FC2ブログ

スリランカ・シギリヤロック(入口~岩山の麓)

2017/09/10 (3日目) 続き

8:20 現地係員がチケットを買っている間、両サイドにあるきれいな蓮池を見ながら、これから登る怖い階段の事をしばし忘れようと努めます。

シギリヤロックのチケット売り場前の蓮池


ハスの花、まるで造りもののように、とてもきれいです。

きれいなハスの花


現地係員と私たち4人はいざシギリヤロックへと向かいます。まずは堀を渡ります。シギリヤは
5世紀に18年間だけ都だった場所です。その時の王は弟に王位を奪われるのを恐れここに王宮を築いたのですが、この堀などもいかに守りに気を遣っていたかが分かります。

シギリヤロックの堀


堀を渡った先の入口です。ここも一度に大勢が入れないようにと狭くなっています。ここからシギリヤロックの頂上までは1200段の階段があります。ヘルパーという人たちもいて、3000ルピーで手を引いたり持ち上げたりしてくれるそうですが、勝手に手伝い始めようとしたり、値段を釣り上げたりといろいろトラブルもあるようです。添乗員付きツアーなどでは高齢者に付けている事が多いようです。

シギリヤロックへの入口


入口の階段を上がった先は広い庭園のようなものが広がっています。ここは建物跡のようにも見えますが、ウォーターガーデンと言う場所です。ただの噴水などがある公園と言う意味ではなく、プールや上下水道を供えたものです。

シギリヤロックのウォーターガーデン


大きなプールもあります。水槽か沐浴場だったのでしょうか、相当大きなものです。

プール


その先は真っ直ぐとシギリヤロックへと続いています。この岩山は195m、どの方向もほぼ垂直に切り立っているように見えます。この頂上に王宮を築こうと思った王の心理は相当追い詰められていたのではと想像できます。

シギリヤロックを正面にまっすぐ歩く


ズームで岩山を確認します。階段とか見えますが、あぁ、急だし、上の方の階段はもはや透けて見えます。あれを登れるような気がしません。ともあれ、まだあそこへ行くまでには時間があるので、見なかったことにしましょう。

シギリヤロックの階段をズーム


現地係員が近くの穴を指さすので見たら、にゅっと大トカゲが顔を出しました。でかいです。写真を撮ろうと群がる私たちを冷めた目で待つ現地係員、大トカゲを見るのは日常なようで、そんなに焦らなくても、といった顔です。

穴から顔を出す大トカゲ


写真を撮るのを待って、近くのこのマンホールみたいなものについて説明をします。こちらは
水圧で水が上がるという噴水のような機能もあったそうです。

水が吹き上がったという小さな穴


その後も岩山目指してまっすぐ進みます。今度は自分で遺構の間から顔を出している大トカゲを見つけました。うーん、これはもう恐竜みたいです。1mくらいですかね、これが走ってきたりしたら、全力で逃げるしかなさそうです。

シギリヤロックの遺跡から顔を出す大トカゲ


こちらは樹齢100年の黒檀の木だそうです。珍しいのかな?
生育が遅い木らしく樹齢100年だとそれなりに価値があるのでしょう。

黒檀の木


こちらはエレファントロック。うーん、確かに木々の間にゾウの背中のような岩が・・・。
岩とかにつけられた名前は大抵首をひねるようなものが多いです。

エレファントロック


ほぼ岩山の麓まで来ました。右手にあるのは、岩場に出来たちょっとした洞窟を加工した、お坊さんが瞑想した場所だそうです。

お坊さんが瞑想などした場所


先を急ぎます。階段脇などにも建造物の跡が見られるようになってきますが、岩と人口のレンガがうまく組み合わさって造られているのが分かります。岩をそのまま使ってレンガを組むために必要な分、ちょっとだけ岩が削られていますね。

岩とレンガの組み合わせ


次回は続き、いよいよ岩山に登って行きます。

スリランカ・シギリヤロック(岩山の麓~ライオン広場)

2017/09/10 (3日目) 続き

8:45 いよいよ岩山への階段を登り始めます。この辺りは観光用ではなくて元々の通路のようです。相変わらず幅は狭いです。

シギリヤロックの下の方の階段


まっすぐ上方を目指す前に、途中でまた寄り道です。大きな岩の下の洞窟のような場所、王宮がこの岩山の上に造られる前からお坊さんが使用していた場所のようです。寺院のような役割かな?雨水を避けるために水切りという溝のようなものが掘られています。黒と白の境目の部分です。

水切りされた寺院跡


そして白い岩肌をよーく見ると、薄っすらとですが、かつてそこに絵が描かれていたことがわかります。ここにもシギリヤレディのような色彩豊かな美しい絵がたくさんあったようです。

薄っすらと残る壁画跡


寄り道はおしまい、階段道へと戻ります。大きな岩の間をくぐるような場所もあります。岩山の上の王宮は、優雅なものではなく難攻不落の砦のようなイメージです。

シギリヤロックのまだまだ下の方の階段


階段を登る間に現れたのはリスたちです。ちょろちょろかわいらしく行く手の案内をしているかのようです。

シギリヤロックで見かけたリスたち


階段が次第に斜度が急になってきました。皆息が上がり、無口になってきます。途中、少しずつ休憩して、水分補給をしながら登ります。

シギリヤレディより手前の長い急な階段


きつめ階段を上がり切ると、ミラーウォールと呼ばれる回廊の高さまで出ます。そこへ行く前にテラスで休憩がてら景色を堪能します。一面が鬱蒼とした緑、ちらっと見える右手の茶色い筋が先ほど歩いたウォーターガーデンの辺りです。いやぁ、登った、登った。

ミラーウォール付近から見た周辺


そして問題はこれからです。先に見える人工的な壁がミラーウォールと呼ばれる回廊です。そしてそこから、この写真の中央付近にあるシギリヤレディの壁画を見に行きます。何でそんな所に壁画が?と信じられないような場所ですが、そんな場所だから現在まで残ったとも言えます。

ミラーウォールとシギリヤレディのスポットを手前から


ということで、いよいよシギリヤレディにご対面です。こんな感じの透け透けの螺旋階段を上らないと見に行けません。しかもこれ、一方通行で、怖いからと引き返すこともできません。
螺旋階段は丈夫な造りですが、何しろ幅が狭く、周りが透けているし、前に人がいて視界を少しでも遮ってくれないと怖くて動けません。それに結構長いのです。

シギリヤレディを見るために登らなくてはならない螺旋階段


後に引けないので何とか頑張って登ります。シギリヤレディは残念ながら近年撮影禁止になりました。以前はノーフラッシュはOKだったのですが、フラッシュ切れない人が多くついに撮影禁止になったそうです。写真に残せないのが残念なくらいはっきりとした美しい絵でした。

下からズームで撮ったシギリヤレディと呼ばれるフレスコ画のある場所ですが、こんな感じの狭い空間です。かつてはこの岩山の壁に500人描かれていたという美女の絵が、ここに18人分だけ残っていて、目の前1mくらいで見ることができます。奥の方は鉄板の上を歩いて見に行くので、怖くて最後まで行けませんでした。

シギリヤレディのある絶壁


下りの螺旋階段をこれまた怖い思いをして降りたら安心のミラーウォールの中を歩きます。
帰りは別の道を歩くので往路だけここを通ることができます。

ミラーウォール


ミラーウォールと呼ばれているのは、かつてこの壁が鏡のように光沢があり、岩壁側に描かれていた美女の絵を映していたと言われているからです。高さがあって完全に視界を遮っているので、岩山の下から上まで全部この壁を造っておいてくれれば良かったのにと恨めしく思います。

ミラーウォールの壁


壁はよく見ると落書きのようなものがあります。昔の落書きで、何でも詩などがシンハラ語で彫られているそうです。

ミラーウォールの落書き


ミラーウォールが終わったら怖い通路の先にまた急な階段が待っています。これがかなりの斜度で、もし足を滑らせたりしたら大事故に繋がるような危ない場所です。なるほど足腰が弱い人にはヘルパーは必要かもしれません。写真はミラーウォールを振り返ったものです、頭上にちらっとシギリヤレディの見学足場が見えます。信じられない場所です。

ミラーウォールを斜め上から


左手の視界が開けるとそこには何かの遺構があります。
奥の大きな岩は投石機と呼ばれています。敵が攻めてきた時に落とすつもりだったようです。

投石機


9:20 ついにライオン広場にやってきました。ライオンの足が残るがっしりした宮殿への入口です。かつてはライオンの頭もあったと言われています。ここから先が私が恐れてきた最大の難関の階段ですが、以前にテレビで見たハシゴのような心もとないものではなく、それなりにがっしりとしているようには見えます。ここで休憩してからこの最後の難関へとチャレンジします。

ライオンの入口があるライオン広場


次回はいよいよこの階段を登り頂上の王宮跡を目指します♪

スリランカ・シギリヤロック(ライオンの入口~王宮跡)

2017/09/10 (3日目) 続き

9:22 ついにライオンの入口からシギリヤロックの頂上へと続く階段を登り始めます。
私がテレビで見たことがあるハシゴのような階段ではなくがっしりとした造りではあるものの、とても急で、恐怖の階段であることには変わりません。見上げると、クラクラしてしまいます。カメラをしまい、両手を空け、軍手をして覚悟を決めます。岩壁の中央左に見えるのはハチ除けのカバーです。

シギリヤロックの難関恐怖の階段


ハチも気になります。ズームで確認すると巨大なハチの巣がいくつもあり、これでもかとびっしりとハチがくっついているようです。今は活動が盛んではないのか、こちらに飛んでくる気はないようです。殺生をしないという考えから駆除はしないようです。

シギリヤロックの恐怖の階段脇にいくつもあるハチの巣


旅ともさんが以前に来た時はハチの活動が盛んで、防護服を着せられたと聞いていました。今はハチが活発な時期ではないようで、万一の時は、ライオン広場に造られた避難所に逃げ込むとだけ聞きました。広場の隅にある緑の所が避難所です。

