ブルガリア・シプカ峠~カザンラクバラ博物館

2014/06/08 (6日目) 続き

11:30 エタル野外博物館からバスで30分、シプカ峠に到着です。ここは19世紀に激戦の舞台となった場所で、ブルガリア人が死守した山ストレトフ山の頂上には32mの自由の碑が立っています。

シプカ峠の自由の記念碑


シプカ峠の休憩での楽しみはシプカ名物、水牛のヨーグルト。峠の休憩所には何軒かのお店が並び、どこでもこのヨーグルトを楽しめます。写真はスモールサイズ2Lv.(150円)。スモールサイズと言っても一人で食べるには大きめですが、コクがあるのにさっぱりしていてぺろっと食べられます。濃厚な蜂蜜と一緒に食べると最高です。

シプか名物水牛のヨーグルト


20分の休憩の後はバラの谷へ向けてクネクネと峠を下ります。金色の玉ねぎ型の屋根がちらっと見えたらもう峠道は終わりです。屋根はシプカ僧院です。

シプカ僧院


バスはバラの谷として名高いカザンラクに入ってきました。バラが一面に咲く谷を想像していた方はイメージとのギャップに首をかしげると思います。実際は谷というより、バカでかい開けた盆地になります。そして、目を凝らしてもバラ畑はほとんど見つけられません。ただでさえ花が小さくわかりにくい上、道路沿いにはほとんどバラ畑はないからです。

バラの谷


代わりに見られるものは、ぽつぽつと見られる不自然な小山です。人口的なもので、バルカン半島の先住民族トラキア人のお墓、つまり古墳です。この周辺だけで120はあるそうです。紀元前から残っていると言うのはすごいです。

バラの谷に点在するトラキア人のお墓


12:15 カザンラクの市街地の北にぽつんとあるバラ博物館に到着です。実は今日はバラ祭りのパレードの日と言うこともあってガラガラです。私たちと同じ行程でホテルもほとんど一緒というツアーがありよく顔を合わせたのですが、彼らはバラ祭りを見学するツアーで朝早くに同じホテルを発って行きました。ほぼ同じツアーなのに値段が全然違います。

カザンラクバラ博物館


一軒屋サイズのバラ博物館に入ると、入り口には小さなショップがあります。団体客などが重なると人垣で商品が見えなくなるような駅のキオスクサイズの売店です。ここで買うなら100%のバラオイル(18Lvから)でしょう。ここでの買い物はあてにしない方がよく、配り物のお土産用バラ製品はベリコタルノボで買うのがオススメです。

カザンラクバラ博物館の売店


博物館では、伝統的な蒸留釜や保管容器などが展示されています。
ちなみにオイルの抽出に使う銅の蒸留釜のことをトルコ語でカザンということが街の名前カザンラクの由来と言われています。

カザンラクバラ博物館の展示


元々は17世紀のトルコ支配時代にバラ栽培が伝わったそうです。イスラム教の世界では来客の歓迎や宗教儀式でバラ水が使われることが多かったからです。現在はでバラの香水の原料の最大の産地となっています。バラの品種は小ぶりのダマスカスローズです。

摘み取ったダマスカスローズ


後半はバラ祭りの記録の展示になっています。毎年バラ祭りで選ばれるバラの女王や祭りの様子をパネルで見ることができます。バラの女王はカザンラクの高校をその年卒業する女の子から選ばれると聞いたことがありますが、見事な美女ばかりです。

バラ祭り展示パネル


この展示によって美の価値観の推移も見ることができます。50年前の美女は近年の美女より清楚で美しい気がします。近年の美女はまるで作り物かと思うのどの美しさで親近感が全然持てませんが、50年前の美女はとても身近な存在に感じます。

1960年のカザンラクの美女


博物館から外に出ると、そこにはたくさんの種類のバラが咲いています。ここは国立の植物研究所みたいな所らしく、いろんな品種がちょっとずつ栽培されています。

バラ博物館奥のバラ園


とは言ってもバラを見に来る所ではないという印象です。見せるためのものではないのでしょうね。もしブルガリアに来る目的のひとつにバラを見るというのを掲げ、日程を選んでいる人がいるのであれば、ちらっと見られる畑にバラがたくさん咲いている5月末をピンポイントに狙う必要があります。6月に入ると摘んで、2週目にはもう花はほとんど見られません。そこまでして見るものでもないと思いますけどね。

いろんな品種の咲くバラ園


ということでバラが好き、と言う人、この写真のようなバラがいっぱい見たい人はロンドンのクイーンメアリーローズガーデンとかに行くことをオススメします。ブルガリアのバラはダマスカスローズで観賞用ではなく、咲いている時期が極めて短いから。逆に言うと5月末から6月初めのバラ祭りにかけてのツアーは料金が高いのであえて外して安い時期に行ってもなんら問題はないということです。

バラ博物館付近で見かけた大輪のバラ


12:50 バラ博物館を出発し、市街地へ向かいます。今日はバラ祭りで大統領も来ているので、交通規制がかかり車がスムーズに町に入れません。ランチの店に近付くためいろいろ道を試みますが交通整理の警官ともめたり・・・。バスで直接行けないというので、近くまで行って歩くことになりました。

13:05 バスを降りてレストランに向かいますが、なんと、そのルートはバラ祭りのパレードコースを通るらしいです。大通りに来るとパレード待機中の子供たち。

バラ祭りパレードで出番を待つ子供たち


私がこのツアーを選ぶ時、バラ祭りのパレードは6月の一週目の日曜と知っていて丁度この日にカザンラクを通ることがわかっていました。運がよければ移動中にちらっとでも遠めにパレードを見れるかも、雰囲気だけでもと思い、この出発日を選んだ確信犯だったのですが、ちらっとどころか会場にこうして立つことができました。超ラッキーです。日本からのバラ祭りを見物するツアーは皆さん10万円以上多く払っているはずですから。

次回はバラ祭りパレードをレポートします♪

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No title

ayaさん
来年のバラまつりに参加してみては(^_^;)
ヨーグルト
日本ではグラニュー糖
最近は附属されてませんけど(いつの間に~~)

はちみつが合うんですね....〆(・ω・。)

Re: No title

来年かぁ、さすがにしばらくブルガリアはいいかなって(笑)

ヨーグルトですけど、ギリシャやトルコとかでも蜂蜜ついてくること結構ありますね。
濃厚なヨーグルトには濃いめの蜂蜜がよく合うんですよ。
くせになると太りそうでsけど・・・

お久しぶりです!

ayaさんのレポート能力、今更ですが、すごいです!!
私は未だに写真の整理もせずに、というかパソコンに落としたまんまです。
今回写真を見直して、手ぶれがひどい。
せっかくのバスの運転手さんとのツーショットもぶれぶれで、何だかわからないくらい。
で、バカチョンだけどもう少しましな写真が撮れるように、新しいカメラ買いました。
(写真撮ってもらう時は、人も選ばないとm( . . )m)
私もヨーグルトには蜂蜜です。
今食べてる蜂蜜は、湯河原で買ったみかんの花の蜂蜜です。
これを食べちゃったら、次はスペインで買った蜂蜜。
スペインのどこの蜂が、何の花から集めたのか不明ですが。
ではまた、遊びに来ます!

Re: お久しぶりです!

こんにちは!

