エルサルバドル・ホヤデセレン遺跡

2013/04/04 (4日目) 続き

9:35 給油をかねて、ガソリンスタンドでトイレ休憩。エルサルバドルの通貨は米ドルなので、ものの値段がすっと入ってきます。水45セント、ビール1ドル程度という物価です。
きれいな山はサンサルバドル火山、最後の噴火は1970年とのことで、この国も地震あり火山ありの自然環境的に厳しい国です。

サンサルバドル火山


サン・サルバドルを出ると、車窓は自然豊かな景色になります。見渡す限りの緑、首都に人口が密集している様子がわかります。

サンサルバドル郊外の車窓景色


10:35 ホヤ・デ・セレン遺跡に到着です。中米のポンペイと言われ、マヤの小さな村の一般の生活が垣間見られる貴重な遺跡です。周囲にはほとんど何もないようなところにあります。
1993年に世界遺産に登録されています。

ホヤ・デ・セレン遺跡入り口


まずは小さな博物館で、実際の遺跡を見る前に発掘品やこれから見るものの説明を聞きます。
640年頃ロマ・カルデラ火山の噴火によって短時間で5メートルもの火山灰に村ごと埋まったとされる遺跡からの発掘品や発掘の様子などが展示されています。

ホヤ・デ・セレン遺跡の博物館


遺跡の写真や、再現図などがパネル展示され、発掘品はガラスケースに納められています。サイロを建設するための工事で偶然発掘されたのは1976年のことだそうです。

ホヤ・デ・セレン遺跡の博物館内部


お皿などの食器類のほかに、逃げ遅れたネズミの骨、石器のようなものまで生活が伺える発掘品がいろいろ置かれています。こちらは炭化したとうもろこし。畑がそのまま埋まっていたようです。1400年前のとうもろこしが見られるとは!

炭化したトウモロコシ


外へ出て遺跡へ向かいますが、周囲にはたくさんの植物が植えられています。セイバの木やマンゴーなど実のなるものからきれいな花まで種類もさまざま。こちらはカシューナッツです。私たちが普段食べるのはこの耳たぶ状の中の種です。1個ずつ取るのだから高いわけですね。

カシューナッツの木


さて、こちらが遺跡です。屋根で覆われています。5メートルもの火山灰を掘っているので、上から見下ろす形です。噴火は10日間で14回も爆発があったと考えられていて、火山灰が層のように積もっています。家のようなものは貯蔵庫のようなもので、ネズミ避けに天井に梁のようなものが渡されていて、そこから食べ物を入れたつぼなどをつっていたようです。

ホヤ・デ・セレン遺跡の貯蔵庫跡


貯蔵庫のすぐ隣には集会所のような家とされるものもありました。発掘によってかなりのことがわかっているようで、スペイン語のほかに英語でも簡単な説明書きがあります。
遺跡には穴があいているところがありますが、鳥が作った巣だということで、上を見ると国鳥であるトロゴスが止まっていました。遺跡保存の観点からはいつか巣を追われるかもしれませんね。

遺跡に住む国鳥トロゴス


この遺跡は今回の旅に来るまで名前を聞いたこともなかったし、どの程度の規模で何があるのか事前にあまり勉強してなかったので、世界遺産といってもこんなもの?と思いながら奥へ進みます。通路沿いにはきれいな花がいっぱいです。

ホヤ・デ・セレン遺跡は樹木に囲まれている


少し離れたところに次の遺跡ブロックがありました。手前には家や倉庫の建物跡、奥にあるのはスチームバス(サウナ)です。サウナは9人から10人用といいいますがもっと小さく見えます。建物はどれも日干し煉瓦造りだったようです。

ホヤ・デ・セレン遺跡のスチームバスなどの跡


また少し移動すると、かなり下に川が流れているのが見えました。やはり古代の集落は川の近くにあるものですね。最後に一番広い発掘された区域に来ました。いくつかの建造物が今度はほぼ水平目線で見学できます。

ホヤ・デ・セレン遺跡


こちらは共同キッチンと言われる場所。丸く囲まれた場所が共同で利用された台所だったようです。すぐ隣には倉庫や畑があります。左側の地面が波打っている部分が畑だったようで、隣で収穫したものをすぐに調理できたようですね。

ホヤ・デ・セレン遺跡の共同キッチンと畑


そして最後はシャーマンの家と考えられている家です。格子のようなものがあり、窓みたいな役割でシャーマン(祈祷師)と中と外で話をしたと考えられています。またこの建物は2階建てだったとされています。ある種の聖域だったのか、おじぎをするような形で入るのか玄関が低いです。

ホヤ・デ・セレン遺跡のシャーマンの家


このホヤ・デ・セレンは大規模な町じゃなく、ごく一般の古代マヤの小さな村の暮らしを見ることのできるおもしろい遺跡なので、派手さはないものの珍しいものを見たなぁという感じでした。ここでは噴火を察知して人間は逃げる余裕があったようで人骨などは見つかっていません。

帰り道には、スチームサウナ(蒸し風呂)が再現されたものがありました。屋根にちょっとだけ空いた小さな穴で温度調節をしたようです。実際に中に入ってみました。這いつくばって入るのがやっと、中も10人入ればそれこそ蒸し風呂状態という大きさです。小さな穴からの光だけなので、閉所恐怖症の人は止めておいた方がいいでしょう。

復元されたスチームバスは入ることができる


遺跡にはトイレとちょっとしたお土産物屋もあります。他に類を見ない興味深い遺跡で思っていたより楽しめました。

次回はタスマル遺跡をレポートします♪

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No title

ブログ見てちょうだ~~~~イ

No title

女性の方で、しかもお若い方のようですが、スケールでかっ!!

Re: No title

松井大門さん

見に行きまーす(笑)

Re: No title

ペチュニアさん

女性ですが、もうお若くはないですー。
旅行社の中には年金おmらってない人は若いという人もいますが・・・

No title

そういえばこのキッチン、テレビでやってましたよ☆
と、思ったら中国でのお話だった(^_^;)
でも、どこもあまり変わらないんですね、アッチの昔もコッチの昔も☆

Re: No title

昔の生活ですからねー。
残っている部分だけ見ると同じに見えるかもですネ!
素人は言われないとキッチンだかなんだかさっぱりわからない
ほどです(笑)

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