エクアドル・ガラパゴス諸島サンタクルス島(エルチャト~チャールズダーウィン研究所)
2018/03/03 (2日目) 続き
15:30 野生のガラパゴスゾウガメのいろんなシーンを見れたので、そろそろ駐車場方面へと引き返します。そこでまた巨大なゾウガメが出現しました。先ほどの食事中のゾウガメと同じくらいの大きさですが、甲羅の形がきれなドーム型です。

去って行くゾウガメ、後姿はもはや動く岩です。

農場の入口には簡単なレストランもあります。皆がトイレに行っている間、そこから周りを眺めていました。ゾウガメ、農場の奥の方まで探さなくても付近でも2,3頭見えました。
保護区ではあるものの、飼っている訳ではないのでトレイルなどはなく、2m以上離れればOKのようです。ゾウガメたちは人間のことを気にする様子は全くありません。だから絶滅に追い込まれた島もあるのですね。

レストラン前にあったゾウガメの殻、子ども、と言っても小中学生くらい、が中に入ってゾウガメ気分を味わっています。私でも入れるくらいの大きさです。

15:40 プリミシアス農場を後にします。野生のガラパゴスゾウガメ、10頭以上見れましたね。とても満足ですが、長い移動の後の観光のため、見終わった後は皆ぐったりです。
こちら駐車場にいたダーウィンフィンチ。クチバシの変わったツバメといった感じです。フィンチも人を恐れる様子がありません。

農場を出たバスですが、しばらくは未舗装の道路を通ります。なんと、その道にも野生のガラパゴスゾウガメが現れます。道をゾウガメが歩いているのは珍しくないらしく、ドライバーは器用に避けます。ゾウガメはバカでかいので、もしも引いたら車の方も無事ではいられないでしょうし、目に入らない大きさでもありません。振り返って撮った写真、中央の木の右下にゾウガメがいます。

道沿いや、道の真ん中にもゾウガメがいるし、車窓でも見かけました。農場を出てから5頭くらい見かけたと思います。大きいので、少々遠くにいても、光るようなきれいな岩に見えるのですぐ分かるのです。

舗装道路に戻ったあたりはサンタクルス島の中央部、村があります。
脇道は舗装されていません。ここからはほぼ真っ直ぐ南へと一本道を走ります。

16:20 ガラパゴスで最大の町、プエルト・アヨラに到着です。島の南端にあり、イタバカ海峡から42㎞あるそうです。これ以上バスが入れないので、ここから歩いてチャールズ・ダーウィン研究所へと向かいます。

16:30 しばらく歩くと、ここが入口でしょうか?入場料はありません。滅茶苦茶暑いし、もう皆疲れ切っているので、口数も少なく、足取りも重いです。ここはガラパゴスゾウガメの飼育などをしていますが、野生のを見てきたばかりだし、あまりテンションが上がりません。けれど、17:00に閉まっちゃう所があるので、皆さんあと少し頑張って下さいと添乗員さんに促されます。

さらに先で、分岐を未舗装の脇道の方へと入ります。日陰もなく、まだかなり歩きそうだなと分かる道に、精神的に追い打ちをかけられます。

途中では進化したハシラサボテンを見ることができます。ガラパゴスでは、生存競争に勝った動物たちと、植物との闘いがもう長いようですね。サボテンが樹と化し、動物から身を守るすべをここまで身につけました。

サボテンの花、きれいに咲いています。
リクイグアナたちはこのサボテンが大好きなようです。

さて、目的地に到着です。どうやら時間に間に合ったようです。
展示室?ロープで仕切られたエリアで順番を待てと現地ガイドさんに言われます。なんだろう、生まれたばかりの子ガメとか見れるのかな?部屋が3つあって、最初の部屋が2分、次の部屋に6分、最後の部屋に2分と決められていると説明されます。

3つの部屋に何かがあると思っていた私たちでしたが、実は違いました。目的の部屋を6分見学できますが、そのために前後の部屋で2分室温調整のために滞在するのだと、終わった後で分かりました。
そして、目的の部屋に入って初めて、何が展示されているのか私たちは知りました。ピンタ島のピンタゾウガメの最後の1頭、ロンサム・ジョージのはく製でした。2012年、このロンサム・ジョージが亡くなり、ピンタゾウガメが絶滅したのです。

私はこのロンサム・ジョージの事を以前とても気にかけていて、生きているうちに会いに行きたいと思っていましたが叶いませんでした。以来、ガラパゴスに行きたいという気持ちは優先度が落ちていました。こうして、はく製になって展示されているとは思ってもいませんでした。
ピンタ島で進化したピンタゾウガメのロンサム・ジョージは首が長く、そのため甲羅も鞍型をしていて、先ほど見てきたサンタクルス島のゾウガメとは違う姿をしています。残念ながら子孫を残すことなく亡くなってしまい、人間が絶滅に追いやった種の象徴となりました。

アメリカではく製にされ、昨年、彼が半生を暮らしたここに戻ってきたそうです。ここで生きていた時には近縁種の雌のゾウガメと暮らしていたそうですが、亡くなってからは名前の通り本当のぼっちになっていました。部屋は薄暗く、フラッシュ禁止、映りこみもひどいし、ガラスケースにも近付くことはできないので、写真は難しいです。
次回はチャールズ・ダーウィン研究所の続きをレポートします♪
15:30 野生のガラパゴスゾウガメのいろんなシーンを見れたので、そろそろ駐車場方面へと引き返します。そこでまた巨大なゾウガメが出現しました。先ほどの食事中のゾウガメと同じくらいの大きさですが、甲羅の形がきれなドーム型です。

去って行くゾウガメ、後姿はもはや動く岩です。

農場の入口には簡単なレストランもあります。皆がトイレに行っている間、そこから周りを眺めていました。ゾウガメ、農場の奥の方まで探さなくても付近でも2,3頭見えました。
保護区ではあるものの、飼っている訳ではないのでトレイルなどはなく、2m以上離れればOKのようです。ゾウガメたちは人間のことを気にする様子は全くありません。だから絶滅に追い込まれた島もあるのですね。

レストラン前にあったゾウガメの殻、子ども、と言っても小中学生くらい、が中に入ってゾウガメ気分を味わっています。私でも入れるくらいの大きさです。

15:40 プリミシアス農場を後にします。野生のガラパゴスゾウガメ、10頭以上見れましたね。とても満足ですが、長い移動の後の観光のため、見終わった後は皆ぐったりです。
こちら駐車場にいたダーウィンフィンチ。クチバシの変わったツバメといった感じです。フィンチも人を恐れる様子がありません。

農場を出たバスですが、しばらくは未舗装の道路を通ります。なんと、その道にも野生のガラパゴスゾウガメが現れます。道をゾウガメが歩いているのは珍しくないらしく、ドライバーは器用に避けます。ゾウガメはバカでかいので、もしも引いたら車の方も無事ではいられないでしょうし、目に入らない大きさでもありません。振り返って撮った写真、中央の木の右下にゾウガメがいます。

道沿いや、道の真ん中にもゾウガメがいるし、車窓でも見かけました。農場を出てから5頭くらい見かけたと思います。大きいので、少々遠くにいても、光るようなきれいな岩に見えるのですぐ分かるのです。

舗装道路に戻ったあたりはサンタクルス島の中央部、村があります。
脇道は舗装されていません。ここからはほぼ真っ直ぐ南へと一本道を走ります。

16:20 ガラパゴスで最大の町、プエルト・アヨラに到着です。島の南端にあり、イタバカ海峡から42㎞あるそうです。これ以上バスが入れないので、ここから歩いてチャールズ・ダーウィン研究所へと向かいます。

16:30 しばらく歩くと、ここが入口でしょうか?入場料はありません。滅茶苦茶暑いし、もう皆疲れ切っているので、口数も少なく、足取りも重いです。ここはガラパゴスゾウガメの飼育などをしていますが、野生のを見てきたばかりだし、あまりテンションが上がりません。けれど、17:00に閉まっちゃう所があるので、皆さんあと少し頑張って下さいと添乗員さんに促されます。

さらに先で、分岐を未舗装の脇道の方へと入ります。日陰もなく、まだかなり歩きそうだなと分かる道に、精神的に追い打ちをかけられます。

途中では進化したハシラサボテンを見ることができます。ガラパゴスでは、生存競争に勝った動物たちと、植物との闘いがもう長いようですね。サボテンが樹と化し、動物から身を守るすべをここまで身につけました。

サボテンの花、きれいに咲いています。
リクイグアナたちはこのサボテンが大好きなようです。

さて、目的地に到着です。どうやら時間に間に合ったようです。
展示室?ロープで仕切られたエリアで順番を待てと現地ガイドさんに言われます。なんだろう、生まれたばかりの子ガメとか見れるのかな?部屋が3つあって、最初の部屋が2分、次の部屋に6分、最後の部屋に2分と決められていると説明されます。

3つの部屋に何かがあると思っていた私たちでしたが、実は違いました。目的の部屋を6分見学できますが、そのために前後の部屋で2分室温調整のために滞在するのだと、終わった後で分かりました。
そして、目的の部屋に入って初めて、何が展示されているのか私たちは知りました。ピンタ島のピンタゾウガメの最後の1頭、ロンサム・ジョージのはく製でした。2012年、このロンサム・ジョージが亡くなり、ピンタゾウガメが絶滅したのです。

私はこのロンサム・ジョージの事を以前とても気にかけていて、生きているうちに会いに行きたいと思っていましたが叶いませんでした。以来、ガラパゴスに行きたいという気持ちは優先度が落ちていました。こうして、はく製になって展示されているとは思ってもいませんでした。
ピンタ島で進化したピンタゾウガメのロンサム・ジョージは首が長く、そのため甲羅も鞍型をしていて、先ほど見てきたサンタクルス島のゾウガメとは違う姿をしています。残念ながら子孫を残すことなく亡くなってしまい、人間が絶滅に追いやった種の象徴となりました。

アメリカではく製にされ、昨年、彼が半生を暮らしたここに戻ってきたそうです。ここで生きていた時には近縁種の雌のゾウガメと暮らしていたそうですが、亡くなってからは名前の通り本当のぼっちになっていました。部屋は薄暗く、フラッシュ禁止、映りこみもひどいし、ガラスケースにも近付くことはできないので、写真は難しいです。
次回はチャールズ・ダーウィン研究所の続きをレポートします♪