スペイン・フィゲラス

2012/02/23 (3日目)

8:30バルセロナ近郊サバデルのHTLを出発し、バスでフランス国境に近いフィゲラスの町へ。
10:40フィゲラスに到着。この町は画家サルバドール・ダリの生地かつ終焉の地。ダリが創設にかかわったダリ美術館は市民劇場を修復して1974年に開館したものですが、建物ごと作品となっている感じ。屋上にはたまご、壁についたオブジェはこの地方のパン。パンはダリにとっては女性の肌のような感触で女性を表すモチーフだったらしいです。

ダリ美術館


ダリ美術館の入り口側に回ります。建物は一見普通になったと思いますが、前にあるオブジェもすごく独特。そして、バルコニーには宇宙人のような彫像があったりやっぱり普通じゃありません。ツアーでは入場観光として含まれていて、個人での入場料は12€。

ダリ美術館正面


内部には1万点を超える作品が収蔵されています。残念ながらガイドマップなどは日本語はないので英語のもので。
地下にはダリのお墓もあります。墓石は普通でちょっとほっとしました。

ダリのお墓


中庭には「雨降りタクシー」というオブジェがあります。この中庭を中心に回廊や部屋が4階まであり、見所たくさんです。

雨降りタクシー


中庭から上を見上げると、吹き抜けになっていて、空間全てを使って何かを表現しようとしたダリの思いが伝わるようです。芸術音痴の私が見てもなかなか楽しい美術館です。

中庭から上を見上げる


普通?の絵もたくさん回廊などに展示されていますが、こちらは広いホールに掲げられただまし絵。焦点があったり、写真で撮ったりすると、このように男性の上半身のように見えます。「リンカーンのだまし絵」です。

ホールのリンカーンのだまし絵


その場で近くで見ると、裸の女性が窓から外を眺めている後姿の絵に見えるんです。
写真に撮ってみるまでだまし絵だって気付かなくてちょっとびっくりしました。

女性の後姿


普通の廊下もぼーっとは歩けません。何気なく上を向くと、何やらわけはよくわからない奇抜な作品があり、自分がおもちゃ箱の中の人形になったような感覚がします。

廊下の上


こちらは、「メイ・ウエスト」という作品で部屋の壁に設置された階段を登り、大きな焦点レンズから覗くと女性の顔が見えるというものです。まぁ、この時点で想像はつきますが、部屋まるごと一つ使って仕掛けを作るという発想がユニークですよね。

メイ・ウエストの部屋


こちらはダリがシエスタに使ったベッドだそうですが、何と言うか悪夢にうなされそうな環境です。でもシエスタ中に次から次へと奇抜なアイデアが浮かんだことでしょうね。作品の多さからも、いったいどのくらいのスピードで絵なんか描いたのか不思議にすら感じます。

ダリのシエスタのベッド


階段ですら普通じゃありません。内部構造が入り組んでいますが、このような印象的なオブジェがあるので迷子になることはないと思います。全部ゆっくりみようとするとかなり疲れるし(精神的に?)、ある種の狂気を感じる作品の数々にクラクラきます。

ダリ美術館の階段


一通り美術館を早足で見た後、30分ほど時間が余ったので、町を散策することにしました。ダリ美術館以外にこれといって見るものもない町ですが、町の中心と思わしきランブラ広場まで足を伸ばしました。

フィゲラスのランブラ広場


こちらはさらにもう一歩足を伸ばして見つけた劇場です。なんだかイスラムの香りもしますが、広場に置かれたオブジェも奇抜でフィゲラスならではという感じでした。それにしても日差しがきつい・・・。

劇場


時間に合わせてダリ美術館の脇にある駐車場へ、途中の通りなどをブラブラ見ながら戻ります。いくつかのお店に入ってみましたが、観光客向けではなく生活に密着した店が多かったです。物価も安かったので、もうちょっと時間があったら何か買い物したい気分になりました。

フィゲラスの町通り


12:10 この後はLunchなのですぐ近くのレストランへ移動します。遠くにピレネー山脈が見えます。ここでスペインとはさよならフランスへ入ります。そしてこの旅で最も楽しみにしているカルカッソンヌへ移動します。

ピレネー山脈


次回はカルカッソンヌをレポートします♪

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No title

やっぱり面白い人だわ。
強烈な肖像が浮かんできます。

お疲れさまです!

こんばんは。
私もダリとは長時間過ごせません。彼の人生もどこまでが演出でどこまでが天才/狂気だったのか???です。
両方の相乗効果でここまで来てしまったと云うことかも知れませんが、とにかく普通の才能ではありませんね。
ガウディの作品にはこの疲弊させられる要素がなくて、逆にホッとする部分があるんですよね。

Re: No title

ぴゆうさん

本当に、作品同様本人も面白い人だったのでしょうね・・・。
一風変わった美術館でした♪

Re: お疲れさまです!

yokoblueplanet

こんばんは!
現実と夢の区別がついていたかは疑わしいですね・・・。
言ってみれば魔法のおばあさんの家をちょっとだけ垣間見たという感じで
住んだらマインドコントロールされそう。
先にダリで後でガウディだったら確かに癒されたかも・・・。

No title

こんばんは。
私は、なぜだか中学生の頃、ダリにハマってしまい、今でもわりと好きな画家さんです。
強烈なインパクトと奇怪さと遊び心がいいのです^^

あのリンカーンの騙し絵は、実家の山口にいた頃、「ダリ展」で見たのですが、はるばるこの町から運んできたのでしょうか。
とても巨大な絵ですよね。
私が中学生の頃見た絵がここにあると言うのが、なんとも不思議です。

ダリ美術館

ダリ美術館、かわいい~v-10 ツボにはまった!!
こんな美術館初めて!! じっくり見学となると、ほんとに精神的に「もうやめて~」ってなるだろうな~。

Re: No title

limeさん

山口まではるばる運んだのでしょうかね~、そう巨大な絵です!
ところせましと作品だらけのすごいところでした。
なんだかさっぱりわからない絵とかもあるし、美術館としては大変おもしろいです。
いつか訪ねてみては・・・?

Re: ダリ美術館

はまち娘さん

気に入りました?こんな美術館があったのかと私もびっくりしました。
おもしろーいとは思いましたけど、途中からなんだか、そうですね
やめて~とは思わなかったけど、一日仕事して疲れた後のため息が
出るような感じ?後半は、ふーん、と思うことにして見てないと、頭が
混乱しそうでした!

No title

いやあ~嬉しいなあ。。

観たかった場所です。

『Little Ashes』の映画を思い出しました。
日本では公開されていない映画なのですが。
とてもよく描かれていると思います。

お時間があったら是非。

Re: No title

好きな人には一日中楽しめる場所かも。
シュールレアリスムというのは私には理解できない世界ですが
別の世界を覗くようで楽しいですね。
Little Ashesですね、さがしてみまーす♪
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aya1103

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