インド・チェンドラバンダ国境~ダージリン

2015/03/28 (8日目) 続き

11:50 インド国境でガイドとミート、この旅2度目のインド入国です。
チェンドラバンダ(Chendrabandha)は外国人が公式に越境可能な数少ないポイントの一つです。

インドのチェンドラバンダ国境


振り返りつつバングラデシュのガイドアクタルさんに手を振って、インド入国手続きに向かいます。見渡す限り建物といったら、それしかないという掘っ建て小屋みたいな建物に向かいます。隣にあったコンテナ事務所で一人一人入国手続きをします。全員終わるのに、1時間かかりました。

チェンドラバンダ国境事務所へ向かう


バスらしきものが見当たらないと思ったら、このミニバスを使うそうです。スーツケースを屋根に積んでいます。この車、私にとって衝撃の車でした。これまで利用したツアーの中で一番ひどい車でした。外見はともかく内部は狭くてボロく、長距離移動に適した車ではありません。ですが、周囲のどこにも車を調達できそうな気配はないので仕方ありません。

チェンドラバンダ国境からダージリンまでの移動に使う小さなバス


12:35 国境の町チェンドラバンダを出発します。22人乗りのバスは、18人の客と添乗員、ガイド、アシスタント、ドライバーでギチギチです。壊れた席や通常ツアーで使わない運転手後ろの席など全て使わなくてはなりません。スペース自体も狭いので、手荷物を膝に、足の置き場もなく、通路にはみ出しつつ座るといった感じです。それなのに、シートベルトすらついていません。

狭いバスの車内には埃と排気ガスがバンバン入り込む


インドに入って舗装状況が滑らかになったものの、座席のクッションが悪くお尻が痛いです。そして何より、この車には空調設備がないため、30度の気温では窓を開けざるを得ないのですが、埃や排気ガスが直撃で劣悪な環境です。奴隷としてどこかへ強制労働に連れていかれるような気分でした。この状態は10分我慢するのもきついのに、何時間もの長い移動をしなくてはなりません。すっかり気分が悪くなり、頭を上げられなくなりました。

14:50 ランチのためやっと苦痛のバスから解放されます。30分の時差調整を忘れていたので、ここで時計を直します。ランチメニューはカレー三種類。具合悪いというか気力を完全に削がれた私はもっぱらスプライト(50ルピー、約100円)を飲んでいました。

久しぶりのインド料理


15:15 渋々また苦痛のバスに乗って出発です。まるでトイレを我慢している時のように1分が長く感じられます。こういう時文句を言うタイプですが、その気力もなく無言状態です。
30分も走ると茶畑が出てきました。ですが、これはダージリン品種ではなくアッサムだそうです。

アッサムの茶畑


さらに射撃練習場などのある軍事施設エリアを通った先、ダージリンへようこその看板が見えました。まだまだダージリンの町は遠いですが、ここからは山道になります。

ようこそダージリンへ


グングンと山道を上がっていきます。山といっても、あちこちに村落があり、段々イメージしているダージリンに近付いてきました。どんどん標高が上がっているので、窓から入る風の温度がだいぶ下がって来たのがわかります。

ダージリンへ向かう山道から見た景色


空気が肌寒く感じるほどまで上がった所で、クルシャンという町を通過します。道にはダージリン・ヒマラヤ鉄道(通称トイ・トレイン)の線路があります。町には人通りが多いですが、どうやらヒンドゥー教のお祭りがあったようです。住民はネパール系が多く、なんだかインドという感じもしません。

クルシャンの町とトイ・トレインの線路


16:40 クルシャンツーリストロッジに立ち寄りトイレ休憩を取ります。周囲をぶらっと歩くと、教会がありました。イギリスの植民地時代の名残です。標高2000mのこの辺りは、元々はイギリス人の避暑地として開発された場所なのです。

英国植民地時代の名残の残る町並み


トイレ休憩の後は、トイ・トレインの線路に沿うような形でダージリンまで進みます。
途中で、トイ・トレインの列車と出会いました。線路は狭いですが、割とちゃんとした列車です。私達は明日乗る予定です。

世界遺産トイ・トレインとすれ違う


やっと目指すダージリンの町が見えてきました。霧が出てきて幻想的な感じです。普段から霧の町として有名ですが、霧が濃くなるにつれ、どんどんと寒くなってきました。30度のバングラデシュから、一気に上着が必要な場所に来るのは体に堪えそうです。

