パレスチナ自治区・エリコ(テルアッスルターン)

2013/12/10 (4日目) 続き

8:00 ティベリヤのホテルを出発し、バスで5分走ったところで、写真ストップです。数日前に初雪が降ったばかりのゴラン高原で一番高いヘルモン山(2811m)を眺めます。かすかに白いものが見えます。

ゴラン高原で一番高いヘルモン山


ヨルダン川に沿って、90号を南下します。といっても、道からヨルダン川が見えるのはほんの一瞬です。8:25 道の左手に、ヨルダン川が見えました。もっと雄大な川を想像していたのでちょっとびっくり。小川に毛が生えた程度の川です。ヨルダンとの国境のフェンスが川沿いにずっと続いているのが印象的でした。

ヨルダン川


ヨルダン川があっという間に視界から消えると、右手の山の上には十字軍時代の要塞遺跡が見えます。辺境の地というイメージです。

十字軍時代の要塞遺跡


ベテシャンの遺跡を通過します。イスラエルには見るべきものが多く、たったの9日間のツアーではすぐそこにあっても見れないものが多く、メジャーな観光地を回るだけで手一杯です。

ベテシャン遺跡


8:50 ウエストバンクに入ります。ヨルダンとの旧国境で、イスラエル軍チェックポイントがありますが、バスが止まることはありません。

ウエストバンクは3つに分けられます。A地区は、行政、軍が撤退し、ヨルダンではなくパレスチナに返され、これから行くエリコは最初に返された場所になります。B地区はA地区の周辺の小さな町とかで、行政は撤退していますが軍は残っています。C地区は未返却のイスラエル占領地となります。今も難しい立場にある場所で通常イスラエル人が立ち入ることはありません。

ウエストバンク


9:40 エリコのテル・アッスルターン入り口前にある誘惑の山レストランでトイレ休憩を取ります。1階のお土産屋には何でもそろっているという印象です。この小山のようなものが遺跡のようです。

テル・アッスルターン遺跡入り口


9:50 テル・アッスルターン遺跡に入場します。約1万年前から人が住んでいた世界最古の町の遺跡です。現在のエリコは海抜-260mにある世界で一番低い町ですが、聖書の時代には、この遺跡のあたりが町の中心だったようです。地図で大雑把に遺跡の見所を確認します。

テル・アッスルターン遺跡地図


テル・アッスルターンの遺跡はあまり保存状態がいいとは言えません。そう広くもなく、現地ガイドの説明を聞きながら隅々まで歩き回ってもイヤホンガイドの無線が届く範囲です。

テル・アッスルターン


遺跡の上をロープウェイが通ります。誘惑の山へあがるロープウェイです。残念ながら今回のツアーでは誘惑の山には立ち寄りません。

誘惑の山へ行く世界一低いところにあるロープウェイ


こちらが遺跡の背後に立ちはだかるようにある誘惑の山。イエスが荒野で40日の断食をし、悪魔の誘惑を受けたといわれる場所です。荒野というイメージにはぴったりですが、目の前にオアシスがあるのは意外でした。山を降りる誘惑とも戦わなくてはならなかったでしょう。

誘惑の山


反対側東はヨルダンです。ここエリコは交通の分岐点でオアシスですが、1年でたったの8mmの降水量だそうです。地平線のように見えるヨルダンの山ですが、山の中腹にあたりに、モーゼの終焉の地ネボ山がかすかに見えました。ネボ山から約束の地、今立っている場所を遠く見つめたのはもう数年前のことになりました。

テル・アッスルターンから見るヨルダンネボ山方面


遺跡は、よく見ると古代の石積みとか壁を見ることができる程度です。それぞれいつの時代の何とか英語で説明書きがありますが、紀元前数千年と遠い時代のもので、違いはわかりません。城壁や塔の一部だったと思われるものを除けば人工的なものかどうかさえわからないほどです。

紀元前数千年の城壁の跡


こちらはいくつもの時代の城壁の跡が層のようになっているようです。それだけ破壊と再建が繰り返されたのでしょう。そういえば、モーゼの後継者ヨシュアが最初に落とした町もここでした。

何層にも渡る町の跡


後半フリータイムになってので、じっくり見学しました。奥の方はどこが通路でどこが遺跡なのかわからない所もありましたが、遺跡を傷つけないよう注意しながら歩きます。それにしても、いくら雨が降らないといっても、このまま野ざらしにしておいていいのでしょうか。

テル・アッスルターン


この辺りのトレンチもかなり古い層のようです。紀元前1万年にも人が住んでいたというだけでなんとなくワクワクしますが、その生活ぶりを想像するのはとても難しいですね。

紀元前一万年の遺跡


10:50 次の目的地マサダへと向かいます。

次回はマサダをレポートします♪

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No title

海のようなヨルダン川、、どんな魚が住んでいて弱肉強食の生き物の生態系が成り立っているのでしょうね。

Re: No title

違うの~。1枚目はガリラヤ湖。ヨルダン川は2枚目です~。
どう見てもメダカサイズしかいそうにない川なんですよ。

No title

はじめまして。沢山行かれているんですね。うらやましいです。
先日私もヨルダン川へ行ってきました。
ヨルダン側から、川のほとりまで。
そこは死海近くのべサニーというところで、イエス様にヨハネが洗礼を行なった場所らしく・・・
巡礼者が沢山イスラエル(パレスチナ自治区)側から、川で(フェンスで区切られた場所ですが)沐浴をしていました。
ヨルダン側からの沐浴者は居らず(出来ない?)、こちらは隣にライフルを構えた警備隊らしき人に見張られながらの川見学でした。
まさに国境、前線ですものね。
ヨルダン川はまさに道路一車線か二車線分くらいしかありませんでした。
死海近くのお土産屋さんではホーリーウオーターが小瓶に入れられて売っていますよ・・・おそらくヨルダン川の水を精製したものかと・・・

これからも楽しみにしています。参考にさせていただきます。
私は夏前にペルシャの予定です。

Re: No title

はじめまして!コメントありがとうございます♪

イスラエル側のヨルダン川にも洗礼ポイントがあるんですよ。イスラエル最初のキブツ、デガニヤの近くで、バスからもちらっと見えたんですが、川に降りるきれいな階段などが見えました。写真撮り損ねたので紹介しなかったのですが(笑)。
死海関連のお土産屋さんですが、ヨルダンに比べて、イスラエルは驚くほど物が高いです。聖水のお値段はチェックしてませんが、たとえばハンドクリームひとつとっても値段が全然違いました。
シリアに比べるとヨルダンは発展してるなーと思ったものですが、イスラエルは先進国なんだと思い知りました。

ところで、ペルシャ、いいですね・・・。私はまだ行ったことがありませんが、旅人が口をそろえてオススメっていう場所のひとつですね!どうぞ気を付けて!
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