中国・成都パンダ基地太陽産室
2016/09/22 (2日目) 続き
15:40 太陽産室を見学します。成都パンダ基地には2つの産室があり、もう一か所の月亮産室は月の形、こちらの太陽産室は太陽の形の建物からそう名付けられたそうです。その建物(パンダ舎)から時計周りに庭の周りを歩きます。最初のエリアは幼稚園と名付けられた所です。
今日外に出ているのは奇珍(チージェン)、浜家族を築いた梅梅(メイメイ)が日本に来る前に産んだ双子姉妹の姉です。幼年園にいる珍多(ジェンドゥ)等のママです。

幼稚園は北川(ベイチュアン)という野生から保護されたパンダも暮らしており、奇珍と1日交代で庭を使っています。結構広い庭です。以前は名前の通り幼稚園クラスのパンダたちが集団生活していたようですが、現在は妊娠の可能性のある雌パンダが使っています(奇珍も北川も結果的には今年出産しませんでした)。

太陽産室にはパンダ舎を囲むように7つの庭があります。幼稚園の隣の庭には浜家族の梅浜(メイヒン)が暮らしています。先ほど亜成年園で見た永浜(エイヒン)とは双子、2008年生まれです。梅浜は今年5月末に初めての出産をしました。子供の世話をしない時間にはこうして外に出ているようです。でも、パンダ舎に張り付いていてお顔が見えません。

梅浜のお隣は成績(チェンジ―)というママパンダがいます。こちらもパンダ舎の方にいてなかなかお顔が見えません。成績が産む子は、赤ちゃんのうちの数か月、通常黒い部分がグレーのグレーパンダになることで有名です。今年も1頭の雄パンダを出産しました。

さらにその隣には奇縁(チーユェン)がいます。幼稚園にいた奇珍の双子の妹で浜家族のお姉さんです。奇縁も子だくさんのベテランママで、私の大好きな七喜(チーシー)たちは彼女の初孫です。奇縁は今年雌の双子を産んでいます。まるで、パンダの敷物を干しているかのように寝ています。

太陽産室の庭はパンダ舎から傾斜した形になっていて、見学通路のある外側に向けて坂になっています。両端にある幼稚園と母子園の庭はどちらかと言うと横幅がありますが、挟まれている5つの庭は奥行がかなりあります。パンダがパンダ舎の方にいれば、なかなか見ることは難しいです。

奇縁の隣は喜蘭(シーラン)とあります。どこだ~?いたいた、なぜか溝で寝ています。

ズームしてもお顔が見えません。喜蘭は雄パンダです。2008年アトランタ生まれ、私の好きな七喜のパパの弟、つまり叔父さんです。頬毛がフサフサした丸いパンダで、まるで雌パンダのようなかわいさ、中国でも絶大な人気があります。

喜蘭のお隣はネームプレートもなく、パンダもいませんでした。そして一番端は母子園です。
母子園という名前ですが、天気のいい日には現在赤ちゃんパンダたちが日光浴に使っています。今日は午前中ちょっと雨が降って地面が濡れているからか赤ちゃんパンダは出ていないようです。

パンダ舎に近い側から撮った母子園の庭です。結構広い庭です。昨年末から4月末までは2014年生まれの子パンダたち5頭(成就、双好、七巧、七喜、珍多)がママと離れて共同生活をしていましたが、彼らが幼年園に移動してから、七喜たちのママ奇福(チーフ―)が暮らしています。奇福は今年雌雄の双子を産み七喜もお姉ちゃんになりました。
ここはライブカメラに映る場所なので、24時間見守ることができます。

そして、パンダ舎の方へ行くと、外側から一部の室内をガラス越しに覗くことができます。
こちらが太陽産室で今年生まれた赤ちゃんパンダです。ベビーベッドで寝ています。
生後3か月くらい、ぬいぐるみみたいです。

顔がはっきり見えないので誰だか判別が難しいです。この太陽産室では今年赤ちゃんパンダが10頭生まれていますが、夭折した愛浜の子以外の9頭が無事に成長しています(※11月の基地の発表では25頭のうち23頭が生存、残りの14頭は月亮産室)。ここにいるのは、比較的先に生まれた子たちです。他の5頭はママの所かな?

一周しても集合時間まで少し時間が余ったので、もう一周することにしました。するとさっき寝ていたり、奥にいて顔が見れなかったパンダたちを見ることができました。
梅浜、こちらに歩いてきます。

手(前足)が長いです。他の浜家族と比べてもお顔が丸いでしょう?

