ルーマニア・シギショアラ旧市街(ドラキュラレストラン~山上教会)

2014/06/05 (3日目) 続き

11:40 旧市街中心の城塞都市広場から時計塔を前にして右を見ると、小高い山の上にちらっと山上教会が見えます。ツアーではここから眺めるだけで連れて行ってはくれないので、後でフリータイムになったら行きたいと思います。階段や坂道を使わないと行けないので、平均年齢が高いのが普通のツアーでは組み込まないのでしょうね。

シギショアラの町と山上教会


シギショアラの一番の観光スポットといえば時計塔です。9つ残る塔のうち一番立派で目立つランドマーク的存在で旧市街の正門です。内部は博物館になっていて、ツアーでは大抵入場は含んでいませんが、上からの眺めが超素敵なので少しでも時間があれば絶対に上ることをオススメします。

シギショアラ旧市街と時計塔


この時計塔はもともとは14世紀に建造されましたが、1676年の大火で一度消失しています。外からの見所は19世紀に葺き替えられた色つきタイルの屋根や、17世紀のからくり時計でしょう。今でも動くらしいですが、修理中なのか夜なのか動くのを見たことはありません。

シギショアラ時計塔


時計塔のすぐ近くには立派な建物があります。現在の市庁舎です。ちょっとした宮殿のようです。ここの庭の部分はテラスのようになっていて、城壁外の町並みを眺めることができます。

シギショアラ市庁舎


市庁舎の脇にはヴラド・ツェペシュの像があります。ドラキュラ伯爵のモデルになった15世紀ワラキア公国の君主で、この町で生まれたことからこの町のシンボルといった存在です。

ヴラド・ツェペシュの胸像


12:00 ランチはそのヴラド・ツェペシュの生家、時計塔のすぐ前にある黄色い建物で、通称ドラキュラレストランです。父親のヴラド・ドラクルの家で、父親がハンガリー王によって幽閉されている4年の間にヴラドはここで生まれました。日本のツアーはここでランチをすることが多いようです。

ヴラド・ドラクル生家レストラン


空調がないので、暑い時期にはしんどいですが、雰囲気はとっても素敵です。壁と窓の上の方に古いフレスコ画が少しだけ残っています。

ヴラド・ドラクル生家レストランの内部にはフレスコ画も残る


今回のランチはトキトゥーラ。豚肉とソーセージの煮込みシチューと言えばいいでしょうか。中央にあるのはトウモロコシの粉を練って蒸したママリガというものでトキトゥーラとの愛称は抜群です。とてもおいしかったのでぺろっと完食させて頂きました。
ちなみに、片言の日本語を話すイケメン店員のサービスもよかったです。後、ここではドラキュラワインなるものも1本80RONでお土産に売っています。

ドラキュラレストランで食べたトキトゥーラ


12:40、13:30までフリータイムとなりました。40分というのは微妙な時間です。山上教会と時計塔両方行くためには少々急ぎ足に行かなければなりません。2度目なので道を知っているのと時間予測ができるのが強みです。まずは遠い方から攻めます。

外へ出ると晴れ乞いが効いたのかすっかり晴れて暑いくらいです。城塞都市広場はカラフルな色合いの建物が並びすごく綺麗です。その昔、残忍な公開処刑なども行われたとは想像しにくい町並みです。

Fortress Square


山上教会は城壁内南端の学校の山と呼ばれる山の上にあります。この山には175段の屋根付き階段で上ることができます。右側の道からも階段の上へ出られます。

山上教会への屋根付き階段入り口


この階段の上には教会の手前にドイツ語の学校があるので、もともとはその学生の通学路として作られたそうです。学生は毎日ここを上るんですね・・・。時間が少ないので、休まず一気に上りますが、結構心拍があがります。

屋根付き階段スカラ・シュコラリロル


階段を上りきったら学校を左手に見て、正面に教会が見えますが、入り口は裏手になります。右から回ると小さな古い家みたいなものに出会います。実は9つ残る塔のひとつ、綱職人の塔で、13世紀に建造されたシギショアラでも古い塔です。現在は墓地の管理人が住んでいるそうです。

Rope Tower綱職人の塔


こちらが山上教会、入り口から見た限り中はシンプルな教会です。時間もないし、入場料も取るようなので、内部の見学はパスすることにしました。

山上教会


教会入り口の前には広大な墓地が広がります。ドイツ人墓地のようですが、地元の名士たちが眠っているのか、立派な墓石が多いです。

ドイツ人墓地


せっかく階段上ってもすごく見るべきものがあるという訳でもないので、体力や時間がない人は時計塔を優先して町を散策する方がいいのかも知れません。戻りは階段を使わず坂道を下りました。おかげで、2つの塔と城壁を見ることができました。左が肉屋の塔、右が皮職人の塔です。14あったギルドの象徴の名残なので、職人の名前がついているのです。

肉食人の塔Butchers Towerと皮職人の塔Furriers Tower


次回は時計塔周辺を中心にレポートします♪

ルーマニア・シギショアラ旧市街(時計塔)

