エジプト・ダハシュール~メンフィス

2012/08/12 (14日目) 続き

ギザからバスでサッカラ方面へ移動します。運河横の道を走ると、なんとも言えない景色が目に入ります。3000年、4000年前に高度な文明が発達していた国の現状です。これでもかという程ゴミが放置されている所ばかりです。

汚いゴミだらけの運河


やがて建物がまばらになり、所々小さな村を通過しながらバスは進みます。一般のエジプト人の生活を垣間見れる風景です。もっとナイル上流へ南へ行くほど家の造りは古代から変わらないようなものになってきますが、この辺りは生活レベルが高い方かもしれません。ギザから30分、サッカラでLunchを取ります。

サッカラへの道


13:00 ダハシュールのピラミッド群に到着です。こちらは入場観光マークになっていますが、ピラミッドの中に入るのではなく、有料のエリアに入って記念撮影、という感じです。こちらは赤のピラミッド、入り口は高いところにあり、内部も傾斜が急で、またものすごく臭いという評判です。公開されているのでいつか入ってみたいですが、脚力には自信がありません。

赤のピラミッド入り口側


反対側の角度から撮った赤のピラミッドです。このピラミッドは大ピラミッドのクフ王の父王にあたるスネフェル王が作ったとされているピラミッドのひとつです。ピラミッドが王の墓でないとする説の人たちは一人の王が複数のピラミッドを作っていることをその根拠の一つに上げていますが、空墓(セノタフ)を埋葬地とは別の場所に作ったりする習慣などもあるし、墓じゃないという方が無理があるような気がします。

赤のピラミッド


周りが砂漠なので、下の方は砂が被っています。また、この頃の石はクフ王のピラミッドのように巨大なものではありません。高さ105mほど、勾配がちょうどよく安定感抜群のピラミッドのようで美しいです。

赤のピラミッドの石


ダハシュールのピラミッド群があるところは実は軍事エリアです。そして周囲は砂漠。ピラミッドの周りにはトイレもなければ土産物屋もありません。右手に見えるのが同じスネフェル王が建てた屈折ピラミッドですが、かなり遠景になります。左の方に小さく見えるのは崩れた黒のピラミッドです。

赤のピラミッドから屈折ピラミッド、黒のピラミッドを眺める


実際の肉眼では上の写真よりはピラミッドは大きく見えます。ズームで撮った屈折ピラミッド。このピラミッドには、2つの入り口、2つの玄室があります。文字通り屈折になった原因は、加重がかかり過ぎ内部にヒビが入ったので途中から変えたという説が有力です。去年だったか、このピラミッドは内部公開の予定と発表されましたが、その後公開されて中に入ったという話はまだ聞いていません。

屈折ピラミッド


ダハシュールは結局10分ほどの滞在で、次はメンフィスへ移動です。この辺りの運河はきれいなところもあり、また緑が青々としています。

サッカラ街道のマリオテーヤ運河とヤシの木の青


13:35 メンフィス遺跡(博物館)到着です。ここは古代エジプトの古都で、長い歴史の中で初期王国時代、古王国時代(クフ王とか)に首都だった場所です。あのツタンカーメンも、父王が築いたアマルナから遷都したのがメンフィスでした。上エジプト、下エジプトと上下に分ける場合の分岐点であった地理的にも重要な場所だったようです。

メンフィス遺跡


古都といっても、実はその跡は見る影もなく、野外博物館といった感じです。宮殿や神殿跡は破壊され、また発掘もあまり進んでいないようです。こちらはアラバスター製のスフィンクス。ギザの大スフィンクスの次に大きいらしいですが、約8mの長さです。18王朝のアメンヘテプ2世の建造と言われています。

アラバスター製のスフィンクス


奥の方を見に行こうとしたら係員?に止められました。本当にそちらへ行ってはダメな場合と、チップ欲しさにダメと声をかける場合とありますが、区別がつかないので、あきらめるしかありません。それでなくても、エジプトではチップというかバクシーシ(喜捨)を要求する人が多く声をかけられるだけで煩わしいのです。

このメンフィス博物館の一番の見所は建物に展示されているラムセス2世像です。元々は、この地方の神プタハ神の神殿の入り口に立っていたという巨像、15mもあります。
地震で倒壊したようです。

巨大なラムセス2世像


ラムセス2世のお顔。眉目秀麗とはこのこと、と言いたいですが本人がハンサムだったかどうかは微妙。考古学博物館でミイラを見るに、まぁまぁハンサムだったかもと思いますが、何しろ90歳超まで生きた王様なので真偽のほどは不明です。古代エジプトでは絵や像においての表現方法などが細かく決められていたので、血縁関係のない王様達のほとんどが同じような美男子で描かれていますしね。

ラムセス2世の顔


メンフィス博物館にはラムセス2世像を収めるための建物の他は庭での野外展示で、その横にお土産屋があるだけです。かつての大帝国の首都の一部とは思えない場所になってしまいました。この後の首都は基本的にナイル川の東側に造られ、西側は死者の町とされているのですが、メンフィスはナイルの西にあります。最初の首都だったからこそ、のことだと思われます。

メンフィス博物館


14:00 約30分の見学でメンフィスを後にします。忙しいスケジュールです。何と言っても夜には帰国、観光最終日ですから。
ナツメヤシの実はたわわになっています。収穫はもう少し先です。

メンフィスの家とナツメヤシ


次回はサッカラの階段ピラミッドをレポートします♪

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: No title

鍵コメさんへ

コメントありがとうございます♪
早くよくなるといいですね!
落ち着いたらゆっくりいらしてください♪

No title

ayaさん こんにちは。

エジプト、楽しく拝見しています。
いや~、別世界のようですね。
一度は、エジプトに行って本物のピラミッドを
見てみたいと思っていますが、無理でしょう・・・。

どうしたらこんなに大きな建造物ができるのか
不思議でなりませんが、エジプトって神秘を感じます。
レポート、ありがとうございます。

Re: No title

こんにちは!

エジプトは今も別世界ですね~。
古代エジプト文明は長く比類ない文明ですけど今もそれらが息づいているように感じます。
無理なんて言わず、いつか自分っでみたいなぁと思い続けてくださいね。
夢見ることはそれだけで素敵だし、たとえ叶わなくても自分の殻をひとつ破ることはできる
って私はそう思っていろいろ夢見てます♪

No title

一度やってみたいのは、椰子のみから直接ジュースを飲む事!
海外に行けばきっと簡単な事なんだろうな(^_^;)

Re: No title

ヤシの実ジュースですか。
東南アジアとか、南の島では簡単ですね。
ただし、冷やしてないとイマイチです。結構たくさん入ってるんですよ♪
で、ジュースを飲むヤシと、ナツメヤシは同じヤシ科だけど、全然違うんですよ。
ナツメヤシはデーツ、ドライフルーツとして売られている小さい実がずっしりなる
タイプのやつです。

No title

なるほど☆写真で見るものはちょっと違うなぁって思ってたら違うものなんですねぇ☆
今はたくさん食べたい気分です(#^.^#)

Re: No title

木だけ見たらちょっとわからないですよね(笑)
ちなみにデーテはすごい栄養価があるからたくさん食べたら
たぶん超ぽっちゃりになっちゃうかも!
プロフィール

aya1103

Author:aya1103
ようこそ!コメント大歓迎です♪
過去記事への質問もお気軽に

最新記事
カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ
最新トラックバック
FC2カウンター
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR