インド・ネパールへの道はビザ取得から
アラスカクルーズの旅レポートが始まったばかりですが、明日からインド・ネパール7日間ツアーに行ってきます。阪急交通社のツアーに旅ともさんと参加、旅費は燃油諸税込みで20万円弱です。
インドもネパールも初訪問で、両国ともビザが必要です。今回はそのビザ取得に関してちょっと苦労したのでそれを報告したいと思います。(写真なしの長文になります。)
9月のアラスカクルーズの後、ブラジルビザが想定よりも早く取得できたので、南米に行く前にインドとネパールのビザも取ってしまおうと安易に考えていました。旅行スケジュールが立て込んでいるし、東京在住なので自分で取った方が早いし安いので可能な限りビザは自分で取得しています。
まずはネパール。申請書は紙一枚で、写真もパスポートサイズ1枚、手書きで記入し(ワードかPDFのフォーマットにPCで書き込みも可)、大使館に申請に行きます(大使館にも申請用紙は置いてあります)。
大使館は目黒にありますが、最寄駅から遠く、住宅街にある一軒家です。Googleマップなどで調べていけば分かりやすいのですが迷う人も多いようです。申請は10:00-12:00、大使館の職員がとても親切で感じがいいです。大方の大使館とか領事館の職員はぶっきらぼうな人が多いのです。
申請は10分ほど待ってチェックしてもらってからビザ料金を払いました。翌々営業日の14:00-16:00に取りに行くのが基本ルールです。大使館に出入りしているネパール人らしき人たちも挨拶とかする感じのいい人たちでビザもスムーズに取れ何の問題もありませんでした。
さて、苦労したのはインドビザです。いえ、インドビザは一筋縄ではいかないと言うのはネットで検索して知っていて、十分対策したはずでした。気を抜かず、記入例通りにネットで入力します。項目が多く、特に勤務先(退職者は前職、主婦は夫の)とかパスポート発行地など(JAPANとか書いたらダメ)に気を付けます。
次の難関は印刷です。下部ギリギリの所に薄っぺらいバーコードと名前が付いていて、これが全部印刷されていないと却下されるのです。家にプリンタがないのでPDFをコンビニで印刷しますが、うまく印字されません。遠くのローソンまで行って印刷しなおしてようやくきちんと印字ができました。通常プリント範囲外の余白と考えられるエリアで、わざと意地悪しているんじゃないかという場所です。
ネパール大使館でパスポートのピックアップをしたその足でインドビザ申請センターのある茗荷谷へ向かいました。10月はまだそんなに混んでいないので、番号札とかなく窓口に声をかけて受け付けてもらいます。写真5*5cmを貼って申請書を提出します。日本語が怪しいインド人がぶっきらぼうに対応します。
金曜の午後だったせいもあり、空いていたので10分も待たずに呼ばれて、申請料金を払って申請を受け付けてもらえました。待ち時間に先に呼ばれた人は、何かとダメだしをくらい、肩を落として出て行く人が多かったです。この際、402を紹介され(癒着していると思われる業者の所へ送り込まれ)、高い料金を払って申請書を作り直すという流れができています。
すんなり受け付けてもらって、事前の対策と念入りなチェックが功を奏したと安心していた所、週明けにインドビザ申請センターから電話がかかってきました。
実は私のパスポートは旧姓が別名併記といって苗字の後ろに括弧書きされているのです。だから旧姓も苗字の後ろに入れ苗字として申請する必要がある、申請し直して、と。でもこれ表記上、別名を”併記”しているだけで、ICチップにデータとして入っていないし、通常、飛行機の予約などにも別名の旧姓は使えないのです。これまで取ってきた各国のビザでも一度もその括弧の名前を名前の一部として申請しろとは言いませんでした。
でも大使館が決めたことだから、指示通り申請し直さないとビザは出ないと言われ仕方なくもう一度申請に行きます。そういう理由でも、写真も申請料金も新たに出し直さなくてはいけません。ビザ料金とか言いながら却下の場合も返金がないのです。噂通りインドビザは簡単ではなかった・・・、念のため事前に確認しなかったのは反省です。