霧の町ダージリン


18:30 私たちのホテルはダージリンの中心からちょっと離れているので、ホテルの手前まで行ったら、最後、急な細い道を上がらなければならないため、4WDに乗り換えます。辺りはもう真っ暗です。やっと苦痛のバスから降りることができました。シュンドルボンクルーズに負けずとも劣らずの劣悪なバスを手配した旅行会社をうらめしく思いました。国境までこの4WDで迎えに来るか、せめてバスをもう1台手配すべきだったと思います。

18:45 ダージリンのホテル、シダーイン(HOTEL CEDAR INN)に到着です。散歩もままならない立地ですが、久しぶりにまともなホテルです。内装は素敵だし、ロビーやレストランではWi-Fiも使えます(無料)。

シダーインのロビー


部屋は高地にあるホテルらしい感じで、なかなか素敵です。水ボトル&スナックのサービス、冷蔵庫なし、バスタブあり、お湯は18:00-21:30のみ利用可です。

シダーインの部屋


19:30 ホテルで夕食です。今日は移動しただけでしたが、とにかく疲れ果てました。全く体を動かせなかったため、あちこちが痛いです。夕食はビュッフェですが、インドなので要するにカレーになります。

シダーインの夕食カレービュッフェ


部屋に戻ると、スタッフが湯たんぽを持ってきました。というか、昔の水枕?確かにちょっと寒いですが、湯たんぽの使い方が分からず、Oさんに聞くと足元に入れておくといいんじゃないかと言われ、そのようにしてみました。それにしても真っ白なシーツは久しぶりで、やっぱり清潔なベッドで寝れるのは特に疲れ切った日にはとても嬉しい事でした。

次回はタイガーヒルでヒマラヤ&朝日鑑賞をレポートします♪

インド・タイガーヒルでヒマラヤ朝日鑑賞

2015/03/29 (9日目)

3:30モーニングコール、4:00にはホテルを出発します。ダージリン滞在中の観光は道が細くバスが使えないので、4WD 5台に分乗しての移動になります。ホテルから真っ暗な道を40分、ヒマラヤ鑑賞で有名なタイガー・ヒルにやってきました。

タイガー・ヒルはダージリンの町の南にある標高2590mの丘で、その頂上は展望台になっています。そこに建てられた3階建ての建物は有料の展望台になっていて、外よりも高い所から景色を見渡すことができるようになっているのですが、私達は一番豪華な3階の部屋に案内されました。

タイガーヒルの展望台スーパーデラックスラウンジ


高地で早朝ということもあり、結構着込んで来ましたが、屋内でソファーに座ってお茶飲みながら朝日を待てるのでそう寒くはありませんでした。シャツ、パーカー、ウィンドブレーカー、さらにアウトドアジャケットという出で立ちでしたが、明らかに厚着でした。

ガイドから朝日が見える方向、世界第三位のカンチェンジュンガが見える方向、エベレストが見える方向などを聞いておきますが、外を見る限り、曇り空で、朝日や山が見える可能性は低そうです。真ん中辺りに写っている丘と明かりがダージリンの町です。

タイガーヒルから見た夜明け前のダージリン


せっかく早起きしたのに何も見れないかも知れない、そう思いながらも窓にへばりついてその時を待ちます。ここで久しぶりに日本人に出会いました。コルカタ在住のご夫婦でした。諦めかけていた朝日ですが、5:00過ぎ、雲の切れ間からほんのり明りがさしてきました。

タイガーヒルから朝日の昇る方向を見る


5:30 雲の中から上がる太陽にどっと歓声が上がります。元々こちらはヒマラヤ方向ではないので、朝日の背景は空だけでちょっと物足りないものもありますが、何も見れないかもと思っていた私達はちょっとほっとし、夢中で写真を撮ります。

タイガーヒルで朝日鑑賞


ふと窓の下を見ると大勢の人が朝日の写真を撮ろうと柵沿いにたくさん集まっています。
ダージリンでは欠かせない観光スポットで、特に日の出に合わせて人が集まるのだそうです。

タイガーヒルに集まる人々


私達のいる展望台の最上階も、せっかくのソファーは温まる暇もありません。奥の方の窓に集まって、少しでもヒマラヤが見えないものかと目を凝らします。ちなみに窓は普通に開けることができるので、写真を撮るときは左右少しずつ開けて譲り合う精神が大事です。

