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オーストリア・シェーンブルン動物園①

2017/05/17 (7日目) 続き

9:00 シェーンブルン宮殿の一角にある動物園の開園時間です。裏の出入り口は私の他にほんの数人が開園を待っていました。時間通りにチケット売り場が開きます。

シェーンブルン動物園の裏門


入場料は大人18.5ユーロ、クレジットカードでも払えます。ちょっと寄るだけだと高いと感じるお値段、午前中ギリギリまで楽しみたいと思います。チケット買ったら早速入場します。この動物園は1752年にマリア・テレジアの夫、フランツ一世が宮殿敷地内に創設した現存する世界最古の動物園です。

シェーンブルン動物園のチケットと地図の載ったPLAN


さて、私のお目当てのパンダたちは、実はこの出入り口から一番遠い所に住んでいます。分かってはいたのですが、動物園内を突っ切ればいいやと甘く考えていました。しかし、いきなり困ったことになります。裏の入口付近で見れる動物は牛くらい、それで、パンダの方へ行く道はどこ??そう道が見当たらないのです。そして開園直後のため聞こうにも人がいません。

動物園に牛


地図を見てもどこに道があるのか分かりにくく、ここ?行ける?という細い道を進むと、吊り橋ぽい通路とか出てきました。地図を見ると、うーん確かに橋っぽい絵が描いてある。パンダたちがいる宮殿よりのエリアとは森で隔てられているようです。

シェーンブルン動物園内の森を渡る吊り橋


グロリエッテが高台にあったんだから、裏の入り口も高台にあり、動物園内の森の中を下らなければなりません。森の中に見える構造物は下のエリアの動物の飼育舎でしょう。園内を斜めに突っ切る道があると思い込んでいたのが間違いでした。森の一本道、迂回を余儀なくされます。

シェーンブルン動物園は庭園の森の中


なんだか遠回りさせられているような気がする・・・。さっき渡った橋の下を通っているよ、なんだか最初から失敗したという気持ちと早くパンダを見たいという焦りで、この誰もいない道をひたすら速足で抜けます。

シェーンブルン動物園内の森の道


坂道を下り切り、視界が開けたところで、あ、いたいた。違う、おしい、熊です。
ハンモックのようなネットでゆったりと休んでいます。色が黒くて、目立ちません。

シェーンブルン動物園の熊


熊見てる場合じゃない、パンダに急がなくちゃ。そうこんな暑い日はパンダは朝一が大事な時間なのです。隣を見ると、うーん今度は白過ぎ。シロクマです。はやる気持ちを抑え、立ち止まって地図を見ると、パンダはまだまだ先の方です。

シェーンブルン動物園のシロクマ


走って向かいましょう。その足を止めたのは、あ、白黒!ペンギンの池です。フンボルトペンギンかな?そう言えばパンダに夢中になる前はペンギンが好きだった。どうやら白黒のものに弱いようです。

シェーンブルン動物園のペンギン


池の中を泳ぐペンギンが気持ちよさそうです。いや、ペンギン見ている場合じゃない、パンダパンダ。

シェーンブルン動物園のペンギン池


地図を再確認すると、ここから先は円形に配置された展示場があって、外側を周ると時間がかかりそうなので、まずは円形の中心を通ってパンダの方へ行こうと思います。地図を頭に入れて再び歩きだします。かわいい小動物もいますが、後でパンダが寝たらね~。

シェーンブルン動物園の小動物


円形の中央にあるパビリオンが見えてきました。皇帝夫妻が朝食を取りながら動物を眺めたという建物で、現在はカフェレストランのはずですが、どうやら改修中のようです。どうせ休憩する時間はないからまぁいいとしましょう。この裏側に行くとパンダ舎があります。

シェーンブルン動物園のパビリオン


9:13ようやくパンダ舎に到着です。いたいた~。親子で外の展示場に出ています。ママは阳阳(陽陽、ヤンヤン)、2000年生まれで、2003年3月にオーストリアに来ました。阳阳は上野動物園のシンシンの姉にあたります。連れているのは昨年2016年8月7日生まれの双子、雄の福伴(フーバン)と雌の福凤(福風、フーフン)です。初めまして~。

