イスラエル・ネゲブ沙漠ラモンクレーター~テルベエルシェバ遺跡

2013/12/11 (5日目) 続き

11:35 アブダット遺跡からバスで20分、ネゲブ沙漠の中心、ミツペラモンという町にやってきました。厳しい自然の中に作られた比較的新しい町です。日本語ではラモンクレーターと訳されている地形を見学します。

ミツペラモンのラモンクレーター展望台


展望台からの想像を超えた広大な景色に衝撃を受けました。クレーターとは隕石など外部からの衝撃によりできたくぼみを言いますが、ラモンクレーターは地球内部からの力によるもの。ヘブライ語でマクテッシュ(Makhtesh)と言います。見ているのは3つあるマクテッシュのうち一番大きいもの、マクテッシュ・ラモン、釣鐘状のザクロの形のものという意味です。40×9kmの大きさでとても写真に納まりません。

マクテッシュ・ラモン(ラモン・クレーター)


内部から地層が競りあがっているので鉄とか、硫黄、鉛などが表面に見られ、さまざまな色をしています。写真に黒く写ってるのは鉄です。展望台とクレーターの底ではかなり高低差があり、規模にはひたすらびっくりです。高低差は約400mだそうです。地球の果てに来てしまった印象です。

ラモン・クレーターの底


展望台の横にあるビジターセンターに入場します。科学センターみたいな施設でビデオや展示でクレーターの2億3千年前からの歴史を学習できます。ビデオを見ると、クレーターの底には、多種多様な動植物が生殖しているようです。今回クレーターの底には行けないのが残念です。

ビジターセンター


展示はなかなかおもしろい工夫がされています。見学者が何か操作をすることで、自然界の動きを再現するようなものがそろっていました。地殻変動や浸食作用によってできたマクテッシュ・ラモンを説明するのに子供でもわかる工夫が施されています。

ビジターセンターの展示


12:30 近くのレストランで、ビュッフェランチです。暖かい飲み物が飲めたので、すっかり冷え切った体が温まりました。今日は砂漠と遺跡と思い、ほとんどの人が暑いと想像していたので、半そでの人も多かったのです。

13:20 バスでミツペラモンを後にしようとすると、先のビジターセンター近くで、野生の動物が現れました。ということでせっかくだからPhoto Stopです。野生のガゼルとか言ってましたが、おそらくアイベックスの仲間です。

ラモンクレーターに生きる野性のアイベックスたち


しばらく見ていると、切り立った崖の方へと降りていきます。イスラエルでこういった景色に出会えるとは思ってもみませんでした。本当に小さな国なのにたくさんの顔を見ることができ、旅好きにはたまらない国です。これぞ絶景、風の音さえ神秘に聞こえました。

谷底へ向かうのかアイベックスたち


ミツペラモンを出て北上し、14:35 ネゲブ沙漠の入り口ベエルシェバにきました。紀元前4000年、アブラハムらが住んだ町です。テル・ベエルシェバ遺跡を観光します。現在残っている遺跡は紀元前10~7世紀頃のもので、こんな城壁に囲まれた町だったようです。

テル・ベエルシェバの復元予想図


まず外門のところでアブラハムの井戸を見学します。聖書の創世記に出てくる、アブラハムが不戦を誓って掘った井戸と言われている所です。他にも候補があるので、真偽は定かでありませんが、その時代のもののようです。深さが80mもあります。

テル・ベエルシェバのアブラハムの井戸


テル・ベルルシャバ遺跡の中へと入ります。遥か紀元前の遺跡だけあって、当時の様子は想像すらつきません。奥の四角い2つの建物に見えるものは、The GATE、内門にあたる部分です。ちなみにここ、世界遺産です。

テル・ベエルシェバ


ここも雨が降らない所なので、土台部分のみ石積で、その上は日干し煉瓦が使われていたそうです。典型的だという4部屋形式の家跡は、入ると土間になっていて、柱でしっかりささえられていたようで、2階もあったみたいです。

紀元前の町の跡


遺跡にはちょっとした展望台があります。この高さなら私にも怖くなさそうです。

テル・ベエルシェバ遺跡の展望台


高くないので、眺めはどうかなと思いましたが、展望台からは遺跡の全景を見ることができます。つまりあまり大きくない町だったようで人口約300人だったと言われています。この町は紀元前701年に大火で破壊されたらしいです。

テル・ベエルシェバ遺跡展望台からの遺跡の眺め


遺跡の奥には古代の水道施設が残っています。今日雨が降ったので、ここのトンネルは見学できないということです。普段であれば、遺跡入り口でヘルメットを借りて、最後は水道システムの地下トンネルを歩いて城壁外へ出る、という順路らしいので残念です。中央付近柵で囲まれた部分がその設備です。

古代の貯水システム


トンネルの中が浸水で停電したというのが見学できなかった理由のようです。トンネルの両端を見学してみました。城壁内側はかなり深く掘られています。ヘブロン・ワジから鉄砲水を集めて、城内から利用できるように工夫されていたようです。

水システムの地下トンネルへの階段


15:30 ベエルシェバを発ち、エルサレムへ向かいます。途中、大雨が降ったり、止んで虹が出たり、また強く降ったりと激しい天気です。エルサレムはともかく、砂漠の方でこれだけ降るのは一年分に相当するそうです。今晩エルサレムは雪になると予報が出ているので、雨よりは雪のエルサレムが見てみたいわと皆軽口をたたいていました。晴れ女の私は、任せてください、雨は降らせませんと安請け合いです。ですが明日から波乱の行程が待っているとは誰も想像していませんでした。

次回はエルサレムをレポートします♪

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