エジプト航空・エコノミークラス
今回はエジプト航空の搭乗レポートです。(2012年7,8月搭乗)
飛行機の搭乗レポートは評判を気にして口コミの検索が多いので、機内食、サービス、ラウンジなどの感想について報告します。
昨年のエジプト革命からしばらく日本便も運休していましたが、今年の4月ようやく運行再開となりました。私も昨年一度エジプトツアーを申し込んだのに、エジプト航空が運行再開を延期したので、ツアーキャンセルになり、今回は再開後、様子を見てからの利用となりました。
エジプト航空と言えば、垂直尾翼のホルスがトレードマーク。古代エジプトのホルス神は天空の神ですので、飛行機の守り神としてはぴったりですね。日本発着便の写真を撮り損ねたのですが(というか夜なので撮れない)、写真の機体はカイロ-イスタンブール間のA320-200。

往路は、MS-0965 成田発カイロ行き。21:20発と遅い便です。チェックインは団体ツアーでも個人チェックイン方式を取っているので、カウンター前はものすごい行列です。預ける荷物は一つが23kg以内のものが2つまで。勘違いされる方が多いですが、二つで46kg以内OKではなく、一つあたり23kgを超えてはいけないということです。
そういう私の荷物は24.7kgありました。15日間の旅は移動も多いので、ガイドブックなどの書籍が多かったのです。ですが、何も言われませんでした。25kg以内くらいならお目こぼしがあるようですが、破損時の保障を考えると好ましくないです。ヘビータグ付けられたし。
搭乗は1時間前から始まります。ゲートでチケットを通した後、ギャングウェイで全員の手荷物をチェックし、ボディチェックをするので搭乗に時間がかかるのです。ライターはここで見つかると没収です。
真夏のエジプト行きだというのに、日本人の団体が多く、エコノミーはほぼ満席でした。 ヨーロッパへ行くツアーも多いようです。機材はB777-300ER、シート配列はABC-DEG-HJKの3-3-3配列。シートはそれほど窮屈でもなく、フットレストもついています。

パーソナルTVのスクリーンはやや大きめで、タッチパネル採用、日本語サポートのある映画も多めです。USBもついている最新のシート仕様です。14時間もかかるノンストップ便ですので、シートがいいのは助かります。

オススメの座席に関してですが、私は普段ならギャレーなどの壁の後ろの足元やや広めの列を好むのですが、左右を横切れるギャレーがなく、足元を人が頻繁に横切るので今回はオススメできません。そこそこ揺れる箇所もある路線なので、後ろもオススメではありません。
アメニティもあります。最近ではエコノミーは中東系のエアラインくらいですね。
アイマスク、歯磨きセット、イヤホン、靴下が入っています。入れ物は、ツアーで使うイヤホンガイド入れにぴったりくらいの大きさです。

ちなみに機内はかなり寒かったです。何人かクレーム入れている人を見かけましたが、調節は難しいようでした。後は、トイレにはハンドソープとコロンが常備されています。
なお日本人CAも乗務しています。
次は機内食の紹介です。
まずエジプト航空ではアルコールのサービスが一切ないので、食前のドリンクサービスはありません。アルコールが必要な人は、出国審査後に売店で買って持ち込むのはOKです。
1回目機内食は離陸後1時間弱。ビーフシチューかローストチキンかシーフードカレーからチョイス。シーフードカレーを選択、味はまずまずでした。驚いたのは、3年前に利用したときと全くメニュー変わっていないということ。過去の写真と見比べて思わず笑ってしまいました。

2回目の機内食は到着1時間20分前、オムレツorさば塩焼き。私は卵NGなので、さばにしました。次に日本食らしいものを食べられるのは当分先になりそうです。

食事の間にはリフレッシュメントとして”さけおにぎり”と”もみじ饅頭”が配られます。これも3年前と変化なし。でも変な機内食よりこの方が嬉しいです。
帰国便はこちらも夜の22:50発、カイロ発成田行きMS-0964。
機内食1回目は、ビーフかチキン。チキンを頼んだけど、味がスパイシーで受け付けない感じでした。飲み物は食事と一緒に提供されますが、冷えていません。

2回目は、ソウルの上空近辺で、オムレツかスクランブルエッグ。つまりどちらも卵。味もイマイチ、というかどの航空会社も成田着前はこんな感じで、いつもほとんど手をつけません。

