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中国・宝興(宝興鄧池溝教会)

2017/11/05 (4日目) 続き

14:15 宝興鄧池溝パンダ園を後にし、車で来た道を戻り山を少し下ります。そしてやってきたのは、鄧池溝天主教堂(以後、鄧池溝教会)です。キリスト教の教会ですが、お寺みたいな建物です。私は古い写真でこの教会を見た事がありましたが、想像以上に大きな建物でした。その写真では、周辺が全て畑になった場所にぽつんと建物がありましたが、今では緑に囲まれています。

宝興のカトリック寺こと鄧池溝教会


中へ入ります。大きな建物の右の部分が教会つまり礼拝堂にあたる部分です。1839年の木造建築で、木の天井や柱など特徴的な建物です。中国風や古代ローマ風などが合わさった不思議な感じのする教会になっています。

鄧池溝教会内部


祭壇中央には小さいけど美しいマリア像が飾られていて、確かに教会なのだと感じさせられます。ただし、この祭壇などは最近のものと思われます。文化革命の際に全て内部にあった像などは壊されたと言われています。

鄧池溝教会のマリア像


こちらヨーロッパなどではさしずめステンドグラスのバラ窓といった所も、木製で、とても素敵です。

鄧池溝教会の丸窓


建物の中心には広い中庭があります。庭を挟んで左と奥側には部屋が58もあるそうです。
この教会は四川で現存する最も古い教会らしいです。

鄧池溝教会の中庭


中庭の中央には像がありますが、これ、最初に横から見た時ブタがいるって思いました。
前から見たらなんとかパンダに見えなくもないかな?

鄧池溝教会の中庭の像


後ろの建物は現在ダヴィド博物館になっています。19世紀にパンダを発見したアルマン・ダヴィド神父は、北京に伝道師として派遣され、そこで博物学の研究に没頭します。そこから宝興へ収集旅行に出かけ、この教会までやってきました。当時、成都から宝興までは6日かかったと言われています。ここで4代目の神父となり周囲の山々で動植物の採集に明け暮れたようです。

ダヴィド神父に関する展示


ある日、地元の人にパンダの毛皮を見せられたダヴィド神父、猟師を雇って10日後には殺したばかりの子パンダを手に入れます。その後大人のパンダも手に入れます。そうしてパンダは皮になってヨーロッパに紹介されることになりました。当時のダヴィド神父の居室も再現されています。人形が美男子過ぎて、ちょっと笑えます。

ダヴィド神父の部屋


他にもパンダ発見当時のいろいろな事をパネル展示しています。こちらは生きたパンダを初めて西洋に連れ帰ったルース・ハークネスと子パンダスーリンについてのパネルです。激しいパンダ捕獲競争の末に、偶然発見されたか買われたかした子パンダはアメリカに渡り、パンダ・フィーバーを巻き起こしました。

スーリンのパネル


パンダのことだけでなく、当時四川で発見された植物なども多く、そうした四川の動物や植物がここでも紹介されています。

宝興の植物


一時期は作業小屋として使われていた教会も、現在は四川の文化遺産的な扱いとなり、観光スポットとして開放されています。英語、日本語、韓国語での簡単な説明パネルなどもあります。

鄧池溝教会は大きな建物


教会前にもアルマン・ダヴィド神父とパンダの像があります。当時、神父は何頭かのパンダを殺すことに手を貸したのは事実ですが、発見がなければ保護活動も始まらず、今この宝興の山々は丸裸だったかも知れません。谷を挟んであちら側の山に、今も野生のパンダがいるかも知れませんが、発見がなかったらパンダはこの地を追われていた事でしょう。

教会前の神父とパンダ像


15:15 鄧池溝教会を後にします。教会前から右奥、山々が見えます。午前中に行った蜂桶寨自然保護区もあちらの方向ですが、その奥に四姑娘山が見えます。ちょっと写真だと雲に隠れて見辛いですが、5000、6000m級の雪を被った四川を代表する山々です。

四川の山々


谷の道まで下りてきました。昔はここから山を登って教会まで行くだけで1日かかったろうな、などと想像します。

宝興の谷


そして宝興の町の方まで戻ってきました。今日周った辺りは、パンダに関わる人やパンダ好きにとっては聖地と言える場所で、少し前までは一般の人が観光で訪れるような場所ではなかった山奥です。これ以上パンダを減らすことなく、これ以上観光化を進ませずに共存できたら、近付く町を前に強く願わずにはいられませんでした。

宝興の町外れ


次回は宝興の残りの滞在をレポートの予定です♪

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