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バングラデシュ・シュンドルボン国立公園カラマジフォレストステーション

2015/03/24 (4日目) 続き

漁民による歌と踊りの披露が終わり、ふと周囲を見渡すとクルーズ船はいつの間にか出航していて、すっかり景色が変わっていました。広いルプシャ川の川岸にはびっしりと家が並ぶ漁村が広がり、近くでは小さな船で漁をする所を見ることができます。

モングラ港付近の漁村と漁船


さてランチの準備ができたようです。船の上だけに限ったことではありませんが、質素な食事です。ドリンクの用意はなく水のみ、アルコール愛飲者は予約制でガイドの持ち込んだ輸入ビールを飲むことができます。

シュンドルボンクルーズの船上ランチ


モングラ港からそう遠くない場所で、何かが跳ねるのが見えました。ガンジスカワイルカです。
数匹が飛び跳ねていますが、動きがすばやいためどうにも写真に納まりません。左1/5あたりに水面に何か飛び出して見えるのがカワイルカです。細長い口先がほんのちょっとだけ写っていました。

モングラ港近くで見かけたガンジスカワイルカ


カワイルカが見えた所からそう遠くない場所が、マングローブ林が始まる地点、ここで船が止まります。カラマジ・フォレストステーションという国立公園のオフィスがあるポイントで、広大な国立公園の入口です。

からマジ・フォレストステーション


船のすぐ先で、ガサッと音がしました。アカゲザルのようです。

からマジ・フォレストステーション付近にいた猿


14:30 船を降り、カラマジ・フォレストステーション周辺のマングローブ散策へと出かけます。まずは入口にある模型でシュンドルボン全体の説明を聞きます。奥がベンガル湾で、手前やや右にある青いプレートのある所が今いる場所です。今回は一泊クルーズなので、その次のプレートの所まで行って帰ってくるというルートだそうです。ベンガル湾まで行くには3日もかかるそうです。

シュンドルボン国立公園の模型


模型地図の説明が終わったら、熱帯雨林に入り込んでいきます。ウォーキングトレイルが整備されているので、サンダルなど靴は何でもOKです。

からマジ・フォレストステーションのウォーキングトレイル


シュンドルボンとは美しい森という意味ですが、その名はシュンドリという木が多いことからもきています。根の所が三角の板のようになっているのがその特徴です。

シュンドル木


このシュンドルボン国立公園は。ロイヤルベンガルタイガーで有名ですが、昔は400頭くらいいたけど、今は正確に数えられていなくておそらく300頭くらいと言われています。ガイドさんは14年間で2回だけ遠くからちらっと見たことがあるそうですが、観光客用に整備された道沿いで昼間に遭遇することは絶対ないと言ってもよさそうです。

見られる生物と言えば、カニです。至る所カニだらけ、7種類のカニがいるそうです。から揚げされるサイズです。

シュンドルボン国立公園の湿地に無数にいるカニ


こちらは真っ赤な赤カニ。これも小さく2~4㎝くらいです。食用として輸出するのは泥ガニだけだそうで、ここはカニの天国かも知れません。

シュンドルボン国立公園にいる赤ガニ


大抵のツアーでそうであるように、この時も私はグループの一番後ろを歩いていました。すると、後ろから、「ハチの巣があそこにあるよ」と英語で声をかけられます。蜂蜜はこの地方の主要な産物だそうですが、ハニーハントは虎に襲われるなどの被害も多いようです。かなり巨大な巣でした。

巨大な蜂の巣


こちらの木、ニッパヤシが虎、ロイヤルベンガルタイガーがよく隠れる場所だそうです。もちろんここにはいませんが・・・。

ニッパヤシ


トレイルからはいろんな種類のマングローブが見られます。外はかなりの蒸し暑さですが、トレイルは日蔭になっているので気持ちのいい散歩ができます。

マングローブ林


熱帯雨林の中では、あまり色がありませんが、たまに綺麗な鳥なども見かけることがあります。あまりに遠く素早いので、まったく写真は撮れません。非常に稀なお花も見ることができました。

