スイス・ルツェルン②
2012/12/18 (3日目) 続き
市庁舎まで来て一通りルツェルン中心部の説明が終わったところで、クリスマスマーケットの位置なども案内があった後、残り13:30までフリータイムとなりました。まだ1時間40分もあります。

前回時間切れでムーゼック城壁を見れなくて後ろ髪ひかれる思いだったので、まずは城壁に向かうことにしました。前回の敗因はそのとき地図を携帯していなかったことです。旧市街の真ん中辺りをムーゼック通りを横切り坂道を上って行きます。

案外と簡単にムーゼック城壁の9つ残る塔のひとつシルメル塔へ出ることができました。この塔をくぐって城壁の裏側へ出る前に城壁内側を少し歩くことにします。城壁は高いので、内側からしかチューリッヒの街を眺めることはできないからです。

なだらかな上り坂を少し登ると、素敵な洋館の裏に次の塔である時計塔がちらっと見えます。このムーゼック城壁は、以前はルツェルンの町全体を囲っていたそうですが、今はこの辺りの約900mだけが残っています。9つある塔はどれも全く違うデザインで見張り塔の役割をしています。

見晴らしのいい所にフェンスがあり、椅子が置いてありました。ここがビューポイントのようです。フィアヴァルトシュテッター湖(ルツェルン湖)と遠くのアルプスがかすかに見えます。先ほどまできれいに見えていた山も雲が隠してしまいました。天気がよければ素晴らしい眺めになるはずです。

同じ場所から見たルツェルン中心部の眺めです。城壁の下といってもこの眺めなので、城壁自体が小高い丘の上にあることがわかります。夏に来た時にここに来なかったのが悔やまれます。まぁ坂を上ってくるので、時間に余裕がないと無理だとは思いましたが・・・。

シルメル塔は門になっていて通れるので、城壁の外側へ来ました。その先がさらにまだ上りになっていたので、ちょっと大変ですが、少し上れば城壁の全体感がかなり明らかになります。
この辺りは城壁や塔に上がることができるのですが、残念ながら冬季はやっていません。4月から10月に来て時間があるならば城壁にあがって、素晴らしい景色を堪能するのがオススメです。

時間もあるし、同じ道を戻るのは性に合わないので、地図にはない城壁沿いの道を歩いて端まで行くことにしました。すると、せっかく端まで来たのに、最後の川沿いへ降りる階段が通行止めにされていました。積雪などで危険だから冬季は通らないようにしているようです。

ですが、ここまで来て戻るのも何だし、よく見ても階段の状態は問題ないようだったので、結局通行止めの横板をまたいでこの階段を下りました。逆周りでこの階段を上るのは嫌だな、と思う急で段数の多い階段です。降りた所はロイス川沿いにあるでっぷりした塔、というより要塞です。

さて、次はシュプロイヤー橋を渡ります。カペル橋と同じような屋根つきの木橋で、やっぱり板絵がありますが、ペストの恐ろしさを表現した「死の舞踏」という死神が描いてある67枚もある連作です。不気味なので写真は省略、橋から見たムーゼック城壁です。つまり時間がなくて城壁に近づけない人はこの橋からなら城壁の一部を見ることができます。

先ほど行ったイエズス教会の裏にある聖フランシスコ教会に来ました。この周りでクリスマスマーケットをやっていますが、人もまばらです。めずらしいことに旅先で雨が降ってきたので、教会へ入ることにしました。

聖フランシスコ教会は、13世紀に建てられたゴシック様式の建物で、内部は大理石の祭壇などがきれいでした。ひっそりとした教会の中では、アドベントの蝋燭の炎だけがゆらめいています。クリスマスまでの4週間、1週間毎に蝋燭に火が灯されるので、4本の蝋燭の長さが違うのです。

さて、最後は中央駅地下のクリスマスマーケットへ行きます。駅は近代的で、クリスマスマーケットはその構内で行われていますが、縦に長く、照明や場所の雰囲気からかあまりクリスマスマーケットの雰囲気ではありません。

ですが、ラクレットのお店を見つけました。ラクレットチーズを熱して溶けた部分をこそぎ落としてジャガイモに絡めて食べるというスイスの冬の定番です。今は専用の電熱器があって、それで溶かしているようです。チーズの溶けるスピードと手間で、注文をさばくのが大変そう。

こちら9.5フラン、千円近いわけですがスイスの物価からいったらこんなもんでしょうか。
とろけて絡むチーズはしつこくもなく、とてもおいしかったです。ひとつ大きな目的を果たした気分になりました。観光優先の私達にとってはランチはこんなもので調度いいのかもしれません。

最後に集合場所のブヘラー斜め前にあるお菓子屋さんで大好きなリンツのチョコを量り売りで買います。1Kgあたり52フランと安くはないので、通常スーパーに置いていないカフェ、キャラメル、シャンパン、オレンジなどの味を選んで購入しました。もちろん自分用です。
13:30 ルツェルンを出発し、次はベルンへ向かいます。
次回はベルンをレポートします♪
市庁舎まで来て一通りルツェルン中心部の説明が終わったところで、クリスマスマーケットの位置なども案内があった後、残り13:30までフリータイムとなりました。まだ1時間40分もあります。

前回時間切れでムーゼック城壁を見れなくて後ろ髪ひかれる思いだったので、まずは城壁に向かうことにしました。前回の敗因はそのとき地図を携帯していなかったことです。旧市街の真ん中辺りをムーゼック通りを横切り坂道を上って行きます。

案外と簡単にムーゼック城壁の9つ残る塔のひとつシルメル塔へ出ることができました。この塔をくぐって城壁の裏側へ出る前に城壁内側を少し歩くことにします。城壁は高いので、内側からしかチューリッヒの街を眺めることはできないからです。

なだらかな上り坂を少し登ると、素敵な洋館の裏に次の塔である時計塔がちらっと見えます。このムーゼック城壁は、以前はルツェルンの町全体を囲っていたそうですが、今はこの辺りの約900mだけが残っています。9つある塔はどれも全く違うデザインで見張り塔の役割をしています。

見晴らしのいい所にフェンスがあり、椅子が置いてありました。ここがビューポイントのようです。フィアヴァルトシュテッター湖(ルツェルン湖)と遠くのアルプスがかすかに見えます。先ほどまできれいに見えていた山も雲が隠してしまいました。天気がよければ素晴らしい眺めになるはずです。

同じ場所から見たルツェルン中心部の眺めです。城壁の下といってもこの眺めなので、城壁自体が小高い丘の上にあることがわかります。夏に来た時にここに来なかったのが悔やまれます。まぁ坂を上ってくるので、時間に余裕がないと無理だとは思いましたが・・・。

シルメル塔は門になっていて通れるので、城壁の外側へ来ました。その先がさらにまだ上りになっていたので、ちょっと大変ですが、少し上れば城壁の全体感がかなり明らかになります。
この辺りは城壁や塔に上がることができるのですが、残念ながら冬季はやっていません。4月から10月に来て時間があるならば城壁にあがって、素晴らしい景色を堪能するのがオススメです。

時間もあるし、同じ道を戻るのは性に合わないので、地図にはない城壁沿いの道を歩いて端まで行くことにしました。すると、せっかく端まで来たのに、最後の川沿いへ降りる階段が通行止めにされていました。積雪などで危険だから冬季は通らないようにしているようです。

ですが、ここまで来て戻るのも何だし、よく見ても階段の状態は問題ないようだったので、結局通行止めの横板をまたいでこの階段を下りました。逆周りでこの階段を上るのは嫌だな、と思う急で段数の多い階段です。降りた所はロイス川沿いにあるでっぷりした塔、というより要塞です。

さて、次はシュプロイヤー橋を渡ります。カペル橋と同じような屋根つきの木橋で、やっぱり板絵がありますが、ペストの恐ろしさを表現した「死の舞踏」という死神が描いてある67枚もある連作です。不気味なので写真は省略、橋から見たムーゼック城壁です。つまり時間がなくて城壁に近づけない人はこの橋からなら城壁の一部を見ることができます。

先ほど行ったイエズス教会の裏にある聖フランシスコ教会に来ました。この周りでクリスマスマーケットをやっていますが、人もまばらです。めずらしいことに旅先で雨が降ってきたので、教会へ入ることにしました。

聖フランシスコ教会は、13世紀に建てられたゴシック様式の建物で、内部は大理石の祭壇などがきれいでした。ひっそりとした教会の中では、アドベントの蝋燭の炎だけがゆらめいています。クリスマスまでの4週間、1週間毎に蝋燭に火が灯されるので、4本の蝋燭の長さが違うのです。

さて、最後は中央駅地下のクリスマスマーケットへ行きます。駅は近代的で、クリスマスマーケットはその構内で行われていますが、縦に長く、照明や場所の雰囲気からかあまりクリスマスマーケットの雰囲気ではありません。

ですが、ラクレットのお店を見つけました。ラクレットチーズを熱して溶けた部分をこそぎ落としてジャガイモに絡めて食べるというスイスの冬の定番です。今は専用の電熱器があって、それで溶かしているようです。チーズの溶けるスピードと手間で、注文をさばくのが大変そう。

こちら9.5フラン、千円近いわけですがスイスの物価からいったらこんなもんでしょうか。
とろけて絡むチーズはしつこくもなく、とてもおいしかったです。ひとつ大きな目的を果たした気分になりました。観光優先の私達にとってはランチはこんなもので調度いいのかもしれません。

最後に集合場所のブヘラー斜め前にあるお菓子屋さんで大好きなリンツのチョコを量り売りで買います。1Kgあたり52フランと安くはないので、通常スーパーに置いていないカフェ、キャラメル、シャンパン、オレンジなどの味を選んで購入しました。もちろん自分用です。
13:30 ルツェルンを出発し、次はベルンへ向かいます。
次回はベルンをレポートします♪