イタリア・タオルミーナ
2015/07/31 (2日目) 続き
タオルミーナの町をブラブラと歩いていると公園に行きあたりました。手元のガイドブックで地図を確認すると、市民公園です。この公園からの景色は抜群です。

海岸へ下りられなかったので、うらめしい気持ちのまま海を見下ろします。この距離で見ても透明度の高さがよくわかります。タオルミーナはリゾート地として名が通っていますが、そもそもシチリアの海岸がこんなにきれいで澄んだ海だとは思ってもいませんでした。

そしてこの市民公園からはエトナ山もきれいに見る事ができます。エトナ山はヨーロッパ最大の活火山、かすかに雲のような噴煙が見えます。

さらに右手、タオルミーナの町の上、タウロ山の山頂には、カステッロ、城塞が見えます。
あそこからなら町や海岸が一望できるのは間違いないですが、今回のような超短い時間では、例えタクシーを飛ばしても行って帰ってくるのは無理です。

市民公園は思ったより広さがあります。景色がいいし、集合場所から遠くないのでここで時間いっぱいまで奥に行ってみます。ブーゲンビリアなどのお花も咲いていて、気持ちのいい公園です。

公園は町の真ん中あたり、つき出すような位置にあるので、振り返ると、タオルミーナの街並みも見る事ができます。この辺りは、山の中腹なので、海岸まではかなりの高低差があります。

公園の奥の方まで行くと、大砲とか、ちょっと物騒なものが展示されていました。このタオルミーナは紀元前からの町で、紀元前にはアテナイやカルタゴによって占領された歴史もありますし、中世にも戦いの拠点になるなど古くから戦いに巻き込まれてきたようです。現在の平和そうな観光地としての姿からは想像もできません。

そろそろ時間なので、集合場所へと向かいたいと思います。市民公園の一番奥からは、映画「グラン・ブルー」の舞台にもなったイゾラ・ベッラという小島もちらっと見えましたが、遠くからだったので美しさはわかりませんでした。それよりもすぐ近くに見える海の色が本当に美しく、シチリアにいる間に絶対海で泳ごう、と誓いました。

地図を見ながら4月9日広場に戻ろうとすると、ありがちな失敗をしてしまいました。広場はこの中央の建物の上、屋上部分がテラスで広場になっていたのです。この建物に下に入口は見当たらず、地図的には目的地にいながら、戻って遠回りする羽目になりました。高低差のある町では地図だけではわからない実状というのが多々あるものです。

最寄りの上へ行く道まで戻り、残り時間5分を切った中、長い階段を慌てて上ります。
当たり前ですが、添乗員が時間厳守だときつめに言っていたのでいきなり遅れるわけにはいきません。

11:15 ちょうどの時間に集合場所の4月9日広場に戻ってきました。暑い中急いだので息が切れ、汗だらだらです。

自由散策の時間を35分と短く設定されて、結局ブラブラしただけで終わってしまい悔しい思いをした所だったのに、なんと、ランチのレストランの場所が分からないということで、店の人に迎えに来てもらうと言われ、10分以上待たされました。時間厳守とか言っておいて、自分はレストランの場所のチェックなど事前準備をしていないなんて・・・。ウンベルト1世大通りを更に西に進みレストランへと向かいます。

11:30 ウンベルト1世大通りからちょっと上がった所にあったランチのお店は、小さなカフェといった感じのお店でした。添乗員合わせて39名の人数が入るわけない、と思ったその店内、通常なら20人程度が定員じゃないか?と思う規模で、椅子を引くのも大変なくらいぎっしりと詰め込まれます。それでもやはり足りなくて、入口脇の外の小さな席も使うことになりました。

今日は夕飯は遅くなるので、しっかり食べておいて下さいと言われたのに、楽しみにしていたウニのパスタはえ?これだけ?日本のおしゃれなお店だって、こんなに少ないのは見たことないという量です。後ろのビールは小瓶です。パスタはたったの4,5口、隣の人と腕をぶつけながらあっという間に平らげてしまいました。

パスタの茹で加減もやわらかすぎで、ソースはおいしいけどあまりに量が少ないパスタ。ちょっとだけ残っていたらしく、お代わりが早い者勝ちで数人分だけ。ランチはこのパスタとグリーンサラダだけ。これまで海外旅行のツアーで出た食事の中で、ダントツ量が少なくあっけに取られました。
12:30、店を出て、バス停へと皆で戻ります。今朝飛行機で着いたばかりで、おやつなども皆持ち合わせがないので、移動がてらの道でパンなどを買おうとしていた人がいましたが、添乗員に怒られ断念していました。あの量で買い食いもダメって、それはひどいと思いました。
私は後ろの方を歩いていたので、添乗員に見つからないように、さくっとジェラートを買って、バス停に着くまでに証拠隠滅しました。ピスタチオ(3ユーロ)、後味もすっきりでおいしかったです。

バス停でしばしバスを待っている間、周辺をちらっと見て回るとすぐ下に遺跡のようなものがありました。その奥のサン・パンクラツィオ教会もギリシャ時代の神殿の基礎の上に建てられていると言います。この町の観光名所はたくさんあるのに、そのほとんどを全く見ずに去るのはとても残念です。いつかまた来る機会を設けようと思います。

12:55 町の専用バスでバスターミナルに戻ります。5分くらいで到着です。ここのパーキングの公衆トイレでまた時間を取り、その後ツアーバスで出発です。トイレの時間だけで1回最低15分、大人数のツアーでは致し方ない事ですが、観光時間よりトイレ時間の方が長いのは工夫が必要ですよね。
次回はカルタジローネをレポートします♪
タオルミーナの町をブラブラと歩いていると公園に行きあたりました。手元のガイドブックで地図を確認すると、市民公園です。この公園からの景色は抜群です。

海岸へ下りられなかったので、うらめしい気持ちのまま海を見下ろします。この距離で見ても透明度の高さがよくわかります。タオルミーナはリゾート地として名が通っていますが、そもそもシチリアの海岸がこんなにきれいで澄んだ海だとは思ってもいませんでした。

そしてこの市民公園からはエトナ山もきれいに見る事ができます。エトナ山はヨーロッパ最大の活火山、かすかに雲のような噴煙が見えます。

さらに右手、タオルミーナの町の上、タウロ山の山頂には、カステッロ、城塞が見えます。
あそこからなら町や海岸が一望できるのは間違いないですが、今回のような超短い時間では、例えタクシーを飛ばしても行って帰ってくるのは無理です。

市民公園は思ったより広さがあります。景色がいいし、集合場所から遠くないのでここで時間いっぱいまで奥に行ってみます。ブーゲンビリアなどのお花も咲いていて、気持ちのいい公園です。

公園は町の真ん中あたり、つき出すような位置にあるので、振り返ると、タオルミーナの街並みも見る事ができます。この辺りは、山の中腹なので、海岸まではかなりの高低差があります。

公園の奥の方まで行くと、大砲とか、ちょっと物騒なものが展示されていました。このタオルミーナは紀元前からの町で、紀元前にはアテナイやカルタゴによって占領された歴史もありますし、中世にも戦いの拠点になるなど古くから戦いに巻き込まれてきたようです。現在の平和そうな観光地としての姿からは想像もできません。

そろそろ時間なので、集合場所へと向かいたいと思います。市民公園の一番奥からは、映画「グラン・ブルー」の舞台にもなったイゾラ・ベッラという小島もちらっと見えましたが、遠くからだったので美しさはわかりませんでした。それよりもすぐ近くに見える海の色が本当に美しく、シチリアにいる間に絶対海で泳ごう、と誓いました。

地図を見ながら4月9日広場に戻ろうとすると、ありがちな失敗をしてしまいました。広場はこの中央の建物の上、屋上部分がテラスで広場になっていたのです。この建物に下に入口は見当たらず、地図的には目的地にいながら、戻って遠回りする羽目になりました。高低差のある町では地図だけではわからない実状というのが多々あるものです。

最寄りの上へ行く道まで戻り、残り時間5分を切った中、長い階段を慌てて上ります。
当たり前ですが、添乗員が時間厳守だときつめに言っていたのでいきなり遅れるわけにはいきません。

11:15 ちょうどの時間に集合場所の4月9日広場に戻ってきました。暑い中急いだので息が切れ、汗だらだらです。

自由散策の時間を35分と短く設定されて、結局ブラブラしただけで終わってしまい悔しい思いをした所だったのに、なんと、ランチのレストランの場所が分からないということで、店の人に迎えに来てもらうと言われ、10分以上待たされました。時間厳守とか言っておいて、自分はレストランの場所のチェックなど事前準備をしていないなんて・・・。ウンベルト1世大通りを更に西に進みレストランへと向かいます。

11:30 ウンベルト1世大通りからちょっと上がった所にあったランチのお店は、小さなカフェといった感じのお店でした。添乗員合わせて39名の人数が入るわけない、と思ったその店内、通常なら20人程度が定員じゃないか?と思う規模で、椅子を引くのも大変なくらいぎっしりと詰め込まれます。それでもやはり足りなくて、入口脇の外の小さな席も使うことになりました。

今日は夕飯は遅くなるので、しっかり食べておいて下さいと言われたのに、楽しみにしていたウニのパスタはえ?これだけ?日本のおしゃれなお店だって、こんなに少ないのは見たことないという量です。後ろのビールは小瓶です。パスタはたったの4,5口、隣の人と腕をぶつけながらあっという間に平らげてしまいました。

パスタの茹で加減もやわらかすぎで、ソースはおいしいけどあまりに量が少ないパスタ。ちょっとだけ残っていたらしく、お代わりが早い者勝ちで数人分だけ。ランチはこのパスタとグリーンサラダだけ。これまで海外旅行のツアーで出た食事の中で、ダントツ量が少なくあっけに取られました。
12:30、店を出て、バス停へと皆で戻ります。今朝飛行機で着いたばかりで、おやつなども皆持ち合わせがないので、移動がてらの道でパンなどを買おうとしていた人がいましたが、添乗員に怒られ断念していました。あの量で買い食いもダメって、それはひどいと思いました。
私は後ろの方を歩いていたので、添乗員に見つからないように、さくっとジェラートを買って、バス停に着くまでに証拠隠滅しました。ピスタチオ(3ユーロ)、後味もすっきりでおいしかったです。

バス停でしばしバスを待っている間、周辺をちらっと見て回るとすぐ下に遺跡のようなものがありました。その奥のサン・パンクラツィオ教会もギリシャ時代の神殿の基礎の上に建てられていると言います。この町の観光名所はたくさんあるのに、そのほとんどを全く見ずに去るのはとても残念です。いつかまた来る機会を設けようと思います。

12:55 町の専用バスでバスターミナルに戻ります。5分くらいで到着です。ここのパーキングの公衆トイレでまた時間を取り、その後ツアーバスで出発です。トイレの時間だけで1回最低15分、大人数のツアーでは致し方ない事ですが、観光時間よりトイレ時間の方が長いのは工夫が必要ですよね。
次回はカルタジローネをレポートします♪