トルコ・イスタンブール(考古学博物館~リュステムパシャモスク)

2012/08/10 (12日目) 続き

9:35 考古学博物館へ移動します。建物の外には巨大な石棺が並んでいます。古代東方美術館を目的に来たけど、そもそもこちらが本館、中の収蔵品にも期待が持てそうです。

国立考古学博物館外観


グランドフロアの奥の方から見ようと部屋に入るとそこは真っ暗。誰もいない広くて暗い部屋に、よく見るといろんな種類の棺がたくさん・・・。あまりに不気味で恐怖を覚え、思わず後ずさりしそうになりました。目が慣れたところで気を取り直し、ひときわきれいな棺に近づきます。紀元前5世紀のリキアの石棺、レリーフが見事です。

リキアの石棺


こちらはガイドブックに必見と書かれているアレキサンダー大王の石棺。アレキサンダー大王自身のものではなく、古代フェニキア王家の墓地で発見された紀元前4世紀のシドン(レバノン)の統治者のものと考えられているようです。

アレキサンダー大王の石棺


よく見ると、石棺の屋根の部分に特に色が残っています。近くに復元したレリーフがありましたが、かなりカラフルな色のどぎついレリーフだったようです。紀元前のものというと色などそんなになかったように思いますが、エジプトやギリシャの文明もそうですが、かなり色にあふれた世界だったようです。

もともとはカラフルなレリーフ


考古学博物館はやたらと広く、不気味なほど人がいません。延々と続く棺や、床下に骸骨まである展示は実はかなり怖くてゆっくり見るというより足早に通り過ぎるという感じでした。

暗い棺のエリアから抜け出し、ギリシャ・ローマ時代の彫像のエリアなどに移動します。建物の一部が修復中で、展示場所も移動していたり、順路が一方通行だったりするようです。こちらはオケアヌス像、エフェソスで発見された海の神の大理石像です。

海の紙オケアノスの像


こちらはベルガマのペルガモン遺跡で発見された皇帝アウグストゥスの胸像。角度によってはすごい美男子です。写真を撮ろうとすると、ばっちりと顔認識されます。

アウグストゥスの胸像


広い博物館を上階へ上がります。フロアによっては、途中で行き止まりになって、別の階段からでしかアクセスできない場所もあったりします。とにかく呆然とするほどの展示物の量で、仮に通り抜けるだけでも1時間かかるほどの広さと量があります。階段近くに休憩場所もあったりするので、休みながらゆっくり時間をかけて廻りたいですが、こんなに見ごたえがあると思ってなかったので、今回はあまり時間がないのが残念です。ちなみに空調がないのですが、外の暑さに比べ、適度に風が入って暑くは感じませんでした。

この辺りはトロイ遺跡の出土品などがずらーっと並んでいます。今まで見てきた遺跡からの出土品の多くがこの博物館で見れるので、一周してきた後ここでおさらいするのは楽しいですね。

トロイ遺跡の出土品展示


時計を見つつ、最後に少しだけ装飾タイル博物館へ寄ります。こちらは比較的小さな建物で、元々はトプカプ宮殿の庭のあずまやです。建物自体がきれいなので、時間がなければ外観だけ見るのもよいかと・・・。

装飾タイル博物館外観


一応中に入ります。イズニックタイルや陶器などが展示されています。散々古いものを見た後だと、16世紀?ふーん、新しいね、と言う感じで感動が薄れます。
それにしても全部で10TLの入場料はとても安く感じられる博物館です。

イズニックタイルや陶器の展示


10:30 博物館を後にして、ピックアップ場所のエジプシャンバザール方面へ移動を始めます。散々歩いて疲れたので、涼しげなギュルハーネ公園でちょっとだけ休憩。すると、トルコ人男性に話しかけられ、お茶に行こうとしつこく誘われます。トルコではよくある話で、かなりきっぱり断らないとしつこく絡まれるので要注意です。

噴水もすずしいギュルハーネ公園


疲れていたので、トラムで2駅先のエミノニュに移動、昨日中に入れなかったお気に入りのリュステムパシャモスクに11:00頃到着しました。このモスクは最近ではOPに入ってたりして、前ほど観光客が少なくはないようです。ちょっと入り口がわかりにくいですが、2箇所ある暗い階段のどちらかを上ってたどりつく2階にある小さなモスクです。

リュステムパシャモスク外観


小さいモスクながらもここのイズニックタイルはピカイチです。青の色がなんともいえません。歩いたせいであまりに疲れていたので、この静かで美しいモスクでしばし休憩させてもらうことに(ただ座り込んでいただけとも言う)。

リュステムパシャジャミィ内部


ガイドブックを広げると、タイルに少しだけ使われている赤は、トマトレッドというそうで、この色は今では出せない逸品だそう。柄とか色はじっくり見ないと、全体の美しさだけに気を取られてしまいがちです。

リュステムパシャモスクの美しいイズニックタイル


改めてじっくりタイルを見ると、模様もとても美しいです。チューリップのモチーフをはじめいろんな柄が使われています。写真はミフラーブ周辺、16世紀のものとしては保存状態もとてもいいと思います。

ミフラーブも美しいイズニックタイルで覆われたリュステムパシャモスク


次回はトプカプ宮殿などをレポートの予定です♪

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No title

こんにちは!ayaさん。
毎日、精力的に歩いて、長い文章で適確にかつ詳しくレポートされているのを、感心しながら読ませていただいています。

ayaさんのレポートで、トルコについての評価が変わりました。
その長い歴史の中で、培ってきた文化的土壌の広がりと深さを知ることができました。
モスクの回廊の写真を拝見しながら、ヨーロッパ文化の源流がここにあるのかもしれないと思ったりします。
モザイクの美しさからも、イスラム文化の香りが感じられます。

いま、トルコはシリアとの問題で話題になっていますが、何とか穏やかにことが収まるといいのに・・・と思いつつ、ayaさんのレポートを読んでいます。


Re: No title

こんにちは!

日本にいる間はほとんど引きこもり状態なので、海外出たときくらいは精力的に
歩かないと(笑)

トルコは広いのんで、現在も複数の民族がいるし、町ごとに違う顔を持っていたりして
ヨーロッパやアジアの要素もあちこち見られるし、すごく魅力的な国です。
自然や遺跡も多いですし、観光ポイントがもりだくさんですね。

シリア国境沿いの砲撃の件では、去年すぐ近くのハランにも行ったので、とても
心配しています。シリアも私が行った3年前はまさかこんなことになるとは
思えない国だったのに、とても残念なことです。早く平穏が訪れるように
祈るばかりです。
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