イスラエル・エルサレム嘆きの壁トンネルツアー

2013/12/12 (6日目) 続き

9:50 嘆きの壁の北側の所へ戻ってきて、広場へ出るため再びセキュリティチェックを受けます。嘆きの壁の見学はフリータイムになりました。左2/3が男性、右1/3が女性用と男女でエリアが分けられています。ここは女性用のエリア、観光客がチラホラいるだけのさびしい光景です。

嘆きの壁女性のエリア


男性エリアの柵の向こうを覗きます。少しイメージに近い状態で、ユダヤ人の方がお祈りしている様子が見えました。壁にはぎっしりと小さな紙切れがはさまれています。ユダヤ人の願いが込められたもののようです。写真奥の部分はシナゴークにつながっていますが、女性は入れません。

嘆きの壁男性エリア


嘆きの壁と言われるのは、ユダヤ教の神殿の西側の外壁の一部で、西の壁とも呼ばれています。紀元前10世紀にソロモン王が建てた神殿跡に、バビロン捕囚から解放された人々によって第二神殿が再建されました。その後ヘロデ王が改築しましたが、紀元70年のユダヤ戦争で破壊され、残ったのが外壁の部分です。ユダヤ人にとって特別な場所なのです。

下から7段目までは第二神殿時代のオリジナルです。その上の4段はローマ時代、更に上の細かな石垣はオスマントルコの支配時代に足されたもので、全部で21mもあります。壁から去る時、壁に背を向けて歩く人は観光客です。ユダヤ人は後ずさりするのです。

嘆きの壁はユダヤ教の神殿の西の壁


雪のせいでユダヤ人の思いを直接肌で感じることができなかったのは残念です。
写真は、嘆きの壁から見た旧市街です。まるで、壁の広場を取り囲むように、そしてびっしりと建物で埋まっています。昔に比べ、かなり地面が上がっていることは疑いなく、地下には昔の町が埋まっていることでしょう。雪のため幻想的な景色です。

嘆きの壁広場から見るエルサレム旧市街


10:10 あまりに寒いということで、お茶休憩を取る事になりました。ミントティー(3ドル)などを飲んで、30分ほど体を温めます。観光客が少なくスムーズに観光が進んでいるので時間潰しといった感じでしょう。洞窟のような喫茶店でした。

洞窟風カフェ


10:45 嘆きの壁トンネルツアーに出発です。壁の所で迷子状態になっていた日本人男子学生1人が、現地ガイドの一存で同行することになりました。このトンネルツアーは予約が必要ですが、人気が高く予約もかなり前からしなければいけないので、ラッキーですね。

地下へ降りると、地下通路が伸びています。まずはこの通路脇の一部屋で、かつての神殿が建てられたいきさつなどをガイドが説明します。通常は英語かヘブライ語ですが、日本人ガイドがついているので、日本語で聞けるため理解しやすいです。

嘆きの壁トンネルツアー(ウエスタンウォールトンネル)


映像や模型で、当時の神殿の様子などがよくわかります。紀元前にこんな立派な神殿があったわけですから、すごいとしか言いようがありません。模型も大変よくできていて関心しました。

ユダヤ神殿想像図


説明後、通路を進むと、突き当たりの所には深く掘られた部分を見ることができます。嘆きの壁の下7段はオリジナルと書きましたが、現在の地面の下に17段も壁が続いているのです。過去の地面は相当下だったわけです。

2000年前の地面はかなり下だった


すぐ横にはウィルソンズアーチと呼ばれる部分があります。神殿へ入る橋の橋脚だった部分です。

ウィルソンズアーチ


ウィルソンズアーチの横は、嘆きの壁横にあるシナゴークの2階になっていて、女性のみが入場できます。たくさんの女性でごった返していて、東京の地下鉄並です。彼女らは右の窓から息子たちを見ているようです。あまりの混雑だったので、旅のメモとボールペンを落としてしまいました。ショック・・・。

女性専用礼拝所


下の階は男性用の礼拝所で、ユダヤ教の元服式みたいな行事をそこかしこで行っていました。ユダヤ教徒の子供は13歳で成人と見なされ、バル・ミツワーの儀式を行います。左腕に黒いテープを巻き、額にはミニ山伏頭巾のようなものを載せています。独特の儀式でした。

ユダヤ教成人の儀式


さて、ウィルソンズアーチから先に進むと、嘆きの壁の地下部分に到達します。見えている壁が、嘆きの壁に繋がっているのか、地下に入って何回か曲がるうちにもう方向感覚がつかなくなっていました。

嘆きの壁地下部分


階段を下りた所には、相当に大きい石が使われている部分があります。まるでコンクリートの壁に見えるほどです。杭の穴なども開いています。

嘆きの壁地下部分に使われた巨大な石と杭の跡


壁に沿って歩いていくと、嘆きの壁の延長上、最も至聖所に近い場所があり、そこでは熱心に女性が何人かお祈りしていましたた。さらに細い通路をまっすぐ進みます。人がすれ違うのに、ときどき止まらなくてはならないほどの狭さです。

ウエスタンウォールトンネル


思った以上にこのトンネルツアーが長いのに驚きました。昔からバレないように、こつこつと掘ったトンネルだったらしいです。広大な地下都市に入り込んだようでした。2000年前の地面や、当時の門の跡、石切り場などを通ります。

後半にあったカーブの続く細い通路は、かつての水路。神殿では飲み水以外にもいろんな儀式などで水が使われたりするので、水は重要だったし、たくさん必要だったらしいです。この水路の先に、少し時代が違う貯水池があり、そこが約75分ものトンネルツアーの終点でした。

ウエスタンウォールトンネル内の昔の水路


次回はヴィア・ドロローサ(イエスが十字架を背負って歩いた悲しみの道)をレポートします♪

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No title

 いつも楽しく拝読しています

 しかし、しかし、嘆きの壁で雪!
 う~~~ん 信じられない光景ですね

 また、こなに長いトンネルがあったのですね
 
 なかなか行かれる所ではないですね
 
 また、死海から砂漠にかけて
 やはり宗教が生まれる所は
 一種独特な自然風景でもありますね

Re: No title

いつもありがとうございます♪

この時点までは雪も楽しい思い出、滅多に見られない雪のエルサレムに感激してました!
もうそろそろブログの内容も雲行きが怪しいことになってきます~。

自然風景もとても素敵だったので、絶対また行きます!!
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