シェーンブルン動物園に暮らす陽陽と2016年生まれの双子パンダ


外の展示場は結構木が植わっているし、奥行きがあるので、パンダを見るのはちょっと大変。それでも、ガラスで囲われたお庭は見やすく、一部はガラス越しではなく見られるので、写真は撮りやすいかも知れません。一見して熱心なパンダファンと見られる数名の方たちが、立派なカメラやバズーカを手に皆で静かにパンダの親子を見守っています。

シェーンブルン動物園のパンダの野外展示場


とりあえずパンダ達が起き、動いている間に辿り着けて良かった。夏など気温が高い時には、パンダは外の気温に耐えられず、室内の冷房の効いた部屋に入ることも多いし、そもそも寝ている時間も長いので、朝一が活発なパンダを見られる一番のチャンスなのです。双子の子たちどっちかがどっちかわかりませんが、まだ1歳未満なのでぬいぐるみのようにかわいいです。

2016年ウィーン生まれの双子パンダ


なかなか手前に来てくれないパンダ達ですが、パンダの動きは予想が付きません。双子の片割れが、元気よくこちらに来てくれました。上野動物園で今年生まれたパンダはこの子たちの従妹になりますね。実はシンシンには姉妹が多いので、いとこはたくさんいるんですよ!

生後9が月のウイーンの子パンダ


次回、じっくりパンダ舎をレポートします♪

オーストリア・シェーンブルン動物園②

2017/05/17 (7日目) 続き

私がパンダ達の所に辿り着いて10分もしないうちに、パンダ達は庭の奥の方へ行ってしまい見えなくなってしまいました。しばらく姿を見せそうにないのか、立派なカメラを持ったパンダファン達も解散していきます。開園20分が勝負ってことですかね。私は隣の室内展示場の方を見に行きます。ガラス張りで見学しやすい、そこそこ広さのある室内です。

シェーンブルン動物園パンダ舎の室内展示場


よく見たら、飼育員さんが室内から屋外にいるパンダたちの写真を撮っているようです。なるほど、庭の奥の方は、室内展示場の裏手に当たる訳ですね。外から見えなくなっていたパンダがちらっと見えます。

外にいる陽陽たちを撮影する飼育員さん


シェーンブルンのパンダママは、阳阳(陽陽、ヤンヤン、上野動物園のシンシンの姉)、子供の時にウィーンに来て、今いる双子の子たち以外に、これまで3回、2007年、2010年、2013年に、それぞれ雄を1頭ずつ産んでいます。生まれた子供は2歳くらいで中国へと帰ります。そうしたこれまでの記録なども説明されています(残念ながらドイツ語)。

ウィーンのパンダ一家紹介


ペアで中国から一緒に来た雄は、同級生の龍徽(ロンフイ、ちなみに上野動物園のリーリーの叔父)です。この2頭は相性も良かったのか、自然交配で昨年が4回目の赤ちゃん誕生となり、待望の女の子にも恵まれました。年齢的にいって、今の子供たちが子離れした後、もう一度と誰もが願っていましたが、昨年12月急な病により緊急手術を受けたものの、16歳で帰らぬ存在となりました。龍徽の部屋の前にそのお知らせが貼ってあります。

龍徽(ロンフイ)死亡のお知らせ


この室内展示場も右半分は龍徽のエリアでしたが、今は使われていません。パパパンダは普段は雌と別々に暮らし、繁殖期にだけ一緒になり、子育てにも参加しません。でも、一緒に生きてきたパートナーがいなくなったことは陽陽はきっと気付いていることでしょう。室内展示場のガラスはこのように少し傾斜していて写真がちょっと撮り辛いです。

シェーンブルン動物園パンダ舎


その展示場越しに、外にいるパンダ親子の仲睦まじい親子団欒の姿が見えます。室内からの二重のガラス越しなのでちょっと見辛いです。

ウィーンの親子パンダの仲睦まじい様子


やがてパンダ達が移動したので、私も外の展示場の方へと周ります。陽陽ママがこちらに歩いてきてくれました。

陽陽


子供たちはどこ行ったのかな?よーく目を凝らすと、木々の間にちらっと白黒が見えました。細い木に登って遊び始めたようです。朝の授乳タイムが終わった所なのかな?

