ブルガリア・カザンラクのトラキア人の墓とバラ畑
2014/06/08 (6日目) 続き
14:35 カザンラクの町の中心からバスでたったの5分、世界遺産のトラキア人の墓を観光するためバスを降ります。緑豊かな丘の上にあるので食後の軽い運動にはちょうどいいです。

こちらがオリジナルのトラキア人の墓。保護のため一般の人は見学することはできません。建物は近年のものなのでこれではさっぱりどんな墓かわかりませんが、第二次世界大戦の最中、1944年に防空壕を掘っていて偶然発見されたそうです。紀元前4世紀末頃の有力貴族のお墓と見られています。

このオリジナルのお墓の先に精巧に作られたコピーがあるのでそちらを見学します。
内部の写真撮影は5Lv.です(レプリカなのに!)。入り口を入ると発掘品が少々展示されている部屋があります。

その先にかがんで一人ずつ狭い通路を通って入る玄室があります。玄室は7人くらい入るといっぱいなので交代で見学です。天井に鮮やかなギリシャ風の壁画があり、亡くなった主人と殉死した妻を中心に、音楽や馬車競技などの弔いの宴の様子が描かれています。来世を信じたトラキア人は夫が死ぬと妻は殉死して一緒に葬られるのが栄誉だったそうです・・・。

15:05 トラキア人の墓を後にして、またカザンラクの中心を通り次の目的地プロブディィフに向かいます。セヴトポリス広場ではまだバラ祭りのイベントが行われているようで、仮設ステージを中心に大勢が盛り上がっている様子が
見えました。
町の郊外でトイレ休憩を取り、プロブディフに向かいますが、目を凝らしてみてもカザンラクの近くは道沿いにバラ畑がほとんど見えません。これあやしいなと思っても、たぶん野菜の類でしょう。花と言えばむしろ、ひまわり畑が多いし、ラベンダーも結構あります。

バラの季節というので来た人もいたでしょうが、テンション落とされたくないので、再三バラ畑なんて見れないよ期待しない方がいいよと私も周囲に言ってきましたが、あまりの見れなささに、どうしてもバラ畑の写真が撮りたいのだと添乗員に強くアピールするおじさんがいました。
15:55 私も注意して車窓を見ていましたが、お、これバラ畑じゃない?と思う場所を通りました。するとバスが止まってくれました。おじさんのアピールが効いてフォトストップを取ってくれることになりました。

ちょうど停められるスペースがある所にバラ畑があり、所有者に許可なんて取っていないんでしょうけど畑の入り口付近を見学させてもらいました。バスを降りたら香りが鼻を突きます。丈は腰の高さくらい、足元は雑草だらけですが、これがカザンラクのバラ畑です!

だいたい5月末からバラ祭りが終わるまでの6月初旬が収穫時期で、この時期は日の出と共に朝露の残る花を手で摘むのだそうです。こうして開いてしまうと香りが飛んでしまうので、早朝にすごい人手をかき集めて花摘みが行われるということです。

そういう訳なのでバラの季節にカザンラクを訪れても、要するに摘み残したわずかの花が咲いているバラ畑しか見ることができません。そしてこの季節を過ぎれば、もうほとんど花は見られません。雑草に埋もれていますが、よく見るとちゃんと列になっていて、それに畑もすごく広そうです。

比較的きれいなバラの花を見つけるのは大変です。開いた状態で直径5cmちょっとくらい。なんともかわいらしいです。

季節のいい時に来て、バラ畑に立ち寄ってもらえれば、それなりに期待したバラ畑が見られるということがわかりました。多くの人が想像するバラ畑とイメージは違うかもしれませんが、背景の景色も含めてこれはこれでとても素敵です。

10分ほどバラ畑を楽しみ、今度こそプロブディフへ向かいます。
17:00過ぎ、プロブディフに入ってきました。観光は明日の予定ですが、観光予定のイマレットモスクのみちょっと離れた所にあるので今日寄って行きましょうということになりました。街の北に流れるマリツァ川を渡ります。橋の上に電車でもあるのかと思ったら、なんと橋そのものがショッピングセンターになっているのだそうです。

17:10 川沿いでバスを降りて、歩いてイマレットモスクに来ました。15世紀のモスクで、慈善目的で作られたモスクだそうです。塔のデザインがちょっと独特ですが、建立したオスマン帝国総督の息子?の奥さんの好みだったそうです。

中も見学させてもらいましたが、質素な作りです。前回来た時もここを見学したのですが、何で見学コースに入れたのか今ひとつわからないというか・・・。街の中心部にもっと見ごたえある観光スポットがいっぱいあるのに、という気持ちです。

次回はプロブディフの夕暮れ旧市街散策をレポートします♪
14:35 カザンラクの町の中心からバスでたったの5分、世界遺産のトラキア人の墓を観光するためバスを降ります。緑豊かな丘の上にあるので食後の軽い運動にはちょうどいいです。

こちらがオリジナルのトラキア人の墓。保護のため一般の人は見学することはできません。建物は近年のものなのでこれではさっぱりどんな墓かわかりませんが、第二次世界大戦の最中、1944年に防空壕を掘っていて偶然発見されたそうです。紀元前4世紀末頃の有力貴族のお墓と見られています。

このオリジナルのお墓の先に精巧に作られたコピーがあるのでそちらを見学します。
内部の写真撮影は5Lv.です(レプリカなのに!)。入り口を入ると発掘品が少々展示されている部屋があります。

その先にかがんで一人ずつ狭い通路を通って入る玄室があります。玄室は7人くらい入るといっぱいなので交代で見学です。天井に鮮やかなギリシャ風の壁画があり、亡くなった主人と殉死した妻を中心に、音楽や馬車競技などの弔いの宴の様子が描かれています。来世を信じたトラキア人は夫が死ぬと妻は殉死して一緒に葬られるのが栄誉だったそうです・・・。

15:05 トラキア人の墓を後にして、またカザンラクの中心を通り次の目的地プロブディィフに向かいます。セヴトポリス広場ではまだバラ祭りのイベントが行われているようで、仮設ステージを中心に大勢が盛り上がっている様子が

見えました。
町の郊外でトイレ休憩を取り、プロブディフに向かいますが、目を凝らしてみてもカザンラクの近くは道沿いにバラ畑がほとんど見えません。これあやしいなと思っても、たぶん野菜の類でしょう。花と言えばむしろ、ひまわり畑が多いし、ラベンダーも結構あります。

バラの季節というので来た人もいたでしょうが、テンション落とされたくないので、再三バラ畑なんて見れないよ期待しない方がいいよと私も周囲に言ってきましたが、あまりの見れなささに、どうしてもバラ畑の写真が撮りたいのだと添乗員に強くアピールするおじさんがいました。
15:55 私も注意して車窓を見ていましたが、お、これバラ畑じゃない?と思う場所を通りました。するとバスが止まってくれました。おじさんのアピールが効いてフォトストップを取ってくれることになりました。

ちょうど停められるスペースがある所にバラ畑があり、所有者に許可なんて取っていないんでしょうけど畑の入り口付近を見学させてもらいました。バスを降りたら香りが鼻を突きます。丈は腰の高さくらい、足元は雑草だらけですが、これがカザンラクのバラ畑です!

だいたい5月末からバラ祭りが終わるまでの6月初旬が収穫時期で、この時期は日の出と共に朝露の残る花を手で摘むのだそうです。こうして開いてしまうと香りが飛んでしまうので、早朝にすごい人手をかき集めて花摘みが行われるということです。

そういう訳なのでバラの季節にカザンラクを訪れても、要するに摘み残したわずかの花が咲いているバラ畑しか見ることができません。そしてこの季節を過ぎれば、もうほとんど花は見られません。雑草に埋もれていますが、よく見るとちゃんと列になっていて、それに畑もすごく広そうです。

比較的きれいなバラの花を見つけるのは大変です。開いた状態で直径5cmちょっとくらい。なんともかわいらしいです。

季節のいい時に来て、バラ畑に立ち寄ってもらえれば、それなりに期待したバラ畑が見られるということがわかりました。多くの人が想像するバラ畑とイメージは違うかもしれませんが、背景の景色も含めてこれはこれでとても素敵です。

10分ほどバラ畑を楽しみ、今度こそプロブディフへ向かいます。
17:00過ぎ、プロブディフに入ってきました。観光は明日の予定ですが、観光予定のイマレットモスクのみちょっと離れた所にあるので今日寄って行きましょうということになりました。街の北に流れるマリツァ川を渡ります。橋の上に電車でもあるのかと思ったら、なんと橋そのものがショッピングセンターになっているのだそうです。

17:10 川沿いでバスを降りて、歩いてイマレットモスクに来ました。15世紀のモスクで、慈善目的で作られたモスクだそうです。塔のデザインがちょっと独特ですが、建立したオスマン帝国総督の息子?の奥さんの好みだったそうです。

中も見学させてもらいましたが、質素な作りです。前回来た時もここを見学したのですが、何で見学コースに入れたのか今ひとつわからないというか・・・。街の中心部にもっと見ごたえある観光スポットがいっぱいあるのに、という気持ちです。

次回はプロブディフの夕暮れ旧市街散策をレポートします♪