カイローイスタンブール間で出た機内食は往復とも同じメニュー。2時間という短い便の割りには普通のメニューです。

さて、サービス面についてですが、一言で言えば、雑、です。言葉遣いも雑ですし、食事の配り方なども雑です。また、帰国便では、エンターテイメントの調子が悪かったのか、断りもなく何度もリセットがかかりました。言葉遣いなどはまだしも、見ている映画が途中で突然切れて、OSの起動画面になるというのは・・・。
エジプト航空はスターアライアンスに加盟しているので、マイレージはUAマイレージプラスに入れました。チェックインなどで使っているシステムが古い場合、この番号はエラーになるよと言われることがあります。COで試してみて、UAはCOのシステムに統合したから、と言えば問題解決です。客の方が詳しいのはどうかと思いますけど、事後加算は面倒ですからね。
次は、スターアライアンスゴールドの資格で利用したラウンジの話に移ります。
成田では提携している全日空のラウンジの利用になります。何度かレポートしているので今回は割愛します。カイロにはいくつかラウンジがあります。ゲートに近い場所を利用すればいいのですが、時間帯によって閉まっているラウンジがあることもあります。
ラウンジは場所によってはかなり空いています。大変残念なことに、暑いエジプトなのに、ラウンジにシャワーがありません。インターネットは使えますが、電源が使えない(全てのコンセントが使えない)ラウンジもありました。

食べ物はサンドイッチやフルーツなど、夕食の時間帯にはスープやパスタもあります。
飲み物はやはりアルコールがありません。オススメは、ドライフルーツがいっぱい入ったパウンドケーキです。カロリーは高そうでしたがすごく美味でした。

総じてエジプト航空の印象ですが、ゲートでのチェックなどセキュリティにはうるさいものの、サービスはレベルが低く、機材が新しいのが唯一の救い。何と言ってもアルコール提供がないのが個人的にはマイナスですし、ソフトドリンクも冷えてないのがNGですね。
安全面に気をつけてくれれば、サービス面は長い目で見ようかな、というのが航空会社だけでなく国全般に言えることのような気がします。
次回からパラオの旅レポートスタートです♪
飛行機の搭乗レポートは評判を気にして口コミの検索が多いので、機内食、サービス、ラウンジなどの感想について報告します。
昨年のエジプト革命からしばらく日本便も運休していましたが、今年の4月ようやく運行再開となりました。私も昨年一度エジプトツアーを申し込んだのに、エジプト航空が運行再開を延期したので、ツアーキャンセルになり、今回は再開後、様子を見てからの利用となりました。
エジプト航空と言えば、垂直尾翼のホルスがトレードマーク。古代エジプトのホルス神は天空の神ですので、飛行機の守り神としてはぴったりですね。日本発着便の写真を撮り損ねたのですが(というか夜なので撮れない)、写真の機体はカイロ-イスタンブール間のA320-200。

往路は、MS-0965 成田発カイロ行き。21:20発と遅い便です。チェックインは団体ツアーでも個人チェックイン方式を取っているので、カウンター前はものすごい行列です。預ける荷物は一つが23kg以内のものが2つまで。勘違いされる方が多いですが、二つで46kg以内OKではなく、一つあたり23kgを超えてはいけないということです。
そういう私の荷物は24.7kgありました。15日間の旅は移動も多いので、ガイドブックなどの書籍が多かったのです。ですが、何も言われませんでした。25kg以内くらいならお目こぼしがあるようですが、破損時の保障を考えると好ましくないです。ヘビータグ付けられたし。
搭乗は1時間前から始まります。ゲートでチケットを通した後、ギャングウェイで全員の手荷物をチェックし、ボディチェックをするので搭乗に時間がかかるのです。ライターはここで見つかると没収です。
真夏のエジプト行きだというのに、日本人の団体が多く、エコノミーはほぼ満席でした。 ヨーロッパへ行くツアーも多いようです。機材はB777-300ER、シート配列はABC-DEG-HJKの3-3-3配列。シートはそれほど窮屈でもなく、フットレストもついています。

パーソナルTVのスクリーンはやや大きめで、タッチパネル採用、日本語サポートのある映画も多めです。USBもついている最新のシート仕様です。14時間もかかるノンストップ便ですので、シートがいいのは助かります。