タイガーヒル展望台スーパーデラックスラウンジ


ですが、どんなに目を凝らしても雲の厚みは相当あるらしく、爪の先ほども山並みらしきものは見えません。ほんの少し雲の切れ間もあるのですが、その晴れ間が広がってくれないかと思わず念力を送ってしまいますが、効き目はないようです。

ヒマラヤが見えるはずの方向


展望台に貼られていたパネルによれば、晴れていればこのようにカンチェンジュンガ周辺の山並みを見ることができるようです。この写真を見るに、前回のネパール旅行で行ったナガルコットよりも、間近に山脈を見ることができるように見えます。

貼れていたら見られるタイガーヒルからの景色


6:00まで粘りましたが、今回は残念ながら全く山脈を見ることができませんでした。雲が山脈に見えてズームして見たりと虚しいことを繰り返しましたが、またここに来る理由ができたと諦めるしかありません。展望台を後にします。

タイガーヒルの展望台


タイガーヒルへの道が狭いこと、天候が悪いにも関わらずたくさんの車が集まっていたので、駐車場を出るのにも時間がかかり、やっと動き出した車も大渋滞という感じです。

タイガーヒルへの道


7:05 ホテルへ一旦戻ります。昨夜は暗くなってから着いたので気付きませんでしたが、シダーインホテルはちょっと素敵な建物でした。ヨーロッパのお城のようです。

シダーインホテル外観


お庭からはダージリンの町も見下ろせます。山の上にある驚異の町という印象です。

シダーインホテルから見たダージリン


ホテルで朝食をとりますが、今回の旅は朝はお粥に限るという感じです。お茶漬けの素や、お吸い物の素、お味噌汁などをたくさん持ってきていて正解です。

9:50 また5台の4WDに分乗し、ホテルを出発、ダージリン駅へと向かいます。ホテルは町の中心からかなり高台にあるので、かなり斜度のある坂を下っていきます。

急な坂が多いダージリン


ダージリン駅に着いたら、予約しているトイ・トレインの時間までしばしフリータイムです。ホテルから見たら町の中心はそれほど斜度がないと思っていましたが、実際はやはり斜面の町でした。急な階段が張り巡らされた町は、住むのに便利とは言い難いですが、それでもびっしりと家が建ち、たくさんの人々が生活をしています。

階段だらけのダージリンの町


駅の側にはきれいな寺院が見えました。地図から見ると、ディルダム寺院と思います。
ダージリンの町にはこうした目を引く寺院がポツポツとあり、ゴミ箱をひっくり返したような町の中でアクセントとして光って見えます。

ダージリン駅近くにあるディルダム寺院


次回は走る世界遺産ダージリン・ヒマラヤ鉄道トイ・トレインをレポートします♪

インド・ダージリンヒマラヤ鉄道トイトレイン

2015/03/29 (9日目) 続き

10:40ダージリン駅発のトイトレインに乗るまでの30分は駅周辺で写真タイムです。駅のホームにはまだ列車がきていないので、駅の隣にある車庫兼整備工場を見に行きます。
これがダージリン・ヒマラヤ鉄道のトイ・トレインの蒸気機関車です。かなりの年代もので整備も大変そうです。

整備中のトイトレイン


ダージリン・ヒマラヤ鉄道は1881年開業、アジアで一番古い登山鉄道で、世界遺産に登録されています。New Jalpaiguri(ニュー・ジャルパーイーグリー)からここダージリン駅を結ぶ全長88㎞、高低差約2000mの鉄道です。ダージリンの駅舎は何回か建て替えられているようです。

ダージリン駅


線路の幅はトロッコサイズで61㎝しかありません。おもちゃの列車、トイ・トレインという愛称からも頷けるかわいいサイズです。

ダージリンヒマラヤ鉄道の線路


ダージリンの駅からは斜面の町の姿がよく見えます。天気は相変わらずですが、霧がよく出ることでも有名で、この霧がダージリンティーの茶葉を育てる上で欠かせないもののようです。駅舎にはいろんなダージリン・ヒマラヤ鉄道に関する説明プレートなどもあるので、そういったものを見ながら時間を潰します。

ダージリン駅から見たダージリンの町


ホームに列車が入ってきました。駅の時刻表によると、今日ダージリンを出発するトイ・トレインは4本、8:00、10:40、13:20、16:05、8:00はディーゼルの牽引で、残りがスチームとありました。現在では足として期待する人はほぼおらず観光目的ですから、頑張って蒸気機関車を整備しているようです。出発前の火室、列車を引くのに必要な火力を感じます。