さて問題はここから、再申請に行くと、申請書の新旧コピーを渡され、「キャンセラレーションレターが必要です。402に行けば手伝ってもらえます。」と言われます。402とは例の30分800円の有料ネットの場所ですが、仕方ないのでそこへ行くと、「要するに、あなたはキャンセラレーションレターが必要なの?だったら代行は1500円、自分で作るなら、ネットは30分800円。」と言われました。
キャンセラレーションレターだけでいいのかわからないし、それは何を書けばいいのかわからないし、と言うと雛形はないと402の人は言います。なら何故自分で作るのに、ネットが必要なのか?訳が分からないので、もう一度きちんと確認しに申請センターへ戻りました。
必要なのは前に出した申請書について、キャンセルの理由を書いたキャンセラレーションレターと彼らが呼ぶ英文レターだと分かりました。つまり、却下されたという形ではなく、申請者が申請を特別な理由で取り下げてもらう、という形を取るわけです。
手書きでもいいと確認しますが、なるほど英文レターが書けない人は、代行頼むしかないとそういう道筋、しかもキャンセルしてもお金も申請書も何も戻ってこないのに。
ここまでのやり取りを聞いていた隣の窓口の女性が不憫に思ってか、声をかけてくれました。自分で書ける?だったらこれ使ってと白紙をくれ、最低限の体裁として宛名の書き方とか、こんな感じで書けばいいと口頭でヒントをくれました。
こんな所で大使館宛に即席の英文レターを書く羽目になるとは・・・。なるほど英語が得意でなければネットで翻訳サイトとか利用したくなるかもということか。一応外資系に勤めていた身なので、何とか自力で最低限のことだけ書いて、これで大丈夫かなとやさしくしてくれた女性に提出しました。
最後に申請料金をもう一度払ってインドビザ申請センターを後にした頃には一連のやり取りで、ぐったりと疲れきっていました。話が思うように通じず、もういくらでも払うから何とかしてという気持になりかけました。一人の窓口の女性が親切にしてくれたお陰で救われたけど、何しろ日本語が細かく通じないせいもあって、ものすごく消耗しました。久々に強いストレスを感じ、一日落ち込みました。
最申請後2日でビザが下りた事をネットで確認した時、涙が出そうなほどの感情がこみ上げてきました。たかがビザでこんな嬉しいようなほっとしたような気分になるとは・・・。ビザが有効なうちにもう一回インドに行って苦労の元を取ろうかと思っています。
インドビザに関する注意事項
・記入例を注意深く見て、同様に入力すること。システム上許されていても空欄ではダメな項目が結構あります(特に職業欄)。
・申請書の印刷に気をつけること。下部にあるバーコードと名前はプリンタによって印字できないこともある。きっちり印字されていることを確認。(私の場合、セブンイレブンはダメでローソンの複合機がOKでした。)
・申請に行ってダメ出しされた場合、時間と交通費が気にならない人は一度持ち帰ってゆっくりやり直すことをオススメします。そうでない場合は、駅前に安いネットカフェがあります。402は高い上、台数も少ないし、インドビザのサイトは頻繁に落ちていることもあるので、その場合は無駄になります。
・申請後の状況確認も、インドビザサイトが応答しないことがよくあるので、時間を置いて何度も試みること。
・インドビザ申請は落とし穴がたくさんあり大変です。インドビザに限っては、旅行会社などに申請を代行してもらう方が確実かも知れません。
・申請センターは午後の方が空いています。観光シーズンは申請センターは混みますが、10月は空いていて通常より早く2日でビザが出ました。午後申請は+1日です。
インドという国がどういう国か、私は仕事上では多くのインド人と関わって来ましたが、彼らは言わばエリートでした。想像は付きますが、想像を絶した体験をするかも知れません。今回は有名な観光地のみの訪問ですが、インドという国を垣間見て来ようと思います。
これまで足を踏み入れなかったのは、ひとつは胃腸に自信がなかったからというのがあります。十二分に気をつけて行ってきたいと思います。
旅行中も可能な限りアラスカクルーズの続きをレポートします♪
いつも通り速報はtwitterで!
