中国・成都パンダ基地(幼年園のパンダ釣り)
2017/06/06 (2日目) 続き
11:20 皆さんとの合流ポイントである入口近くにあるパンダ銅像の前にやってきました。
成都は一年を通して青空が広がる日は少ないのですが、今日はくっきりと影ができる程の天気、3時間パンダ基地内を動き回った私は既に汗だくです。

11:25 皆さんと合流して基地内にある竹韻レストランへとやってきました。かなり高級感のあるレストランです。皆さんは朝が遅かったのであまりお腹が空いてないようですし、私も喉はカラカラですが、暑さのせいかあまりお腹は空いていません。

出てきた料理は竹多め中華と言った感じです。究極はこれ、パンダが食べているのと同じと思われるタケノコです。パンダと違うのは茹でてある点です。ほんのり塩味がつけてあるのかな?あまりおいしいものではありませんが、せっかくなのでパンダの食べ方をまねて食べてみました。

12:30 食後は皆で幼年園の通称パンダ釣りを見学に行きます。パンダ釣りとは外でパンダにおやつを差し入れることですが、まるで釣っているかのようなのでそう言います。暑い時期は昼前にパンダを室内に戻すのでパンダ釣りはありません。もしかしたら私たちのために飼育員さんに交渉してくれたのかも知れません。
幼年園に着くと、ここで暮らす2015年生まれのパンダ6頭の多くは午前中に寝ていた場所から消えていて、早く涼しい室内に帰りたいアピールをしていたようです。見学路沿いで、1頭のパンダがかわいくこちらを向いていました。思筠筠(スーユンユン)です。

12:38 幼年園の飼育員譚(タン)さんがやってきて、早速パンダ釣りがスタートです。「过来(ごらい、おいでという意味)」の声が幼年園中に響き渡ると、声を聞いたパンダたちが続々と集まってきます。早くおやつ頂戴とみな興奮しています。私のお気に入りの思念(スーニェン)も来ました。仲間達に背中に乗られている子です。

譚さんは来ない子の名前を呼びます。福娃(フーワー)が来ていません。まだ木の上で寝ているのかな?眠気に勝てずに欠席の場合もあります。譚さんは全員揃うのを待とうと呼び続けますが来ません。その間、待っている5頭のパンダたちはまるで組体操をしているかのようです。

譚さんは福娃を待つのを諦め、パンダケーキを竹の棒の先に吊るして配布を始めます。パンダたちのおやつを巡る攻防戦はすさまじく、ゲットした子のを奪おうとして、あっという間に組体操のポーズは崩れていきました。

他の子たちがパンダケーキをめぐって争っている間に、思念は一人悠々と釣られます。私の好きな思念はマイペースな子で、温和な性格なのかじっと待っているタイプなのです。この顔、私の最愛の七喜(チーシー)によく似ています。異母姉弟であり、母同士は姉妹なので似ているのも当然です。かわいいので女の子っぽいですが、男の子です。

奪い合わずとも皆に行き渡るようにちゃんともらえるのですが、待てない子もいるようです。最終的には全員に行き渡ります。後ろ足を鍛える意味もあるので、パンダを少し立たせるようにして配布します。誰が見てもパンダ釣りです。

パンダケーキを2つずつ配布した後は、パンダたちが大好きなりんごです。最初にもらったこの晶運(ジンユン)という子は食べている途中でりんごを落として、コロコロと転がって行ってしまいました。後で、もう1個もらえましたけどね。

皆にりんごが行き渡ると、最初の争いはなんだったんだというくらい、平和そうな光景になります。りんごを食べている間は、皆その味を堪能しているようです。左から思筠筠、晶運、後ろに思念、晶奥(ジンオウ)、奥林匹亚(オリンピア)はこぼした屑拾いに夢中です。
左の4頭は男の子の双子2組、誕生日まで一緒です。

りんごを食べ終わると、パンダケーキやりんごの落ちた屑を皆拾い始めますが、思念は手についた屑や汁を舐め始めます。この手舐めも姉にあたる七喜にそっくりです。

2015年生の釣りが終わると、裏庭にいる北川(ベイチュァン)を釣りに譚さんは移動します。そして屑拾いを終えた2015年生も散って行きます。後に残されたのは思念と思筠筠の双子です。この双子はおやつの後の手舐めにいつも夢中になって何十分もずっと舐めています。右が思念です。

このパンダ釣りの様子はおもしろいので、両手にカメラ持って撮った動画がありますから是非ご覧ください。パンダも興奮、見物客たちも大興奮のパンダ基地の必見イベントです。鳴き声とか意外なパンダの一面を見て下さい。譚さんは、奥林匹亚を科大(コダー)、福娃を科小(コシャオ)、晶奥を晶大(ジンダー)、晶運を晶小(ジンシャオ)、思念を思大(スーダー)、思筠筠を思小(スーシャオ)と呼んでいます。他のパンダからおやつを守る「足ブロック」もお見逃しなく。
裏庭で北川を呼ぶ声がしなくなったので、北川がおやつをゲットしたようです。大好きな思念を見ていたいですが、急いで私も裏庭に周ります。座ってりんごを食べている所に間に合いました。北川は野生出身のパンダで、パンダケーキはお口に合わないのか食べないみたいです。

りんごを食べ終わった北川、集まる見物客たちの顔をそれぞれ凝視し、りんご持ってませんかと問いかけているかのようです。野生出身だからか、パンダ基地の他のパンダたちとはあまり似ていません。