花の少ないシュンドルボン国立公園


このトレイルで見たものと言えばやっぱりカニですね。また後ろから別の種類のカニだよと教えてもらいました。ていうかあなた誰?近くを歩いていた添乗員に、後ろついてくる人誰ですか?公園の人?と聞きましたが、さぁ?との答え。実はツアーのガイドのアシスタントさんだったことが後日分かりました。ちゃんと紹介してくれないと、気軽におしゃべりしていいか判断できない・・・。

シュンドルボンにいるカニ


次回は動物保護施設~クルーズの悪夢のような一夜をレポートします♪
(ルクセンブルクからの更新でした)

バングラデシュ・シュンドルボンクルーズ動物保護施設~悪夢のような一夜

(昨日無事帰国しました。)

2015/03/24 (4日目) 続き

カラマジ・フォレストステーションのトレイル後半です。地面は段々水が多くなってきました。今月いっぱいでシーズンも終わり入場できなくなるそうです。雨季には気温も上がりサイクロンも来ますからね。雨季になると歩道の所まで水が上がって来るそうです。

からマジ・フォレストステーションの歩道


15:10 トレイルが終わり、何か設備が見えてきました。動物の保護施設のようです。トレイルでは動物が見れないので、ここで見てねという意味あいもあるでしょう。

からマジ・フォレストステーションの動物保護施設


こちらワニの赤ちゃん。小さければかわいい?
隣には妊婦のワニもいました。ワニはシュンドルボンには7種類いて、最大のものは7mもあるそうです。

ワニの赤ちゃん


マダラシカの親子。愛らしい感じですが、ロイヤルベンガルタイガーの主食です。

マダラシカの親子


このマダラシカは群れで暮らし、野生であれば近付いたら逃げちゃいますが、飼育されているだけあって、間近に見ることができます。

マダラシカがいっぱい


カワイルカはさすがに飼えないようなので、骨や像、パネルの展示になります。
つい先ほど口先などを見ただけなので、なるほどって全体像を確認します。

カワイルカの展示


この保護施設を出ると、入場した入口に戻るようなルートになっていて、のんびり歩いて1周、40分くらいでした。
15:20 クルーズ船に戻ります。クルーズ船乗り降りにいはいつもこの小型ボートを使います。

クルーズ船が曳航しているボートを使ってクルーズ船に乗り降り


クルーズ船に戻ったら、もう夕食までやることがありません。部屋は蒸し暑くて不衛生で入りたくもないので、デッキで過ごします。ツアーの人達と楽しくおしゃべり、旅の情報交換などが話の中心ですが、何といってもベテランばかりなので話が尽きることはありません。

船上デッキから見るマングローブ林


移動しているのに、景色は変わることなく、ひたすらマングローブ林が続きます。
じっと見ていたところで、何かの動物が出てくる気配はなさそうです。
ちなみにデッキにいてもかなり蒸し暑く、船が動くことによる小さな風がせめてもの救いです。

見渡す限りのマングローブ林


漁村の近くを通りました。これはサイクロンで全壊するのは目に見えた拭けば飛ぶような家々です。もっと間近で見てみたかったし、漁村訪問がなくなったのはやはりショックです。

シュンドルボンの漁村


船が止まりました。夜間は移動せずに停めて一泊するようです。
日没は18:10くらい。ですが、360度の視界の中、唯一存在する大きな建物、何かの工場のようでしたが、これに阻まれ、サンセットの最後は見届けることができませんでした。何もずばりちょうどの所に停めなくても・・・。

シュンドルボンクルーズで見た夕日


さて、夕食は船上バーベキューです。と言っても煙がすごいので船のスタッフが焼いてから運んできてくれます。暑いのに大変です。

船上バーベキュー


夕食はこんな感じです。チキンと魚のバーベキュー。食事は質素だけどタンパク質が取れていいかな。水以外の飲物はほぼリクエスト制で、ガイドが調達してくれたものを多少は冷やして提供してくれます。

シュンドルボンクルーズの夕食


食後は希望者が順にシャワーを使うことになります。何しろトイレに設置されたシャワーということで、女性は10人中3人しか希望しなかったので、順番だけ決めて交替で使います。私は体中ベタベタで不快極まりなかったので利用することにしました。

トイレ兼シャワーの個室は物を置く場所がないので、着替えなどビニール系の袋に入れて、S字フックなどで掛けておくと使いやすいです。水のみのシャワーで、とても気持ちはいいけど、浴びた後、蒸し暑い個室内でで着替えるとまた汗が吹き出し台無しな感じです。それでも一度汗を流せるのは良かったと思います。

