フランス・ルルド聖域

2014/04/22 (3日目) 続き

9:20 聖域の中心にあるお城のような建物の1階部分、ロザリオ・バジリカ聖堂へ来ました。内部は灯りが少ないのに白を基調としているせいか、清楚な感じが漂っていて、丸天井のとても美しい礼拝堂になっています。

ルルドのロザリオ・バジリカ聖堂内部


奥にはやさしい印象の大きな絵が15枚ありますが、よく見ると細かなベネチアンモザイクです。キリストの生涯がテーマですが、美術的にもとても優れたものに見えます。

ロザリオ・バジリカ聖堂のモザイク画


ロザリオ・バジリカ聖堂を出て上階へ向かいますが、階段はかなり急です。両脇にあるスロープを使うこともできますが距離的にはかなり遠回りになるので、皆ゆっくりゆっくり階段を上ります。ロザリオ・バジリカ聖堂の上にあるのが、無原罪のお宿り聖堂です。

無原罪のお宿り聖堂


写真を撮るため少し降りていったスロープからポー川の方を見下ろすと、マッサビエルの洞窟に向かって大勢の列が見えました。ブルーの箱に見えるのは、車椅子の巡礼者の列です。数え切れないほどの車椅子の数、そして、中には寝たままのストレッチャーの方までいます。人々の希望や信心のエネルギーの強さを感じました。川の対岸には身障者用のしっかりした宿泊施設もあります。

マッサビエルの洞窟に向かうルルド巡礼者の列


無原罪のお宿り聖堂はミサをやっていて入れなかったので、上の階に向かいます。ここには聖母マリアを見たベルナデットの聖遺物が安置されています。

ベルナデット・スピルーの聖遺物


この階にも奥に礼拝堂がありましたが、ミサをやっていたので、そっと見学して出てきました。階の出入り口には、聖人の像がありましたが、天国の鍵を持っているのでたぶんペテロの像です。ペテロ像の足は信者が赦しや恩恵を求めて触れていくので、ぴっかぴかに光っていました。もちろん私も触りましたが、一体どれだけの人が触れたことでしょう。

ルルドの聖ペテロ像


無原罪のお宿り聖堂に戻ってみましたが、プライベートミサはまだ時間がかかりそうで、入り口付近だけ静かに入っていいということになりました。身障者の子供向けの楽しい感じのミサです。天井が高くステンドグラスがきれいない聖堂です。

無原罪のお宿り聖堂内部


ステンドグラスは向かって左がベルナデット、右はマリア様をテーマとしたものでした。一番下の図柄が1858年2月11日、初めてベルナデットの前に現れたマリア様のシーンをあわらしたものです。

無原罪のお宿り聖堂のステンドグラス


いくつもの聖堂が入っている複合体のような聖域ですが、最後にマッサビエルの洞窟に向かいます。マリア様が現れたそのマッサビエルの洞窟を土台にするような形で、この建物郡が構成されています。ポー川にかかる橋から見た姿はお城そのものです。

ルルド聖域


マッサビエルの洞窟に向かう手前に、洞窟に沸くルルドの泉の聖水を好きなだけ汲める水場があります。もちろん、無料です。蛇口はたくさんあり、お土産屋で買ったボトルに汲む人もいれば、その場で飲んでいる人もいます。私は空になったペットボトルを持ってきたので、1日分の飲料水として奇跡の聖水を贅沢に飲むことにしました。

ルルドの泉の聖水の水汲み場


マッサビエルの洞窟ではミサをやっていて、洞窟には入れない時間でした。昨夜入っておいて良かったラッキーと思いました。それにしても、すごい数の車椅子の方々。足が悪いだけじゃない人もたくさんいて、ここまで巡礼に来ることが果たしていいことなのか疑問にも思いますが、病は気からとも言うし、少しでも元気になってくれればと思います。

マッサビエルの洞窟で行われているミサに参加する車椅子の巡礼者


洞窟を遠めに見た後は、水場の方へ引き返します。私はこっそり奥を周って、川の対岸を戻ることにしました。洞窟より奥には沐浴場があります。奇跡の水を全身に浴びて治癒したいと思う方々がここで沐浴するのです。公式には67人がこの聖水で治り奇跡と認定されていますが、厳密な調査をしているそうなので、本当はもっとたくさんいるらしいです。

ルルドの泉の沐浴場


川の対岸から見た聖域はとても素敵です。深刻な巡礼者も多い聖地ですが、宗教的に関係のない観光客が来ても印象深い思いができるのではないかと思います。

ポー川とルルドの聖域


最後は30分のフリータイムとなって、出発までに各自ホテルへ戻ることになりました。私たちは聖域の脇にある丘の道を上がってみることにしました。丘全体を使って、キリストの十字架の道を再現しているそうです。ぐるっと回ると40分だそうです。

ルルドのキリストの十字架への道


時間がないので、第4ステーションくらいまで行って戻って来ました。膝で階段上りながら熱心にお参りしている団体もありました。エルサレムで歩いたヴィア・ドロローサのことが蘇ります。

ルルドのヴィアドロローサ


10:45 ルルドを出発します。ルルドは小さい町ですが、1日では足りない、観光要素がぎゅっと詰まった町に思いました。

次回はバイヨンヌをレポートします♪

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こんにちは!

>1日分の飲料水として奇跡の聖水を贅沢に飲むことにしました

どんな味で どんな気分でしたか?

味の説明は難しいけど

聞いてみます(笑)

Re: こんにちは!

こんにちは!

飲用に適した水らしく、癖もなくて飲みやすかったです。おかげで中身が聖水だったことを忘れてたくらいです(笑)

奇跡の聖水を飲んだからか、この後想定外の行動力を見せますのでお楽しみに♪

No title

ルルドの泉ですか。
ネットで見てみたら1858年に始まった奇跡の伝説らしいですが、
今も大勢の人が集まって来られるんですね。
枯れないお話なわけですね。

Re: No title

巡礼団と思わしき大勢の人たちが、それはたくさん集まってきます。
深刻な病状と思われるような方も。
これだけ大勢集まれば、奇跡的に治癒する人もでてくるんでしょうけど
果たして統計的にしっかり数字取ったらどうなのか・・・。
信じるだけで苦痛が和らぐ人もいるのでしょうから、この先も枯れないお話でしょうね。

面白いお話に感謝

本当かどうかは不明だが、ルルドの水には抗酸化作用のある「活性水素」が含まれているらしい。
…じゃあそれでガンが直ったりクララが立ったりするのか?と言われても、俺には答えられない。 

Re: 面白いお話に感謝

こうした奇跡を起こす水には活性水素が含まれているというのはよく聞きますね。
あまり科学的、医療的な観点で突き詰めちゃうと治るものも治らなくなるような気がするので
そっとしておきたい気がしますね・・・。こうした聖水を「売る」のはどうかと思いますけど。
ルルドの泉をお告げによって発見したベルナデットは早くに亡くなっているし、本当のところは
誰にもわからない、というのが一番かな。
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