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フランス・アルル

2013/02/28 (4日目) 続き

11:00 ポン・デュ・ガールを出て、アルルに向かいます。
車窓は長閑な風景で心癒されます。夏よりもこの時期の方が穏やかな感じです。何しろ、夏は日差しもギラギラ、もっと強烈な感じがするのです。

ポン・デュ・ガールからアルルへの道での車窓風景


11:55 アルルに到着です。紀元前からローマ都市として栄え、19世紀にはゴッホなどの画家が好んで住んだプロヴァンスを代表する街です。アルルのローマ遺跡とロマネスク教会は世界遺産に登録されています。

夏の庭園前でバスを降り、古代劇場の脇を通ります。紀元前の劇場跡で、100mの舞台を持ち1万人の収容人員があったと言われますが、建材を流用され今は残るものも少ないです。このように入場しなくても周囲の道から見渡せます。

アルル古代劇場


12:05 さてまずはLunchです。ツアーで利用するレストランはいくつも提携があり、来る度ごとにいつも違うレストランです。今回は市庁舎に近い細い道にあるLa Fuente。料理はまずまずですが、フランスでありがちな問題はトイレです。このレストランもトイレが1つしかありません。20人でも全員がトイレを済ませて観光に向かうには時間がかかり過ぎます。

アルルのレストランLa Fuente


今回のグループは足の悪い方もいて歩くペースが全体に遅いこともあり、添乗員さんとしては内心時間管理が大変なんじゃないかと思います。そこで、どの順番で観光に周るのか添乗員さんに聞き、母を連れて後から追いかけるから先に出発して下さい、とこっそり申し出ました。これで5分くらいは節約できます。

案の定、最初の円形闘技場ですぐ追いつきました。長径136m短径107m、フランスでもっとも大きい闘技場で、1世紀の建造を19世紀に再建したものです。収容人数は2万人。あまりに大きいので、全体を写真に残すことはできません。ここは最初に来た時に入場しましたが、大抵のツアーでは外観のみです。入場して最上段まであがると素敵な景色を見ることができます。
それにしてもかなり綺麗に修復されていて、新しすぎる感じがします。

アルルの円形闘技場


アルルは実はちょっと歩きにくい街ともいえます。道がわかりにくく、初めて来る人は方向感を失うかもしれません。そして、坂道などが多いのです。健康な人にとってはどうということのない道でも、杖や手すりが必要な方には辛いかも知れません。皆が写真を撮っている間に、添乗員さんは道の段差などを再確認して、順路を選びなおします。

アルルの細い石畳の道


メインの通りに出れば、この通り舗装もされ、坂もなく歩きやすい通りもあります。
なかなかいい雰囲気の街で、歩いて周るのが楽しい所です。

アルルの道


フォーラム広場へ出ました。奥のホテル・ノール・ピニュ(写真左)は2世紀の神殿の円柱を組み込んだ建物で、その前にいる銅像は詩人フレデリック・ミストラルです。

フォーラム広場


広場の周りにはカフェやレストランなどがありますが、ここで一番有名なのは、ゴッホの描いた「夜のカフェテラス」のモデルになった店です。去年来た時も休みでしたが、冬季休業中でしょうか。

夜のカフェテラスのモデルとなったカフェ


さて次は街の中心とも言えるリピュブリック広場へやってきました。オベリスクの左が市庁舎、右がサン・トロフィーム教会です。去年はここでフリータイムになったのでサン・トロフィーム教会を見ました。でもこの教会、入り口のポルタイユの最後の審判のレリーフが有名なので、通りがけにそこだけでも見る価値があります。

リピュブリック広場


ふと見ると、サン・トロフィーム教会の右手にある教会の回廊の入り口が開いています。何度かアルルに来ていても開いている時間にあったことがないし、この日も昼休みだと思っていたので、この誘惑に耐えられませんでした。

ツアーはエスパス・ヴァン・ゴッホまで行くとLunchの時に添乗員さんに聞いていたので、ここでフリータイムにはならないのです。皆が歩くスピードを計算し、誰にも言わずこっそり、そして急いでサン・トロフィーム教会回廊に寄り道をしてしまいました。

教会と回廊はかなりの面積があって、寄り道といっても、すぐにイヤホンガイドが聞こえなくなったので急ぎ足です。入場料を払うと、何故か学生値段2.6ユーロのお釣が返って来ました。いくらなんでもあり得ない勘違いです。急いでいるのでおかしいなと思いながらも回廊へ急ぎます。ほとんど観光客もいなくて、すごく静かな空間です。

サン・トロフィーム教会の回廊


2階にもあがって、上からも回廊を眺めてみました。サン・トロフィーム教会は、サンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう巡礼路にあった教会として多くの巡礼者が訪れたそうです。
7世紀建造、荒廃した教会は12世紀にロマネスク様式に作り変えられたとの事。回廊の柱の彫刻が緻密で見事です。(この時、回廊の半分は修復工事中でした。)

サン・トロフィーム教会とその回廊、回廊の2階より


サン・トロフィーム教会を出たら、まるで誰かに追いかけられているかのように走り、エスパス・ヴァン・ゴッホへ向かいます。知っている街じゃないとこうは行きません。エスパス・ヴァン・ゴッホへ着くと、皆周囲のお土産物屋でお土産を物色していました。
母も添乗員さんも誰も私が一時消えていたことには全く気付いていませんでした。

エスパス・ヴァン・ゴッホは、ゴーギャンとの諍いから自分で耳を切り落としたゴッホが療養した病院の跡です。ゴッホの「アルルの病院の庭」で描かれたとおりに庭が再現されています。この庭は無料で入れ、周囲には日本人が働くお土産屋も数件あります。

エスパス・ヴァン・ゴッホの庭


14:00 アルルを後にします。カルカッソンヌに向けてバスの中でリラックスモードに入っていたところ、14:15 ゴッホの跳ね橋に到着です。まだアルルでの観光が残っていたことをすっかり忘れていました。Photo Stopだけなので、車内用サンダルのまま一応写真を撮りに出ます。
シーズンオフなので、他に観光客はいませんが、夏場は人がいっぱいの場所です。

ゴッホの跳ね橋


ゴッホが住んだ2年間でアルルを舞台に描かれた絵は多数にのぼり、その代表的な作品の舞台には絵のレプリカが飾られています。跳ね橋は元とは違う場所に再現されたもので、アルルの中心部から3㎞離れているので、周囲は田園風景そのもの、運河に映る自然の景色は和みます。

ゴッホの跳ね橋がかかる運河


次回はカルカッソンヌをレポートします♪

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いつもながらの行動力に感心します。

ayaさんが、サン・トロフィーム教会の横の入り口を見つけたとき、「ここを見よう」と思う気持ちに抗えなかったのは、よくわかります。それにしてもayaさんの行動力は凄いですね。いつもながら感心してしまいます。

私も、横の入り口に、ふと気付いて中に入ることができましたが、広場から見ていたのでは教会の正面がしまっていて、今回はだめかと、すんでのところあきらめるところでした。。

「アルルの道がわかりにくく、初めての人は方向感を失うかも・・・」と書いておられますが、確かにそうです。
中心から少し離れた古代墓地アリスカンから、エスパス・ヴァン・ゴッホに廻ろうとしたとき、道がわからなくなりました。幾人かの人に聞きながらやっとたどり着きました。

ayaさんのレポートは、ほとんど私の知らない街なので、実は半ば“caviar to the general”状態で読ませてもらっていますが、アヴィニョン、アルルは、懐かしく拝見しました。

No title

下手な旅ガイドブック見てるよりよっぽど面白い!!!
すごいですね。
これだからネットサーフィンはやめられない、こんなステキなサイトに出会えたことに感謝。

気づいたら読みふけってました。

Re: いつもながらの行動力に感心します。

2ninn3kyakuさん

こっそり寄り道するなんて、あまり褒められた行為じゃないですけどね・・・。
相当の自信のある場所じゃなくてはできないですが、過信は禁物ですし、ツアーの場合
皆さんに迷惑かけないようにもうちょっと自重した方がよさそうです。

私も始めての街では、近道しようとしてよく迷子状態になりますが、早めに道を聞く
ようにしています。そういうのが後でいい思い出になりますよね♪

Re: No title

とおりすが~りさん

はじめまして!コメントありがとうございます♪
私のブログは読み物としては、イマイチですが、全部事実をほぼ
時系列に並べたものです。
特に面白いことなくても淡々と描いているので、がっかりすることも
あるかと思いますが、また見に消え下さいね~

ゴッホ

アルルって、ゴッホの街なんですね。
ゴッホのファンというわけではありませんが、絵はよく見に行ったので、絵と全く同じ風景が今も残っていることに驚きました。
今後の旅行記も楽しみにしています。

Re: ゴッホ

ゴッホの住んだ家とかはもうないですが、2年ほど暮らして、病んでしまったみたいですね。
2年弱でものすごい数の絵を残していて、アルルを舞台にした有名な絵も多いです。
いくつかの絵の舞台となった場所は、絵を再現するかのように残されていて、それがまた
面白い町です。南仏は絵になる場所が多いので多くの画家に愛されたようです。
この旅の後半もとにかく素敵な町が多いのでお楽しみに~♪
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aya1103

Author:aya1103
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