オススメの座席に関してですが、私は普段ならギャレーなどの壁の後ろの足元やや広めの列を好むのですが、左右を横切れるギャレーがなく、足元を人が頻繁に横切るので今回はオススメできません。そこそこ揺れる箇所もある路線なので、後ろもオススメではありません。
アメニティもあります。最近ではエコノミーは中東系のエアラインくらいですね。
アイマスク、歯磨きセット、イヤホン、靴下が入っています。入れ物は、ツアーで使うイヤホンガイド入れにぴったりくらいの大きさです。

ちなみに機内はかなり寒かったです。何人かクレーム入れている人を見かけましたが、調節は難しいようでした。後は、トイレにはハンドソープとコロンが常備されています。
なお日本人CAも乗務しています。
次は機内食の紹介です。
まずエジプト航空ではアルコールのサービスが一切ないので、食前のドリンクサービスはありません。アルコールが必要な人は、出国審査後に売店で買って持ち込むのはOKです。
1回目機内食は離陸後1時間弱。ビーフシチューかローストチキンかシーフードカレーからチョイス。シーフードカレーを選択、味はまずまずでした。驚いたのは、3年前に利用したときと全くメニュー変わっていないということ。過去の写真と見比べて思わず笑ってしまいました。

2回目の機内食は到着1時間20分前、オムレツorさば塩焼き。私は卵NGなので、さばにしました。次に日本食らしいものを食べられるのは当分先になりそうです。

食事の間にはリフレッシュメントとして”さけおにぎり”と”もみじ饅頭”が配られます。これも3年前と変化なし。でも変な機内食よりこの方が嬉しいです。
帰国便はこちらも夜の22:50発、カイロ発成田行きMS-0964。
機内食1回目は、ビーフかチキン。チキンを頼んだけど、味がスパイシーで受け付けない感じでした。飲み物は食事と一緒に提供されますが、冷えていません。

2回目は、ソウルの上空近辺で、オムレツかスクランブルエッグ。つまりどちらも卵。味もイマイチ、というかどの航空会社も成田着前はこんな感じで、いつもほとんど手をつけません。

カイローイスタンブール間で出た機内食は往復とも同じメニュー。2時間という短い便の割りには普通のメニューです。

さて、サービス面についてですが、一言で言えば、雑、です。言葉遣いも雑ですし、食事の配り方なども雑です。また、帰国便では、エンターテイメントの調子が悪かったのか、断りもなく何度もリセットがかかりました。言葉遣いなどはまだしも、見ている映画が途中で突然切れて、OSの起動画面になるというのは・・・。
エジプト航空はスターアライアンスに加盟しているので、マイレージはUAマイレージプラスに入れました。チェックインなどで使っているシステムが古い場合、この番号はエラーになるよと言われることがあります。COで試してみて、UAはCOのシステムに統合したから、と言えば問題解決です。客の方が詳しいのはどうかと思いますけど、事後加算は面倒ですからね。
次は、スターアライアンスゴールドの資格で利用したラウンジの話に移ります。
成田では提携している全日空のラウンジの利用になります。何度かレポートしているので今回は割愛します。カイロにはいくつかラウンジがあります。ゲートに近い場所を利用すればいいのですが、時間帯によって閉まっているラウンジがあることもあります。
ラウンジは場所によってはかなり空いています。大変残念なことに、暑いエジプトなのに、ラウンジにシャワーがありません。インターネットは使えますが、電源が使えない(全てのコンセントが使えない)ラウンジもありました。

食べ物はサンドイッチやフルーツなど、夕食の時間帯にはスープやパスタもあります。
飲み物はやはりアルコールがありません。オススメは、ドライフルーツがいっぱい入ったパウンドケーキです。カロリーは高そうでしたがすごく美味でした。

総じてエジプト航空の印象ですが、ゲートでのチェックなどセキュリティにはうるさいものの、サービスはレベルが低く、機材が新しいのが唯一の救い。何と言ってもアルコール提供がないのが個人的にはマイナスですし、ソフトドリンクも冷えてないのがNGですね。
安全面に気をつけてくれれば、サービス面は長い目で見ようかな、というのが航空会社だけでなく国全般に言えることのような気がします。
次回からパラオの旅レポートスタートです♪