カザフスタン・タラズ(アイシャビビ廟)
(大雪にあったイスラエルから何とか帰国しました)
2013/10/06 (3日目) 続き
11:30 シムケントからは東にあるタラズという町の外れにあるアイシャ・ビビ廟に着きました。駐車場からちらっと見えちゃいましたが、思っていたよりこじんまりとした廟のようです。

駐車場からすぐ廟の敷地になっています。アイシャ・ビビとその乳母の廟なのですが、この廟が観光地として人気なのは、悲話伝説によるものなのです。左がアイシャ・ビビという美しい娘の廟、右がその乳母の廟です。

その悲話はガイドブックなどによっても細かいところが違うのですが、ガイドから聞いた話はこうです。
将来の王となるカラハンが、数学者の父を持つ美しい娘アイシャととある披露宴で出会います。その時王が40歳、娘は18歳。娘の父は交際を大反対、母はもう亡くなっていたそうです。タラズに行ったカラハンを追い、川で身を清めてから会いに行こうとしたアイシャは、服を着ようとしたところ、服に隠れていた毒蛇にかまれ死亡してしまいます。嘆いたカラハンは、一生結婚しないと誓い、イランから人を呼んで美しい廟を建てたというお話です。
ということで、その美しい廟がこちら。小さいですが、確かに美しいものです。廟の周りを右から左に反時計回りに手を添えて7周すると、18歳に若返るとか、病気が治るといわれていると聞いて、早速まわってみました。

彫刻はとても細かく美しいですが、何だかとても新しいもののように見えます。12世紀のものとしては修復したにせよ、まるでさっき作ったかのような出来栄えです。聞いてみたら、やっぱり修復というかほぼ建て直されたようです。

ですが、よく見ると部分的にすごく古いものもあります。一部はオリジナルが残っているのでしょう。

目が回りそうになりながら7周した後は中に入ってみます。入口の上の彫刻もとても細かいです。こうして近くで見ると王の愛情を感じますが、最初遠くから見たときは、ちっちゃ、しょぼいなぁと思ってしまう大きさなのです。

中にはレプリカのお墓があるだけです。ときおり参拝者がお祈りをしているので、邪魔しないように静かに見学します。といっても、とっても小さいし、内部には特に彫刻とかないので、そう長居もしませんが。中は廟なので、土足厳禁、女性はスカーフ着用です。

となりの乳母の廟も見学します。遠くから見たら同じような感じに見えましたが、装飾は簡素なものでした。この乳母ババジ・カトゥンはその後長くカラハンに仕えたそうです。

清々しい緑や、バラの花などを植えられた庭園の中に佇む2つの廟は小さいながらほっこりするものでした。廟の入口の脇にあるトイレに寄ります。うーん、建物があったからほっとしたのもつかの間、ついたてと穴があるだけ。床はどう見ても土で、穴も崩れそうな心もとないもの、青空よりマシ?と人がいないの確認してここで済ませておくことにしました。

アイシャ・ビビ廟の入口付近には小さなお土産屋さんも数軒あります。売っているものもどこで買ったかわからなくなるような微妙なものばかりでしたが・・・。

12:05 アイシャ・ビビ廟を出発です。タラズの町中にあるレストランへと向います。
タラズの町も特に何もない町でした。通りがけに見た大きなモスクは、朝シムケントで見たのと同じアラブの王族が寄付したものだそうです。

12:40 24時間オープンのファストフード店でLunchです。といっても奥のきれいな部屋にちゃんと一品ずつ運んでくれました。

ビール500mlは300テンゲ(約200円)。いつものサラダ、肉団子スープ、となぜか先にケーキ。

メインはタイ風肉料理、だそうです。どうタイ風なのかよくわかりませんでしたが、おいしかったです。

バスに乗る前に目の前にあった小さな商店でビール500ml缶を3缶購入しました。値札は150テンゲ前後だったと思います。つまり1缶約100円。思っていたよりも物価は高いようです。
次回は、タラス川の戦いの古戦場跡をレポートします♪
2013/10/06 (3日目) 続き
11:30 シムケントからは東にあるタラズという町の外れにあるアイシャ・ビビ廟に着きました。駐車場からちらっと見えちゃいましたが、思っていたよりこじんまりとした廟のようです。

駐車場からすぐ廟の敷地になっています。アイシャ・ビビとその乳母の廟なのですが、この廟が観光地として人気なのは、悲話伝説によるものなのです。左がアイシャ・ビビという美しい娘の廟、右がその乳母の廟です。

その悲話はガイドブックなどによっても細かいところが違うのですが、ガイドから聞いた話はこうです。
将来の王となるカラハンが、数学者の父を持つ美しい娘アイシャととある披露宴で出会います。その時王が40歳、娘は18歳。娘の父は交際を大反対、母はもう亡くなっていたそうです。タラズに行ったカラハンを追い、川で身を清めてから会いに行こうとしたアイシャは、服を着ようとしたところ、服に隠れていた毒蛇にかまれ死亡してしまいます。嘆いたカラハンは、一生結婚しないと誓い、イランから人を呼んで美しい廟を建てたというお話です。
ということで、その美しい廟がこちら。小さいですが、確かに美しいものです。廟の周りを右から左に反時計回りに手を添えて7周すると、18歳に若返るとか、病気が治るといわれていると聞いて、早速まわってみました。

彫刻はとても細かく美しいですが、何だかとても新しいもののように見えます。12世紀のものとしては修復したにせよ、まるでさっき作ったかのような出来栄えです。聞いてみたら、やっぱり修復というかほぼ建て直されたようです。

ですが、よく見ると部分的にすごく古いものもあります。一部はオリジナルが残っているのでしょう。

目が回りそうになりながら7周した後は中に入ってみます。入口の上の彫刻もとても細かいです。こうして近くで見ると王の愛情を感じますが、最初遠くから見たときは、ちっちゃ、しょぼいなぁと思ってしまう大きさなのです。

中にはレプリカのお墓があるだけです。ときおり参拝者がお祈りをしているので、邪魔しないように静かに見学します。といっても、とっても小さいし、内部には特に彫刻とかないので、そう長居もしませんが。中は廟なので、土足厳禁、女性はスカーフ着用です。

となりの乳母の廟も見学します。遠くから見たら同じような感じに見えましたが、装飾は簡素なものでした。この乳母ババジ・カトゥンはその後長くカラハンに仕えたそうです。

清々しい緑や、バラの花などを植えられた庭園の中に佇む2つの廟は小さいながらほっこりするものでした。廟の入口の脇にあるトイレに寄ります。うーん、建物があったからほっとしたのもつかの間、ついたてと穴があるだけ。床はどう見ても土で、穴も崩れそうな心もとないもの、青空よりマシ?と人がいないの確認してここで済ませておくことにしました。

アイシャ・ビビ廟の入口付近には小さなお土産屋さんも数軒あります。売っているものもどこで買ったかわからなくなるような微妙なものばかりでしたが・・・。

12:05 アイシャ・ビビ廟を出発です。タラズの町中にあるレストランへと向います。
タラズの町も特に何もない町でした。通りがけに見た大きなモスクは、朝シムケントで見たのと同じアラブの王族が寄付したものだそうです。

12:40 24時間オープンのファストフード店でLunchです。といっても奥のきれいな部屋にちゃんと一品ずつ運んでくれました。

ビール500mlは300テンゲ(約200円)。いつものサラダ、肉団子スープ、となぜか先にケーキ。

メインはタイ風肉料理、だそうです。どうタイ風なのかよくわかりませんでしたが、おいしかったです。

バスに乗る前に目の前にあった小さな商店でビール500ml缶を3缶購入しました。値札は150テンゲ前後だったと思います。つまり1缶約100円。思っていたよりも物価は高いようです。
次回は、タラス川の戦いの古戦場跡をレポートします♪