インドもネパールも初訪問で、両国ともビザが必要です。今回はそのビザ取得に関してちょっと苦労したのでそれを報告したいと思います。(写真なしの長文になります。)
9月のアラスカクルーズの後、ブラジルビザが想定よりも早く取得できたので、南米に行く前にインドとネパールのビザも取ってしまおうと安易に考えていました。旅行スケジュールが立て込んでいるし、東京在住なので自分で取った方が早いし安いので可能な限りビザは自分で取得しています。
まずはネパール。申請書は紙一枚で、写真もパスポートサイズ1枚、手書きで記入し(ワードかPDFのフォーマットにPCで書き込みも可)、大使館に申請に行きます(大使館にも申請用紙は置いてあります)。
大使館は目黒にありますが、最寄駅から遠く、住宅街にある一軒家です。Googleマップなどで調べていけば分かりやすいのですが迷う人も多いようです。申請は10:00-12:00、大使館の職員がとても親切で感じがいいです。大方の大使館とか領事館の職員はぶっきらぼうな人が多いのです。
申請は10分ほど待ってチェックしてもらってからビザ料金を払いました。翌々営業日の14:00-16:00に取りに行くのが基本ルールです。大使館に出入りしているネパール人らしき人たちも挨拶とかする感じのいい人たちでビザもスムーズに取れ何の問題もありませんでした。
さて、苦労したのはインドビザです。いえ、インドビザは一筋縄ではいかないと言うのはネットで検索して知っていて、十分対策したはずでした。気を抜かず、記入例通りにネットで入力します。項目が多く、特に勤務先(退職者は前職、主婦は夫の)とかパスポート発行地など(JAPANとか書いたらダメ)に気を付けます。
次の難関は印刷です。下部ギリギリの所に薄っぺらいバーコードと名前が付いていて、これが全部印刷されていないと却下されるのです。家にプリンタがないのでPDFをコンビニで印刷しますが、うまく印字されません。遠くのローソンまで行って印刷しなおしてようやくきちんと印字ができました。通常プリント範囲外の余白と考えられるエリアで、わざと意地悪しているんじゃないかという場所です。
ネパール大使館でパスポートのピックアップをしたその足でインドビザ申請センターのある茗荷谷へ向かいました。10月はまだそんなに混んでいないので、番号札とかなく窓口に声をかけて受け付けてもらいます。写真5*5cmを貼って申請書を提出します。日本語が怪しいインド人がぶっきらぼうに対応します。
金曜の午後だったせいもあり、空いていたので10分も待たずに呼ばれて、申請料金を払って申請を受け付けてもらえました。待ち時間に先に呼ばれた人は、何かとダメだしをくらい、肩を落として出て行く人が多かったです。この際、402を紹介され(癒着していると思われる業者の所へ送り込まれ)、高い料金を払って申請書を作り直すという流れができています。
すんなり受け付けてもらって、事前の対策と念入りなチェックが功を奏したと安心していた所、週明けにインドビザ申請センターから電話がかかってきました。
実は私のパスポートは旧姓が別名併記といって苗字の後ろに括弧書きされているのです。だから旧姓も苗字の後ろに入れ苗字として申請する必要がある、申請し直して、と。でもこれ表記上、別名を”併記”しているだけで、ICチップにデータとして入っていないし、通常、飛行機の予約などにも別名の旧姓は使えないのです。これまで取ってきた各国のビザでも一度もその括弧の名前を名前の一部として申請しろとは言いませんでした。
でも大使館が決めたことだから、指示通り申請し直さないとビザは出ないと言われ仕方なくもう一度申請に行きます。そういう理由でも、写真も申請料金も新たに出し直さなくてはいけません。ビザ料金とか言いながら却下の場合も返金がないのです。噂通りインドビザは簡単ではなかった・・・、念のため事前に確認しなかったのは反省です。
さて問題はここから、再申請に行くと、申請書の新旧コピーを渡され、「キャンセラレーションレターが必要です。402に行けば手伝ってもらえます。」と言われます。402とは例の30分800円の有料ネットの場所ですが、仕方ないのでそこへ行くと、「要するに、あなたはキャンセラレーションレターが必要なの?だったら代行は1500円、自分で作るなら、ネットは30分800円。」と言われました。
キャンセラレーションレターだけでいいのかわからないし、それは何を書けばいいのかわからないし、と言うと雛形はないと402の人は言います。なら何故自分で作るのに、ネットが必要なのか?訳が分からないので、もう一度きちんと確認しに申請センターへ戻りました。
必要なのは前に出した申請書について、キャンセルの理由を書いたキャンセラレーションレターと彼らが呼ぶ英文レターだと分かりました。つまり、却下されたという形ではなく、申請者が申請を特別な理由で取り下げてもらう、という形を取るわけです。
手書きでもいいと確認しますが、なるほど英文レターが書けない人は、代行頼むしかないとそういう道筋、しかもキャンセルしてもお金も申請書も何も戻ってこないのに。
ここまでのやり取りを聞いていた隣の窓口の女性が不憫に思ってか、声をかけてくれました。自分で書ける?だったらこれ使ってと白紙をくれ、最低限の体裁として宛名の書き方とか、こんな感じで書けばいいと口頭でヒントをくれました。
こんな所で大使館宛に即席の英文レターを書く羽目になるとは・・・。なるほど英語が得意でなければネットで翻訳サイトとか利用したくなるかもということか。一応外資系に勤めていた身なので、何とか自力で最低限のことだけ書いて、これで大丈夫かなとやさしくしてくれた女性に提出しました。
最後に申請料金をもう一度払ってインドビザ申請センターを後にした頃には一連のやり取りで、ぐったりと疲れきっていました。話が思うように通じず、もういくらでも払うから何とかしてという気持になりかけました。一人の窓口の女性が親切にしてくれたお陰で救われたけど、何しろ日本語が細かく通じないせいもあって、ものすごく消耗しました。久々に強いストレスを感じ、一日落ち込みました。
最申請後2日でビザが下りた事をネットで確認した時、涙が出そうなほどの感情がこみ上げてきました。たかがビザでこんな嬉しいようなほっとしたような気分になるとは・・・。ビザが有効なうちにもう一回インドに行って苦労の元を取ろうかと思っています。
インドビザに関する注意事項
・記入例を注意深く見て、同様に入力すること。システム上許されていても空欄ではダメな項目が結構あります(特に職業欄)。
・申請書の印刷に気をつけること。下部にあるバーコードと名前はプリンタによって印字できないこともある。きっちり印字されていることを確認。(私の場合、セブンイレブンはダメでローソンの複合機がOKでした。)
・申請に行ってダメ出しされた場合、時間と交通費が気にならない人は一度持ち帰ってゆっくりやり直すことをオススメします。そうでない場合は、駅前に安いネットカフェがあります。402は高い上、台数も少ないし、インドビザのサイトは頻繁に落ちていることもあるので、その場合は無駄になります。
・申請後の状況確認も、インドビザサイトが応答しないことがよくあるので、時間を置いて何度も試みること。
・インドビザ申請は落とし穴がたくさんあり大変です。インドビザに限っては、旅行会社などに申請を代行してもらう方が確実かも知れません。
・申請センターは午後の方が空いています。観光シーズンは申請センターは混みますが、10月は空いていて通常より早く2日でビザが出ました。午後申請は+1日です。
インドという国がどういう国か、私は仕事上では多くのインド人と関わって来ましたが、彼らは言わばエリートでした。想像は付きますが、想像を絶した体験をするかも知れません。今回は有名な観光地のみの訪問ですが、インドという国を垣間見て来ようと思います。
これまで足を踏み入れなかったのは、ひとつは胃腸に自信がなかったからというのがあります。十二分に気をつけて行ってきたいと思います。
旅行中も可能な限りアラスカクルーズの続きをレポートします♪
いつも通り速報はtwitterで!