中国・成都パンダ基地幼年園七喜にお別れし帰国
2017年も旅レポートをよろしくお願いします♪
2016/09/24 (4日目) 続き
16:50 愛浜の所から成年園の方へ歩いていると、幼年園の飼育員、譚(たん)さんの「过来(ごらい、おいでという意味)」が成年園の方まで聞こえてきました。これを聞いてパンダは屋内の部屋へ帰るのですが、私もパンダと同じように反応し、走って幼年園へと戻ります。
幼年園の室内に着くと、ちょうどパンダが外から帰ってくる所でした。先に部屋にいた七喜(チーシー)は譚さんからパンダケーキをもらって食べている所です。写真右が七喜。

ちょうど外から入ってきた毛笋(マオスン)が七喜がおやつを食べているのに気付きます。七喜が食べ終わった所だったので、毛笋は七喜が食べこぼしたのを拾い食いします。

毛笋がケーキをもらって食べ始めた頃、まだ毛竹(マオジュー)が帰ってないため門が開いていたので七喜が部屋を出て行ってしまいました。私は集合時間ギリギリまでここで七喜を見ていたいのに・・・。毛竹が入ってきた後、七喜は水をしたたらせて再度部屋に帰ってきました。りんごを食べている毛笋、戻ってきた七喜にも譚さんがりんごをくれます。

りんごをもらった七喜、嬉しそうです。横の窓から一人見ていた私に顔を向け、「りんごもらったよ、おいしいよ」と言っているように見えます。が、そのときでした。そうっと近くにいた毛笋が近付き、さっと七喜のりんごを奪って逃げたのです。

七喜は毛笋を追いかけ、「毛笋、それ私のりんごだよ、返して?」とお願いしますが、毛笋は知らん顔で奪ったりんごを食べます。他の子なら強引に奪い返したりするでしょうが、七喜は手が出せないようです。

簡単に諦めた七喜、むなしく手(りんごの味がちょっと残っている)を舐めます。私が見ていなければ、気を取られることなくりんごを奪われなかったかも?そう考えると心が痛みます。今朝も毛笋にりんご取られたのに、私が見ただけでも今日2個目です。最後までりんごを取られ続けた七喜、これからは双子の七巧(チーチャオ)との2人だけの生活になるので、りんごを堪能できるといいね・・・。

いつものように切り替えの早い七喜は味がしなくなった手を舐め終わると、タケノコを食べ始めました。その様子を見ていて、あれ、遠近法を差っ引いてもやっぱり七喜の顔は際立ってデカいな、かぶりものを被ってる?と改めて衝撃を受けました。いいんです。顔デカくてもかわいいのです。(手前が七喜)

タケノコを食べる七喜。私がここを去る時間が近付いて来ました。内モンゴルのオルドス動物園へ明後日行ってしまいますが、その動物園にはライブカメラはないため、当分の間七喜を見ることができません。毎日ライブカメラで見てきたので私の視界から消えるという事がまだ信じられません。

当のパンダたちもお別れが近いことは知りません。つい4日前に2頭の仲間がいなくなっても、あまりインパクトはなかったかも知れません。でも明後日には、2頭がまたいなくなり、残るは3頭になって急に寂しくなります。いずれにしろ生まれた時からわいわい育った彼らにお別れの時は刻一刻と近付いているのです。

集合時間まで15分を切ったので、もう行かなくてはいけません。後ろ髪を引かれる思いで七喜にお別れを言います。「七喜、ばいばい。きっとオルドスへ会いに行くから元気でね。」そっぽ向かれて最後に見る姿が後ろ姿だと悲しいので、この1枚で幼年園を去ります。

17:20 正門に集合です。夢中だった一日ですが、ふと気付くと、蚊に刺されまくっていてあちこち痒いです。虫除けスプレーとか、気休めにもならないと分かりました。パンダもいっぱいいる基地ですが、夏は蚊が山のようにいるようです。

17:40駐車場を出発し、最寄りの熊猫大通駅までバスで移動します。個人で来たら198番のバスでその地下鉄の駅まで行くことができそうです。駅の地くにはIKEAもあります。Pandapiaのスタッフさんが券売機で地下鉄の切符を買ってくれます。今年開通したばかりの駅です。

改札前にはセキュリティチェックがあり、荷物はX線を通し、液体類はチェックされます。
熊猫大通駅、という名前だからか、駅の壁もパンダとか・・・。実際には駅からパンダ基地まではかなりの距離があります。

途中で一回乗り換えて、成都の中心部へと向かいます。成都はこの時間帯道路は渋滞するので、バスよりも地下鉄が便利なようです。着いて見ると、成都、かなり大都会です。観光で行く場所とは違って、日本で言うと新宿とか渋谷みたいな感じかな?都会の街らしさでいっぱいです。

最後の夕食は、レストランの個室の円卓で頂きます。私他数名は明日帰国しますから、最後の晩餐です。今まで交流のなかったパンダファンの方達とお話しでき楽しかったです。

20:50 セレンゲチホテルに到着です。CA上海乗継の関西組2人と私は明日早朝出発なので、ここで皆さんとお別れの挨拶をしておきます。ホテルの部屋はきれいで機能的、Wi-Fi無料です。

相部屋さんとおしゃべりしていたらあっという間に深夜3:00くらいになっていました。
もっとたくさんお話ししたいと思える好感の持てる方でした。
2016/09/25 (5日目)
6:00 相部屋さんを起こさないようそうっと部屋を出てロビーに集合します。Pandapiaのスタッフが空港へと送ってくれます。
6:20 空港到着、国内線に乗る2人ともお別れです。チェックインの開始時間までPandapiaのスタッフがおしゃべりに付き合い、出国を見送ってくれました。滞在中、用意した中国元はほとんど使う機会もなく、全日程通してほんの数十元しか使わなかったです。
9:05発NH-948にて成都から成田へ。搭乗レポートはこちら。
14:50成田到着です。
今回の旅はパンダに会うためだけに参加し、一度は諦めたけど最愛のパンダ七喜に会うことができました。たくさんのパンダに会い、増々パンダ好きになって帰国することになりました。海外旅行に行くことができなくなってもパンダにだけは会いにまた成都に来ようそう思える旅でした。
これで今回の旅のレポートはおしまいです。
今回も最後まで見て頂きありがとうございました!
2016/09/24 (4日目) 続き
16:50 愛浜の所から成年園の方へ歩いていると、幼年園の飼育員、譚(たん)さんの「过来(ごらい、おいでという意味)」が成年園の方まで聞こえてきました。これを聞いてパンダは屋内の部屋へ帰るのですが、私もパンダと同じように反応し、走って幼年園へと戻ります。
幼年園の室内に着くと、ちょうどパンダが外から帰ってくる所でした。先に部屋にいた七喜(チーシー)は譚さんからパンダケーキをもらって食べている所です。写真右が七喜。

ちょうど外から入ってきた毛笋(マオスン)が七喜がおやつを食べているのに気付きます。七喜が食べ終わった所だったので、毛笋は七喜が食べこぼしたのを拾い食いします。

毛笋がケーキをもらって食べ始めた頃、まだ毛竹(マオジュー)が帰ってないため門が開いていたので七喜が部屋を出て行ってしまいました。私は集合時間ギリギリまでここで七喜を見ていたいのに・・・。毛竹が入ってきた後、七喜は水をしたたらせて再度部屋に帰ってきました。りんごを食べている毛笋、戻ってきた七喜にも譚さんがりんごをくれます。

りんごをもらった七喜、嬉しそうです。横の窓から一人見ていた私に顔を向け、「りんごもらったよ、おいしいよ」と言っているように見えます。が、そのときでした。そうっと近くにいた毛笋が近付き、さっと七喜のりんごを奪って逃げたのです。

七喜は毛笋を追いかけ、「毛笋、それ私のりんごだよ、返して?」とお願いしますが、毛笋は知らん顔で奪ったりんごを食べます。他の子なら強引に奪い返したりするでしょうが、七喜は手が出せないようです。

簡単に諦めた七喜、むなしく手(りんごの味がちょっと残っている)を舐めます。私が見ていなければ、気を取られることなくりんごを奪われなかったかも?そう考えると心が痛みます。今朝も毛笋にりんご取られたのに、私が見ただけでも今日2個目です。最後までりんごを取られ続けた七喜、これからは双子の七巧(チーチャオ)との2人だけの生活になるので、りんごを堪能できるといいね・・・。

