アラスカ・スキャグウェイ(ホワイトパス&ユーコン鉄道の旅)

2014/09/14 (6日目) 続き

スキャグウェイでの午後の観光は船で予約したエクスカーション「ホワイトパス鉄道の旅」(124.99ドル)12:45発への参加です。船でランチをとって30分前に船を降りると、既に同じチケットを持つアメリカ人たちが長蛇の列に並んでいてちょっとびっくりです。

ホワイト・パス&ユーコン鉄道の列車


客車はクラシック。座席は指定ではないものの、好きな車両に乗れるという分けではなく、船によって車両が確保されているので、順番に乗ることになります。私たちは少し遅めだったので後ろ気味の車両になりました。写真を撮る人は後ろの方が都合がいいです。体格のいい北米人には席が小さそうに見えます。

ホワイト・パス&ユーコン鉄道のクラシックな車両


車両内は座席は自由ですが、一度乗ったら隣の車両には移動できません。進行方向左側が景色がいいです。(今回乗った折り返して戻るコースでは復路は左右席を変わるという運用です。)片道ならば、デッキに出やすい一番後ろの左側がオススメの席になります。

車両内には各車両の先頭にストーブがあり、クルーがお世話をすることになっていますが、この日は暖かかったせいか使っていない様子でした。車両によってレトロなものとか様々なようです。天気や気温によってはかなり寒いという情報もあります。

ホワイト・パス&ユーコン鉄道の車内のストーブ


各車両には列車にしては小奇麗なトイレも完備で安心です。往復3時間かかるので必要ですよね。

ホワイト・パス&ユーコン鉄道の車内トイレ


さて、列車が走りだすとすぐにデッキへ出たい所ですが、アナウンスが入るまでは勝手にデッキに出てはいけません。出発して切符を回収した後、英語以外のブローシャーを配りに来るので、その際に日本語版をもらっておくと便利です。

列車の修理工場を通過した後の2.5マイル地点、右手にゴールドラッシュ・セメタリーがあります。有名なギャングのソーピー・スミスなどが眠っている墓地です。町からここまで4キロほどあるわけで、車窓からちらっと見るだけで満足することにしました。

ゴールドラッシュ・セメタリー


やがて左側にはさっそく素晴らしい渓谷の景色が広がってきます。スキャグウェイ・リバーの色がきれいです。

ホワイト・パス&ユーコン鉄道からの車窓景色


デッキに出てもいいよというアナウンスが入ったら早速席を立ちます。デッキは狭いので、ある種早い者勝ちぽい所もあります。隣の車両には移れないので、車両の前か後ろどちらかに出ますが、体が大きい人だと一人で埋まってしまいます。客同士声を掛け合って譲り合うしかありません。ここも断然左側がオススメです。防寒対策はそれなりに・・・。

ホワイト・パス&ユーコン鉄道のデッキと車掌さん


列車はどんどんと高度を上げ、急なカーブもあります。カーブの先にあったデンバーという所はトレイルの入り口で、歩き終わって出てきた人などを見かけることができます。(ここまで列車で行ってトレッキングするツアーもあります。)しばらくは山の景色を楽しみます。

絶景の続くホワイト・パス&ユーコン鉄道


もらったブローシャーは地図付きで、各地点の説明などがわかりやすく書いてあります。
それを見ながら景色を見るとびっくりする光景が目に入りました。眼前の山に、崖っぷちに横に線が入っています。そしてズームで見ると自分が乗っているのと同じ列車がそこを走っているではないですか!19世紀に作ったとは思えないすごい鉄道です。

かつては命がけで渡ったと思われる山に作られた線路


この鉄道はスキャグウェイの港からホワイトパス、標高約900mまでたったの32キロで上るという急勾配の鉄道で、必然的にその工事は困難が多いものでした。3万5千人が工事に携わり、450トンの爆薬が使われたそうですが、爆破作業で岩の下敷きになり亡くなった作業員もいます。ブラック・クロス・ロックは彼らの追悼碑ですが、小さいので車窓から見落としがちです。

やがて特に美しい山が見えてきました。きれいな氷河を頂いています。午前中は曇りだったので、このエクスカーションを午後にしておいて正解でした。単に午前中は同じツアーの
日本人が多いかもと思って避けたのですが、朝は冷え込むし、午後の方が天気がよくなる傾向がありそうでオススメです。