とても蒸し暑く、部屋が汚いので誰も寝間着などに着替える人はいません。皆自分の持っているものを何とか駆使して寝床を準備します。私は自分の個室で寝る気にはどうにもなれず、デッキで星を見て過ごすのだと言い張ります。そんな時、隣の部屋からちょっと見て、と言われ行ってみると、隣の人のベッドにダニがたくさんいるのを見てしまいました。

自分の部屋に戻ってよくよく見ると、やっぱり枕の下とか、ベッドの端の方とか至る所ダニだらけじゃありませんか!やっぱりこんな所で寝られない!と部屋を飛び出します。こういう時、目がいいのも困りものです。とにかく私はデッキで一夜を過ごすことに覚悟を決めました。

新月に近いということで夜は星がれいに見えるでしょう、と期待しましたが、冬の東京よりちょっといいという程度でした。

22:00 船のエンジンを止めて消灯になります。扇風機やコンセントも使えなくなります。
気局、デッキで、椅子を4つくっつけて寝ることにしました。デッキには他に男性が1名います。ということは他の方々は無数のダニに気付かなかったのか部屋で寝ているようです。

デッキチェアは硬いけど、デッキは涼しく部屋より快適そうです。蚊がいるので蚊よけスプレーが必要です。しばらく横になっていると、水滴が落ちてきました。え?雨?いや屋根があるはず?どうやら夜露のようです。同じ場所にだけ水滴が落ちてくるので、顔にかからないよう移動します。

冷えて来たのでウィンドブレーカーを着て寝ます。それでも夜中、寒くて目が覚めます。枕にしていたポンチョを上に着て寝続けます。そうそう、深夜はそこそこ星がきれいでした。
夜露で結構濡れながらも、デッキで一晩を過ごしました。初めての野外泊体験でした。


2015/03/25 (5日目)

6:00前くらいにエンジンがかかり起床します。起きたら一緒にデッキで寝ていた方の姿がありません。どうやら体が冷えて体調を崩してしまったようです。私は体中痛いし、ひどい一夜でしたが、部屋で寝たにしろ、デッキで寝たにしろシニアの方たちにも辛い一夜だったようです。しかし、外の景色は霧がすごく、幻想的ではありますが、朝日を見るのは絶望的な感じです。

夜明け前の霧の中のマングローブ林


船が移動し始めた模様です。屋根がある部分もデッキはびっしょりです。雨は降っていません。それだけ夜露がすごかったわけです。昼間と夜の気温の差は想像以上でした。
この一夜は1泊クルーズというより、まるで軍隊の訓練みたいな試練でした。途中で降りて逃げ出すことができないので、長い長い一夜でした。忘れられない体験になりました。

夜露に濡れたデッキ


次回は朝日鑑賞~ボートクルーズをレポートの予定です♪

バングラデシュ・シュンドルボンの朝日鑑賞&ボートクルーズ

2015/03/25 (5日目) 続き

朝の身支度(と言っても顔を洗うだけですが)をしている間に船は目的地に移動を終えたようです。マングローブ林に上がる朝日鑑賞とやらを楽しみにして苦行に耐えましたが、どうやらこの霧は晴れそうにありません。

シュンドルボン国立公園の朝霧に包まれたマングローブ林


皆さん起き出し、デッキに上がってきますが、ろくに先も見えない視界にがっかりです。
キャビンで寝た方々もいろいろご苦労があったようです。船内は音が響きやすく、誰かがどこかで動く音とか、どこかの部屋の人のイビキやらで熟睡できた方は少ないようでした。

シュンドルボンクルーズ朝日鑑賞にデッキに上がってくる乗客たち


少し視界がよくなってくると前方に別の船が停まっているのが見えました。どこかに行くのか、小舟に乗り換えています。観光客というより地元の人という感じでしたが、国内の旅行者でしょうか。こちらに気付くと、仕切りに手を振ったりカメラを向けてきます。

シュンドルボンクルーズ中に唯一見かけた他のクルーズ船


そんな様子を見ていたその時、わずかに太陽が霧の中から姿を現しました。くっきりと霧が晴れたわけではないのですが、霧の濃さで光が強弱し、なんとも幻想的です。それに、水面に映る光がとてもきれいです。わずかな時間に見せた光景でしたが、ちょっぴりほっこりしました。