いつものように切り替えの早い七喜は味がしなくなった手を舐め終わると、タケノコを食べ始めました。その様子を見ていて、あれ、遠近法を差っ引いてもやっぱり七喜の顔は際立ってデカいな、かぶりものを被ってる?と改めて衝撃を受けました。いいんです。顔デカくてもかわいいのです。(手前が七喜)

タケノコを食べる七喜。私がここを去る時間が近付いて来ました。内モンゴルのオルドス動物園へ明後日行ってしまいますが、その動物園にはライブカメラはないため、当分の間七喜を見ることができません。毎日ライブカメラで見てきたので私の視界から消えるという事がまだ信じられません。

当のパンダたちもお別れが近いことは知りません。つい4日前に2頭の仲間がいなくなっても、あまりインパクトはなかったかも知れません。でも明後日には、2頭がまたいなくなり、残るは3頭になって急に寂しくなります。いずれにしろ生まれた時からわいわい育った彼らにお別れの時は刻一刻と近付いているのです。

集合時間まで15分を切ったので、もう行かなくてはいけません。後ろ髪を引かれる思いで七喜にお別れを言います。「七喜、ばいばい。きっとオルドスへ会いに行くから元気でね。」そっぽ向かれて最後に見る姿が後ろ姿だと悲しいので、この1枚で幼年園を去ります。

17:20 正門に集合です。夢中だった一日ですが、ふと気付くと、蚊に刺されまくっていてあちこち痒いです。虫除けスプレーとか、気休めにもならないと分かりました。パンダもいっぱいいる基地ですが、夏は蚊が山のようにいるようです。

17:40駐車場を出発し、最寄りの熊猫大通駅までバスで移動します。個人で来たら198番のバスでその地下鉄の駅まで行くことができそうです。駅の地くにはIKEAもあります。Pandapiaのスタッフさんが券売機で地下鉄の切符を買ってくれます。今年開通したばかりの駅です。

改札前にはセキュリティチェックがあり、荷物はX線を通し、液体類はチェックされます。
熊猫大通駅、という名前だからか、駅の壁もパンダとか・・・。実際には駅からパンダ基地まではかなりの距離があります。

途中で一回乗り換えて、成都の中心部へと向かいます。成都はこの時間帯道路は渋滞するので、バスよりも地下鉄が便利なようです。着いて見ると、成都、かなり大都会です。観光で行く場所とは違って、日本で言うと新宿とか渋谷みたいな感じかな?都会の街らしさでいっぱいです。

最後の夕食は、レストランの個室の円卓で頂きます。私他数名は明日帰国しますから、最後の晩餐です。今まで交流のなかったパンダファンの方達とお話しでき楽しかったです。

20:50 セレンゲチホテルに到着です。CA上海乗継の関西組2人と私は明日早朝出発なので、ここで皆さんとお別れの挨拶をしておきます。ホテルの部屋はきれいで機能的、Wi-Fi無料です。

相部屋さんとおしゃべりしていたらあっという間に深夜3:00くらいになっていました。
もっとたくさんお話ししたいと思える好感の持てる方でした。
2016/09/25 (5日目)
6:00 相部屋さんを起こさないようそうっと部屋を出てロビーに集合します。Pandapiaのスタッフが空港へと送ってくれます。
6:20 空港到着、国内線に乗る2人ともお別れです。チェックインの開始時間までPandapiaのスタッフがおしゃべりに付き合い、出国を見送ってくれました。滞在中、用意した中国元はほとんど使う機会もなく、全日程通してほんの数十元しか使わなかったです。
9:05発NH-948にて成都から成田へ。搭乗レポートはこちら。
14:50成田到着です。
今回の旅はパンダに会うためだけに参加し、一度は諦めたけど最愛のパンダ七喜に会うことができました。たくさんのパンダに会い、増々パンダ好きになって帰国することになりました。海外旅行に行くことができなくなってもパンダにだけは会いにまた成都に来ようそう思える旅でした。
これで今回の旅のレポートはおしまいです。
今回も最後まで見て頂きありがとうございました!