カザフスタン・タラズ(タラス川の戦いの古戦場跡)
2013/10/06 (3日目) 続き
14:00 タラズのレストランからバスで15分、タラス川の戦いの古戦場跡、につきました。
高台の展望スポットから古戦場を見下ろすようです。8世紀半ば、唐軍とアラブ軍の合戦があった歴史の舞台だそうです。

高台の先には、2つの廟がありますが、8世紀の戦いには何の関係もないものです。手前のものが、18世紀の英雄マンデット・バラル、奥が10世紀の英雄テクトルマスのものだそうです。地元の人にとってはこの丘の主役はこの廟です。

丘の上から川を見下ろします。当時は川幅が1㎞もあったとか、大きな合戦だったようです。この戦いで、当時紙を使う技術をもっていた中国の人が抑留され、その技術が西方へ伝わったと言われています。

今では、家畜が水を飲みにきたり、洗車に来る人もいる生活に密着した川になっていて、昔戦いがあったことなど現地の人たちはほとんど知らないのだそうです。

廟を覗きながら、廟の裏の丘の先端まで行きます。大した高さの丘ではありませんが、見晴らしがとてもよさそうです。

過去に大きな戦いがあった地というのは、大抵交通の要衝にあり、栄えた場所が多いですが、ここも10~12世紀にはカラ・ハン朝の首都として栄えたそうです。

ふと目を川沿いにやると馬が一頭佇んでいます。渡ろうかどうしようか、なんとなく、馬の気持が伝わってくるかのようです。長い間躊躇した後、深くはない川へと入っていきました。

対岸には緑も多く、家もたくさん見られますが、手前の丘は殺伐とした感じになっています。実はただの空き地ではありません。

周辺の丘は、実は昔のお墓です。肉眼だとよく見ないとわかりませんが、ぽつぽつと囲いや墓石のようなものが見られます。川ひとつはさんで対岸との景色の違いが印象的です。

丘から少し降りてみました。タラズは三蔵法師も立ち寄ったといわれる町で、同じ川が流れるこの先のキルギスにもタラスという名前の町がありややこしいです。この周辺は歴史があるのに、旧ソ連時代に多くことが忘れ去られてしまったようです。

14:30 古戦場跡を出発し、キルギスとの国境へと向かいます。
16:30 トイレ休憩として、高速脇に作られたスペースで停まります。ちょっとし駐車スペースというか路肩が広いだけというか・・・。蜂蜜売りが商売していました。

周辺の景色はこんな感じ。背景に家と思われる建造物が見える以外はいつもこんな風景が続きます。この写真にも中央付近に動物の群れが小さく写っています。人より動物が圧倒的に多く見られる国です。今日も気温は35℃ほどで暑いです・・・。

こちらが高速上に設けられたトイレ。一見きれいに見える囲いがあるだけで、実はドアもなく、穴だけのぼっとん、でした。いえ、完璧な囲いがあればかなりマシな方なんです。せめてこれでもいいから、何キロおきとかで設置して欲しいものです。

17:45 チャルタバル国境へとやってきました。
スーツケースや手荷物など全ての荷物を自分で持って、まずカザフスタンを出国です。荷物はセキュリティなどに通すわけでもなく意味がないように思います。窓口は割り込みがひどいので注意です。

出国後はそのまま荷物を引きずってキルギス入国の建物へ向かいますが、これが悪路です。せめて道は平らにして欲しいです。入国は、パスポートのみ、既に観光シーズンは終り、観光客はほとんどいないので、ほとんど並ばずすんなり入国できました。
出るとすぐに両替屋が何件か並んでいるので両替をします。どこもレートは一緒だけど、高額紙幣のみの所もあります。あまり現地通貨を使うこともないだろうと、20ドル(旧札OK)を972ソムに両替しました。日本円は扱われていません。
18:30 出入国、両替、トイレなど含めて最後にバスを待ち、45分で通過できました。荷物を引きずるのに体力使いましたけどね。これから首都ビシケクへと向かいます。
次回はビシケク~アク・ベシム遺跡をレポートの予定です♪
14:00 タラズのレストランからバスで15分、タラス川の戦いの古戦場跡、につきました。
高台の展望スポットから古戦場を見下ろすようです。8世紀半ば、唐軍とアラブ軍の合戦があった歴史の舞台だそうです。

高台の先には、2つの廟がありますが、8世紀の戦いには何の関係もないものです。手前のものが、18世紀の英雄マンデット・バラル、奥が10世紀の英雄テクトルマスのものだそうです。地元の人にとってはこの丘の主役はこの廟です。

丘の上から川を見下ろします。当時は川幅が1㎞もあったとか、大きな合戦だったようです。この戦いで、当時紙を使う技術をもっていた中国の人が抑留され、その技術が西方へ伝わったと言われています。

今では、家畜が水を飲みにきたり、洗車に来る人もいる生活に密着した川になっていて、昔戦いがあったことなど現地の人たちはほとんど知らないのだそうです。

廟を覗きながら、廟の裏の丘の先端まで行きます。大した高さの丘ではありませんが、見晴らしがとてもよさそうです。

過去に大きな戦いがあった地というのは、大抵交通の要衝にあり、栄えた場所が多いですが、ここも10~12世紀にはカラ・ハン朝の首都として栄えたそうです。

ふと目を川沿いにやると馬が一頭佇んでいます。渡ろうかどうしようか、なんとなく、馬の気持が伝わってくるかのようです。長い間躊躇した後、深くはない川へと入っていきました。

対岸には緑も多く、家もたくさん見られますが、手前の丘は殺伐とした感じになっています。実はただの空き地ではありません。

周辺の丘は、実は昔のお墓です。肉眼だとよく見ないとわかりませんが、ぽつぽつと囲いや墓石のようなものが見られます。川ひとつはさんで対岸との景色の違いが印象的です。

丘から少し降りてみました。タラズは三蔵法師も立ち寄ったといわれる町で、同じ川が流れるこの先のキルギスにもタラスという名前の町がありややこしいです。この周辺は歴史があるのに、旧ソ連時代に多くことが忘れ去られてしまったようです。

14:30 古戦場跡を出発し、キルギスとの国境へと向かいます。
16:30 トイレ休憩として、高速脇に作られたスペースで停まります。ちょっとし駐車スペースというか路肩が広いだけというか・・・。蜂蜜売りが商売していました。

周辺の景色はこんな感じ。背景に家と思われる建造物が見える以外はいつもこんな風景が続きます。この写真にも中央付近に動物の群れが小さく写っています。人より動物が圧倒的に多く見られる国です。今日も気温は35℃ほどで暑いです・・・。

こちらが高速上に設けられたトイレ。一見きれいに見える囲いがあるだけで、実はドアもなく、穴だけのぼっとん、でした。いえ、完璧な囲いがあればかなりマシな方なんです。せめてこれでもいいから、何キロおきとかで設置して欲しいものです。

17:45 チャルタバル国境へとやってきました。
スーツケースや手荷物など全ての荷物を自分で持って、まずカザフスタンを出国です。荷物はセキュリティなどに通すわけでもなく意味がないように思います。窓口は割り込みがひどいので注意です。

出国後はそのまま荷物を引きずってキルギス入国の建物へ向かいますが、これが悪路です。せめて道は平らにして欲しいです。入国は、パスポートのみ、既に観光シーズンは終り、観光客はほとんどいないので、ほとんど並ばずすんなり入国できました。
出るとすぐに両替屋が何件か並んでいるので両替をします。どこもレートは一緒だけど、高額紙幣のみの所もあります。あまり現地通貨を使うこともないだろうと、20ドル(旧札OK)を972ソムに両替しました。日本円は扱われていません。
18:30 出入国、両替、トイレなど含めて最後にバスを待ち、45分で通過できました。荷物を引きずるのに体力使いましたけどね。これから首都ビシケクへと向かいます。
次回はビシケク~アク・ベシム遺跡をレポートの予定です♪