16:15太陽産室の入口で集合し、さっき見えなかった赤ちゃんパンダを特別に見せてもらえるのかなぁと期待していると、なんと梅浜の子、梅蘭(メイラン)と特別に記念撮影してくれるとのこと!サプライズです。
建物の中に入り、靴カバーをし、飼育員が着る青い上衣を着て、ビニール手袋をし、順番に中庭に行きます。飼育員さんが抱っこした梅蘭の隣に座り、写真を撮ってもらいます。自分のカメラは使えず、プリントした写真を帰国前にもらえるそうです。赤ちゃんパンダと飼育員さんとの3ショットです。
順番が来たら飼育員さんのすぐ隣に座ります。パンダにお触りはNGです。もうすぐ生後4か月になろうとする梅蘭はかなりデカくなっていました。私はパンダとの写真はあまり欲しくない(自分が写っているから)ので、写真を撮る間赤ちゃんパンダを間近で見たかったですが、そういう訳にもいかずカメラの方を向きます。好奇心旺盛な梅蘭も私が気になるのかこっちを向いているようです。
そして・・・、お触りNGと言われましたが、なんと梅蘭が私にお触りしてきました。私の腕をつかんできたのです。びっくりした私は思わずカメラから視線を外し梅蘭を見ました。お肉たっぷりの腕は触り心地良かったかな?しばし写真を撮られている事を忘れていましたが、気を取り直しカメラの方へ向き直します。後で見た写真、梅蘭が私を凝視し続けていました(笑)
全員の写真撮影が済んだ所で外へ出て、今日のパンダ見学は終わりです。パンダケーキの破片をもらいます。味見用に薄くスライスしたものです。おいしいものではありませんが、ボソボソとした素朴な味のものでした。

みな興奮した状態で正門へと向かいます。梅蘭は日本生まれの梅浜の子で、日本のパンダファンにとっては親戚の子みたいな感覚のようです。私は特に梅蘭のファンではありませんが、写真を撮った仲なので、これからも見守りたいと思います。
こちら正門から近い所にあるパンダの銅像です。結構大きく、このパンダ基地のシンボルのような存在です。

次回はクラウンプラザ成都パンダガーデンホテルから火鍋の夕食、都江堰のパンダ谷までをレポートの予定です♪
15:40 太陽産室を見学します。成都パンダ基地には2つの産室があり、もう一か所の月亮産室は月の形、こちらの太陽産室は太陽の形の建物からそう名付けられたそうです。その建物(パンダ舎)から時計周りに庭の周りを歩きます。最初のエリアは幼稚園と名付けられた所です。
今日外に出ているのは奇珍(チージェン)、浜家族を築いた梅梅(メイメイ)が日本に来る前に産んだ双子姉妹の姉です。幼年園にいる珍多(ジェンドゥ)等のママです。

幼稚園は北川(ベイチュアン)という野生から保護されたパンダも暮らしており、奇珍と1日交代で庭を使っています。結構広い庭です。以前は名前の通り幼稚園クラスのパンダたちが集団生活していたようですが、現在は妊娠の可能性のある雌パンダが使っています(奇珍も北川も結果的には今年出産しませんでした)。

太陽産室にはパンダ舎を囲むように7つの庭があります。幼稚園の隣の庭には浜家族の梅浜(メイヒン)が暮らしています。先ほど亜成年園で見た永浜(エイヒン)とは双子、2008年生まれです。梅浜は今年5月末に初めての出産をしました。子供の世話をしない時間にはこうして外に出ているようです。でも、パンダ舎に張り付いていてお顔が見えません。

梅浜のお隣は成績(チェンジ―)というママパンダがいます。こちらもパンダ舎の方にいてなかなかお顔が見えません。成績が産む子は、赤ちゃんのうちの数か月、通常黒い部分がグレーのグレーパンダになることで有名です。今年も1頭の雄パンダを出産しました。

さらにその隣には奇縁(チーユェン)がいます。幼稚園にいた奇珍の双子の妹で浜家族のお姉さんです。奇縁も子だくさんのベテランママで、私の大好きな七喜(チーシー)たちは彼女の初孫です。奇縁は今年雌の双子を産んでいます。まるで、パンダの敷物を干しているかのように寝ています。

太陽産室の庭はパンダ舎から傾斜した形になっていて、見学通路のある外側に向けて坂になっています。両端にある幼稚園と母子園の庭はどちらかと言うと横幅がありますが、挟まれている5つの庭は奥行がかなりあります。パンダがパンダ舎の方にいれば、なかなか見ることは難しいです。

奇縁の隣は喜蘭(シーラン)とあります。どこだ~?いたいた、なぜか溝で寝ています。

ズームしてもお顔が見えません。喜蘭は雄パンダです。2008年アトランタ生まれ、私の好きな七喜のパパの弟、つまり叔父さんです。頬毛がフサフサした丸いパンダで、まるで雌パンダのようなかわいさ、中国でも絶大な人気があります。

喜蘭のお隣はネームプレートもなく、パンダもいませんでした。そして一番端は母子園です。
母子園という名前ですが、天気のいい日には現在赤ちゃんパンダたちが日光浴に使っています。今日は午前中ちょっと雨が降って地面が濡れているからか赤ちゃんパンダは出ていないようです。

パンダ舎に近い側から撮った母子園の庭です。結構広い庭です。昨年末から4月末までは2014年生まれの子パンダたち5頭(成就、双好、七巧、七喜、珍多)がママと離れて共同生活をしていましたが、彼らが幼年園に移動してから、七喜たちのママ奇福(チーフ―)が暮らしています。奇福は今年雌雄の双子を産み七喜もお姉ちゃんになりました。
ここはライブカメラに映る場所なので、24時間見守ることができます。

そして、パンダ舎の方へ行くと、外側から一部の室内をガラス越しに覗くことができます。
こちらが太陽産室で今年生まれた赤ちゃんパンダです。ベビーベッドで寝ています。
生後3か月くらい、ぬいぐるみみたいです。

顔がはっきり見えないので誰だか判別が難しいです。この太陽産室では今年赤ちゃんパンダが10頭生まれていますが、夭折した愛浜の子以外の9頭が無事に成長しています(※11月の基地の発表では25頭のうち23頭が生存、残りの14頭は月亮産室)。ここにいるのは、比較的先に生まれた子たちです。他の5頭はママの所かな?

一周しても集合時間まで少し時間が余ったので、もう一周することにしました。するとさっき寝ていたり、奥にいて顔が見れなかったパンダたちを見ることができました。
梅浜、こちらに歩いてきます。

手(前足)が長いです。他の浜家族と比べてもお顔が丸いでしょう?

16:15太陽産室の入口で集合し、さっき見えなかった赤ちゃんパンダを特別に見せてもらえるのかなぁと期待していると、なんと梅浜の子、梅蘭(メイラン)と特別に記念撮影してくれるとのこと!サプライズです。
建物の中に入り、靴カバーをし、飼育員が着る青い上衣を着て、ビニール手袋をし、順番に中庭に行きます。飼育員さんが抱っこした梅蘭の隣に座り、写真を撮ってもらいます。自分のカメラは使えず、プリントした写真を帰国前にもらえるそうです。赤ちゃんパンダと飼育員さんとの3ショットです。
順番が来たら飼育員さんのすぐ隣に座ります。パンダにお触りはNGです。もうすぐ生後4か月になろうとする梅蘭はかなりデカくなっていました。私はパンダとの写真はあまり欲しくない(自分が写っているから)ので、写真を撮る間赤ちゃんパンダを間近で見たかったですが、そういう訳にもいかずカメラの方を向きます。好奇心旺盛な梅蘭も私が気になるのかこっちを向いているようです。
そして・・・、お触りNGと言われましたが、なんと梅蘭が私にお触りしてきました。私の腕をつかんできたのです。びっくりした私は思わずカメラから視線を外し梅蘭を見ました。お肉たっぷりの腕は触り心地良かったかな?しばし写真を撮られている事を忘れていましたが、気を取り直しカメラの方へ向き直します。後で見た写真、梅蘭が私を凝視し続けていました(笑)
全員の写真撮影が済んだ所で外へ出て、今日のパンダ見学は終わりです。パンダケーキの破片をもらいます。味見用に薄くスライスしたものです。おいしいものではありませんが、ボソボソとした素朴な味のものでした。

みな興奮した状態で正門へと向かいます。梅蘭は日本生まれの梅浜の子で、日本のパンダファンにとっては親戚の子みたいな感覚のようです。私は特に梅蘭のファンではありませんが、写真を撮った仲なので、これからも見守りたいと思います。
こちら正門から近い所にあるパンダの銅像です。結構大きく、このパンダ基地のシンボルのような存在です。

次回はクラウンプラザ成都パンダガーデンホテルから火鍋の夕食、都江堰のパンダ谷までをレポートの予定です♪