木々の間で遊ぶ子パンダ


庭は木がいっぱい。あのパンダの一目見て分かるはっきりとした白黒も、木々の中に隠れてしまい、どこにいるのか見つけることは困難になります。パンダは元々、ひっそりと隠れるようにして暮らしてきた動物、パンダのためにはこれくらい茂った環境が必要かも知れません。

パンダ舎の庭


9:50 室内展示場への扉が開き、陽陽ママは室内へと入って行きました(動画あります。こちら)。子供たちは後を追わず庭のどこかに隠れて遊んでいるようです。子供たちを見つけられないので、ママを見に行くと、早速室内でお食事をしていました。なかなかこっちを向いてくれませんが、中国のように騒いだり、ガラスを叩くような見物客はおらず、皆静かに見守っています。

室内で食事する陽陽


陽陽ママが食べ物を探しながら食べられるように、わざと室内の竹は分散して置かれているようです。しばらくしたらちゃんと顔も見ることができます。白い部分が真っ白でとてもきれいなパンダです。時々何かに反応してピタッとフリーズするのがかわいいです。

陽陽


さて、再び陽陽ママが背中を見せて食事の続きをし出したので、パンダ舎の周りを散策してみます。外へ出たら、縦長の木箱があります。これは2010年に出産した時の巣箱です。野生のパンダは大きな木の洞などで出産するので、似た環境を用意したのですね。

パンダが出産するための巣箱


ママはここに木の枝などを持ち込み巣を完成させ、出産、そして産んだ赤ちゃんの世話をします。覗いてみるとこんな感じ、と写真が貼ってありました。近くにその様子などを説明したものも貼ってあります。昨年はもっと本格的な木の洞のような所で出産しています。

巣の中に座るママパンダの写真


なお、この動物園ではかなり自然に近い形を目指しているのか、妊娠から出産、育児に至るまであまり人が介在しないようにしているようです。昨年赤ちゃんが誕生した時、モニターで巣の中を観察していましたが、5日も経ってやっと2頭の赤ちゃんを抱いていることが判明し双子だと分かりました。

パンダは50%くらいの確率で双子を産みますが、多くの場合はより強い方を選んでママが世話をします。陽陽のように経験豊富なママであれば、両方をうまく抱いて育てることもあるようですが、双子を両方成長させるのは極めて難しいことのようです。双子じゃなくても人間が介在せずに、最初の1週間を生き延びさせるのは大変なのです。

龍徽のエリアの方へ周ってみます。外の展示場は今は主もなく使用されていません。
ペアのパネルが今もそのまま残っています。大温室裏の入口から入場すると、すぐ近くにパンダ舎があり、このパネルがお迎えしてくれるはずです。

ウィーンのパンダペアのパネル


周辺の様子を見て周った後、再び室内展示場に戻ると、陽陽ママはまだノリノリで食事中です。お客さんの方を向いて食事中なので、たくさんの人を惹き付けています。

陽陽の食事シーン


竹がそんなにおいしいのかな?疑問に思うほどパンダはおいしそうに食事をします。
まったく手元を見ずに次から次へと口へ運ぶ姿は見ていて飽きません。動画はこちら

陽陽ママの顔


次回もシェーンブルン動物園の続きをレポートします♪

オーストリア・シェーンブルン動物園③

2017/05/17 (7日目) 続き

10:15 子パンダたちが室内に入ってくる様子がないので、外を見に行きます。まだ庭にいるのかなぁ?目を凝らしても白黒の動くものは見当たりません。

シェーンブルン動物園パンダの庭は隠れられる場所がいっぱい


念のため、デジカメのズームで探すと、いましたいました。上の写真の中央付近、木の支柱の裏に白黒がいます。あんなに目立つ柄なのに、意外と保護色になるのか、簡単に見つけられないのがパンダです。こんな状態をパンダファンの間では、パンチラと言うみたいです。

庭でかくれんぼ中のウィーンの子パンダ


片割れも探すと、見つかりました。右の方の木の上にいます。周りの木々で角度によっては全然見えません。この双子の子パンダはかくれんぼがとても上手で、入園客はパンダいないねーと通り過ぎることも多いようです。

木の中に隠れているウィーンの子パンダ


子パンダたちはまだ眠くはないのか起きてはいるようです。ようやくかくれんぼ状態から脱し横木を渡り始めました。この双子はそっくりで、今日初めて会った私にはどこも見分けポイントが見つかりません。

木の上を移動するウィーンの子パンダ


左の方まで来て、木の棒の上で曲芸を披露する子パンダ、ときどき落ちそうになり人間たちをハラハラさせますが、パンダは実に器用で、滅多に落ちることはありません。仮に落ちたとしても、丈夫な毛皮とやわらかい体のお陰で、けろっと立ち上がることでしょう。

木の構造物で遊ぶウィーンの子パンダ


片割れも活動再開です。朝は地面を歩き回っていましたが、その後は体全体を人前にさらす事の方が稀になりました。

ウィーンの子パンダ


そしてちょっと目を離すと、あれ?どこ行った?状態になります。消えた辺りを探していると、ちょこっと顔を見せたりします。本当にかくれんぼをしているのかも知れません。

子パンダちらっと顔見せ


気付けば双子は両方とも木組みの一番左の所へ来ていました。下と上にそれぞれ見えますか?上は柱の上の台から下をちらっと覗いています。どちらがどちらか分かりませんが、2016年8月7日生まれの福伴(フーバン、雄)と福凤(福風、フーフン、雌)の双子です。

上下にいる双子子パンダ


やがて飼育員さんたちが掃除のため庭に入って来ました。成都パンダ基地なら子パンダ達は飼育員さんに群がってきますが、ここでは様子が違います。飼育員さんが来ても出てくるどころか顔を出すでもなく、うまく隠れてしまいました。生まれた頃から母パンダと過ごす時間が圧倒的に長く、飼育員さんをママと同類とは認識していないのかも知れません。パンダにとっては人慣れしないで生きられる生活の方が望ましいと私は思っています。

飼育員さんが入ってきてもしらんぷり


子パンダたちがかくれんぼしてしまい見えなくなったので、パンダ以外のエリアを見て周ることにしました。陽陽(ヤンヤン)ママはあいかわらず、快調に食事中です。

食事に熱中の陽陽


さて、パンダ舎を離れやってきたのはお隣のキリンの所です。地下鉄駅からくる場合、このキリとパンダの間にある入園口を利用するのが近くていいでしょう。キリンは奥の方にいて、あまり外へ来てくれません。キリンは暑い所は大丈夫な動物と思いますが、屋内の方に固まっています。

シェーンブルン動物園のキリン舎


シェーンブルン宮殿の庭園の一角にある世界最古の動物園ということで、もうちょっと小規模な動物園を想像していましたが、かなり規模も大きく、飼育動物の種類も多い動物園で、ちょっと歩くといろいろ見れます。全部見てる時間はないので大物だけ狙って歩きます。象も何頭もいるようです。こちらも暑い所出身のはずですが、早く室内に入れろと催促しているようです。

シェーンブルン動物園の象


そしてペンギンエリアにやってきました。パンダに辿り着く前に見たのは外の池ですが、屋内設備もあるようです。また違う種類のペンギンがいました。小型ですが、似たようなペンギンの種類が2,3あるので、判別は放棄します。

シェーンブルン動物園のペンギン


そしてペンギンと言えばやはりこの白黒のてっぷりしたやつよね~というのがいました。
大きさから言ってキングペンギンかな?やっぱりペンギン好きだなぁ。いつか南極に行ってペンギンと写真撮るのが私の夢です。

シェーンブルン動物園のペンギン


よく見たら、たくさんいるじゃありませんか。さらに水槽にもたくさん泳いでいます。
ペンギン好きにとっては夢のような世界でした。けれどこんな写真を撮るのは結構大変で、水槽には子供がいっぱいへばりついているし、そうでなくてもガラスに人間がいっぱい映りこむし、そもそもペンギンの泳ぐスピードが速すぎてイマイチな写真が多かったです。

生き生きと泳ぐペンギン


次回もシェーンブルン動物園の続きをレポートします♪
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aya1103

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