2014/06/05 (3日目) 続き

山上教会からスカリイ通りと呼ばれる坂道を下り、屋根付き階段の入り口まで戻ったら、広場の方へ降りていかずに、そのまま東のほうで伸びる細めの道を歩きます。せっかくなら歩いていない道を歩こうと思ったからですが、観光客も少なくいい雰囲気です。

シギショアラのオススメの道Strada Cojocarilor


途中で次に目指す時計塔に下りていこうとしましたが、道なりに進んだ先に塔が見えてきたので吸い寄せられるようにまっすぐ進みます。ブリキ職人の塔で、下は四角なのに、上部は多角形になっていて特徴があります。実際の戦いで使われたこともある塔だそうです。城壁も一部残っていますが、ここは私有地みたいでこれ以上近寄れませんでした。城壁内側は少しだけ歩けそうだし観光利用すればいいのに・・・。

ブリキ職人の塔


さて、道の突き当たりまで行くと細い階段を見つけました。秘密の裏道みたいな感じで通ってみたくなります。4年前、この下の方から時計塔の方へ上がっていったので絶対に道が繋がっているはずだと確信し、この階段を下りました。

ブリキ職人の塔近くの城壁外へ出る階段道


すると城壁外側の素敵な道に出ました。石畳にかわいい家並みが並びます。城壁内と違って観光客の喧騒から離された生活観があり、すごく素敵です。

カラフルな家並みのあるStradela Cetatii


振り返ると時計塔です。写真では特に感動はないですが、実際は時計塔を斜めに見上げる感じになり、結構心打たれる景観です。

時計塔を斜め下から見上げる


この周辺は家並みも含めどちらを向いてもすごく素敵なので、写真スポットとしてオススメです。何よりほとんど観光客が歩いていないのがいいのかも知れません。

シギショアラ城壁外の町並み


そのまま城外から時計塔へ向かいます。団体客が裏側の仕立て屋の塔の方から出入りすることが多いようで人も少ないです。この光景を見るために、また町の下の雰囲気を見るために時計塔から外にいったん出て戻るのもオススメです。坂の斜度がちょっとありますが、それでも下から見た時計塔は格別なので是非。

Strada Turnului 時計塔正面


アーチを潜り、いよいよ時計塔に入場です。入場料は12RON(4年前は8RON、毎年のように値上げしている模様)。小学校低学年と思われる団体と重なってしまい、塔内はごった返しています。中は歴史博物館ですが、展示物を一切無視し、子供を掻き分けまずは最上階へと急ぎます。最上階で外に出ると360度の素晴らしい景観に出会えます。

シギショアラ時計塔最上階の展望台


塔の歴史博物館はカメラ持ち込み料がものすごく高い(30RON)のですが、塔の上からの撮影は持ち込み料なしでもOKです。右上に山上教会、そのすぐ左下にブリキ職人の塔、そして中央付近がさきほど階段を降りてたどりついた辺りです。

シギショアラ時計塔展望台からの絶景


時計塔の最上階展望台からの景色は私のお気に入りで、何はともあれ10分でもフリータイムがあったら上がることをオススメします。特に好きなのは城壁外の町の眺めかも知れません。ここでふと違和感を感じました。私の記憶にある風景と何かが違います。実は4年前に比べると町がカラフルになっています。もっと古くて素朴な味がある感じだったので、ちょっと残念です。

時計塔から見るシギショアラ城壁外の町並み


展望台の手すりには世界の都市への距離を示すプレートがあります。東京までは8890kmもあるそうです。3周くらいして景色を十分に楽しんだら博物館の展示を見ながら下ります。展示はちょっと変わったものが多いのでお好みに合わせて・・・時間がなければスルーしてもいいと思います。

シギショアラ時計塔最上階の東京までの距離を示すプレート


時計塔を出たら集合場所は目の前ですが、まだ時間が3分はある(えっ?!)、ということで城壁沿いを歩きまだ行っていない城壁内北の方を見に行きます。ちなみにこの町は城壁がぐるっと残っているわけではないので、城壁歩きみたいなのはできません。カトリック教会まで来たところで靴職人の塔が見えました。これでシギショアラの主要な塔を全部見たので、思いがけず塔巡りもできて大満足です。

靴職人の塔


残り時間1分、集合場所のドラキュラレストラン方面へ戻ります。初めて行く人にはわかりにくいですが、城壁内の町の中は意外と狭いし、道が分かっていさえすれば最大限に時間を活用できます。今いるのが北の端に近く、正面の山上教会が南の端です。城壁外も併せて多少カラフルになったとは言え中世の趣を非常に濃く感じる町で、私のお気に入りです。

シギショアラ旧市街バスティオヌルイ通り


中心部にはお土産屋も多く、多くがドラキュラ関連のものです。ですが、これはさすがにどうでしょう・・・。観光地化が年々進んで、若干雰囲気を壊すものもありますが、おもしろいと見れば許せるかな・・・。

ドラキュラを利用した究極のお土産品


13:30 今回はたった40分のフリータイムでしたが、存分にシギショアラを楽しんだ気がします。前回あまり見れなかった塔や城壁跡なども見れてガイドに案内された見方だけでなく、町全体を見た気分になれました。集合したら皆で仕立て屋の塔から出て駐車場へ戻ります(駐車場に有料トイレあり)。