写真撮ってもらう人を選ぶってのは確かに大切かも知れませんね。
今のカメラはすごくて滅多に手ぶれとかしないし、オートで押すだけでいい写真が撮れますよね。
そんな中でコツは、迷いなく押すことじゃないかなと最近思います。何枚も撮ってみても、大抵最初の一枚が一番いいんですよ。あれこれ考えずにとにかく押すのが一番みたいです。
それにしても蜂蜜のストックが結構あるんですね。うちはストックがなくなってしまいました。
持ち帰るのには重いけど蜂蜜はお土産にいいですよね♪

No title

はじめまして!いつもブログを拝見し、自分も行ったような気分を味わわせてもらってます。
ブルガリアのヨーグルト、はちみつと一緒に食べるのがとっても美味しそうです。ヨーロッパは何でも物価が高いと思い込んでいたのですがこんなに大きなヨーグルトが150円程度で買えるなんてお手頃ですね。

Re: No title

はじめまして!コメントありがとうございます♪
ブルガリア含む東欧はヨーロッパの中でもかなり物価が安いんです。
このヨーグルトだって観光地価格ですから、スーパーで買ったらもっと安いですよ。
より行った気分になれるようこれからも頑張りますので今後ともよろしくお願いしますね♪

No title

3度目の書き込みです。こんにちは♪
本当に楽しい妄想の旅 ブルガリアバラの旅はもう有頂天です。

お勧めのロンドンのクイーンメアリーローズガーデンはayaさんはもう行かれたのでしょうか。。
いつか旅友になりたいと妄想を膨らせています。。。
それにしても
一皿目が出てくるのが遅いだろうからと外に出てしまう行動力は実際にご一緒するとついてはいけないと思われ、タイムマシーンで20歳若くなる必要を感じています。
文章がとてもお上手なのでついつい入り込んでしまい
まるでお友達になってしまったかのような錯覚をしています。
もしお邪魔でなければこれからもウォッチ友でありたいと願っています。どうかお許しを。。。

Re: No title

こんにちは!

ロンドンのクイーンメアリーローズガーデン行きましたよ♪バラの品種がたくさんきれいに植えてあって無料で見るのは悪いなぁと思うくらいの公園です。

私と一緒に旅をする人たちですけど、一緒に行くからと言っていつも行動を共にしてるわけじゃないんですよ。食事中抜け出すとかはさすがに一人ですね(笑)
フリータイムなどでは、どこそこ行こうと思うけど、って声はかけて、一緒に行くと言われれば、
簡単にリスク(行ってみないと見れるかわからないとか最後走るかもとか。)も説明した上で一緒に行くかどうか相手が決めるという感じで、気を使ってお付き合いでついてくるってことはないと思います。一緒に行ってもできるだけお互い気を使わないというのが暗黙のルールですね。
次はアラスカクルーズのレポートですよ~、一緒についてきて下さいね♪

No title

一昨日行ってきましたが(夕方帰宅しました)、ここ「バラ博物館」ではないみたいです。
中心部の大きな公園のど真ん中に「バラ博物館」がありました。
ちなみに、入口の表記は「Research Institute for Roses Aromatic and Medicinal Plants」でした。

バラ祭りの1週間前ということで、単にバラ畑が見れればいいやという初訪問国でしたけど、意外や意外、カルロヴォの街のバラ祭りの最後を見れましたし、カザンラクのバラ祭り(2週間に渡って開催しているようです)の「バラ摘みの儀式」も見ることが出来ました。

最近、ayaさんが動画を公開されていることに感化され、私も「バラ摘みの儀式」の動画を先ほど登録した記事で公開して見ました。他の動画も、後で登録するミニ情報で公開しようと企んでいます。

Re: No title

いい季節に行かれましたね!

バラ博物館ですが、日本の旅行会社各社がこぞってカザンラクのバラ博物館というと、ここに
連れて行きます。まぁ、バラに関する博物館という意味では間違ってはいないかな?

私は動画は自分が見るのが苦手なので写真派でしたが、素人がカメラ任せで動物を撮るのが難しく
逃げから動画を撮るようになりました。最初はそこから静止画を切り出す目的でしたが、面倒なので
一切の編集加工なしのまま公開するという物ぐさぶりです(笑)

ブルガリア・ルーマニアは物価がとっても安く、ワインやアイスがおいしいので私のお気に入りです♪
また行きたくなってきました(笑)


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aya1103

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