トイ・トレインの蒸気機関車の火室


それでは列車に乗り込みます。今回は隣駅グームまで乗ります。客車はたったの2両、トイ・トレインは人気なので切符の確保は困難なようで、大抵旅行社を通して事前に予約している人たちばかりのようです。朝タイガー・ヒルで出会った日本人夫婦も一緒でした。

車内に入ってみると、あれ、おもちゃという感じはありません。レールの狭さの割に車両は普通、割としっかりしています。でも少しピッチは狭いかな?左右2列ずつです。座席は指定なので、ガイドから案内された番号の席に座ります。

トイトレインの客車車内


どこがいい席かわからない人が、添乗員に進行方向はどっちと聞くと、向こうですと自信たっぷりに逆の方向を指していました。どうもこの添乗員さんは突然の質問に対して誤答が多いです。終点なんだから昨日から線路見ているんだし、どちらに向かうか初めての私でもわかります。写真撮りたい人へオススメなのは、谷側の窓際です。

10:40 トイ・トレインがゆっくりとダージリン駅を出発します。道路の端に作られた線路を行くので、山側では家々をスレスレに走るスリル感を味わうことができます。カーブが多いので、窓を開けて乗っている列車を撮ることも可能です。スピードは10km/h程度です。

ダージリンの町を走る世界遺産トイトレイン


窓が汚いので、車窓景色を楽しむという感じでもなく、実は乗るより外から見ている方がいい列車かもしれません。窓が開くので、喜んで写真を撮りまくっていたら、顔に何かあたって痛いなと思いました。気付いたら頭から服からススだらけでした。窓のさんがあっという間にこの通りです。蒸気機関車で窓を開けるとどうなるか経験のない世代ならではの失態です。

窓を開ければススだらけになる蒸気機関車


線路が道を横切るときなどは車掌が上半身を出して旗をかかげて自動車に知らせます。そして、走り出してそれほど経っていないのに、途中で停車して給水をしていました。
30分ほど走った所で、この鉄道のハイライト、バタシア・ループに到着です。ここで10分ほど停車するので、列車を降りて写真を撮りまくります。

バタシア・ループ


さらに霧が濃くなってきました。このバタシア・ループは、天気が良ければヒマラヤが見える絶好の写真スポットなのですが、せっかくのトイ・トレインの背景は真っ白、山並みなんて影も形も見えません。ここでトイ・トレインとヒマラヤの写真を撮るためにわざわざ来る撮り鉄さんもいるそうです。

バタシア・ループで写真ストップするトイトレイン


この牽引している蒸気機関車ですが、ダージリンから今向かっているGHOOM(グーム)という次の駅までは上りになるためか、顔が逆向きについています。普通の蒸気機関車に比べれば確かに小さいですが、あまり小さく感じません。

かわいい顔のトイトレイン


このバタシア・ループは、今回の私達と逆方向、麓から上がってきた場合は初めてダージリンの町が見える場所ということで、ヒマラヤ見えなくても展望スポットです。避暑地とはいえ、よくこんな山の上にびっしりと家を建てたものです。

バタシア・ループから見たダージリンの町


10分ほどして車掌が笛を吹いたらまた列車に乗ります。グループ内では席替えをします。しかし、窓を開けないと写真は撮れないし、開ければススがバチバチと飛んできて、大変なことになるので、結局どこに座っても一緒かもしれません。ほとんどは町中の道の端を通る形になります。

町中を走るトイトレイン


11:30 グーム駅に到着、列車を降ります。写真やトイレのためにしばしフリータイムです。このグームという駅は標高2258m、この路線で一番標高の高い駅になります。観光で乗るには、ダージリン-グーム間の1区間だけで十分と思れ、ほとんどの観光客はここだけ乗ります。

グーム駅に到着


髪や服、顔などについたススを丁寧に払いますが、耳の穴まで入り込んだようです。
乗ってきた列車はここでUターンするみたいで、機関車を付け替えていました。付け替えの様子や、顔が前にある写真を撮りたければ、この駅がオススメです。

グーム駅で蒸気機関車を付け替えたトイトレイン


次回はグーム僧院などをレポートの予定です♪
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aya1103

Author:aya1103
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