グアテマラ・ティカル遺跡ノースアクロポリス

2013/04/08(8日目) 続き

12:40 グランプラサで集合写真を撮り、しばしのフリータイムとなりました。20分ほどあるので、ノース・アクロポリスにあがってみようと思います。ノース・アクロポリスは100メートル×80メートルに立てられた複雑な建造物群で天上界を象徴しているそうです。

ティカル遺跡グレートプラザとノースアクロポリス


セントラル・アクロポリスからズームで撮った写真の方がわかりやすいですね。ノース・アクロポリスはいくつもの神殿が折り重なるように立てられています。100を超える遺構が何層にもなっていて、発掘で上位層が取り除かれている場所もあるようです。紀元前200年頃から900年頃までの建造物です。ティカルは古典期後期には推定6万2000人の人口(10万という説も)、マヤ世界の一大都市でしたが、1000年に渡りこの地方の行政中心だったと思われる場所です。

ティカル遺跡ノースアクロポリス全景


神殿などを増築していくのは、神殿の神聖性や力を増す効果があると信じられてきたことと、より大きな建物を造り力を誇示するために効率的に以前の建造物を利用したためと思われます。このノースアクロポリスの下には初代王の墓と思われる墓85など神格化された代々の王が埋葬されています。ティカルが栄えた約800年もの間、少なくとも33人の王がいたようです。

当時は、木々を伐採して大量の漆喰を作って、建物や道路を白く塗りたくったと見られています。雨水を漏らさず集めるためだったとされています。日が照り返し輝くほどまぶしい町だったでしょう。でも、都市が巨大化する中での漆喰のための森林伐採がマヤ衰退の一因とする説もあります。

ティカル遺跡ノースアクロポリス


いくつかの神殿のような建物の階段を上り、一番上まであがります。階段の一段が割りと高く、上るのも一苦労です。端の方は怖いのでできるだけ真ん中をあがります。それにしても、汗が滝のように流れ、足が悲鳴をあげています。遺跡見学というのはかくも過酷なものか・・・。

ティカル遺跡ノースアクロポリスの最上段の階段


一番上には小さな空間に王座だか祭壇だかと思われる石台があるだけでした。

ティカル遺跡ノースアクロポリス最上部


ノース・アクロポリスは高台になっているとはいえ、それほど高くはありません。それでも1号神殿、2号神殿、グランプラサと、その向こうにはセントラルアクロポリスや5号神殿の飾り屋根までを見渡すことができます。写真にはどうしても1号神殿と2号神殿を一緒に入れるのは難しいようです。

ティカル遺跡ノースアクロポリス最上部からの眺め


少し下りた所で、ノースアクロポリスの裏側へ行ってみたり、部屋が残っている遺構を覗いてみたりして、時間に合わせてグランプラサに下りていきます。ノースアクロポリスの中段あたりから見ると、1号神殿の斜度がいかにすごいかわかります。前面の階段はかつて上ることができたそうですが、死傷事故があり現在は上ることができません。確かにすごい急勾配で危険です。

ノースアクロポリスから見た1号神殿


グランプラサやノースアクロポリスにはいくつものステラ(石碑)やアルター(祭壇)がありますが、古い時代のものなのか、破損が激しくあまり柄がはっきりしません。コパンやキリグアのステラは芸術として立派でしたが、ティカルではステラより神殿などの構造物が見所です。

ノースアクロポリスにあるステラとアルター


2号神殿は1号神殿と向かい合って建っていますが、高さは38メートル、三層の基壇を持っていて、飾り屋根に顔の浮き彫りがあることから仮面の神殿と呼ばれているそうです。顔の浮き彫りとやらがまったく見当たらないので、ズームしてみました。あー、かすかに目のようなものが見え、真ん中が鼻に見えるかもしれません。比較的なだらかな斜度ですが、こちらも現在は上ることはできません。

ティカル遺跡2号神殿の飾り屋根の顔


13:00集合で、皆で遺跡の入り口方面へ戻ります。観光は終わりと思っても遺跡から出るまでまだ歩かなくてはなりません。1号神殿、別名大ジャガーの神殿の裏を通って東へ歩きます。1号神殿だけは、裏側も含めてきれいに修復がされています。写真は裏側です。

ティカル遺跡1号神殿の後姿


帰り道は今まで通っていない道を東方面へとまたジャングルを歩きます。途中、ハナグマさんの群れに遭遇しました。子どももいてかわいかったです。

ティカル遺跡のハナグマ


動物や鳥なども見ながらひたすらジャングルを歩きます。木の根が這い回ったり、石がゴロゴロあるような道が多く、暑さもあってもうフラフラ。最後の方は足元がおぼつかない状態で、階段の道を下ります。思えばろくに休憩もせずに4時間以上も暑い中歩いているし、段差が結構あるのでかなりエネルギー消費しています。誰も倒れないのが不思議なくらいですが、最後は皆無口です。

ティカル遺跡の歩道


13:20 案内板の所からジャングルの中の近道?を奥に入り、遺跡内にあるレストランにたどり着きました。文字通りジャングルの中にあるのですが、大人数が入れる大きなレストランです。オープンエアなのが残念ですが、ともかくゆっくり座れるのはほっとします。

ティカル遺跡ジャングルの中のレストラン


スープの塩味が疲れた体にちょうどよくしみこみます。メインは、ビーフ、チキン、ポークから各自チョイスできます。中米はこういうスタイルが多いようです。食事中もしばし放心状態でした。それほど遺跡見学に精魂使い果たしたという感じです。

ティカル遺跡で食べた昼食のメイン料理


何回にも渡ってティカル遺跡をレポートしましたが、広大なティカル遺跡はまだまだ発掘途中、現在見学できる部分はわずか15%という話ですからすごいですね!
次回はティカル博物館をレポートします♪
(台湾の花蓮からの更新でした)

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No title

ジャングルと遺跡・・・
本当に体力使いそうですね。でもそれだけのことはあるすごさです。
そんな大変なところだからこそ、まだ観光で荒らされていなくて良いのかも。
自分の足で歩くと、すごく遺跡が実感できる気がします。
こういう所にある割に、レストランがおしゃれに感じます(笑)。

Re: No title

レストランおしゃれに見えました?テーブルセッティングはきれいだったかな(笑)
遺跡は歩けば歩くほど、充実感もあるものですよね!
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aya1103

Author:aya1103
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