スペイン・ゲルニカ

2014/04/23 (4日目) 続き

サン・セバスチャンからの車窓は緑の丘陵地帯が続いていましたが、ゲルニカに近付くにつれ景色が一変、高い山が現れ始め、清々しい景色が広がります。これから行くゲルニカはピカソの絵画で有名ですが、空爆された町、そんな不幸を感じさせない風景です。

サン・セバスチャンからゲルニカの間の車窓景色


10:55 サン・セバスチャンから45分、ゲルニカに到着です。大きな公園脇でバスを降ります。空爆の日が3日後だからか、何台もの観光バスが停まっていました。この公園でトイレを借りてから観光です。池には魚やカモ、亀がたくさんいるのんびりした所です。

ゲルニカの公園


日程ではビルバオに向かう途中ゲルニカに立ち寄りますとだけ記述がありました。ピカソの絵のレプリカを絵の題材の町で見ましょうということです。ゲルニカの議事堂の前を通ります。バスクの自治の起源とも言われる場所です。

ゲルニカのバスク議事堂


議事堂の脇には2代目のゲルニカの木が保存されています。ミイラ化してます。中世からオークの木の下で集会を行い、独立の宣言をしたこともあることからバスクの自治の象徴とされています。約300年を生きた2代目の木は、古い木として大事に囲われ保存されています。

2代目ゲルニカの木、古い木


突き当たりで道を曲がると、大きな教会があります。1937年の空襲の後に修復されたものです。

ゲルニカの教会


教会からそのまま少し行ったところに見えてきました、ゲルニカの複製です。集合住宅らしき建物の前のT字路にあります。実物をマドリッドのソフィア王妃芸術センターで見たことがありますが、ここではタイルの壁画として再現されています。

ピカソのゲルニカのレプリカ


1937年4月26日スペイン内戦でナチス・ドイツにより無差別の空爆を受け、町の約1/3が犠牲になったという悲劇をピカソが描いたものです。美術館で見ると暗くて圧倒され、あまり長く見ていられないものでしたが、青空の下ではゆっくりとその表現を見ることができます。

ゲルニカにあるゲルニカ


ゲルニカのレプリカを背にすると、ゲルニカの駅へ続く道が伸びています。静かで落ち着いた町という印象です。

ゲルニカの町並みゲルニカ駅から伸びる道


レプリカを見た後は来た道を戻ります。道端のマークを目にして添乗員が説明をします。サンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道の目印です。私たちの旅もサンチャゴ・デ・コンポステーラへ向かっているので、これからこの帆立貝(サンチャゴ=ヤコブ)のマークを頻繁に目にすることでしょう。

サンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道の道しるべ


議事堂の前まで来て、予定にないけどちょっと寄って行きましょうと嬉しいサプライズがありました。皆がゆっくり歩いて公園のトイレに寄っている間にちらっと覗きに来ようと思っていた私は胸をなでおろします。

バスク議事堂入り口


狭い入り口から入ると、一人一人に立派なブローシャーをくれました。入場無料なのにすごいサービスです。ここが爆撃を逃れた議事堂です。楕円形で、大きくはないものの、立派な造りです。バスクの英雄の絵がずらっと並びます。

バスク議事堂内部


英雄のポートレートの上にはバスクの生活が描かれたステンドグラスがあるのですが、これらの作品がまた素晴らしいものです。構図や色使い、絵付けも丁寧な作業がうかがえます。

バスク議事堂のステンドグラス


議事堂を出ると、現役のゲルニカの木があります。このオークの木はまだ若く、2005年に4代目として植え替えられたものです。3代目の息子の木はゲルニカ空爆を生き延びたものの菌病にやられたため現在は4代目に変わり、まだ30歳前の若木なのです。

ゲルニカの木


ビルバオの木から再び屋内に入ると、巨大な天井のステンドグラスに圧倒されます。ここは元々は中庭だった場所だそうですが、天井全体がステンドグラスでできていて、ゲルニカの木が描かれています。これは首が疲れますが、一見の価値があります。

巨大な天井ステンドグラス


議事堂の見学を終えて外へ出ると、旗が4本ひらめいていました。バスクの旗にはちゃんとゲルニカの木が描かれているのですね。天気がよく、もう暑いくらいのゲルニカでの滞在でした。

バスクの旗


11:50 ゲルニカを後にし、次はビルバオに向かいます。

次回はビルバオをレポートします♪

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Re: 相互リンクのお願い

鍵コメさんへ

コメントありがとうございます。
当ブログはリンクフリーですが、都合により只今相互リンクは見合わせております。
事情が変わりましたらこちらからご連絡させて頂きますのでお許しください。

土地の名前

 絵の題としては知っていても
 ゲルニカという 地名があるということも 知りませんでした。
 良き地を 訪問できて 本当に幸運でしたね。
 ソフィア王妃芸術センターの方は行っていません。
 巡礼の道とともに 訪れたい場所です。
 
 
 

Re: 土地の名前

私は絵の原画を見たくせに、背景が全く頭にはいっていませんでした。
現地を訪れ、ゲルニカの木が象徴するものや、爆撃のことがまるで初めて聞くことのように感じたほどです。
あの絵は、爆撃後すぐに描かれ、大きいわりに1か月かからず書いたものだと知りました。
なぜあんな暗い不気味な絵を描いたのかと理解できない部分もありましたが、現実の出来事を非難する気持ちから、と具体的な背景があったことが分かれば、見方も全然違ったものになったような気がします。
芸術作品はただ見るだけではわからないことが多いのですね。

No title

こんにちは!

ゲルニカの木が色々と受け継ぐんですね....〆(・ω・。)
30歳って
まだ幼子なんでしょうか

ayaさん天井のステンドグラスは
やはり寝転んで見なきゃ(笑)

Re: No title

こんにちは!

今のゲルニカの木、私が生きている間には大木にはならないんだなぁと思うと
2代目が大事に保存されてるのもわかるような・・・。

天井のステンドグラス、あまりに巨大で、部屋の中からだと絵の全体がわかんない(笑)
部屋の中から写真撮ったやつなんて、木なのかどうかもわからずブログには採用できなかった。
ということで、部屋の外側から見てやっとどんな場面かわかったってことですね。
寝転んだら、見学者が皆上見てるから、踏んづけられちゃうよ~。

No title

いつも有難う御座います。

ご存知でしたら、ちょっと教えて頂きたいのですが、
スペインのグラナダ近郊でオリーブ畑のツアーに参加したいんですが、
ネットで調べてもなかなか出て来ません。
予約をしたいのですが、
信頼出来て良いところがあれば教えて頂けますでしょうか?

Re: No title

コメントありがとうございます♪

スペインでオリーブ畑のツアーというのは私も聞いたことがありません。
大手や名の売れた旅行会社および、現地手配会社などでそういったOPを扱っているのは目にしたことがないです。
オリーブ畑自体はそこら中にあるので、需要が少ないのかも知れませんね。
現地のツーリストインフォメーションなどで聞くか、受け入れてくれる畑を探してタクシーとかしか思い浮かびません。お役に立てず申し訳ないです。
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