マイレージ上級会員を目指そう(デルタvsユナイテッド)
旅好きには周知のことですが、マイレージ会員になって、たくさん利用すると会員レベルがあがります。大抵の場合、会員レベルの判定には、同じアライアンスの航空会社の利用も含まれます。航空券の予約クラスによって、上級会員判定用の加算マイル数は変わりますが、大幅割引のエコノミーの場合は、加算率が低かったり、0だったりするのは通常のマイル加算と同じような仕組みです。
航空会社によって多少の差がありますが、1年(1/1~12/31)に25000マイル乗るとシルバー、50000マイル乗るとゴールドと会員レベルが上がります。そして目指すのであれば特典にぐんと差が出るゴールドのレベルを目指す必要があります。
年間5万マイルってどのくらい飛行機乗ればいいの、と言うと、アメリカやヨーロッパ便に4,5往復が必要です。余程旅好きか出張などが多い人じゃないと普通は無理ですよね。しかも同じアライアンスの航空会社ばかりを利用するというのも実際は難しい話です。
例えば、パッケージツアーや格安航空券の場合、航空会社未定として販売されていて、直前にならないと航空会社が決まらない場合があります。こうなるとマイレージを意識して選んで乗るのは難しいわけです。
少しのヒントとしては、A,B,Cのいずれかと書いてある場合、文字通りアルファベット順に並んでいる場合はどの航空会社になるかは過去の実績などを調べて想像するしかありません。これがアルファベット順ではない場合は、並んでいる順に確率が高いと思っていいと思います。
さて、50000マイル乗ってゴールド会員になるとどんな特典があるのか?主なものを紹介します。同じアライアンスの航空会社を利用する場合に適用されます。
・出発前の空港ラウンジの利用
→ツアーなどの格安のエコノミーの時でも利用できます。同行者1人も一緒に利用できます。
・荷物の優先扱い
→預けたスーツケースが早くターンテーブルに出てきます。
・座席の希望
→窓側通路側、前方など空いている場合は優先的に希望を聞いてもらえます。
・ボーナスマイルがもらえる
→搭乗マイルの他に上級会員だというだけで、50%~100%とかのマイルがつきます。
・運がよければ、航空会社からのオファーによる無償アップグレード(インボラ)
→エコノミーが満席だったりすると会員レベルの高い人からアップグレードされる場合があります。実際に何度かこの恩恵にあずかっています。運次第ですが、これが一番得したと思える瞬間です。
空港ラウンジでは、座り心地のいいソファーでゆっくりくつろぐことができ、飲食が無料です。大抵はセルフサービスです。ビジネスコーナーやシャワールームがある場合もあります。
乗り継ぎに何時間もある場合などは本当に便利です。(写真は羽田のANAのラウンジ)

もっとも普通パッケージツアーのお客さんでラウンジ利用する人なんてそういないので、ラウンジに行くと添乗員さんに鉢合わせしたりします。彼らは仕事で飛行機に乗りまくっているので必然的に上級会員になっていて、時間さえあれば彼らのPAXから開放されてラウンジでくつろいだりお仕事したりしています。彼らのささやかな安息の時間を邪魔しないようにそっとしておくようにしています。
さて、私が入っているデルタとユナイテッドのマイレージプログラムを上級会員という点で比較してみたいと思います。
まず、デルタですが、メダリオンプログラムでゴールドになると、以前はスカイチームのエリートでラウンジなどが使えなかったのですが、2011年からはエリートプラスという資格になり、スカイチーム各社で上記に揚げたゴールドの特典を利用することができるようになりました。
加えて、スカイプライオリティと称して、優先チェックインや優先セキュリティラインなどの空港での優先待遇がスカイチーム全体で同じサービスを受けられるようになってきました。時々、優先権があるのに普通のカウンターなどを使おうとすると注意されたりすることもありますが、徹底しようとしているのはむしろいいことなのかも知れません。
そして、ゴールドでボーナスマイルが100%付くので、マイレージが倍の早さで貯まります。ヨーロッパやアメリカを往復するだけで、アジアに往復できるマイルが貯まるというわけで大変お得です。
デルタの2012年用ゴールドメダリオン会員用メンバーキット。会員証の他、荷物タグ2つとドリンク券4枚が付いています。有効期限は2013年2月末。

次は、ユナイテッド航空です。こちらは、コンチネンタルとユナイテッドの統合による混乱が続いています。システムはコンチネンタルのものに統合されたようですが、マイルの加算間違いや、その修正などに何ヶ月もかかっているのが今現在の状況です。
そもそも2012年用の会員証が、前年のものが切れてから送られてきました。日本では通常あり得ないことですよね。
そして、統合によって、ゴールド会員(プレミアゴールド)の特典は改悪されました。まず、ボーナスマイルが以前は100%だったのが、50%になりました。デルタは100%なので、デルタに軍配が上がりますね。
何より問題なのが、今年からユナイテッドまたはコンチネンタルに年に4回乗らないと上級会員の資格が得られなくなった、という事です。これは計画的にあるいは無理に乗らないと会員レベルをキープできないので、苦しい選択になります。あまりアメリカへ行かない人はANAかルフトハンザに切り替えた方がいいのかも知れません。
ユナイテッドのプレミアゴールド会員用のメンバーキット。今年から荷物タグ1個がつくようになりました。有効期限は2013年1月末。(←デルタより1ヶ月短い)

どちらの航空会社もそうなのですが、会員資格をクリアすると、口座上はその瞬間からステータスが上がり、翌々年の初めまで会員ステータスがあるわけですが、会員キットが送られてくるのに3週間前後かかります。その間は、提携航空会社を利用する場合、特典が受けられないのが難点です。頻繁に利用する人、が対象なわけですからせめて仮の会員証をプリントできるようにするなど工夫が必要だと思いますね。
上級会員を目指そうとすると、どうしても利用航空会社を意識してしまって、アライアンスに入っていない航空会社などを利用することが多い行き先は候補から外れてしまったりします。あまり考えすぎては本末転倒なのですが、できれば特典がぐんと増えるので、集中させて利用する方がお得ですよね。デルタの方がいいと書いておきながら、今年はスターアライアンスの利用が多いので、後半もそちらを意識して乗ろうかなと考えています。
(追記)
デルタの場合は、デルタスカイマイルアメリカンエキスプレスゴールドカードというクレジットカード(年会費27300円)を持つことにより飛行機に乗らなくてもゴールドメダリオン資格が得られます。所謂、修行をしなくてもゴールドステータスが保てると考えれば、年会費は安いかも!スカイチームにこれからたくさん乗る予定の方にはオススメです。
航空会社によって多少の差がありますが、1年(1/1~12/31)に25000マイル乗るとシルバー、50000マイル乗るとゴールドと会員レベルが上がります。そして目指すのであれば特典にぐんと差が出るゴールドのレベルを目指す必要があります。
年間5万マイルってどのくらい飛行機乗ればいいの、と言うと、アメリカやヨーロッパ便に4,5往復が必要です。余程旅好きか出張などが多い人じゃないと普通は無理ですよね。しかも同じアライアンスの航空会社ばかりを利用するというのも実際は難しい話です。
例えば、パッケージツアーや格安航空券の場合、航空会社未定として販売されていて、直前にならないと航空会社が決まらない場合があります。こうなるとマイレージを意識して選んで乗るのは難しいわけです。
少しのヒントとしては、A,B,Cのいずれかと書いてある場合、文字通りアルファベット順に並んでいる場合はどの航空会社になるかは過去の実績などを調べて想像するしかありません。これがアルファベット順ではない場合は、並んでいる順に確率が高いと思っていいと思います。
さて、50000マイル乗ってゴールド会員になるとどんな特典があるのか?主なものを紹介します。同じアライアンスの航空会社を利用する場合に適用されます。
・出発前の空港ラウンジの利用
→ツアーなどの格安のエコノミーの時でも利用できます。同行者1人も一緒に利用できます。
・荷物の優先扱い
→預けたスーツケースが早くターンテーブルに出てきます。
・座席の希望
→窓側通路側、前方など空いている場合は優先的に希望を聞いてもらえます。
・ボーナスマイルがもらえる
→搭乗マイルの他に上級会員だというだけで、50%~100%とかのマイルがつきます。
・運がよければ、航空会社からのオファーによる無償アップグレード(インボラ)
→エコノミーが満席だったりすると会員レベルの高い人からアップグレードされる場合があります。実際に何度かこの恩恵にあずかっています。運次第ですが、これが一番得したと思える瞬間です。
空港ラウンジでは、座り心地のいいソファーでゆっくりくつろぐことができ、飲食が無料です。大抵はセルフサービスです。ビジネスコーナーやシャワールームがある場合もあります。
乗り継ぎに何時間もある場合などは本当に便利です。(写真は羽田のANAのラウンジ)

