カザフスタン・オトラル遺跡

2013/10/05 (2日目) 続き

16:05 オトラル遺跡に到着。気温35℃・・・。
この遺跡、周囲には何もなく、入口の門兼詰所みたいの以外何の建物も見当たりません。バスを降りるにあたって作ったスポーツドリンクを持って行くのを忘れないようにしないと過去何度も味わった熱中症の危険があります。

オトラル遺跡入口


まずは入口にある案内板で大まかな説明を受けます。この写真で見る限り、本当に「遺跡」で何も残っていないようです。実は来る前に想像していたのは、旧市街が崩れた一角に古い痕跡が出てきた、そんな観光地でしたので、本格的な遺跡とわかってびっくりです。

オトラル遺跡案内図


オトラルは、1世紀頃から栄えていたオアシス都市で、1218年モンゴルの通商団をスパイとして皆殺しにするという事件が発生し、その報復としてチンギス・ハーンがモンゴル軍を率いて、壊滅させたという歴史があります。その際にすべての生き物を殺し、都市を壊滅させ、その後一度は復興したそうです。ですが、オアシスが枯れ18世紀には消滅した、とそこまで事前学習しました。またティムールが病死した場所としても有名なのだそうです。来るまで一切知らないお話でした。

入口からは、土煙の舞うような道を歩きます。どこに遺跡があるのか全く見えません。

オトラル遺跡の入口から順路


5分ほど歩いたところで屋根に保護された遺跡に到着。14世紀ごろに王たちが使った浴場の跡だそうです。王族専用で、重要な会議や契約も交わされた場所だったとのことです。93年に発見された遺跡ということです。

オトラル遺跡の王族専用浴場跡


まだ奥へ行きます。都市の遺跡なんだから、他にもいろいろあるんだよね、と思いながらも、どんな遺跡かあまり情報を持っていないし、観光時間がどれくらいかかるのかもわからないのでちょっぴり不安になります。

オトラル遺跡は思ったより広い


しばらく歩き、傾斜の際まで来ると、ちょっと感動する遺構が眼前に広がります。
14~15世紀ころの城壁です。砦のように見えます。立っている地面と壁の間には堀のような段差があるのですが、ロープとか張ってないので恐る恐る見学です。

オトラル遺跡の城壁跡


この城壁の所からさらに、遠くから大きなマウンドに見えた高台に上ります。といっても、道が整備されている訳じゃないので、ヒールやすべる靴だと上れない坂道を登ります。まるで子どもの頃の冒険といったイメージです。上から先ほどの城壁を見下ろします。裏から見ると、何だかわからないですね。

高台から城壁跡を見下ろす


高台の上にも遺跡が広がります。こちらはたぶん、モスクの跡だったと思います。柱の跡が並びます。どこそこにミフラーブがあったとか説明をしていました。

オトラル遺跡モスク跡


その反対側には、宮殿跡があります。何かの建物の跡というのはわかっても、違いは素人にはわかりません。手前には井戸のようなものもあります。

オトラル遺跡宮殿跡


そして高台の端までいくと、11~12世紀頃の作業所の跡という遺跡が見えます。おそらく囲いがしてあるので、建物っぽく見えるのだと思います。ここから見る景色は、地平線まで他の人工物は見当たりません。

オトラル遺跡作業所跡を見下ろす


ガイドに言われ、足元に目をやります。石の他に白っぽいものがそこら中にあります。
骨、です。そこら中、骨がゴロゴロ、家畜や人の骨も・・・。事件とその後のことを思い出し、霊に取り囲まれているような気になりました。今もまだ発掘途中なのです。

オトラル遺跡に産卵する骨のかけら


10分ほど写真タイムで、来た道を戻るということなので、宮殿の上側に上ってみました。上から見ると、確かに宮殿サイズの立派な建物跡なのだとわかります。右手奥の方には団地も広がっていたとか。それにしても、ほかに一切の観光客がいない、貸しきり状態でした。

オトラル遺跡一番の高台から宮殿跡を見下ろす


水分を取りながら自分のペースで入口へ戻ります。そして、出発前にトイレを利用します。トイレは遺跡の外、これです。穴が掘ってあって、囲いがあるだけの粗末なものですが、張り合わせた板が隙間だらけで、この距離より近づくと中見えちゃいます・・・。こうも見晴らしがいいと、囲いがあるだけましなのかもしれませんがドキドキでした。

オトラル遺跡のトイレ


17:00 オトラル遺跡を後にし、シムケントへと戻ります。来るときとは別の道を通りますが、どこもかしこも道路は拡張工事中で、悪路が多いです。片側3車線くらいの広い道路を建設中とのことですが、どれだけ需要があるんでしょう。

どこもかしこも道路工事中のカザフスタン


次回はシムケントをレポートします♪
(エルサレムからの更新でした)

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

No title

これはまた長閑な雰囲気の遺産ですね。
風の音とか鳥の鳴き声とか、しっかり聞こえるんじゃないでしょうか。
繁栄が過去のことであっても人口は世界的には増えてきてる訳ですが、ここの場合はみんなどこに行った?って感じですね。

No title

こんな地平線まで見渡せるようなところに、ぽつんと遺跡があって不思議な眺めです。
でも、往事はさぞや立派だったんだろうな、と思わせる建物ばかりですね。

Re: No title

ktpageさん

本当に長閑でした。周囲では人は見ませんでしたが、牛が1,2頭ぷらぷらしてましたよ。
なんといってもカザフスタン、国土が広すぎですね。
水が枯れると、町もこんな感じになっちゃうのって、風の音まで寂しく聞こえました。

Re: No title

遺跡自体の敷地も広大でした。大規模な住宅街が広がっていた様子が伺えます。
いえ、かなり想像力を働かせれば、ということですが。
発掘が進めばもう少し何かわかるのかもしれませんね~。

No title

こんにちは!

そっか~
水分は命ですよね

2000年前のことが(推測何でしょうが?)
よく分かるな~と関心してます

で・・ayaさんトイレ入ったの?(笑)
トイレに「z」ッて書いてありますね^^

Re: No title

tookueさん、こんにちは!

トイレはいりましたよ~
だって、青空トイレ、スキップですものね。
ぽつん、って感じ、すごいトイレでした・・・。
プロフィール

aya1103

Author:aya1103
ようこそ!コメント大歓迎です♪
過去記事への質問もお気軽に

最新記事
カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ
最新トラックバック
FC2カウンター
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR