オーストリア・シェーンブルン動物園②

2017/05/17 (7日目) 続き

私がパンダ達の所に辿り着いて10分もしないうちに、パンダ達は庭の奥の方へ行ってしまい見えなくなってしまいました。しばらく姿を見せそうにないのか、立派なカメラを持ったパンダファン達も解散していきます。開園20分が勝負ってことですかね。私は隣の室内展示場の方を見に行きます。ガラス張りで見学しやすい、そこそこ広さのある室内です。

シェーンブルン動物園パンダ舎の室内展示場


よく見たら、飼育員さんが室内から屋外にいるパンダたちの写真を撮っているようです。なるほど、庭の奥の方は、室内展示場の裏手に当たる訳ですね。外から見えなくなっていたパンダがちらっと見えます。

外にいる陽陽たちを撮影する飼育員さん


シェーンブルンのパンダママは、阳阳(陽陽、ヤンヤン、上野動物園のシンシンの姉)、子供の時にウィーンに来て、今いる双子の子たち以外に、これまで3回、2007年、2010年、2013年に、それぞれ雄を1頭ずつ産んでいます。生まれた子供は2歳くらいで中国へと帰ります。そうしたこれまでの記録なども説明されています(残念ながらドイツ語)。

ウィーンのパンダ一家紹介


ペアで中国から一緒に来た雄は、同級生の龍徽(ロンフイ、ちなみに上野動物園のリーリーの叔父)です。この2頭は相性も良かったのか、自然交配で昨年が4回目の赤ちゃん誕生となり、待望の女の子にも恵まれました。年齢的にいって、今の子供たちが子離れした後、もう一度と誰もが願っていましたが、昨年12月急な病により緊急手術を受けたものの、16歳で帰らぬ存在となりました。龍徽の部屋の前にそのお知らせが貼ってあります。

龍徽(ロンフイ)死亡のお知らせ


この室内展示場も右半分は龍徽のエリアでしたが、今は使われていません。パパパンダは普段は雌と別々に暮らし、繁殖期にだけ一緒になり、子育てにも参加しません。でも、一緒に生きてきたパートナーがいなくなったことは陽陽はきっと気付いていることでしょう。室内展示場のガラスはこのように少し傾斜していて写真がちょっと撮り辛いです。

シェーンブルン動物園パンダ舎


その展示場越しに、外にいるパンダ親子の仲睦まじい親子団欒の姿が見えます。室内からの二重のガラス越しなのでちょっと見辛いです。

ウィーンの親子パンダの仲睦まじい様子


やがてパンダ達が移動したので、私も外の展示場の方へと周ります。陽陽ママがこちらに歩いてきてくれました。

陽陽


子供たちはどこ行ったのかな?よーく目を凝らすと、木々の間にちらっと白黒が見えました。細い木に登って遊び始めたようです。朝の授乳タイムが終わった所なのかな?

木々の間で遊ぶ子パンダ


庭は木がいっぱい。あのパンダの一目見て分かるはっきりとした白黒も、木々の中に隠れてしまい、どこにいるのか見つけることは困難になります。パンダは元々、ひっそりと隠れるようにして暮らしてきた動物、パンダのためにはこれくらい茂った環境が必要かも知れません。

パンダ舎の庭


9:50 室内展示場への扉が開き、陽陽ママは室内へと入って行きました(動画あります。こちら)。子供たちは後を追わず庭のどこかに隠れて遊んでいるようです。子供たちを見つけられないので、ママを見に行くと、早速室内でお食事をしていました。なかなかこっちを向いてくれませんが、中国のように騒いだり、ガラスを叩くような見物客はおらず、皆静かに見守っています。

室内で食事する陽陽


陽陽ママが食べ物を探しながら食べられるように、わざと室内の竹は分散して置かれているようです。しばらくしたらちゃんと顔も見ることができます。白い部分が真っ白でとてもきれいなパンダです。時々何かに反応してピタッとフリーズするのがかわいいです。

陽陽


さて、再び陽陽ママが背中を見せて食事の続きをし出したので、パンダ舎の周りを散策してみます。外へ出たら、縦長の木箱があります。これは2010年に出産した時の巣箱です。野生のパンダは大きな木の洞などで出産するので、似た環境を用意したのですね。

パンダが出産するための巣箱


ママはここに木の枝などを持ち込み巣を完成させ、出産、そして産んだ赤ちゃんの世話をします。覗いてみるとこんな感じ、と写真が貼ってありました。近くにその様子などを説明したものも貼ってあります。昨年はもっと本格的な木の洞のような所で出産しています。

巣の中に座るママパンダの写真


なお、この動物園ではかなり自然に近い形を目指しているのか、妊娠から出産、育児に至るまであまり人が介在しないようにしているようです。昨年赤ちゃんが誕生した時、モニターで巣の中を観察していましたが、5日も経ってやっと2頭の赤ちゃんを抱いていることが判明し双子だと分かりました。

パンダは50%くらいの確率で双子を産みますが、多くの場合はより強い方を選んでママが世話をします。陽陽のように経験豊富なママであれば、両方をうまく抱いて育てることもあるようですが、双子を両方成長させるのは極めて難しいことのようです。双子じゃなくても人間が介在せずに、最初の1週間を生き延びさせるのは大変なのです。

龍徽のエリアの方へ周ってみます。外の展示場は今は主もなく使用されていません。
ペアのパネルが今もそのまま残っています。大温室裏の入口から入場すると、すぐ近くにパンダ舎があり、このパネルがお迎えしてくれるはずです。

ウィーンのパンダペアのパネル


周辺の様子を見て周った後、再び室内展示場に戻ると、陽陽ママはまだノリノリで食事中です。お客さんの方を向いて食事中なので、たくさんの人を惹き付けています。

陽陽の食事シーン


竹がそんなにおいしいのかな?疑問に思うほどパンダはおいしそうに食事をします。
まったく手元を見ずに次から次へと口へ運ぶ姿は見ていて飽きません。動画はこちら

陽陽ママの顔


次回もシェーンブルン動物園の続きをレポートします♪

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No title

こんにちは!

ayaさん
パンダの飼育員になれば
いつで近くで見れますよ(笑)

Re: No title

こんにちは!

もし10年早くパンダに出会っていたら、飼育員目指してたかも?
パンダが好きでパンダの飼育員になった人って実在するんですが
大変だったみたいですよ。まず中国語覚えて、専門の大学とか
行かなくちゃですから~。
ちなみに、飼育員さんは仕事がいっぱいあるので、パンダを見る
だけなら入園客の方がゆっくり見られます♪触りたいとなると
話は別ですが。

No title

こんばんは aya1103さん。
わぁーい パンダちゃんっ(●^o^●)
キレイなお顔立ちですね。
本当に白いところが白いっ( *´艸`)
動画も楽しませていただきました。
食事の音もはっきり聞こえますねーー♪

Re: No title

こんばんは!

アクセスが簡単な動物園だし、もっと混んでいるかと
思っていましたが、パンダの所含めてゆっくり見ることが
できました~♪美形の家系だし、宮殿に住んでいるだけ
あって優雅で自由な感じです~♪
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aya1103

Author:aya1103
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