アラスカ・シトカ国立歴史公園

2014/09/12 (4日目) 続き

15:50 ボートを降りたのは、小さなシトカの町のど真ん中。明るいうちにシトカ国立歴史公園へ行こうと思いますが、18時に閉まってしまう聖ミカエル教会を先に訪ねます。シトカは1804年、ロシア人によって作られた町なので、町の中心にロシア正教会があります。外観はかなりシンプルです。

シトカ聖ミカエル教会


外観の割りには内部は豪華で、イコンなどは見ごたえがあります。1966年に教会は火事に見舞われたそうですが、展示品は消失を免れたものだそうです。入場料はないですが、2ドルの寄付を求める箱が置いてあったので気持良く寄付させてもらいました。

シトカ聖ミカエル教会内部


賑わっているのは聖ミカエル教会の周辺になりますが、町のメインストリート、リンカーンストリートを港方面に戻ります。奥に見えているのは、St. Peter's by the Sea と言う教会で可愛らしいですが、歴史はないようです。長閑な雰囲気です。

シトカのリンカーンストリート


リンカーンストリート沿いには遊歩道もあり、気持ちよく散歩ができます。これから国立歴史公園へ行く人は少ないようです。一緒のクルーズ船で来た客たちは、私たちがラッコやクジラに夢中になっている間に、町や公園の散策をほとんど終わらせてしまったようです。

シトカのハーバー沿いの道


ハーバーを越えた所に、サーモンの孵化場のような所があります。建物は修理中といった感じでしたが、その手前にはサーモンを集める仕掛けの水路があり、小屋ではサーモンのライフサイクルとか孵化についての学習説明などをしているようでした。

サケの孵化場入り口


水路を見ると、サーモンがいっぱい泳いでいます。実際にサーモンが遡上する川はちょっと離れた所にあり、このサーモン達はちょっと勘違いで人間の罠にかかっているか、またはここで孵化した子達かわかりませんが、いずれにせよ人の手を借りて子孫は残せることになりそうです。

遡上するサケ


聖ミカエル教会から恐らく1kmほどでしょうか、リンカーンストリートの終点にシトカ国立歴史公園があります。入り口には東南アラスカ・インディアン文化センターがあります。館内では先住民クリンケット族の悲しい歴史などを見ることができるそうで、閉館の17時までまだ30分ありましたが、見学はパスすることにしました。

シトカ国立歴史公園の南東アラスカ・インディアン文化センター


では何しにシトカ国立歴史公園に来たのかと言うと、広大なトンガス森林に作られた原生林トレイルを歩くためです。暗くなるとやっかいなので、早速トレイルに入ります。公園自体には入場料などはありません。この公園には18基トーテムポールが立っています。

シトカ国立歴史公園のトレイル


トーテムポールはトレイル沿いに立っているので見落とすことはないです。立体的なので、横から見ることも忘れては行けません。

シトカ国立歴史公園のトーテムポール


これはかなりでかい。この公園内には世界最大18mのトーテムポールがあるそうですが、どれがそれだかよくわからず・・・。ともかくひとつひとつが特徴があって、なかなか面白いです。

巨大なトーテムポール


恐らくオリジナルじゃないレプリカもあると思いますが、どちらでも区別つかないくらい、元の状態をうまく表現できているようにも見えます。家の柱として建てられたものや何かの記念に飾りとして建てられたもの、目的も様々だったようです。アートとして見ごたえあります。

カラフルで立体的なトーテムポール


トレイルの奥の方に広場がありました。ここは先住民トリンギットのキクスアディ(kiks.adi)という部族がロシアの報復に備えて砦を作り戦った所です。75*50mの大きさで、木材を立てた高い塀で囲まれていました。現在は見事に痕跡は消え去り、キクスアディ部族がここで戦ったという簡単な説明が書かれたプレートがつけられた岩がぽつんと残るのみです。

キクスアディ部族の砦があった場所


その砦跡に程近い入り江の水際に立ってみました。まさに水際の争いがあった場所です。そこには何があったかの簡単な説明とイメージ図がありました。先住民は仮面のような兜を被っていたようで、土地をめぐる攻防は血なまぐさい壮絶なものだったことがわかります。
今は静かで美しい場所です。

かつて戦いがあったシトカの入り江


トレイルの後半は、インディアン川沿いを歩きます。川向こうもトンガス森林が広がり、トレイルがあるようです。このあたりにあった説明版では、この河口付近は豊かな鳥や動物の宝庫のようですが、周囲に人気がないのに水音や羽音がするとびくっとしてしまいます。

シトカのインディアン川


トレイルは犬の散歩や学生のマラソンコースにも使われていて、クルーズ船の客が大方去った時間でも多少の人通りはあります。インディアン川沿いには人一人通るのがやっとの細い道もあります。ガイドと歩けばいろいろ説明が聞けるのでしょうが、専門的な話を英語で聞き取るのは大変ですので、マイペースで歩くのが一番です。

インディアン川沿いのトレイル


ゆっくり歩いて一周30分ちょっとくらい。シトカに来たら是非歩いて欲しいトレイルです。

次回はサケの遡上とシトカダウンタウンをレポートします♪

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こんにちは

森の中のトーテム、復元されたものだとしても、
昔からの人々の思いが伝わってきそうですね。
人間を圧倒する厳しい大自然の中で、
生き抜いてきたのでしょうね。

Re: こんにちは

こんにちは!
残せる何かを生み出せるってすごいなぁと思います。
伝統というのはたとえ途絶えても、また別の形で引き継がれていくのでは
そう感じました。
今の先住民族は、昔のプライドを失いつつあるように思うのですが、観光に
頼り過ぎずに生きていってほしいです。
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