もっとりんご頂戴!持ってないの~。愛嬌たっぷりの顔で迫られます。
毛が真っ白で、丸い顔してぽっちゃりと太った北川、すっかり飼育パンダ生活に慣れたようです。

次回、パンダ基地の午後の様子をレポートします♪
11:20 皆さんとの合流ポイントである入口近くにあるパンダ銅像の前にやってきました。
成都は一年を通して青空が広がる日は少ないのですが、今日はくっきりと影ができる程の天気、3時間パンダ基地内を動き回った私は既に汗だくです。

11:25 皆さんと合流して基地内にある竹韻レストランへとやってきました。かなり高級感のあるレストランです。皆さんは朝が遅かったのであまりお腹が空いてないようですし、私も喉はカラカラですが、暑さのせいかあまりお腹は空いていません。

出てきた料理は竹多め中華と言った感じです。究極はこれ、パンダが食べているのと同じと思われるタケノコです。パンダと違うのは茹でてある点です。ほんのり塩味がつけてあるのかな?あまりおいしいものではありませんが、せっかくなのでパンダの食べ方をまねて食べてみました。

12:30 食後は皆で幼年園の通称パンダ釣りを見学に行きます。パンダ釣りとは外でパンダにおやつを差し入れることですが、まるで釣っているかのようなのでそう言います。暑い時期は昼前にパンダを室内に戻すのでパンダ釣りはありません。もしかしたら私たちのために飼育員さんに交渉してくれたのかも知れません。
幼年園に着くと、ここで暮らす2015年生まれのパンダ6頭の多くは午前中に寝ていた場所から消えていて、早く涼しい室内に帰りたいアピールをしていたようです。見学路沿いで、1頭のパンダがかわいくこちらを向いていました。思筠筠(スーユンユン)です。

12:38 幼年園の飼育員譚(タン)さんがやってきて、早速パンダ釣りがスタートです。「过来(ごらい、おいでという意味)」の声が幼年園中に響き渡ると、声を聞いたパンダたちが続々と集まってきます。早くおやつ頂戴とみな興奮しています。私のお気に入りの思念(スーニェン)も来ました。仲間達に背中に乗られている子です。

譚さんは来ない子の名前を呼びます。福娃(フーワー)が来ていません。まだ木の上で寝ているのかな?眠気に勝てずに欠席の場合もあります。譚さんは全員揃うのを待とうと呼び続けますが来ません。その間、待っている5頭のパンダたちはまるで組体操をしているかのようです。

譚さんは福娃を待つのを諦め、パンダケーキを竹の棒の先に吊るして配布を始めます。パンダたちのおやつを巡る攻防戦はすさまじく、ゲットした子のを奪おうとして、あっという間に組体操のポーズは崩れていきました。

他の子たちがパンダケーキをめぐって争っている間に、思念は一人悠々と釣られます。私の好きな思念はマイペースな子で、温和な性格なのかじっと待っているタイプなのです。この顔、私の最愛の七喜(チーシー)によく似ています。異母姉弟であり、母同士は姉妹なので似ているのも当然です。かわいいので女の子っぽいですが、男の子です。

奪い合わずとも皆に行き渡るようにちゃんともらえるのですが、待てない子もいるようです。最終的には全員に行き渡ります。後ろ足を鍛える意味もあるので、パンダを少し立たせるようにして配布します。誰が見てもパンダ釣りです。

パンダケーキを2つずつ配布した後は、パンダたちが大好きなりんごです。最初にもらったこの晶運(ジンユン)という子は食べている途中でりんごを落として、コロコロと転がって行ってしまいました。後で、もう1個もらえましたけどね。

皆にりんごが行き渡ると、最初の争いはなんだったんだというくらい、平和そうな光景になります。りんごを食べている間は、皆その味を堪能しているようです。左から思筠筠、晶運、後ろに思念、晶奥(ジンオウ)、奥林匹亚(オリンピア)はこぼした屑拾いに夢中です。
左の4頭は男の子の双子2組、誕生日まで一緒です。

りんごを食べ終わると、パンダケーキやりんごの落ちた屑を皆拾い始めますが、思念は手についた屑や汁を舐め始めます。この手舐めも姉にあたる七喜にそっくりです。

2015年生の釣りが終わると、裏庭にいる北川(ベイチュァン)を釣りに譚さんは移動します。そして屑拾いを終えた2015年生も散って行きます。後に残されたのは思念と思筠筠の双子です。この双子はおやつの後の手舐めにいつも夢中になって何十分もずっと舐めています。右が思念です。

このパンダ釣りの様子はおもしろいので、両手にカメラ持って撮った動画がありますから是非ご覧ください。パンダも興奮、見物客たちも大興奮のパンダ基地の必見イベントです。鳴き声とか意外なパンダの一面を見て下さい。譚さんは、奥林匹亚を科大(コダー)、福娃を科小(コシャオ)、晶奥を晶大(ジンダー)、晶運を晶小(ジンシャオ)、思念を思大(スーダー)、思筠筠を思小(スーシャオ)と呼んでいます。他のパンダからおやつを守る「足ブロック」もお見逃しなく。
裏庭で北川を呼ぶ声がしなくなったので、北川がおやつをゲットしたようです。大好きな思念を見ていたいですが、急いで私も裏庭に周ります。座ってりんごを食べている所に間に合いました。北川は野生出身のパンダで、パンダケーキはお口に合わないのか食べないみたいです。

りんごを食べ終わった北川、集まる見物客たちの顔をそれぞれ凝視し、りんご持ってませんかと問いかけているかのようです。野生出身だからか、パンダ基地の他のパンダたちとはあまり似ていません。

もっとりんご頂戴!持ってないの~。愛嬌たっぷりの顔で迫られます。
毛が真っ白で、丸い顔してぽっちゃりと太った北川、すっかり飼育パンダ生活に慣れたようです。

次回、パンダ基地の午後の様子をレポートします♪