シュンドルボンクルーズで見るマングローブ林の朝日鑑賞

7:00 船上で朝食です。クレープみたいに見えるのは、バングラデシュのパンとかナンみたいなものルティです。これに現地で取れた蜂蜜を付けて食べるのが気に入りました。

シュンドルボンクルーズの朝食


8:00 ボートツアーへと出かけます。いつも曳航している小さなボートに乗って、狭い水路を進みます。この辺りはロイヤルベンガルタイガーなどもいるので、万一に備え猟銃持ったレンジャーが一緒に乗り込みます。干潮でかなり水位が低いようです。

シュンドルボンでのボートクルーズで狭い水路を探検


遠くにマダラシカの群れがいると言うので、エンジンを止めゆっくりと近付きます。それでもかなり距離があるうちにこちらに気付き逃げてしまいました。30倍程度のズームで撮ったのがこれです。ケオラという木の影の草地に寛いでいます。このケオラという木はサルとシカが大好きで、よくこの木の周辺でマダラシカを見ることができるようです。

遠目に見たマダラシカの群れ


まずサルが食べ残したのを捨てて、シカがそれを食べる。それで、そのシカとかをロイヤルベンガルタイガーが食べる、という食物連鎖です。水路を進むにつれ、霧が晴れてきました。ガイドやクルーズ船のスタッフが目を凝らして動物などを探しますが、なかなか見つからないものです。

シュンドルボン国立公園でのボートクルーズ


野生のワニとか見たかったですが、まぁそうもいかず、見れたのは鳥類くらい。こちらはシラサギの一種でしょうか。ボートの先を道案内のように時々飛びながら水辺でお食事中のようです。

シュンドルボンの水鳥


こちらは水辺の泥の中をすばやく動くお魚。よくわかりませんがハゼの一種でしょうか。先ほどの鳥が捕食していたのもこれかも知れません。泥の上に絵を描いているかのようです。

シュンドルボンの魚


写真に撮るのがとても難しいのですが、カワセミもよく見られます。私のカメラいや、テクニック(ズームしてシャッターボタン押すだけ)だとこれが限界です。カワセミをよく見たことがなかったのですが、飛んでいる姿は青とか鮮やかな色が見えてとても美しいです。

シュンドルボンに暮らすカワセミ


適当な所まで行って水路を引き返します。復路では天気が嘘のように晴れてきました。お陰でジリジリと暑いくらいです。扇子と水は必須です。だいたい、このボートは椅子すらないので、ボートのヘリに座ったりとただでさえ楽ではありません。もちろん救命胴衣も積んでないし、あまり観光産業に力が入っていないのがわかります。どんな秘境や僻地でも外国人ツアーを受け入れるような所は別格の設備があったりするものですが、それがないのが返ってバングラの良さかもしれません。

静かなシュンドルボンボートクルーズ


クルーズ船に戻る直前、またカワセミを近くで見るチャンスがありました。彼らはすばしこく、すぐ逃げちゃうのでなかなか写真に撮るのが難しいのですが、ギリギリ間に合いました。また違う色合いです。テレビゲームのモンスターとしてしか知らなかった鳥を何羽も見れたのはひとつの収穫でした。

カワセミ


朝の天気が嘘のようにすっかり晴れてきました。このマングローブ林の奥のどこかにロイヤルベンガルタイガーがいるのかと思うと、姿は見えねど足跡くらい見てみたいという気持ちにかられます。彼らは泳げるらしいし、デッキで寝たりして襲われたりする可能性はなかったのかな?

ロイヤルベンガルタイガーが暮らすマングローブ林


9:40 クルーズ船に戻ります。例によって部屋には戻らず、デッキに直行です。それにしても写真写りはいいこの船、船室があれだけ不衛生だと知っていたらこのツアーには参加しなかったなと思うものでした。もしもまたこれに乗ることがあるとしたら、寝袋を持ち込んだ上でやはりデッキで寝ると思います。(なお、気温上昇のため通常より環境悪化したとの事で旅費の2%が後日返金されました。)

シュンドルボンクルーズ船


次回はハルバリアでマングローブ散策をレポートします♪
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aya1103

Author:aya1103
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