13:42 ビエルタンに向けて出発です。ビエルタンは今回初訪問なので楽しみにしています。 バスが進むに連れどんどん田舎度が増し、緑がとても気持いいです。

ビエルタン近郊の車窓風景


次回はビエルタン要塞教会をレポートします♪

ルーマニア・ビエルタン要塞教会

2014/06/05 (3日目) 続き

1420 ブラショフから約40分、ビエルタンに到着です。村の中心に世界遺産ビエルタン要塞教会があります。トランシルヴァニアの要塞教会の中でも一番堅固と言われるだけあって、防壁の高さや硬さが伺えます。

ビエルタン要塞教会


ブラショフと違って、観光客も少ない静かな村でゆっくり見学できそうです。入り口から入る前に、一番外側の城壁をチェックします。高さもかなりありますが、厚みが1mほどもあるらしいです。

ビエルタン要塞教会一番外側の城壁


入り口から入ると長さ100mもあるという屋根付きの階段を上ります。どうやら修復中らしく、途中から外を通ることになりました。

ビエルタン要塞教会の屋根付き通路


通路から出ると時計塔や他の塔が見えます。この先にも城壁があって、全部で三重に守られているため、まだまだ教会本体の姿が見えません。

ビエルタン要塞教会の時計塔など


三重の真ん中と思われる城壁の内側を上ります。結局実際に攻められたことはないようなのですが、銃眼のようなものが各所にあります。

ビエルタン要塞教会の2番目の城壁


銃眼のような穴から外を覗くと、もうひとつの外側の城壁の向こうに緑豊かな素朴な村・・・が見えます。

ビエルタン要塞教会の城壁の銃眼から村を眺める


時計塔をくぐったら、教会へ入場します。結構立派なしっかりとした建物です。内部も撮影OKです。

ビエルタン要塞教会の聖堂


内部はシンプル。15~16世紀に作られた祭壇は28もの絵画からできています。

ビエルタン要塞教会聖堂内部の祭壇


ふと見ると祭壇の左に素敵な細工の扉があり微妙に扉が開いています。ガイドが祭壇などの説明をしている間にこっそり入ってみたら、中はまるで物置でした。なーんだ、ここが宝物室かと思ったと思いながら外へ出ようとすると、すぐ外からガイドの声が聞こえてきます。

ビエルタン要塞教会の宝物室の扉


そう、この教会で必見の宝物室のドアだったのです。表はきれいな寄木細工といった扉ですが、裏側は頑丈で複雑な鍵がついています。19のロックが施された逸品で、1900年のパリ万博に出品され賞を取ったものです。中世のザクセン人すごい。

ビエルタン要塞教会の宝物室の扉の19のロック


内部を見た後は、教会の周囲を一周します。三重の一番内側の壁がちょうど首の高さくらいなので、展望台みたいな役割をしています。城壁沿いに見る景色が絶景なのです。緑豊かな小さな村は石やレンガ作りの家で、赤茶の古い煉瓦屋根の家並みがとても素敵です。

ビエルタン要塞教会から見たビエルタンの村の眺め


城壁沿いにひとつの小さな家みたいなものが建っています。これは言うなれば牢屋です。中を見学できます。この牢屋は離婚したいという夫婦を1,2週間閉じ込めるのに使ったそうです。シングルベッドより遥かに狭いベッドがひとつしかなく、ここで仲直りをさせていたということです。

離婚希望の夫婦を閉じ込めた牢屋


城壁に沿って、全部で5,6の塔が立っていますが、中には入ることができなかったり、多くは修復中です。城壁もあちこち修復中で、煉瓦はいいとしてセメントを使っているようにも見えました。世界遺産なので無茶な修復はしないと思いますが、味を残してもらいたいものです。

ビエルタン要塞教会の塔


城壁沿いに歩きながら村の景色を眺めます。フランスの最も美しい村みたいな景色が広がり、どこを見ても心癒される光景です。今回このビエルタンは初訪問ですが、この景色から感じる雰囲気が私のルーマニアという国に対する印象を代表するものと言えます。なんとも言えない素朴さが残る国で、東欧の中でも好きな国です。

ビエルタン要塞教会からの眺め


ゆっくり景色を堪能してから要塞教会を出ます。この辺りは城壁と城壁の間の通路で、工事中で通行することができませんでしたが、別の出入り口に繋がっているようです。

ビエルタン要塞教会城壁の間の通路


ビエルタンはお土産としては蜂蜜が名物だそうですが、残念ながらこの日お店が開いていませんでした。教会の隣にきれいなレストランができてそれほど間もないという感じだし、観光化はあまり進んでいないという印象です。家々の煙突にはコウノトリが巣を作っています。トランシルバニア風の屋根には目のようなのが見られますが、屋根裏の物置部屋の換気窓だそうです。

トランシルヴァニアの家の目のような換気口とコオウノトリの巣


15:00 ビエルタンを後にし、ブラショフへと戻ります。

次回はブラショフの朝夕のお散歩をレポートします♪
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aya1103

Author:aya1103
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