に下ります。

マチュピチュ遺跡に関しては前回の方がレポートも丁寧なのでご興味ある方はこちらをご参照ください。せっかく遠くまで行くので、マチュピチュ村2連泊して遺跡を一日楽しむ行程をオススメします。

次回はマチュピチュ村散策~フォス・ド・イグアスをレポートします♪

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No title

石とか使って天体観測してたんですか

どういうふうに観測してたんでしょうね?

確かに
ビスカチャ?
ネズミとみえなくともないですね(笑)

高山の観光って大変そう
体調悪くならない人もいるんですよね

Re: No title

この天体観測の石ですが、写真にあるように水を張って、夜空を観測していたみたいです。
星がどこに映るかチェックしてたのでしょうかね。

マチュピチュ観光に来る人は皆3400mのクスコを通過してきているので2400mはなんとも
ないんです。問題はこの遺跡、出入口が一か所しかないから奥まで行ったら戻るのに距離が
あるというのと、遺跡自体が斜面にあるので、見学路もかなりのアップダウンがあること。
これで日差しがきつければ日陰はほとんどないので、体力のない人には、辛いですね。
と言っても、一周3時間程度なので、乗り物乗り継いでここまで来れた人たちには
どうってことないと思いますが♪

No title

マチュビチュに興味を持っていた息子も一緒に
ゆっくり読ませていただきました。
ayaさんの記事はとっても詳しくて写真もいっぱいで
一緒に旅しているような気分になれます。
動物好きな私はなきうさぎみたいなビスカチャが気になりました。
最後の写真もいいなーーヽ(^o^)丿

Re: No title

「一緒に旅しているような気分」最高の褒め言葉です!めちゃくちゃ嬉しいです♪
ビスカチャですが、すみません、なきうさぎみたいに可愛くはないです。
なきうさぎって北海道にいる手のひらに乗りそうなやつですよね。あれは確かにかわいい。
でもね、えっと、これ、でかいんですよ。膝にのせたら重そうなくらい、
というか、はみ出すかな?(笑)
マチュピチュではリャマさんたちは、よほど運が悪くない限りはこんな風に
間近で見れて、いい感じの写真が撮れるんですよ。
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aya1103

Author:aya1103
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