フランス・オランジュ

2013/02/28 (4日目)

7:30にアヴィニヨンのホテルを出発し、8:20にオランジュに到着。紀元前35年にケルト人の町がローマの植民地となり、ローマ時代の遺跡がよく残っていることで有名で、これらのローマ遺跡は世界遺産に登録されています。その遺跡のひとつ、凱旋門でバスを降り、ローカルのESGとミートして徒歩で観光します。プラタナスの木に囲まれて町の中心から少し離れて立つ凱旋門はとても美しいです。

オランジュの凱旋門


ライムストーンでできた凱旋門は古く紀元前20年ごろのものとされています。かつてのアグリッパ街道に立ち、幅21m、高さ22m、奥行8m。だいたいパリの凱旋門の半分くらいでしょうか。
ガリア人とローマ人の戦い(カエサルのガリア平定)、アウグストゥスのアクティウムの海戦などが描かれているレリーフはとてもきれいに保存されています。

オランジュの凱旋門北面


凱旋門は今は広場の真ん中に立ち、車は通ることが出来ませんが、お陰で人はじっくりと近づいて観察することができます。見上げると驚くほど緻密で美しい彫刻に圧倒されます。

オランジュの凱旋門を見上げた写真、彫刻が素晴らしい


さて、凱旋門からアルク・ド・トリオンフ大通りを徒歩で旧市街へ移動します。旧市街へ入ると狭い道が多いです。途中、ノートルダム大聖堂前を通りますが、入り口だけ見るとどこの町にもありそうな普通の教会です。

オランジュのノートルダム大聖堂


町の中心部、市庁舎前広場を横切ります。マーケットが開かれていて朝からいろんなものが売っています。

オランジュ市庁舎前広場


少し行くと目の前に大きな壁が見えました。これがオランジュの誇る古代劇場のスケーネの裏側です。まるで劇場を隠しているかのような巨大な壁は確かに2000年も前のものには見えません。ローマ劇場は各地で見ましたが、ここまで壁が残っているところはほとんどありません。。

オランジュの古代劇場スケーネの裏側


さて、メインの古代劇場観光に早速行きたいところですがここでトイレ休憩です。シニアな方たちが中心のツアーでは仕方ありません。公衆トイレがないので、古代劇場前のカフェでひとつしかないトイレを借りるので時間がかかります。

ツアーの人数は20人ですが、それでもかなりのロスになります。待ち時間に添乗員さんに今日の後半の予定なんかをさりげなく聞き、各地でのフリータイムの過ごし方などを頭の中で練ります。古代劇場の巨大なスケーネで日陰が多く、暖かそうな日向で待ちます。

オランジュの古代劇場前の町並み


さて、古代劇場は実は入場観光になっていませんでした。ローマ劇場は入場しなくても十分というものも多いですが、壁に阻まれているので少し残念です。そもそも入場は9:30からなので、スケジュール上入場しないことにしたのかも知れません。壁の右横にはこれぞ遺跡という場所があります。ガイドによるとここは神殿などの建て物があった場所だそうです。

オランジュの古代劇場脇の神殿跡


次は壁に阻まれた古代劇場の中を覗くためサン・トゥーロップの丘へ行きます。劇場の観覧席はこの丘を利用して造られているわけです。壁の左側から古代劇場の脇を通ります。古代劇場の中の外階段が見えますがかなり急です。

オランジュ古代劇場側面


民家の間の道、というか階段を上ります。この階段もかなり急なので、足の悪い人はかなりの根性を見せないといけません。それでも弱音をはかずマイペースで上る姿はちょっと感動しました。上った先は、劇場の観覧席の上の方にあたる場所です。小さな門から劇場を垣間見ることができます。

サン・トゥーロップの丘にある古代劇場観覧席への出入り口


皆が小さな門から交代で中を覗きます。残念ながら観覧席を含めた劇場の全体像は見えませんが、劇場の壁スケーネの前面の感じと、中央に置かれたアウグストゥスの像は何とか見えます。ルイ14世が「フランスで最も美しい壁」といったこの劇場は、アウグストゥス皇帝の時代の建設で壁は長さ103m、高さ36m。10000人規模の観客席があり、世界でも最も保存状態がいいローマ遺跡といえます。

サン・トゥーロップの丘の途中から覗く古代劇場のスケーネ


ちらっとしか見えないので、何だか消化不良です。するとまだ上にいけそうな道らしきものがありました。もっと上に展望台があるようですが、どうやらそこへは行かないようです。時間もないし、シニアな方たちにはオススメじゃないということのようです。そこで、皆が門に群がっている間、道をショートカットしてもう少し上まで行って見る誘惑に駆られました。道は明らかに遠回りそうですが、近くによじ登った形跡があるので、こっそりとそこを上ることにしました。(靴や服装が適してなければオススメできません。)

サン・トゥーロップの丘の隠れスポットへ続くけもの道


私の期待通り、少し上がっていったら、かろうじて全体を見渡せる場所まで辿り着きました。
おお、やはりこうじゃなくちゃ劇場って感じがしないよね。ですが、高所恐怖症なのでフェンスに近寄ってフェンスなしの写真が撮れません。かと言って、もっと上まで上がるには時間もなさそうなので、この辺りで満足することにしました。

サン・トゥーロップの丘から見るオランジュ古代劇場


皆のいるところまで戻ると、まだ門に群がって中を覗いていました。一人満足な劇場を見られた事を誰かに話したい気持ちが抑えられず、若手の男性にこっそり上へ上がってきたことを教えました。皆が階段を下りていく間に彼ならちょっと見てくることが可能だと思ったからです。あまりムチャをしない限り、そして全体のペースに追いつける限りは楽しんでねと添乗員さんも無言の了解をしてくれているようです。

9:35 短いオランジュ観光を終えバスに乗り、次はポン・デュ・ガールへ向かいます。

次回はポン・デュ・ガールをレポートします♪

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No title

こんにちは~aya1103さん。
いつも楽しませていただいています(*^。^*)
凱旋門はこんなに緻密な彫刻が施されているのですね。
近くで ずーーっと眺めていたくなりそうですね。

Re: No title

こんにちは♪
この凱旋門、本当にすごい彫刻、近くで見ると彫が深いというか
立体感というか、ほれぼれでした。
季節柄か他に観光客も、通行人すらもほとんどいなくてゆっくり
観察できました♪

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aya1103

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