ライオン広場にはハチに襲われたときの避難場所も設置


さて、覚悟を決めて登り始めたのはいいのですが、やっぱり怖いものは怖いです。とにかく急だし、階段自体が怖くて仕方ないので、足が思うようには動きません。右側通行で、登りは外側なのですが、下りてくる人を避けつつも左側の手摺りにも捕まります。手に汗握ることになるので、やはり軍手は必需品でした。

怖くて手摺りから手を離せず、ずらしながらゆっくり上ると、いろんな人が励ましてくれます。急がなくていい頑張ってという感じです。まれに高所恐怖症仲間が下りてくると、すれ違う時はお互い手摺りを譲りたくない気持ちが分かり苦笑いです。全く余裕がない私は相手が譲ってくれるのを待つばかりです。この時間空いていたので自分のペースで上ることができました。

前半を過ぎると、岩場にはりつく階段になり上り下りが完全に分けられます。今度は上りは内側になり、少し気持ちが楽になりました。段差も低くなり、足元からは下が見えない状態です。高さがかなりあるので、後半の方が心配でしたが、むしろ前半が恐怖のピークだったようです。

シギリヤロック恐怖の階段の上の方


ラスト頑張って上がると、鉄の階段が終わり、石の階段になり一安心、後はどっと疲れが出て体力的にしんどくなりますが、精神的な苦痛に比べればなんともない感じです。

9:32 ついに階段を登り切りました。先に到着していた現地係員と母娘が待っていてくれ、無事登頂出来たことを一緒に喜んでくれます。ふと見ると目の前にカメレオンがいました。私がカメラを出す間にオレンジぽくなってしまいましたが、最初は緑色でした。

頂上で待ち構えていたカメレオン


頂上からの景色は壮大です。暑くて階段を上るのが大変だっというのもありますが、精神的負担が大きかったせいか、動悸がなかなか静まりません。持ってきたスポーツドリンクを飲み干してしまいそうになります。持ってくる量が足りなかったようです。

シギリヤロックの頂上からの眺め


頂上は平なのかと思っていましたが、かなり斜度があるようです。上り口がある辺りが最も高くなっています。ここには王宮があったそうですが、今はその名残がわずかに残るだけです。

シギリヤロックの王宮跡


シギリヤロックの頂上からはどちらを向いてもほぼ緑一色、こちらの小山は、元々シギリヤロックにあった寺院が王宮が来ることになって移転した場所らしいです。

シギリヤロックに元からあった僧院が移設した山


さて、頂上にある王宮の遺跡を半時計周りに周ります。広大な王宮跡は頂上の斜度に合わせて段々になっていますが、一番上にあるのが王の居室だった場所のようです。そんなに大きな建物ではなかったようです。

王の居室跡


王宮から下界を見下ろします。歩いてきたウォーターガーデンの中央を貫く道が小さく見えます。人影に至ってはほとんど識別できません。この時間たくさんの観光客がこちらへ向かっているはずです。

頂上から見たシギリヤロック麓のウォーターガーデンの道


王宮の構造物は元どんな建物があったのかは想像できませんが、とにかくレンガが大量に使われています。全て下から運んだのかと思うとすごい労力が必要だったろうと関心します。

王宮はレンガが多用された


さらに下層の方を見ると、王のプールと呼ばれる大きな貯水池が見えます。あそこまで行くらしい・・・ということはその後また登るのかとちょっと憂鬱な気がします。とにかく体力が必要な場所ですね。

上から見た王のプール


頂上と言ってもかなりの斜度があり、この一連の王宮の建物群だけでも何階分もの上り下りが必要とは思っていなかったです。広いスペースは取れず、小さめの建物を岩山の上全体に配置したことがわかります。救いはこの景色ですね。

シギリヤロックの頂上は結構斜度がある


ここに5世紀に王宮を造ったカーシャパという王は、身分の低い母を持ったため、弟に王位を奪われることを恐れここに王宮を造りました。父王を殺し、その後悔や弟の復讐を恐れ、岩山の上に籠城するよう暮らしたようですが、結局は弟に敗れ自害します。その後、この王宮は僧に寄進され、一代限りで都としても王宮としても葬られることになりました。

下から見るとまるでピラミッドな王宮跡


狂った王として後世に語り継がれる王ですが、これだけの王宮を陸の孤島のような岩山に作った王、それなりに威厳はあったようですね。立派なプールです。古い階段の跡なども残っています。この辺りが、王宮の中で一番下の方にあります。この辺りから上の遺跡を見ると、まるでピラミッドのように見えます。

王のプール


少し上がって、こちらは王の椅子です。玉座というか、王がくつろぐための椅子だったようです。目の前はダンスホールになっていて、踊る美女を眺めて現実逃避をしていたようです。

王の休憩所


王の椅子の後ろ、よく見ると水路ができています。岩山の上なので、水の利用が絶妙に考えられていたようです。こうした水路を伝って王のプールにも水が溜められたのでしょうね。

王座の後ろにも水路


次回はシギリヤロックの帰り道をレポートします♪
プロフィール

aya1103

Author:aya1103
ようこそ!コメント大歓迎です♪
過去記事への質問もお気軽に

最新記事
カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ
最新トラックバック
FC2カウンター
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR