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トルコ・エフェソス遺跡②

2012/08/03 (5日目) 続き

ケルスス図書館前のフリータイムで前から気になっていた丘の上の住宅へ行くことにしました。近くにいた一人参加の女性2人を誘います。その丘の上の住宅の前、ケルスス図書館に近いクレテス通りの、街のど真ん中に、古代エジプト最後の女王クレオパトラ7世の妹アルシノエ4世のものとされるお墓があります。八角形の墓の上部は崩れて跡形もなく、長年見逃されていたのもうなずける様な状態です。

アルシノエ4世の墓


丘の上の住宅は入場料が別料金で15TL(約700円)。ここへ来て、トルコリラをバスに置き忘れたことに気付き、誘った旅の道連れさんにお借りしました。遺跡内でお金を使うとしたら、ここの入場料と出口付近のトイレだけです。現金のみなので注意が必要ですね。大きなバラックで囲われた中に入ると、何やら修復まっただ中と言う感じです。

丘の上の住宅内部


中は順路が明確になっていて、丘にある住宅だけあって通路として作られた階段を上りながら見学します。ここは高級住宅地だったとのことですが、それにしても、モザイクやフレスコ画がかなり残っていて、とても見ごたえがあります。屋根つきで日陰になっていて見学も楽です。

美しいモザイクやフレスコ画が豊富な高級住宅跡


豪華な中庭などがある家々はいかにも上流階級の住まいという感じです。見事に修復されているのもあり、この都市の賑わいや規模が想像しやすかったです。エフェソス遺跡自体の入場料が20TLなので、15TLはちょっと高めですが、値段分の価値はあると思いました。通路がガラス張りの床とかでちょっと怖かったですが。

上流階級の人々の暮らしの跡


丘の上の住宅を出ると、上った階段分の高さのところへ出ます。赤い屋根の向こうに見えるのは、マーブル通り。ケルスス図書館から大劇場まで続く大理石の大通りですが、今は修復中で通ることができません。マーブル通りには娼館の広告と言われる足跡のようなものが残っていて最古の広告とも言われていますが今回は見れませんでした。

丘の上の住宅の上からマーブルストリートをのぞむ


丘の上の住宅を見て、まだ少し時間があったので、ケルスス図書館を間近に見に行きます。コリント式の前門は2世紀の建造物としては素晴らしい出来栄えです。

ケルスス図書館前門


図書館の中は何も残っていなくてガランとしています。当時は1万2千もの巻物があった立派な図書館だったそうです。遺跡の中にある少ない日陰でもあるので人がたくさん休憩しています。

ケルスス図書館内部


前門には4体の女性像があり、知恵、運命、学問、美徳を表しています。実はこれらはコピーで、オリジナルはウイーンの博物館にあります。

ケルスス図書館前門の像は複製


図書館前で集合し、マゼウスとミトリダテスの門をくぐり大劇場へ向かいます。いつもならマーブル通りを歩くところですが、修復中のため下のアゴラを通ります。積んである石は何だったのでしょう。これも誰かの墓だったりして、とか考えながら歩きます。

下のアゴラ


大劇場につきました。ここでフリータイムとなり後は各自遺跡を出てバスに集合です。大劇場は、ピオンの丘という斜面に作られたもので、紀元前5世紀くらいに作られたものをローマ時代に拡張したようです。直径が154m、高さ38mもあり写真に収まりきりません。

大劇場


大劇場も一部修復中で、上半分は上れないようにフェンスが張られていました。大型のクレーンを使って大規模な修復の最中のようです。客席は2万4千もある巨大な劇場なので、修復も大変そうです。

大劇場は修復中


フェンスがある真ん中くらいまで上ったところからの景色です。まっすぐ伸びているアルカディアン通りは、古代にはすぐ近くにあった港と大劇場を結ぶエフェソスの玄関口で、当時としてはめずらしく街灯もあったそうです。クレオパトラとアントニウスが歩いたとも言われています。

大劇場から見たアルカディアン通り


出口へ向かいながら、大劇場を何度か振り返ります。離れないと全景の写真が撮れないのです。今回のエフェソスの見学は気温は35℃、風も少しはあり思っていたほど暑くはなかったけれど、それでも後半はかなり汗をかきました。見学時間は1時間40分でした。

大劇場全景


エフェソスの遺跡でも1組も日本人にあいませんでした。午後見学するツアーが多いようです。ちなみにこの遺跡では、ツアーだとカメラマンが付いて周り、あちこちでポーズを要求されます。その写真は3枚千円でバスに乗る前に買えます。

11:40 エフェソス遺跡からすぐ、バスで10分、アルテミス神殿跡に来ました。かつて古代の世界七不思議のひとつといわれた神殿があり、世界初の総大理石作りだったそうです。アテネのパルテノン神殿がすっぽり入る大きさだったとか。今は1本の柱が残るだけで当時の面影は全くありません。

古代世界七不思議のひとつアルテミス神殿跡


その1本残る柱に、コウノトリが巣を作っています。なおさら、往時の神殿の姿を想像するのは難しいです。

アルテミス神殿を独り占めするコウノトリ


次回はパムッカレをレポートします♪

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