イタリア・マテーラ(サッソ・カヴェオーソ地区)

2015/08/04 (6日目) 続き

ドゥオモ(マテーラ大聖堂)から、マテーラのもう一つのサッシ地区、サッソ・カヴェオーソ地区へと下りていきます。高い壁に囲まれた道は、次に何が出てくるのかとワクワクします。

マテーラ大聖堂からサッソ・カヴェオーソ地区へ


元々は岩山だった所を掘ってできた町、壁の石などを見ると、砂岩かな?加工しやすそうなものに見えます。

サッシ地区の石


こちらの右手、ホテルかしら?と思うよな建物ですが、ここで洞窟住宅サッシの独特な形態について現地ガイドから説明があります。ヴィチナート(Vicinato)は言わば、隣組とか江戸時代の長屋のような何軒かの住宅が連なるようにして広場を囲っている形態で、特にこの中庭の事を言うようです。食事などはこの中庭というか小さな広場で共にしたりするそうです。

ヴィチナート


まだまだ道を下りていきます。この辺りの建物は、やはり洞窟、には見えません。掘ったというより、明らかに建てたという方が正しいように見えます。もっとも、見えない部分を掘っていることには違いないのでしょう。上物としての建造部分しか目に入らないので、洞窟住居というのがピンと来ない訳です。

サッソ・カヴェオーソ地区の道


サッソ・カヴェオーソ地区の端の方まで来たようです。視界が開け、グラヴィナ渓谷が見えます。

グラヴィナ渓谷


渓谷の対岸には、これぞ洞窟、というのが見えます。8世紀くらいからイスラム勢力から逃れた修道僧が洞窟に住んだと言われているので、初期のものか、形態を見るともっともっと古い時代の洞穴かも知れません。

グラヴィナ渓谷の洞穴


まるで城への入場路かと思うような道を下って行きます。こうした坂道や階段の石がツルツルで滑りやすいので要注意です。

滑りやすいサッソ・カヴェオーソ坂道


下りきった所はマドンナ・デッレ・ヴィルトゥ通り、これから行く教会が見えています。いかにも教会と見える建物はサン・ピエトロ・カヴェオーソ教会、その右上の岩山が洞窟教会マドンナ・デ・イドリス教会です。ツアーでは内部見学は含まれていません。

サン・ピエトロ・カヴェオーソ広場周辺


サン・ピエトロ・カヴェオーソ広場で、岩窟教会に行きたい人と添乗員が聞くと、私達含め4,5人しか手を上げなかったので、ここで16:15から20分ほどフリータイムになりました。ここまで来て洞窟教会見ないなんてと思いましたが、暑さにやられ岩山に上るのが嫌だと思った人も多いでしょう。現地ガイドがここを上がって行ってねと教会への道だけ教えてくれました。

マドンナ・デ・イドリス教会への入口


階段を上がった先にあったのはマドンナ・デ・イドリス教会、入場料は一人3ユーロ。入ってみると、中はそれほど広くない洞窟で、フレスコも部分的にしか残っていませんでした。カッパドキアの洞窟教会などに比べるとしょぼい印象です。内部は写真撮影禁止です。

マドンナ・デ・イドリス教会


ちょっぴり残念な感じの洞窟教会の前からは高台だけあってなかなかいい眺めです。サッソ・カヴェオーソ地区が一望でき、丘のチヴェタ地区の大聖堂の塔も見えます。

マドンナ・デ・イドリス教会から見たサッソ・カヴェオーソ地区


その後、教会の周りの道を歩いていたら、岩山から下りる道があったので、上ってきた道とは反対側の裏側に下りていきました。この辺りは、頂上に洞窟教会のある岩山の真下や裾野にあたる部分で、洞窟住宅の入口がたくさんありますが、その多くが廃墟です。一時は町全体が廃墟となったマテーラですが、世界遺産登録によって観光利用されるようになった洞窟住居はまだ一部に過ぎず多くは廃墟のままです。

マドンナ・デ・イドリス教会から裏側に下りる


道なりに下りていくと、グループの残りの人達の多くが行った洞窟住居カーサ・グロッタの入口に行きあたりました。その付近には古い洞窟住居の跡が結構あります。ちょうど日本語のテープが流れている所で、1人2ユーロの所、団体割引で1.5ユーロで入ることができました。ここは入口部分以外はまさに洞窟、内部は天井が高いのでかなり広く感じます。この辺りはキッチンなどもあります。

カーサ・グロッタ内部


洞窟住居サッシに住んでいたのは農民が多かったのですが、馬小屋が中にあっても、想像していたほど違和感がないくらい空間が広く、また壁が白いせいか清潔に見えました。衛生状態が極度に悪くなったために移住を余儀なくされたとは思えない生活に見えます。現在は、電気や水道が引けていれば十分住めそうです。

カーサ・グロッタ内部


日本語の案内が終わって外に出たら、もう集合時間でしたが、広場に戻りがてら急いでサン・ピエトロ・カヴェオーソ教会も覗いていくことにします。カーサ・グロッタの入口は岩山の裏側になります。

サン・ピエトロ・カヴェオーソ教会


外観からして分かる通り、ここは岩窟教会ではなく普通に建造された教会です。13世紀末くらいからの歴史があるようですが、現在残るのはほとんどが17~18世紀のものです。脇の礼拝堂などには古い洗礼盤や、フレスコ画などが残っています。

サン・ピエトロ・カヴェオーソ教会内部


次回は続きからアルベロベッロをレポートします♪

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No title

こんにちは!

岩山を そのまま住居につかってるんですかヾ(--;)
作るのは大変そうだけど

断熱効果は良さそうですね

階段の石がツルツル・・
これ危ないんですよね
雨の日などは特に

Re: No title

こんにちは!

洞窟住居って最初は単純に掘った穴に住んでたんでしょうけど
それを元に建造もしているので、ここならではの住宅携帯になってますね~
風通しはイマイチな気がしますが、確かに暑さはしのげている気がします。

石のツルツル、晴れててあれだけ滑るので雨の日は危険でしょうね。
添乗員がすべってましたけど、お陰でさらに歩みが遅くなりました(笑)
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