ホワイトパス&ユーコン鉄道から見える氷河を頂く山


氷河をズームしてみます。まさに流れているような感じに見えます。肉眼だとここまではっきりは見えませんが、その前の写真よりは大きく見えるので、迫力と美しさはかなり実感できます。

美しい氷河


ブライダルベール滝という見所があるのですが、かなり遠いので、インパクトは弱いです。さて、前にあそこ通るのかとびっくりした地点に差し掛かってきました。心もとない橋脚を通り、トンネルへと入ります。デッキで足元見るのが怖いです。トンネルは-50℃の中掘ったそうです。

16マイル地点にあるトンネル山へ入る列車


トンネルをくぐってしばらくいくと、1969年まで使われた線路、鋼鉄の橋を見ることができます。手前で切れています。1901年当時、世界で最も高いカレンチレバー構造の橋だったそうです。この写真を撮る時はちょっと怖かったです。

鋼鉄の橋


橋の代わりに作られた新しい橋とトンネルをくぐるともうすぐホワイトパス頂点です。線路に沿って小さな道が見えます。'98トレイルと言って、スキャグウェイから金鉱地への主要ルートだった道の跡ですが、すごく細い道です。

'98トレイル


そして国境に到着。ホワイトパス頂点で、海抜873m地点です。ここまで32.8キロ、あっという間にあがってきたという感じです。この往復ツアーではパスポートは要りませんが、この先まで行ってバスで戻るというツアーはパスポートが必携です。

ホワイトパス頂点、カナダとの国境


駅があるものだと思っていたら、そうではなく湖のほとりでしばらく停車です。ここで引き返すので、牽引車を付け替えるのと、後続の列車を1本待つようです。単線ならではのやりくりです。ここで、アナウンスが入り、客たちは左右の席を交代します。

ホワイトパス頂点の折り返し地点の景色


帰りは同じ景色をもう一度見ることになります。見損ねたものや、撮り損ねた写真を撮るには好都合だし、天気も変われば見えるものも異なってきますが、同じ所を通るのが嫌だという人は、もっと先まで行ってバスで戻るツアー(174.99ドル)もいいようです。行った方の写真を見せてもらいましたが、また違ったいい景色が待っているようです。

帰りはブライダル・ベールの滝を撮ってみました。実は山が大きすぎて、滝は1892mもあるのですが、フォールズというよりカスケードと言った方がいいような滝です。一番目立つ部分でもこんな感じです。

ブライダル・ベール滝


帰りは、ポカポカする中、昼寝をしている人も多かったです。午前中にゲットしたトレイルマップを見ながら、ダウンタウンから行けるトレイルに行こうかとダンナと相談しましたが明日もトレイル歩く予定だし、今日はもう止めておこうということになりました。

15:30 船の目前に戻ってきました。3時間近い鉄道の旅はとても楽しいものでした。
100年以上前に作られた鉄道は現在は観光に使われていますが、その車窓から見える景色は必見の価値ありです。1千万ドルの費用と血と汗と涙の結晶で作られた鉄道は町の大きな観光資源として大活躍です。この町へ来たら乗らずに帰る選択肢はないように思いました。

次回はスキャグウェイのお気軽トレッキングをレポートします♪

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No title

こんにちは!

>1969年まで使われた線路

何時か映画で見た光景に似てますね??記憶違いかもですけど

アメリカと聞くと荒野や平野などをは敷いてるイメージですけど
山間もあるんですね....〆(・ω・。)

Re: No title

こんにちは!

この路線は金鉱への路線で、他の鉄道とは繋がっていない独立したものなのです。
その用途は終わったわけですが、観光に大活躍ですね。
車内販売限定品とか、すごい人気でしたよ~キャップとかね。
確かに映画で見るような景色でしたね♪

No title

メリークリスマス☆
いつも有難うございます!
ご家族様皆様に素適なサンタさんきますように!!

Re: No title

こちらこそいつもありがとうございます♪
季節感のないブログですみません(笑)
サンタさんと言えば、本物から手紙もらったことがありますよ!
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