もっとも普通パッケージツアーのお客さんでラウンジ利用する人なんてそういないので、ラウンジに行くと添乗員さんに鉢合わせしたりします。彼らは仕事で飛行機に乗りまくっているので必然的に上級会員になっていて、時間さえあれば彼らのPAXから開放されてラウンジでくつろいだりお仕事したりしています。彼らのささやかな安息の時間を邪魔しないようにそっとしておくようにしています。
さて、私が入っているデルタとユナイテッドのマイレージプログラムを上級会員という点で比較してみたいと思います。
まず、デルタですが、メダリオンプログラムでゴールドになると、以前はスカイチームのエリートでラウンジなどが使えなかったのですが、2011年からはエリートプラスという資格になり、スカイチーム各社で上記に揚げたゴールドの特典を利用することができるようになりました。
加えて、スカイプライオリティと称して、優先チェックインや優先セキュリティラインなどの空港での優先待遇がスカイチーム全体で同じサービスを受けられるようになってきました。時々、優先権があるのに普通のカウンターなどを使おうとすると注意されたりすることもありますが、徹底しようとしているのはむしろいいことなのかも知れません。
そして、ゴールドでボーナスマイルが100%付くので、マイレージが倍の早さで貯まります。ヨーロッパやアメリカを往復するだけで、アジアに往復できるマイルが貯まるというわけで大変お得です。
デルタの2012年用ゴールドメダリオン会員用メンバーキット。会員証の他、荷物タグ2つとドリンク券4枚が付いています。有効期限は2013年2月末。

次は、ユナイテッド航空です。こちらは、コンチネンタルとユナイテッドの統合による混乱が続いています。システムはコンチネンタルのものに統合されたようですが、マイルの加算間違いや、その修正などに何ヶ月もかかっているのが今現在の状況です。
そもそも2012年用の会員証が、前年のものが切れてから送られてきました。日本では通常あり得ないことですよね。
そして、統合によって、ゴールド会員(プレミアゴールド)の特典は改悪されました。まず、ボーナスマイルが以前は100%だったのが、50%になりました。デルタは100%なので、デルタに軍配が上がりますね。
何より問題なのが、今年からユナイテッドまたはコンチネンタルに年に4回乗らないと上級会員の資格が得られなくなった、という事です。これは計画的にあるいは無理に乗らないと会員レベルをキープできないので、苦しい選択になります。あまりアメリカへ行かない人はANAかルフトハンザに切り替えた方がいいのかも知れません。
ユナイテッドのプレミアゴールド会員用のメンバーキット。今年から荷物タグ1個がつくようになりました。有効期限は2013年1月末。(←デルタより1ヶ月短い)

どちらの航空会社もそうなのですが、会員資格をクリアすると、口座上はその瞬間からステータスが上がり、翌々年の初めまで会員ステータスがあるわけですが、会員キットが送られてくるのに3週間前後かかります。その間は、提携航空会社を利用する場合、特典が受けられないのが難点です。頻繁に利用する人、が対象なわけですからせめて仮の会員証をプリントできるようにするなど工夫が必要だと思いますね。
上級会員を目指そうとすると、どうしても利用航空会社を意識してしまって、アライアンスに入っていない航空会社などを利用することが多い行き先は候補から外れてしまったりします。あまり考えすぎては本末転倒なのですが、できれば特典がぐんと増えるので、集中させて利用する方がお得ですよね。デルタの方がいいと書いておきながら、今年はスターアライアンスの利用が多いので、後半もそちらを意識して乗ろうかなと考えています。
(追記)
デルタの場合は、デルタスカイマイルアメリカンエキスプレスゴールドカードというクレジットカード(年会費27300円)を持つことにより飛行機に乗らなくてもゴールドメダリオン資格が得られます。所謂、修行をしなくてもゴールドステータスが保てると考えれば、年会費は安いかも!スカイチームにこれからたくさん乗る予定の方にはオススメです。