FC2ブログ

トルコ・トロイ遺跡

2012/08/02 (4日目)

8:00にチャナッカレのホテルを出発して、25分でトロイ遺跡に到着。遺跡は8:30からなので、一番乗りでした。こちらホメロスの叙事詩イーリアスで有名なトロイの木馬、の再現模型。話を読んだことあるか別として、木馬に隠れて敵の城内に入り奇襲に成功したという話は誰もが記憶の隅にあるのでは。この木馬は中に登れるので、潜んでいた兵士の気分にもなれます。

トロイの木馬


木馬の脇には小さな展示エリアがあって、トロイ遺跡の遺跡図があり、そこでガイドが遺跡の説明をします。紀元前3000年頃から集落が作られ、上に折り重なるように、時代の異なる都市が9層にも渡って作られています。今はすっかり内陸に位置していますが、当時はすぐそこに海岸があったようです。

トロイの遺跡図


遺跡の入り口で足元を見ると、あちこちに貝殻が埋まっています。昔、海だったというのはこういうことからわかるわけですね。

昔は海だった証拠


遺跡見学の最初は、第6市の南東の塔とイースタンウォール。この遺跡の中ではこれでもかなり保存状態がいい方。第6市はイーリアスの舞台となったトロイではと言われる時代のものです。エジプトで言うとツタンカーメンなど新王国時代ですね。立派な城壁は全長550mのうち約330mが残っているそうです。

第6市の南東の塔とイースタンウォール


トロイの遺跡は、概ねこんな感じのところどころ石垣やら礎石らしきものが残っているだけのもので、特に遺跡に興味のない人にとってはかなり退屈な遺跡かもしれません。最初に見た復元図のようなものを頭に入れておかないと、想像力を発揮することも難しいです。

トロイ遺跡


アテナ神殿のあたりからの眺め。トロイの都市は何層にも渡って築かれているので、周りの土地から見るとちょっとこんもりとした丘の上、といった感じになっていますので、眺めがちょっといい感じです。丘の下はのどかな田園風景が続きます。昔は入り江だったところです。

昔入り江だった田園地帯


見学ルートは一方通行のほぼ一本道で、足場が組まれている場所も多く、遺跡と言っても歩きやすい方かもしれません。また、割と木も多く、木陰で説明を聞けるのも嬉しいです。

遺跡の見学ルート


ただの石積みが多いなか、神殿か何かの一部分でしょうか。きれいに細工された石がその辺にごろっと転がっています。発掘や整備が全て終わっているわけではないので、発掘隊に加わったような気分もちょっとだけ味わえます。

彫刻された石


屋根で保護されているのは、第2市のメガロン、大広間のついた部屋という意味らしいけど、どんな役割の建物だったのかは不明。この第2市の層で、プリアモス王の財宝と言われる黄金の首飾りなどが発見されているそうです。発見者のシュリーマンは第2市が叙事詩のトロイの舞台だと思って財宝にそんな名前をつけたようですが、叙事詩の舞台は第6市か第7市というのが今の定説です。

第2市のメガロン


遺跡の中には、あちこちにちゃんと復元予想図や解説文があり(もちろん日本語はないですが)、個人でゆっくり見て周るのも良さそうです。今回はイヤホンガイドもなかったので、ガイドの話はほとんど聞かず、一番後ろからゆっくり見て周りました。

遺跡の解説版


このあたりは第1市の住居跡などがあります。まだ初期の青銅器時代だった頃のものです。正直言うとどんな集落があったのだろうか、全く想像できません。

5000年前の住居跡


こちらはシュリーマントレンチ。トロイ遺跡の発見者のシュリーマンが掘った溝のひとつです。今から見ると少々乱暴な掘り方をしているので、上の遺跡を壊しながら下の遺跡を発見しているという感じですが、異なる時代の層が折り重なっているのが一番よくわかる場所です。

シュリーマンのトレンチ


第2市の舗装された傾斜路です。城門への入り口であったことがわかります。この先に門があり、城壁が取り囲んでいた町が少しは想像できます。この下の堀でプリアモスの財宝が発見されたそうです。

第2市の城門への入り口


第7市から第9市あたりに聖域だった場所。 丸い井戸のようなものは、生贄の動物の血を洗い流したと言われています。アレキサンダー大王も訪れ、神々に捧げ物をしたとも・・・。

聖域


見学ルートの最後はローマ時代の第9市の部分。オデオンと言われる小さなローマ劇場などが見所です。遺跡の見学は一周約1時間弱。つまりトロイはそんなに大きな都市ではなかったということになります。

オデオン、ローマ劇場


約5000年前から2000年前までの3000年間のひとつの町の歴史を1時間で見るのはちょっと消化不良ですね。時代による城壁の違いなどを見ながら、もうちょっとのんびり見てみたい遺跡でしたが、大抵の人からは「ふーん」という程度の反応が多い遺跡なので、ツアーならそんなに時間もらえないのも仕方ないですね(笑)

次回は、ベルガマのアスクレピオン遺跡をレポートします♪

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

No title

日本にも、古事記とか日本書記なんてものがあって、いろいろな神様が出てきて国を作るとかありますが、ただの叙事詩からここまで本当の事実を導き出したこの信念ってすげぇ~って思いますよね☆
古事記よりも遥かに大昔なのに。

Re: No title

夢のある話ですよね~。昔話からその舞台を割り出して、
掘ったら、本当に出てきちゃうなんて。
宝の地図を信じて、宝探しする人がいるわけですよね。
私も何か探してみたくなってきちゃいました♪

No title

こんばんは。
トルコはいつか行ってみたいと思っている国なので、とても興味あります!
ヨーロッパとアジアの文化が混ざっている?というイメージがありますが、実際はどうなんでしょうね?
この先の更新も楽しみにしてます。

有名なトロイが、そんなに大きくなさそうな都市だったっていうのは、ちょっと驚きです。

Re: No title

こんばんは!
イスタンブールなんかはヨーロッパとアジアの文化が混ざっているという感じがあちこちでしますね。
シリアやイラクなどとも国境を接しているし、トルコとひとくちにいってもいろんな顔があります。
でも、イスタンブールで見かける若い男女の顔立ちがもっとも文化が混じった証拠に見えます。
若い人たちは美しい人たちが多いです。20年経つとただのデブになる人が多いんですけどね(笑)。

No title

>私も何か探してみたくなってきちゃいました♪

今がその時なんじゃないですかぁ(#^.^#)自分の宝物探し☆

No title

おはようございます

トロイの木馬を初めて見た時の感じが蘇ります
あまりにも有名な話なんで 見た時・・・・えっこれ!って感じ

私も多くの観光客が思ってた通り「ふーん」でした
海がそこまで来てたのは覚えています

私達のツアーの後ろに若い軍人さんたちの団体がいて気になってたんです
木馬の付近でやっと お話ができ いい思い出なんです
英語ができる人が一人いて 色んな事聞けて 皆で写真撮ったり・・・ミーハーしてました
現地の人とコミュニケーションできるのっていいですね

Re: No title

kajiさん


徒労に終わりそうなことを続ける自信は皆無なので
小さい頃隠したへそくりでも探してみることにします(笑)

Re: No title

お気楽さとちんさん

おはようございます!

滅びた都市の上に新しい都市を作る。
何千年もたって、それを掘り出して、昔のことにあれこれ思いをはせる。
生活していた人たち、発掘していた人たち、日々観光に来る人たち、それぞれの
気持ちなんかを創造しながら見ると、いろんなものが見えてくるような気がします。

旅行中は、地元の人だけじゃなくて、世界中からの観光客も話しかけてきますね。
英語や、現地の言葉を初歩的な単語だけでも覚えておくと、やり取りしているうちに
何かが通じるものですよ。流暢に離せなくても、いえ話せない方が、何か通じた
ときに嬉しいものです。ボディーランゲージも立派なコミュニケーション手段ですしね!
プロフィール

aya1103

Author:aya1103
ようこそ!コメント大歓迎です♪
過去記事への質問もお気軽に

最新記事
カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ
最新トラックバック
FC2カウンター
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR